みんなの議会

足寄町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月12日

河川氾濫時の水害防止策

2017年3月12日、足寄町議会の一般質問で、前田秀夫議員が「河川氾濫時の水害防止策」について質問し、町長 安久津勝彦、建設課長 阿部智一が答弁しました。

質問者
前田秀夫 議員
答弁者
町長 安久津勝彦、建設課長 阿部智一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 前田秀夫

それでは、議長のお許しが出ましたので、一般質問通告書に基づきながら一般質問を行います。件名につきましては、河川氾濫時の水害防止策について。平成28年8月台風の本道被害の爪跡は、当町での基幹産業と河川沿線住民へ大きな不安と甚大な被害を残している現状に鑑み、それらへの対応策として町職員の揺るぎない庁舎挙げての緊急災害本部を設置して可能最大限の諸策への汗を注いできました。災害復旧の優先性を含めて機動力などの確保と28年度補正予算での財源確保と、29年度予算としても営農・路網整備、林産業復元、さらには何にもまして河川沿線住民生活安全確保などは、行政報告、行政執行方針かつ29年度予算でのあらゆる英知を駆使した内容と理解しますが、とりわけ水害防止策での河川の改修と復元での観点から以下の幾つかの事柄について今後諸策の具体的実行策として町長の所見を伺うものであります。一つ、災害復旧調査を踏まえ、河川改修と復旧内容と箇所別必要工事などと財源措置について。二つ、直近年次歴年での大きな水害として、平成15年・28年検証と、劣化傾向の川上・川下環境状態認識について。三つ、足寄橋・両国橋上下流と利別川・足寄川の合流地点かつ仙美里ダム課題での改修・復旧として年次予定工事とその概要について。四つ、当町河川の年次水防計画事業を含めた管理者は北海道でありますが、28年第3回定例会議回答として、4者意見交換内容と、特に仙美里ダム運用管理者の電源開発上士幌電力所への質問状(9月5日)の回答とあわせて伺うものであります。五つ、昨年の電源開発上士幌電力所解釈では、法律による流入量と同量の放流とされていましたが、台風等での大雨による流入量は経常時の水量とは異なると理解し、その必然性としてその大雨時の流入量の放流が必要と思いますが見解を伺うものであります。六つ、北海道水防年次計画は、歴年の災害などで計画の見直し経過がございますが、町としてそれらへの要望経過を伺いたい。七つ、河川災害防止策内容として、沿線町民の最大関心は改修・災害復旧の年次計画を具体的に知りたいとの声がある中で、高齢者、一人暮らし以外への町民にわかりやすく情報すべきと思いますが、その手だてを具体的に伺います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

