上富良野町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月11日
(1)都市計画マスタープラン関連事業の促進状況について/(2)上富良野小学校、西小学校、中学校の少人数学級編成の実現に向けて
2003年3月11日、上富良野町議会の一般質問で、佐藤政幸議員が「都市計画マスタープラン関連事業の促進状況について」「上富良野小学校、西小学校、中学校の少人数学級編成の実現に向けて」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤政幸 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 10番 佐藤政幸
質問をいたします。まず初めに、都市計画マスタープラン関連事業の促進状況についてであります。上富良野町は、第4次上富良野町総合計画の中で都市計画マスタープランの策定を位置づけして、平成12年3月、上富良野都市計画マスタープランを策定、その基本方針を進めてきたところであります。まず、お伺いする一つ目といたしましては平和通り整備事業、二つ目といたしましては、東1条通り整備事業、この2事業については、平成13年度平和通り整備、平成14年度東1条通り整備事業に着手したが、ようやくその姿が見え始めたところです― 27 ―ので、計画の進捗状況と、完成したときはこのような姿になるという将来像を明示していただきたいので、わかりやすい説明をお願いいたします。次に、上富良野駅及び駅周辺商業地域整備構想についてでありますが、最近、この地域の状況を一口で表現しますと、閑散とした駅周辺、年々衰退する商店街など、かつてにぎわいにあふれた中心街はその面影も消え、上富良野の中心はどこに行ってしまったのか、これは私一人が思うものではなく、地域住民はもとより、多くの町民が実感として抱いている現実の姿ではないでしょうか。このような問題意識のもとに、地域町民による新中心市街地にぎわい隊が組織されて、町の中心づくりに向けて議論を重ね、その議論の結集として、駅及び駅周辺地域構想も提案されております。そこで、現在、町として推進しているこの開発構想の進捗状況と実態について、さきの同僚議員の質問と重複するところがあろうかと思いますが、重ねてお伺いいたします。次に、2番目でありますが、上富良野小学校、西小学校、中学校の少人数学級の実現に向けて、教育長にお伺いいたします。地方教育行政のあり方を検討してきた中央教育審議会は、学級編制や教職員の配置を地方自治体にゆだね、法改正なども進めて、現場の実情に応じた少人数学級が実現できるよう答申したが、現状は余り進んでいないのが現実ではないでしょうか。堀知事は、1学級35人の少人数学級を小学校1年生を対象に導入する意向を明らかにいたしましたが、検討するにとどまっていて、財政負担の関係もあり、道教育委員会としても慎重な姿勢にとどまっているのが実情かと思います。道外では、既に埼玉県、山形県などで25人学級の導入も報道されており、最近に至りましては、道内の清水町で単独予算で小学校教諭を採用する方針を決め、道教育委員会に打診しているとの新聞報道もありましたので、そのようなことから、上富良野町内小中学校の少人数学級編制の実現に向けて、次の3点についてお伺いいたしたいと思います。一つ目は、公立小中学校の学級編制について、文部科学省は条件つき少人数学級編制を容認しているが、その具体的な内容を説明願いたいと思います。二つ目に、上富良野町教育委員会として、これらの必要性をどのように考えているか、具体的に取り組む計画はあるか、お伺いいたします。3番目に、本町の現状として、1学級40人に近い編制の状況はあるか、実態をお伺いいたします。以上、質問といたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番佐藤議員の御質問にお答えさせていただきます。1番目の都市計画マスタープラン関連事業の第1点目、平和通りの整備状況でありますが、現在、北海道によって歩道の舗装化、植樹桝の改修、街路灯の設置が平成13年度より進められているところであります。現在のところ、錦町2丁目区間の整備が行われており、平成15年度には中町2丁目区間へと整備が進む予定となっております。平成16年度には、中町2丁目区間の整備を完了し、以降は歩道の舗装化を除き、通称いしずえ通りの区間、栄町2丁目区間へと整備を進めていく予定になっているところであります。次に、2点目の東1条通りの整備事業についてでありますが、整備区間は錦町2丁目通りと東1条通りの2路線で構成されており、錦町、東2条通りにつきましては、道道上富良野停車場線を起点とし、北2丁目通り交差点を終点とする区間であります。また、東1条通りは錦町2条通りを起点とし、栄町地域の北栄公園を終点とする区間であります。平成14年度から平成16年度までの3カ年計画により、歩道拡幅改修並びに街路灯の設置について整備を進めることになっており、平成14年度においては、錦町2条通り区間の整備に着手したところであります。3点目の駅及び駅周辺地域整備構想についてでありますが、さきの福塚議員、仲島議員の御質問の答弁と関連してくるものと思いますが、昨年3月に本整備構想が提言され、それに基づく形で具体事業の実施に向けた準備作業を進めているところであります。現在のところ、本構想の整備地区となる地域住民への説明、また町民への構想概要のお知らせなどを行ってまいりましたが、今後は、事業手法の検討や事業実施によって生ずる家屋などの権利関係について調査を進めてまいります。また、事業手法の検討においては、整備区域へ導入する施設機能の検討も同時に行うこととし、計画の中には、公共施設などの配置を予定することとなることから、町民から要望の多い図書館もこの選択肢の一つとして考えていますので、御理解を賜りたいと存じます。次の少人数学級につきましては、教育長の方から答弁させます。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
佐藤議員の少人数学級編制についての3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の少人数学級の具体的な内容でありますが、小中学校の学級編制につきましては、公立義務― 28 ―教育諸学校の学級編制及び教職員の定数の標準に関する法律、略して義務標準法と言いますが、この法律により、1学級の児童生徒は40人と定められているところでございます。平成12年度において、義務標準法が改正されまして、児童生徒の実態を考慮して、特に必要があると認める場合には、都道府県教育委員会の判断で、40人を下回る人数で学級編制を行うことができることとされているところであります。北海道教育委員会では、この義務標準法の改正を踏まえて、平成14年度から2カ年、小学校低学年少人数モデル校を全道で25校指定し、低学年の少人数制による学級編制を実施しております。本町でも上富良野小学校がモデル校としての指定を受けまして、平成14年度は第1学年で35人による学級編制を実施しており、平成15年度においても第1学年及び第2学年で実施するよう計画しているところでございます。現在のところ、少人数による学級編制は、モデル校として指定を受けた上富良野小学校のみで実施しておりますが、今後においても、この学級編制基準が緩和されて、少人数による学級編制が早期に実現されることを期待しているところでございます。2点目の少人数学級の必要性については、基礎学力の向上ときめ細やかな指導を行う上で大変重要であり、その必要性を強く感じております。しかしながら、現行では、北海道教育委員会の施策による実施でありまして、少人数での学級編制の導入は、その必要性は重視しても、町単独での取り組みは財政的にも難しいものと考えております。今後、各市町村と同じ共通課題でありますので、一丸となって北海道教育委員会に対し、基準の緩和を早期に実現されるよう要望してまいりたいと考えております。3点目の40人に近い学級の状況でありますが、上富良野小学校で第2学年と第5学年でそれぞれ2学級、西小学校では第2学年に1学級あり、小学校では5学級、中学校では第3学年が3学級と、小中学校合わせて8学級が40人に近い人数で学級を編制している実態であります。
再質問 10番 佐藤政幸
それでは、再質問をいたします。ただいまの町長の答弁で、1点目の平和通り整備事業については年次計画で順次進めて、ほぼ整備が終了する見通しがついたわけであります。2点目の東1条通り整備については、平成16年度までの3カ年計画で整備が終了するとの答弁をいただきましたので、計画どおり整備が進められるよう期待して、これについては終わります。次の駅及び駅周辺地域の整備事業関連については、この開発計画の当初から、町長は当事者として十分承知している事業でありますので、一歩進めた答弁をいただきたいと思います。