豊浦町議会 令和5年定例会9月会議 2023年9月20日
町民の理解が得られるか、バイオガスプラント事業について
2023年9月20日、豊浦町議会の一般質問で、石澤清司議員が「町民の理解が得られるか、バイオガスプラント事業について」質問し、町長 村井洋一、農林課長 井上政信が答えました。
- 聞いた人
- 石澤清司 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、農林課長 井上政信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 石澤清司
議長の許可をいただきましたので、今回の一般質問につきましては、4件にわたって一般質問の通告をさせていただきました。それでは、1、町民の理解が得られるか、バイオガスプラント事業について伺いをさせていただきたいと思います。この問題には、町民に不安の声が上がっております。払拭しなければならないと考えております。私も、この事業に賛成した議員として、責任があるという考え方を持っております。これまでの経過を踏まえ、事業の中止も選択としてあるが、町民に多大な影響を及ぼすことにもなりかねないと私は考えてございます。ならば、どうすればよいのか。いろいろ調べて、よく考えなければならないと思いますので、4点にわたって質問をさせていただきたいと思います。まず、1点目は、このバイオガスプラント事業は、平成28年環境省所管の二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金により、平成31年4月に運用を開始いたしました。何を目指し、この事業により現れる望ましい結果をどう描いていたのか、お伺いさせていただきたいと思います。2点目は、5年が経過したわけでございますが、なかなか好転できなかったということは、なぜこのような状況になったのか、また、この状況の中で、今後このバイオガス事業が成り立つために必要なことは、どのようなことを考えていかなければならないのか、お伺いをしたいと思います。3点目には、この事業を中止した場合に、想定しなければならないこととして、代償を払うことになると考えられますが、そのことについてもお伺いをさせていただきたいと思います。4点目は、厳しい状況の中で、どうすれば将来が見えてくるのか。見通すことのできない将来に不安を感じていても仕方がないという考え方を持ってございまして、こういうことの中で、思いがけない出来事を学びのチャンスとして捉えるためにも、関わっている人みんなが情熱を持ってこの事業に取り組むことが必要と考えております。町として、どう取り組み、何を指針とするか、伺わせていただきたいと思います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
1点目、町民の理解が得られるか、バイオガスプラント事業についてお答えいたします。まず、冒頭に、バイオガスプラントにつきましては、町民の皆様、議員の皆様をはじめ、多くの皆様にご心配、ご迷惑をおかけしていることに、まずもって深く深くおわびを申し上げるところでございます。1点目の何を目指して運用を開始したのかについてですけれども、バイオガスプラント事業は、若手酪農家との懇談から、ふん尿処理等に係る課題、要望があり、エネルギーの地産地消及び循環型地域を目指し、地域に安心して暮らせる自立、持続するまちづくりの実現を目標としたものでございます。2点目の5年が経過し、運営が好転していない状況についてですけれども、当初計画と現状の差異が著しく、多額の収支不足をはじめ、多くの諸課題が生じております。現在、施設をフル稼働した場合に生成される消化液総量を散布するために必要な各種能力が不足しているため、原料の家畜ふん尿の受入量を抑制しており、施設稼働率が下がることで手数料収入が減少となり、バイオガス発生量も減り、売電額が減少となる悪循環に陥っている状況がございます。好転させるために必要なことについてですけれども、本来、施設の持つ潜在的な能力を引き出すことが手がかりになると考えてございまして、具体的なことについては、検討中であるため言及できかねますが、現行の人員配置や機械車両の台数をはじめ、利用料金制度、運営手法の検証、見直しが必要であると考えてございます。