前田議員の河川氾濫時の水害防止策についての一般質問にお答えをいたします。1点目の災害復旧調査を踏まえた河川改修と復旧内容、必要な工事、財源措置につきましては、町が管理する普通河川におきましても郊南2丁目の下足寄太川、南7条1丁目の学校の沢川、上螺湾のクオナイ川、中芽登のビザクラ川、上足寄の南田の沢川の5河川の土砂堆積・河川埋塞及び稲牛の白樺川、中足寄のカアカルシナイ川、平和のヌプチシオマナイ川、螺湾の清水沢川の4河川の河岸崩落等による被害が発生しておりましたが、河川の通水断面を確保すべく河川掘削、護岸復旧等を完了済みでございます。なお、費用につきましては、町単独費により実施をしております。2点目の平成15年と昨年の水害の検証でございますが、平成15年8月に発生した大雨災害につきましては、郊南地区の出水による国道242号線の通行どめ、ふるさと銀河線の運休を初め、町道・林道の決壊、河川の氾濫等が多数発生したほか、内水氾濫により住宅等への浸水被害が発生しました。昨年夏の台風等につきましては、北海道に三つの台風が連続して上陸するなど、観測史上初となる状況が発生したため、河川の水位が十分に収まり切らないうちに次の降雨により河川水位が上昇したため、河川の越水や内水氾濫により住宅等への浸水が発生したものです。河川の状態の認識でございますが、利別川及び足寄川につきましては、連続する降雨により想定以上の出水があり、流下断面の不足や土砂堆積による中洲形成、河畔林の繁茂により一部川の流れを阻害する状況があったものと考えており、河川の流下断面の確保につきましては、河川管理者であります北海道に要望をしております。3点目の足寄橋・両国橋の上下流、利別川・足寄川の合流地点の改修・復旧予定につきましては、北海道において整備年次計画をもとに改修が進められており、現在は大誉地本町手前まで暫定断面、暫暫定断面による河川改修が進められています。足寄市街地の改修につきましても、計画に基づき順次整備されることとなりますが、現段階では具体的な整備年次についての情報提供はございませんが、利別川と足寄川の合流部における樹木の伐採などにつきましては、平成28年度の補正予算により利別川は旧豊栄橋から青雲橋まで、足寄川は利別川合流部ら共励橋まで樹木の伐採、河道の掘削などを行い、また、引き続き平成29年度以降につきましても利別川下流の河川管理者である北海道開発局と連携して昨年の災害発生時における河川流量見合いの流下能力を確保していくことを聞いております。なお、仙美里ダムと河川水位の関係でございますが、帯広開発建設部、十勝総合振興局帯広建設管理部、電源開発株式会社上士幌電力所、足寄町の4者による意見交換の場で、仙美里ダムの水位は利別川と足寄川の合流地点の水位に影響がないという見解が出されております。4点目の4者意見交換の内容と電源開発上士幌電力所への質問状等の回答につきましては、まず、4者の意見交換の内容は、被害状況及び水防活動状況の報告、利別川及び足寄川の整備状況並びに仙美里ダムの運用、今後の利別川流域の防災等について意見交換がなされ、今後の防災対策として利別川に関係する関係機関相互の連携のために利別川流域連絡協議会を設置することを確認をいたしました。電源開発上士幌電力所への質問に対する回答は、一つ目として、災害に直面している自治体からの要請に対し対応できない法・ダム操作規定とはいかなるものかとの質問に対し、「仙美里ダムは基礎地盤から堤頂までの高さが15メートル未満であることから、河川法上はダムには該当しないため、河川法第47条の適用は受けないが、河川法第23条の許可の内容及び条件を定めた仙美里ダム水利使用規定により、同ダムの操作方法について管理規定を定め、これに従う旨の規定をしており、管理規定は国土交通省北海道開発局長通達により、河川法第47条第1項の規定に基づく標準操作規定に準ずる管理規定を定めることと規定されているため、人工的な災害の発生防止を目的とする標準操作規定に準拠したものとなるため、実質的には河川法上のダムの操作規定と同様の内容となっている。管理規定において規定されている洪水時の措置として、仙美里調整池への流入量が洪水量以上となる場合は、流入量に相当する流水を調整池から放流しなければならないとの定めにより仙美里ダムの管理を行っている」との回答でありました。二つ目として、貯水池への流入量と同量を放流しているとのことであるが、この量の測定方法と場所について、あわせて時系列に流入量・放流量を開示願いたいとの質問に対し、「仙美里ダム管理規定に従って、洪水時には流入量に相当する流量の放流をする操作を行い、ダムの水位を一定に保持しており、発電用取水口付近に水位計を設置し水位測定をしている」との回答がありました。三つ目として、これ以上の放流は下流域の被害のおそれがあるとのことであったが、とりわけ隣町の本別町の河川敷の状況がどうであったのか確認情報を開示願いたいとの質問に対し、「下流域の被害のおそれがあるとしたのは、必ずしも本別町の河川敷の状況を具体的に把握した上でのことではなく、仙美里ダム管理規定を踏まえて、仮にこれに違反して放流量を流入量以上に増加させた場合には、人工的な災害発生の可能性があり得ることを伝えたものである」との回答がありました。四つ目として、発電用送水路について、通常毎日送水しているのに送水されていないとの情報が寄せられたので、事実関係をあきらかにされたいとの質問に対し、「仙美里ダムからの発電用の取水は8月18日、20時20分に停止をし、9月2日、7時に再開した。ダムでは洪水が発生すると、流木や塵芥が大量に調整池に流れ込み発電用取水口のスクリーンに漂着し、台風7号襲来時も漂流物の除塵作業により引き揚げながら取水していたが、流木や塵芥が大量にスクリーンに付着したことから、このまま取水を継続した場合、取水設備に損傷を与えるおそれが懸念されることから取水を停止したが、放流量は流入量と等しくなるよう放流していた。」という回答がありました。5点目の大雨時のダム放流量につきましては、電源開発上士幌電力所では、大雨時において流入量が洪水量に達した場合には、流入量と同量の放流を行っているとのことであり、私としましてもダム周辺での浸水被害を防止する上で、放流することが必要であると考えております。6点目の北海道への要望経過につきましては、昭和40年代までは利別川や足寄川、その他の支流の川は原始河川であったため、毎年台風や集中豪雨で農地や市街の住民地で被害が発生していたことから、帯広土木現業所が中心となり、昭和40年代後半より河川改修が進められてきましたが、利別川につきましては、平成10年9月25日に利別川河川改修事業促進期成会を発足し、平成13年、平成15年と立て続けに大雨災害が発生したことを受け、北海道に河川改修の要請を行い、現在の利別川改修事業となっております。また、近年も毎年、北海道に対して要望しております。7点目の河川改修計画の住民周知につきましては、北海道からの情報提供がありました際に、自治会回覧や広報誌等を通じて住民の皆様にお知らせしたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、前田議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 6番 前田秀夫