当時の商工業者、商工会、行政の3者が一体となり、商工業者みずからの危機意識も高まって、平成2年度、道商工指導センターに商店街診断を委託し、その結果に基づいて、平成3年度には商店街活性化の基本方針を策定して取り組み、その後、商店街活性化推進委員会を発足させて取り組んだことは御承知のとおりでありますけれども、現実には、まとめ上げることは困難であり、今日に至ったわけであります。これらを踏まえて、私は、このたびのこの計画は、地域町民はもとより、全町民もその推進を願うところだと思っております。先月は、不幸にも駅前の火災があり、また駅前の通りには空き地や空き店舗が続いております。この計画については、この際どうしても実現しなければならない重要な課題であると、私は確信している一人であります。そこで、町長の答弁では、昨年3月、整備構想が提言され、それに基づく形で今構想の実現に向けて準備を進めておると、計画の中には公共施設の配置を予定して、町民から要望の多い図書館も選択肢の一つして考えているとのことであったので、実施に当たっては、事業の手法として、昨年3月に示された整備構想を基本として、今度こそ実現できると理解してよろしいのか、明確に答弁をしていただきたいと、この1点であります。次に、教育長にお伺いいたします。道外では既に先行実施の見られる少人数学級が、道教育委員会でも平成14年度から小学校1年生を対象にモデル形式で導入、数年試行した後、本格実施を検討する方針のようでありますが、本町では平成14年度から2カ年、上富良野小学校がモデル校として指定され、15年度も継続して実施されることは喜ばしいことでありますが、そこで、明年以降については継続されるのか、見通しについてお伺いいたします。もし継続ができない場合は、その対策はあるのか、少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。また、これらの対策として、町単独の取り組みは財政的にも難しいことは理解しますが、ただいまの答弁の内容によりますと、町内の3校で40人に近いすし詰め学級といいますか、そういう学級編制が8学級にも及ぶとのことですが、私は、何とかしてこれらの解消を図れないものかと。最近の情報として、近隣の旭川市においては嘱託― 29 ―職員の配置、明年度以降には30人学級を、財政上の課題も固めて導入を目指すという方針も出されております。本町教育委員会としても、1学級でも2学級でもよいから、これから40人に近い学級編制を解消する施策は講じられないか。再度になりますが、教育行政については特段の配慮が必要であると私は考えますので、実態を踏まえた上での教育長の見解を重ねてお伺いいたします。次に、先ほど町長への質問で、駅及び駅周辺地域整備構想について質問をいたしましたが、その中で、整備地区へ導入する施設あるいは機能の検討の中で、公共施設の配置を予定し、町民の要望の多い図書館もこの選択肢として考えているとの町長からの答弁をいただきました。そこで、近年特に要望されている生涯学習体系の確立は急務でありますし、上富良野町はこれらの施設は貧困であると言わざるを得ないと私は考えております。駅周辺に公共施設等を配置するという構想は、ぜひ取り上げて、促進すべきであると考えますので、教育委員会として今持っている構想の概要について、でき得れば詳しく御説明願えれば幸いだと思います。以上で、質問を終わります。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
10番佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、通称平和通り、銀座通りにつきましては、事業計画どおり進めさせていただきたいというふうに思います。さて、駅周辺整備と中心市街地の問題でありますが、これにつきましては、先にも申し上げておりますように、第4次総合計画の中で位置づけしておる事業でございまして、当初から後期に対応していこうというようなことでありますけれども、御存知のとおり、財政的に非常に厳しい中にありまして、これの位置づけの期日につきましては、なかなかタイミングをつかむことができ得ない。財政的な裏づけ対応を十分見きわめて対処していかなければならないということにつきましては、先ほど来申し上げたとおりであります。商店街の活性化につきましては、議員の御質問にありますように、当時、私も商工会の役員として携わりながら、数多くのいろいろな対応を図り、構想をつくり上げてまいりました。しかしながら、どうしてもその中にありましては、それぞれの商店街の利害関係等々いろいろな絡み出てまいりまして、最終的な結論に至らずに今日に至っている状況にありまして、このことにつきましては、基本的には都市計画の中で位置づけしながら対応していかなければ、住民の皆さん方の理解を得て対処していきにくい課題だなというような認識のもとで、今、駅周辺と中心市街地への、言うならばにぎわい地区の対応を図る中で、都市計画マスタープランの策定、あるいは駅周辺の構想等々、住民の皆さん方の声を聞きながらつくり上げて策定し、提言していただいたその構想を何とか具現化していきたいというふうに思っているところであります。その中には、今現在、先ほどもお答えさせていただきましたが、道に対応していただきます街路事業の部分と、町が対応します区画整理の部分と、これらに対応する中にありまして、今、構想の中には、駅周辺並びににぎわい地区に対応するためには、やはり公営住宅的な公共施設、また人の集まる施設をも対応していくべきであるというような御提言があるわけでありまして、そういった中に図書館の問題とか、あるいは情報発信に対応でき得る施設とか、またお年寄りの住宅だとか、そういった部分が出てまいっておりますので、それらを十分に見きわめながら、先ほど来お答えさせていただきましたように、それらの事業手法と事業費用がどれぐらいかかるのかというあたりを今年度十分見きわめて、そしてまた、地域住民、関係する住民の皆さん方に御説明を申し上げ、御理解をいただきながら対応を進めてまいりたいと。しかしながら、この対応を図るためには、先ほど来申し上げておりますように、都市計画の見直しを図らなければならない。しかし、現在、都市計画の見直しを図って、それに対応するためには、実施する年度をもって対応していかなければいかぬというようなことがありまして、都市計画を見直すだけで済まないと。都市計画を見直すためには、何年度に着工し、何年度にどのような対応をしていくかという、事業実施と並行しなければならないという状況にありますので、都市計画の見直しにつきましては、先ほど来申し上げておりますように、事業着工のめどを含めながら、北海道との調整も図りつつ、またJRとの調整も図りつつ、また地権者の皆さん方との調整を図りながら、今後の課題としてそのタイミングを、財政的な裏づけというものを見きわめながら検討していきたいものだというふうに思っておるところであります。厳しい財政状況でありますが、できる限り、今期第4次総合計画の中で何とか対応できるように努力をしていきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
10番佐藤議員の再質問にお答えいたしたいと思います。― 30 ―少人数学級制の問題については、御答弁して御理解いただいたと思いますけれども、国においても、今、30人学級、少人数制ということで力を入れておりますので、近い将来にはそういうことになるのだろうなということで認識しております。ただ、明年度以降も、今、道の施策でやっておりますものについては、1年生、2年生が該当になって、モデル校として指定を受けておりますけれども、恐らく来年は、今の2年生が3年生になってもそういう形で対応してくれるのだろうなということで期待していますし、その実現に向けてまた努力をしてまいりたいと思っております。また、できない場合どうなるのだという御質問なのですけれども、うちの町独自では、ほかのいろいろな先進事例を新聞報道で見ておりまして、その必要性は十分認識しているのですけれども、うちの町の財政的な問題からいくと、すぐ手を伸ばしてやれるということの夢とロマンのお答えができないのが現状でありまして、いずれにいたしましても、道だとか国の施策が早く位置づけされてということの努力はしてまいりたいと思っております。また、特殊な子供たちも今非常に多くなっておりますので、そういうものについては、逐次解決を図っているということで御理解いただきたいと思います。また、図書館の問題、生涯学習の施設整備については、私たち担当する立場といたしましては、これからの余暇時間の問題だとか、人生の生きがいという部分では、早く整備をしてあげたいなと。それで、11年に、今の公民館をどうするのだということで調査費をつけていただきまして、耐力度調査、耐震度調査もいたしました。その中で、将来のビジョンとして、うちの町としては、生涯学習センターをもし計画するのであれば、こういう機能を持った施設が必要でないかということの一つの骨格案、構想案も持っておりますので、実現に向けては理事者と十分協議して、一年でも早くということのさらなる努力をしてまいりたいと思っております。