3点目の事業を中止した場合に想定される代償についてですが、補助金制度の一般的なルールといたしましては、残存価格に基づいた補助金の返還が求められるものでございまして、当施設の耐用年数は15年で、5年経過している状況からしますと、交付された補助金に対し、 15分の10を乗じた程度が現時点での返還額になります。また、この事業の財源として過疎対策事業債を活用しておりますが、中止をした場合には、一括で繰上償還が求められ、償還額を基準として算入される予定の地方交付税が受けられなくなり、さらには、償還済額に算入された地方交付税についても返還が生じることとなり、仮に事業を中止した場合、直ちに町の財政に多大な影響が及ぶことが想定されます。このほか、事業を中止する場合の社会的影響は大きく、プラントを利用することを前提として経営が成り立っている農業者がございます。特に、家畜ふん尿処理に係る代替方法を考える必要がございます。4点目の町としてどう取り組み、何を指針とするかについてですが、事業を中止または継続した場合の町財政に係るシミュレーションを現在整理中でありまして、仮に事業を中止した場合は、直ちに町財政に多大な影響が及ぶことから、収支不足の圧縮を念頭に、事業を継続して取り組むことの検討も必要ではないかと考えているところでございます。現在、収支不足の圧縮のため、関係農家との協議を含めた検討を継続しているところでございまして、具体的な明言は控えますが、最終的には新たな収支計画等について明らかにする必要があると考えております。今後の方針につきましては、十分に精査させていただき、お示ししたいと考えてございます。
議員の質問 7番 石澤清司
ここからは、一問一答形式で進めさせていただきたいと思います。まず、1点目のことについて、再質問をさせていただきたいと思います。この再質問に当たって、答弁については、議員は、議会の中で意見交換なり議論をしてきておりますが、町民の方々は、なかなか知る機会がなく、こういう機会でないと町民も知り得ないということで、できれば町民に分かるような説明に心がけてご答弁をいただければ大変ありがたく存じます。それでは、1点目についての再質問ですけれども、なぜ、環境省所管の二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金に申請されたのか。北海道でバイオガスをやっている各町におきましては、ほとんどが経産省の売電金額が高いFITという制度を活用して、また、施設については、農林省の所管する補助金に申請をしていることになっておりますが、なぜ豊浦町は環境省の補助金に対応したのか、もう5年近くにもなるのですけれども、町長は振り返って町民に分かるように説明をしていただきたいと思います。また、この事業の採択に向けては、一連のコンサルティングをパシフィックコンサルタンツ株式会社が担当いたしまして、町がこの事業における基礎的資料を含め、十分な意見交換をされてきたと私は理解しております。町民の声として、一部の意見ではございますけれども、一部の方で推し進められたのではないかという疑問を抱いている人も中にはいると聞いてございます。このような町民の疑問に対して、町としても責任ある立場で町民に向けてこのことも含めて、振り返ってこの事業を進めたことについて、改めてお伺いをさせていただきたいと思います。これは、農林課長の所管に関わる井上課長のところでございますが、井上課長も昨年の4月に異動になって、まだ1年半という立場でなかなかその辺のところは、熟知していないこともあろうかと思いますけれども、もしこのようなことの中で、知っている範囲内で分かることがあれば、まず、所管の井上課長にその辺のことも含めてご答弁をいただければよろしいかと思うし、当然、村井町長がここに関わっていることもありますので、その後、町長の答弁をいただきたいと思っております。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