ただいま、町長のほうから御丁寧に、それから時系列的に当時の状況を含めまして、平成15年前後、さらには28年の前後状況を。多方面にわたり意見の場の設定やら要請行動を行ってきたことにつきましては、改めて敬意を表するものであります。そこで、具体的に私は二、三、時間の許す限り、町長あるいは所管課長様の御所見をお聞きしたいと思っておりますが、申し上げられていますように、コンパクトに申し上げます。我が町に存知する1級河川であります利別川、隣の合流地点の護岸、東側にある足寄川も河川法上では利別川支線となっております。そこにかかわって、河川関係での整備の基本方針につきましては平成19年と、具体的整備計画は25年度に策定して以来、河川管理者の北海道開発建設部、平成20年から10カ年の整備計画を策定したということは、この間の町議会の町長回答で承知していますけれども。そこで、以来、そういう中で何をどうしてきたのかというふうにコンパクトに申し上げますと、いわゆるそういった基本的な国交省の基本方針、計画を踏まえた北海道開発部さらには帯広開発建設部署で必要な意見聴取などを行いながら10回の有識者での専門委員会を開催して、この間、計画を作成したという中で、最大の審議、論議経過として残っていますのは、いわゆる危機管理への対応をきちんとしなければならないということはこの有識者会議、大学の先生方10人の中でも明らかに全国版放送で示されているわけであります。そこで、今御回答をもらったこととかぶさらないようにお話ししますけれども、今言われたように当時の状況を含めまして、最終的に今段階の状況の御回答につきましては、当時の現状の地方市町村の管理する普通河川、さらには国・道が管理する1級河川ということで当時の被害沿革についても御回答がありましたからかぶさらないようにお話ししますけれども。現時点として、今回の水害いろいろ今お話がありましたように、その中で、31年までという話がこの間の議会の中でも御回答いただいていますけれども、一定程度小被害といいますか、台風被害、大雨被害で見直しがあったというふうに私は聞いているわけでありますけれども、具体的にその見直しがどういうものであったのか、知れる範囲であれば教えていただきたいと思います。

答弁 建設課長 阿部智一(建設課長は2017年3月まで)

お答えをいたします。河川の計画の見直しの関係の御質問かと思いますけれども、とりわけ国のほうで策定をしております、我が町に関係する利別川の関係でいきますと、十勝川の関係の整備計画が平成22年に策定をされて、これが平成25年に、今、議員御質問の中にもありましたとおり、専門委員の皆様にお集まりをいただいた中で平成25年に見直しをしているわけでございますけれども、この見直しの中身と申しますのは、当然、国が策定した計画等でございますので、いわゆる種別でいえば帯広建設部が所管をしております、いわゆる直轄河川の範囲内の計画ということになってございますので、その中での見直しは、札内川の関係と、それから東日本の大震災を受けた後の防災計画に関する取り組みについて有識者の意見を聞いて見直しをしたというふうに承っているところでございます。以上でございます。

質問 6番 前田秀夫

今、建設課長の答で何がどうなのかというところまでは読み取りしませんでしたけれども、また改めて所管に伺いたいということで。今、建設課長のほうから御回答がありましたように、いわゆる流域委員会のメンバーということで道段階では10人の学者の有識者会議と、町の回答では町長にも回答いただきましたけれども、利別川流域のところを設置していくという御回答でペーパーをもらいました。そこで、私は大学の先生方がどうこうという指摘ではないのですけれども、いわゆる机上の議論の上をして具体的にどういう調査をして市町村段階に、まず利別川なら利別川がその市区町村の行政なり情勢のほうにどういうことで調査あるいは意見集約したのか、いまいちちょっと飲み込めないのであります。私もさまざま調べてみましたけれども、要すれば、具体的に一番長き歴史的な流域の全てにかかわる状況がわかるのは、私は地方なり地域ではないのかと、そんなふうに思ってこの間きておりました。もちろん、そういった学者先生の理解、審議それから論議経過がある中ということは承知していますけれども、こういうことに対して、今冒頭に町長から御回答をいただきました以外に、そういったことで利別川、足寄川を含めましていつの時点で、どの時点でどういうことが、そういう北海道さらには帯広開発建設部の類する整備計画作成の段階で地方あるいは行政にお求めや意見の集約があったのか、あるとすればその内容をポイント的にお知らせをいただければ願いたいと思います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

