浜中町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日
当町における春サケ及び秋サケの不漁に対する町としての考え方と対策
2021年9月8日、浜中町議会の一般質問で、前田光治議員が「当町における春サケ及び秋サケの不漁に対する町としての考え方と対策」について質問し、水産課長 細越圭一が答弁しました。
- 質問者
- 前田光治 議員
- 答弁者
- 水産課長 細越圭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 前田光治
通告に従いまして一般質問をいたします。当町における春サケ及び秋サケの不漁に対する町としての考え方と対策があれば伺いたいと思います。ここ数年北海道におけるサケ定置の水揚げ不振、特に太平洋海域が続き、浜中町でも漁業組合員が2単協ありますが、両組合とも他町と変わらず水揚不振が続いており、この対策としての町の考え方、また対策があればお伺いしたいと思います。
答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)
御質問にお答えいたします。サケの漁獲量、金額について、北海道が道内の水揚高を公表している北海道水産現勢により、浜中町の両漁協の10年間を振り返りますと、漁獲量の最大が平成22年に1201トン、最小では平成29年の223トン、最新のデータで令和元年度には373トン。漁獲金額では最大では平成26年で約6億620万円、最小では令和元年で約2億1600万円となっております。漁獲量は828トンの減、漁獲金額で3億9020万円の減となっており、主要魚種でありますので、近隣の状況は非常に厳しいものと思っております。さきの水揚不振の対策としましては、ふ化事業であると思っております。しかし近年、ふ化事業で使用する新魚を予定数量確保することができず、採卵ができなかったことも不振の一要因であると思っております。このことから、事業河川である幌戸川に遡上する新魚を確保するため、時化等による河口が閉鎖しないように河川管理を行い、本年度は幌戸川捕獲場までの魚道が浅くなっていることから、魚道掘削について浜中町サケマス振興事業協会に25万円を補助する予定とします。以上です。
質問 6番 前田光治
次に、サケ定置漁不振に伴う乗組員の雇用の関係でお伺いしたいと思います。このことによりサケ定置船の乗組員の賃金は、基本給状態であり水揚高により賃金が支給される、歩合給の少ないことから、なかなか乗組員の確保ができないという状態があるようでございます。こういうことに対しても、両組合または町としての対策があればお伺いしたいと思います。
答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)
御質問にお答えいたします。サケ定置網漁につきましては、浜中漁協は法人組合員5社と散布漁協は法人組合2社と共同経営体を組織しております。歩合制が少ないため、乗組員が確保できずに親方が補っているとのことですが、今現在両漁協とも一隻で操業している状況でございます。これについては経費削減のため、船数を減らしていると両漁協から聞いております。確かに現在の水揚状況では歩合給を支払える状況ではないようですが、経営者である親方が乗船していることについては、これも経費削減の一環で行われていると町も認識しております。高齢化による将来的な乗組員の確保は、両漁協とも厳しい問題であるということですが、両漁協とも現状の乗組員で対応できている現状の水揚状況では、乗組員は増やせないとのことでありました。定置網漁については、乗組員雇用期間が8カ月ということで、この間の稼ぎで1年間暮らすということは厳しいものと思っておりますが、これにつきましては、漁業を営む上でほとんどの魚種で生じている問題だと思っております。1年間暮らせるだけの水揚げや給料があることが一番の解決策と思っておりますが、現実では厳しいので定置網漁期間以外に複数の魚種、職種を組み合わせることでしか解決できないと思っておりますので、現在の状況では各漁協や町としての対策は難しいものと思っております。以上です。
質問 6番 前田光治
サケ稚魚の確保のための河川の整備及び捕獲場の整備等について伺いしたいと思います。以前は幌戸川において捕獲事業を両組合と町で進めていたように記憶しておりますが、その後の対策はどのようになっているのかお伺いしたいと思います。
答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)
御質問にお答えいたします。捕獲事業につきましては、浜中町さけます振興事業協会の事務局が浜中町から浜中漁業協同組合に移管してからは、浜中町は直接作業に携わっておりませんが、漁協からの要請で作業しております。また、近年では新魚捕獲主要事業河川であります、釧路川を遡上するサケが大幅に減少し、釧路川で計画されている捕獲数が大きく下回っております。それを補うため、浜中町も釧路地区として新魚の確保に努めております。浜中町におきましては、事業河川とし浜中漁協が幌戸川捕獲場、補完河川として散布漁協が藻散布捕獲場で新魚を捕獲しており、ふ化場への新魚輸送につきましても各漁協が行っております。サケ稚魚確保のための河川整備につきましては、先ほど申し上げました対策を行っております。また、捕獲場等の整備につきましては、十勝釧路管内さけます事業協会から浜中町さけます振興事業協会に対し、補助がされておりますので、浜中町さけます振興事業協会が補助金の範囲内で整備を行っている状況であります。以上です。