ただいまの再質問ですが、なぜ環境省の制度になったのかということでございます。当初、施設整備に係る財源調達の方法として、環境省の補助制度に至ったわけでございます。なぜかというと、補助率を比較すると環境省の補助制度が3分の2の補助、その他の補助制度が2分の1でございます。それプラス、環境省の補助制度を利用した場合は、今言いましたように補助率が有利であるというほかに、過疎対策事業債が活用できるというメリットがございます。要するに、3分の2は補助金で、残りの3分の1は過疎債ということで、残りの3分の1については70%のバックがあるので、補助金プラス過疎債で収支バランスが取れるというコンサルの話でございました。私もそういう認識でおりまして、こういう形で収支バランスが取れるものという認識でおりました。そういうことから、実質の町の持ち出しについては、約1割の負担で済むことから、環境省の補助制度になったという理解でございます。それから、コンサルとの関係でございます。当然、バイオガスプラントの整備に係る当初計画の素案等の作成について、専門性が高いということからコンサルに委託したわけでございます。コンサルが計画素案等の大枠を作成しまして、委託業務は本町により検定され、適正に完了したものという認識を持ってございます。なお、当初計画につきましては、執行者の長が最終的な内容の調整を行いまして、議会側にもそれを示し、承認していただき、多様な関係者が関与してこの事業はスタートしたという認識でございます。それから、一部の人で進められてきたのではないかということでございます。私の記憶でございますけれども、この事業を進めるに当たって、専門家、コンサルをはじめ、大学の先生、酪農の方々をはじめとした関係者で組織された、この事業を推進する検討協議会が幾度となく開催されて、それぞれご意見をいただきながら計画に関わってきたということもございます。また、中央公民館において、一般の方々にも周知をしましてフォーラムを開催しながら、各大学の先生、コンサル、酪農の方々をパネラーとして、公開の意見交換を行ってきた結果であると認識してございます。
議員の質問 7番 石澤清司
5年、6年を振り返って、話をしてもらわなければならないということで、先ほどは財政的なことでの話をされたのですけれども、町民は多額の資金をこのバイオガスプラント事業に投入して、豊浦町の発展というか、まちづくりにどのように貢献するのかという考え方でこの事業に採択をし、今、進めているところですけれども、そこが町民として一番関心のあるところなのです。その辺りについて、町長の熱い気持ちがあって、当時はこの事業を何とか成功させたいということで立ち上げた事業だと私は考えておりますし、議会については、予算的なことについてはいろいろと議論をさせていただいたわけでございますけれども、その中身については、いろいろと話はしているのですが、すぐに建設され、建物を建てて、すぐに効果を得るような事業ではなくて、何年かの準備期間を設けて進めていったこともあります。ですから、まずは、町長として、この事業に当たって、豊浦の今後のまちづくりの中で、当然、何かに期待をして、何かに貢献すると考えてこの事業に関わったのではないかと思うのです。もう6年もたつことですけれども、はっきりとした物の考え方も含めて、分かる範囲内でご答弁をいただければと思います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
繰り返しになる部分もあろうかと思いますけれども、当時、農業の課題として、高齢化をはじめ、後継者問題、担い手不足、また、生産性の向上を図らなければならないということもございまして、まずは酪農家の若手の人たちと懇談をしたわけでございます。その中で、特に、ふん尿処理等に係る負担が課題であるので、これが解決できれば時間的に余裕ができて、牛の管理が十分に行き渡る、そうすれば、牛の病気も減って、逆に搾乳量の増加が図られるということになれば、増殖、規模拡大、ほかの6次産業化についてもいろいろチャレンジできるということで、プラントの検討を開始したところでございます。また、町としても、エネルギーの地産地消も図られて、ふん尿、発電、それに関わる消化液によって、牧草やデントコーンをはじめ、肥料の地産地消にもなると、プラス、国が推奨するCO2削減にもなるということで、相対的にこのプラントによって豊浦町内の循環型社会の構築にもつなげたいという認識でおりました。また、町民の方々にとっても、例えば、電力を公共施設に回したり、蓄電池を活用して、災害等にも使えるものと考えていたところでございます。相対的にこれからのエネルギーを考えると、全体的に町民のお役にも立つものだという理解でおりました。以上でございます。
議員の質問 7番 石澤清司
今回、私は質問がたくさんありますので、1点目についてはこれで終了して、2点目について質問させていただきます。令和4年までの4年間を試験運用期間と設定し、当初から収入不足を想定していたと私は理解しています。この事業を大きく狂わせた原因の一つとして、私が考えるには、水産系雑物をシャワーリングしたために泡が発生し、発酵のために投入した種菌が死滅したことがつまずきの大きな原因になったのではないかと考えております。また、運搬する車両等が外国製ということもあり、豊浦の場合は結構遠いところまで搬送していかなければならないという地形的なことも含めて、これに関わる補修やタイヤ等に対する費用が大きく関わったと。これも想定外という言葉では済まされないですけれども、そのような状況があったと考えてございます。また、液肥としての効果の実感がなかなか得られなかったということです。使われる農家の状況で、私はそのように捉えているのですけれども、成り立つために必要なことは、農家から 、よりよい肥料であると、選択される商品を目指すべきではないかという声もあるわけですが、これらのことも含めて、5年経過した中で、私が先ほど言った大きなつまずきは、そのことが一番大きく関わったことではないかと私は取っています。所管の課長には申し訳ないのですが、まだ1年半しかたっていないので、分かっている範囲で、そのことも含めて所管の課長としての意見があればお伺いをさせていただきます。
町の答え 農林課長 井上政信
昨年6月に異動して、約1年3か月がたちました。この間、バイオガスプラントについて、現状を分析してまいりました。その中で、ご質問にあったように、5年が経過し、好転していないということで、令和とともに始まって5年が経過して、5年後には黒字に転換するという計画でございました。現在、どうして約1億円の収支不足になっているかについて、当然、分析してございますけれども、複雑にいろいろな要素が絡み合って、この1億円が重なってでき上がっていくものでございます。まず、影響といいますと、ご質問にありましたように、今、水産系廃棄物の関係は受け入れていないこともあるのですが、ほかにもいろいろな要因がございまして、影響が大きいものから申し上げますと、先ほどのお話にありましたように、液肥の散布料金ということで、当初は、試験散布として2年間の無料散布期間が終了した後、徴収を開始するタイミングで、コロナ禍で物価高騰を背景に、それ以降、実質的に利用者さんから自己負担をいただいていない現状が今もなお続いているということで、当初計画では、液肥の散布料金ということで、約3,500万円の収入を得る予定ですが、実際はゼロです。また、当初計画では、プラントの余剰電力を他の公共施設に融通したり、それによって電気料金を削減するコストの削減、それから、余熱の販売を行う予定もありまして、約2,800万円の収入を見込んでおりましたけれども、この実現に関しては新たな投資が必要で、自営線を引いたり、熱導管を整備するということで、今、実際にはこれができずにおります。また、先ほど言われました漁業系残渣の受入れにより、約1,100万円の経済効果を見込んでおりましたけれども、現在、受入れができておりません。これらを積み上げるだけでも約7,400万円の乖離が生じております。また、支出の計画についても、先ほど言われましたように、ほぼ全ての予算科目で当初計画よりも費用がかかっております。特に、散布に関わる経費を中心に乖離があり、見積りが甘かったということで、言われるように運営することによって、機械や設備を駆使したことによりダメージを受け、修繕費がかさんでいるところがあります。これらが重なり合って、現状の収支不足に陥っているところでございます。また、私は後から来てこのことを見詰めてみると、当初計画にある公共施設への電気の供給による電気代の削減、漁業系残渣経費の削減、これが仮にうまくいったとしても、あくまでも行政経費の削減を相殺するものであって、現金主義の考え方からすれば、当初の時点でバイオガスプラント事業は独立採算に合っていなかったのではないかと思うものもあります。このままではいけなくて、今できることとしたら消化液の利用促進ということでありますが、今、施設をフル稼働して消化液をつくってしまうと、能力的にさばき切れないところがあります。ですから、この有効性を検討する上で、現在、この事業のエリアは豊浦町内を想定したものですが、消化液の利用促進については、町内に限らず利用できないかということも模索していく必要があるのではないかと思っています。消化液というのは、事務屋では分かり知れない専門分野の部分もあると思いますので、これから、JAとうや湖や普及センターの専門員にも相談させていただきながら、消化液の利用促進は研究してまいりたいと考えております。以上ですが、答弁漏れがありましたらご指摘ください。
議員の質問 7番 石澤清司
所管の課長として、大変つらい答弁をいただいたなと思っています。やはり、これはガラス張りにしなければならない使命も行政にあるし、当然、町民にきちっとした状況を説明することを考えれば、今の答弁は、今後の事業を進めていくに当たって大変よろしいことになればいいかと考えてございます。申し訳ないですが、時間の関係で、3点目に移らせていただきたいと思います。補助金制度の一般的なルールとしては、残存価格に基づいた補助金の返還が求められるということです。答弁では、検討中で、今ははっきりしたことは言えないということですが、町民も、ある程度金額的なものが出てこないと、どうなのだということになりかねないので、特に、金額的なものを提示できるとすれば、整備事業費の23億2,200万円が、今後、中止した場合にはどのような金額になるのか、公表していただける金額を答弁いただければと考えてございます。まだはっきりしないところもあろうかと思いますが、その辺のところを酌んでご答弁いただきたいと思います。
町の答え 農林課長 井上政信
現在、事業の方針については検討中ということなので、一般論としてお話をさせていただきたいと思います。まず、影響を受けるものとしては、補助金だと思います。補助金は、一般的に耐用年数の残存価格に基づくと答弁をさせていただきましたが、環境省から実際に補助金を受けているのは約15億円です。施設の耐用年数は15年ですので、1年当たり約1億円ずつ減価償却していくので、現在、5年経過中ですから、仮に、現在、事業を中止した場合には、残り10年分ということで、約10億円が返還金になると推定されます。このほかにも、過疎対策事業債があります。補助金の残りの部分として、約9億円の借入れをしてございます。事業を中止した場合の代償として考えられるのは、過疎対策事業債の最大のメリットである地方交付税措置7割が全て無効となりまして、9億円の7割ですから6億3,000万円、既に交付されているものについては返還、以後はいただけないということで、6億3,000万円が代償になるのではないかということです。ほかにも社会的な影響とかいろいろあるかもしれませんが、今言ったこの二つを足しただけで約16億円を、今、直ちにやめたときには、現金で用意しなければならない事実になると考えてございます。
議員の質問 7番 石澤清司
内部的には、まだ公表できるような状況ではなかったのですけれども 、公表していただいて、我々議員としても、このことを踏まえて、今後、どういうふうにすればいいかということの一つの議論になると思ってございます。続きまして、4点目に移らせていただきます。今後の方針につきましては、十分に精査させてお示しをして、近いうちに町としての考え方を、来年度の予算審議も始まるので、それまでに議会に提示をしたいということでございます。私は、一議員として、これからの農業を考えたときに、国も道もクリーン農業という考え方で進めていって、これからは、有機農業をしていき、化成肥料をできるだけ減らすということと、やはり環境に優しいということがこれからの時代の大きなものになっていくと考えます。そう考えると、この事業については、先行きが暗いということではなく、その時代に合った対応さえすれば、先の見通しも出てくるのかなと考えています。私の考え方は甘いかもしれませんが、何とかこの事業を続けていくことが豊浦町の今後のまちづくりの基本になっていければという考え方を持ってございます。また、町民の声として4点ほどあることを踏まえて、町としてどのような対応をしていくのか、お伺いさせていただきます。1点目は、消化液ですが、三大栄養素をコストをかけて分離して単体で売ってはどうか。2点目は、完全な肥料の代替にはならないが、その人、その土地に合わせた施肥が必要であることから、そのような指導、助言をもらいながら、外部の人も積極的に活用しながら対応していったらどうか。また、ラグーンを各地域につくってはどうか。そして、化成肥料の高騰があるので、活用することが出てくるのではないか。町民の中に、何人かですが、そういう考え方を持っている方がいることを踏まえて、これは農業振興ということで考えていると思いますが、バイオガスプラント事業としての考え方も取り入れていくべきではないかと思います。収支の関係も含めて、何とか利益が出る方向を見いだしていくべきだと考えておりますので、それには、体制づくりをいま一度、専門家も入れて考え直して対応していくことが必要ではないかと考えております。先日、北海道新聞に、国がやっている化学肥料を減らせるかということで、北大大学院農学研究院名誉教授という方がこの記事を載せていることもあって、やはり、こういう人を頼って、いろいろと話を聞くことも必要ではないかと思います。また、財政的に大変厳しい状況の中で、3年間という期間を決めて、今まで令和5年度に予算化している農業振興費や畜産費の費用の中から、こちらのバイオガス事業 で今後新たなことをやるとすれば資金的なものも必要になってくると思うので、農家さんには我慢していただきながら、バイオガスプラントを何とか成り立たせるような状況にしていく必要性があるのではないかと思うわけです。また、ほかにも、ふるさと応援寄附金だとか剰余金も活用し、また、財産の売払い収入も、これからのバイオガスプラント事業の必要なお金にしていくことで、3年という限度を決めて対応していくということも必要なことではないかと考えてございます。それらのことも含めて、いま一度、庁舎内で検討されていることですが、ほかに、ここに関わる関係者やいろいろな専門の方も含めて、この液肥を有効に使うためにはどうしたらいいのか。今、豊浦町にある液肥については、未熟肥料という烙印を押されているので、これを完熟肥料にしていくという考え方を持ってやっていくのと、海の恵みの水産物も併せて、混合したときにどのような成分になるのか、これも期待が持てることではないのかと考えているので、それらのことも含めて、ぜひ検討の中で、私の意見も考えて対応していただければと考えております。これらのまとめに村井町長として、バイオガス事業についての考え方も含めて、今、内部で検討しているので、はっきりと方向性を示すことはできないかもしれませんが、やはり、村井町長は、町民がいろいろと不安を持っているのを、払拭する立場にあると思いますので、最後に村井町長の考え方をお示しいただきたいと思います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
最初に述べさせていただきたいと思いますけれども、この事業について、町民の方々にできるだけ分かりやすく、クリアにガラス張りでこれからも接していきたいと考えてございます。まず、大変厳しい状況の中で町民の方々にご理解をいただくには、ガラス張りであることが大前提であると考えてございます。今、議員がるる言われましたが、国においても、有機農地ということで、今、日本国土にはまだ1%も有機農地はないわけですけれども、これを25%にしようという国の方針でございます。化学肥料をはじめ、農薬も削減する方針でございます。たしか、農薬については50%削減、化学肥料については30%削減という農地にしようという方針でございます。そういうことから、豊浦の水産系である海の恵み、バイオプラントの消化液についても、有機的肥料であるということでございますので、何とか工夫しながら、また、いろいろな人の考え方を聞きながら、プロの意見といいますか、専門家の話を聞きながら、有効な肥料として使えるのではないかという思いもございます。先ほど来、消化液については分離して完熟肥料に、いろいろなプロの人の指導、助言もいただいて、大きな経費となっています。消化液の運搬についても、ラグーンといいますか、町民の方々にはラグーンといってもなかなか分からないと思いますけれども、ラグーンというのは、消化液のため池ということで、各地域に消化液のため池をつくることによって、運搬の経費を相当抑えることができると我々も見てございます。予算の配分のこともございますし、ふるさと納税とか農業振興という大きなくくりの中で、3年間というお話もいただきました。とにかく、このバイオガス事業を休止するのか、中止するのか、継続するのかという考え方の一つの中に、先ほども答弁いたしましたけれども、継続することも一つの考え方であるという思いでございます。そういうことで、これからも今議員が言われたことに関して、大きな農業振興という意味で、ぜひ検討させていただきたいと考えてございます。いずれにしても、これから農業という大変重要な産業でございますので、今後とも農業の振興に値する対応をしていきたいと考えてございます。
議員の質問 7番 石澤清司
以上で、1点目の質問を終わらせてもらいます。