私のほうからお答えをいたします。議員、ひとつの整理をしてほしいのは、十勝川も札内川も、もっと言えばこの私どもの利別川も1級河川なのです。ただ、1級河川ですけれども、国の直轄で管理しているのは仙美里ダムから下、本別町から下流が利別川でいえば、これが帯広開発建設部が直轄管理しているのです。利別川、足寄川は北海道建設管理部、すなわち旧土木現業所なのです。議員が仰せのこの河川法改正あるいは20年から、22年から30年の整備計画、これは国の直轄事業にかかわる河川なのです。ですから、このときに策定をするときに私どもへの意見徴収等々はありません。この間、私どもが一時2年連続で被害を受けた、とりわけ平成10年にも被害を受けました。これは、その都度、管理している北海道に対し、当時は帯広土木現業所、ここを通じて北海道に対してこんな災害を受けた、河川改修をやってくれという要望を、先ほどの冒頭の答弁にも触れておりますけれども、そういうことを繰り返し行ってきたということであります。直近でいきますと、平成10年に被害を受けたときには、ちょうど北6条周辺です。ここを堤防の築堤をしていただいたということでありますし、それ以降については、下愛冠の足寄橋から上利に向かって順次、河川改修事業が進められている。ただ、これは本別から先、本別区間ですね、仙美里ダムから本別間。ここで、一部国の直轄区間で河川の整備が終わっていない箇所があって、私どもの利別川の河川改修というのは、先ほども暫定断面というお話、そういうことでお話を聞いております。あくまでも、水は高いところから低いところでありますから、下の整備が終わらないと、上だけやってしまうとまたということもありますから、そこは北海道と国とが連携を取りながら計画的に進めていただいているということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 6番 前田秀夫

厳しい議長の発声でございます。最後にしたいと思います。お話ありました。よく理解して後からと思っていたのが、今町長に教えていただき、ありがとうございました。一つの私のところにでございますけれども、私も長い間、利別川沿線にお世話になってたくさんの足寄町民から教わりながら、この間、生活を営んでおりますけれども、この間の平成13年、15年、さらには28年、その他もございますけれども、私はやっぱり具体的に今予期せぬ、新しく9月、12月の町長の話ではないのですけれども、本当に気象も観測もできない、予期できないというような、これ我が国だけではなく、そういうった状況で長い間、一定の農家や営農や経済を育んできた川の役目がもう果たしきれていないというふうに私は思っています。そこで、私見でございますけれども、私は今思い切って今こそ北海道開発建設部、上には国交省でございますけれども、私はこの利別川、それから足寄川、それからダムの話も進み、それから法の関係もわかりましたけれども、一つは水底深堀対策が必要ではないのかと、つまり掘削。これは7、8年前に冬もやったのも私は記憶しています。さらには、堤防も復旧、浸食対応が不可欠ではないのかという私の私見を申し上げて、最後のまとめとしまして、北海道開発局河川整備にかかわっては、先ほども危機管理が集約的であるというお話をしましたけれども、そこの細部にわたっている審議議論のポイントは、いわゆる私が今申し上げました、予想以外の局地的集中豪雨のことについてと、もう一つは整備計画上を上回る被害の可能性ありと、さらには河川管理者以外との連携かつ情報の交換も不可欠であると、もう一つは、我が町の町長のまちづくりの柱となっている橋梁の関係であります。協働上での支援として、行政以外との役割分担もしっかり努めていかなければならないということが、この間、北海道段階、それから帯広開発建設部の段階で基本方針を踏まえた整備計画の柱となっているということを思い進めて、最後になりますけれども、町民が今一番心配しているのは、まとめて言うと町が頑張ってやってくれているのはちゃんとわかっていますけれども、何をいつどのぐらいの時期にやってもらえるのだということが、私も南のほうの町内に住んでいますけれども、事あるたびにそのことが言われるわけなのです。そこで、御回答今ありましたように、自治会回覧広報誌、住民周知ということでお知らせしたいということでありますけれども、できれば自治会回覧、これ以上のものはないのかもしれませんけれども、別紙づくりで全ての河川に沿線の住民だけには具体的な改修、それから整備計画についていま一度、御検討願って周知徹底を、町民の声を代表して御要請申し上げまして、この間の町長の御回答につきまして、敬意と感謝を申し上げながら問いたいと思います。ありがとうございました。

出典:足寄町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月12日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる