当別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
(1)新型コロナウイルス対策について/(2)令和3年度の予算編成について
2020年12月9日、当別町議会の一般質問で、西村良伸議員が「新型コロナウイルス対策について」「令和3年度の予算編成について」について質問し、町長 宮司正毅が答弁しました。
- 質問者
- 西村良伸 議員
- 答弁者
- 町長 宮司正毅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 西村良伸
それでは、通告に従いまして2項目にわたり質問させていただきます。初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いします。コロナ感染者数については、道内各振興局に設置されている道立保健所ごと及び保健所政令市として保健所を設置している札幌市、旭川市、函館市、小樽市ごとに検査で陽性反応を示した人数を公表者、非公表者別に発表しております。また、感染症対策としてマスク、3密回避、手洗い等の実践、従来のライフスタイルやビジネススタイルを変革し、感染症リスクを低減させるため、国の新しい生活様式や道の新北海道スタイルも提唱されております。しかし、予防ワクチンはまだ開発供給されておらず、また詳細な感染経緯、状況や病状、治療状況なども公表されていないため、住民は疑心暗鬼になっていると思います。経済活動についても、旅行、運輸、飲食、観光等の自粛や営業制限、休止は関係者の生活を困窮させるとともに、日本経済に対しても大変困難な状況をもたらしていると思います。予想されていたとおり、第2波、第3波の感染拡大が発生しており、医療機関や保健所の正常な活動も危ぶまれております。当別町においても秋頃までは町内での発生が公表されておらず、発生多発地帯に対する警戒はありましたが、学校の休業や営業の自粛、国、道、当別町による事業者や医療関係者、個々の世帯に対する支援、Go To キャンペーンなどが矢継ぎ早に行われたところであります。しかし、10月末から町内で多数の感染者の発生報告があり、ホームページにも情報が公表されるなど、春先の全道の第1波感染者発表時とは異なる感染者発生地域として対応が迫られております。全道では10月28日に道から警戒ステージツーが発表された後、11月7日には警戒ステージスリー、そして町長のメッセージも出されております。11月17日には札幌市が警戒ステージフォーに指定され、11月19日には町内3施設が臨時休館、また11月末には札幌発のGo To トラベルの一時除外、Go To イート、それから道民割の一時停止、さらに12月の25日まで延長するというようなことも昨日、今日発表されております。12月1日には町長緊急メッセージが発信され、札幌市への不要不急の往来を控える、町内における不要不急の会合やサークル活動の自粛、食事中を含めたマスク着用、手洗い、手指消毒、うがい、室内換気の徹底について町民に対し強い要請をされました。国においては、12月中に追加経済対策をまとめるということで本日の新聞には概要が発表されておりますけれども、雇用維持や事業継承に向けた20年度三次補正予算を策定することとなっております。現在町内には多数の感染者が発生しているという状況下で第4回定例会初日に行政報告で町長から説明もありましたけれども、町として新たな感染症対策や支援の検討、またインフルエンザワクチンが全国的に不足している中、12月1日の町長メッセージに基づき、町民への注意喚起や一層の慎重な行動を要請する必要があります。そこで、お伺いしますが、1点目として、当別町として把握されているこれまでの感染症による町内の経済的影響等の状況はどの程度なのか。また、4月から様々なコロナ対策として事業を立ち上げ、予算化してきており、6月議会の専決処分を含む緊急対策第1弾では、GIGAスクール構想の実現、プレミアム商品券発行、休園支援、休業支援、持続化支援等、総額2億9,589万3,000円を事業費として議決し、その財源として国費等3,479万4,000円、地方創生臨時交付金1億1,015万8,000円、一般財源1億3,615万5,000円を充当したところであります。緊急支援対策第2弾としては、高度無線環境光ファイバー網基盤整備、児童生徒家庭学習環境支援事業、感染症対策防災備蓄事業、医療機関等臨時支援金など総額8億3,252万4,000円を事業費として議決し、その財源として国費等4億5,569万9,000円、地方創生臨時交付金2億682万5,000円、一般財源1億7,000万円を充当しましたが、このほかにも特別定額給付金16億4,152万4,000円など当別町総体として28億円程度の感染症対策費を予算化してこれまで対応してきています。11月臨時議会では発熱者等診療・検査医療機関開設運営補助金516万円を議決したわけですが、2点目として、これまでどの程度執行され、その効果や成果について現時点でどのように判断されているのかお伺いします。3点目として、町内からの感染者発生や警戒ステージスリーに至って今後どのように歳入を確保しつつ、今後も継続する事業や新たに実施する対策は想定しているのかお伺いします。次に、令和3年度の予算編成についてお伺いします。宮司町政は、2期3年4か月を経過し、2期目最後の予算編成となります。1年目、最終年の平成29年3月議会では、任期としては残り数か月であるが、4つの重点施策の実施や創生総合戦略の取組など粛々と事業を進めていくと予算編成の概要で表記されております。その1期目では、町の優位性を存分に生かした施策の展開、守りの町政から攻めの町政に転じていく、視点や物の見方を変えるという3点の基本姿勢で臨むこととし、産業の活性化、町に人を呼び込む、再生可能エネルギーを活用したまちづくり、少子化対策と教育、福祉の4つの公約を柱とした施策の展開を掲げられました。その成果として北欧の風道の駅とうべつの創設、農業ビジョンの策定、当別町再生可能エネルギー活用推進条例の策定と太陽光発電、木質ペレットボイラー導入、移住促進プロジェクトの推進、小中一貫教育の導入、子育て世帯応援プロジェクトの推進、29倍に及ぶふるさと納税の大幅な増など多くの成果を上げられております。2期目では、もうける町、働ける町を目指す、定住交流人口を増やし、町に人を呼び込む、教育、福祉の充実で町を活性化、次世代につなぐエネルギー施策の展開を掲げ、道の駅を中核とした産業活性化、役場などの公共施設再編と歩調を合わせた移住定住人口増の施策促進、一体型一貫校の新設や医療、福祉の充実、除排雪対策の強化、森林等を活用した木質チップの製造など再生可能エネルギーの次世代システムの構築等、重点施策を深化させると公約を掲げました。平成29年9月議会の所信表明では、稼ぐ力を身につける産業力の一層の強化として企業誘致の積極的な推進、農業ビジョンの推進、再生可能エネルギー施策の加速化、北欧の風道の駅とうべつの着実な運営、教育、子育て、福祉の推進として一体型小中一貫校の新設、幼児教育・保育の充実、医療、福祉の充実、図書館の建設、保育料、医療費等の経験、それから定住人口並びに交流人口の増として学生町内居住1,000人プロジェクト、除排雪費用町民負担軽減、災害対策として庁舎や公共施設の改廃の3つの基本姿勢及び施策の展開を表明されております。この間、当別町第六次総合計画、当別町まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定と、この計画に基づく施策の展開、ふるさと納税の大幅増、今年度は当初14億円程度の予算でしたけれども、今回の補正で20億円まで達するというふうに見込まれております。ふるさと納税が大幅に増えております。新駅設置に向けた取組、それから庁舎の検討、一体型小中一貫校である当別町立とうべつ学園の着工、GIGAスクール構想の着手、就学前までの通院費、入院費の無料化、高校生までの入院費の無料化、町内全域の光ファイバー網整備、MaaS活用等の実現または取組が進められております。しかし、最初に指摘させていただきましたように、令和3年度は町長選挙まで4か月余りしかなく、2期目最後の予算編成となりますので、令和3年度の予算編成に当たっては当別町第六次総合計画の推進や2期目の公約のめど、道筋も想定した予算になるのではないかと予想しております。ただ、財源には限りがありますので、選択と集中、事業の優先順位、既存事業の深化、深掘りと新規事業の探索など様々な要素を考慮し、予算編成を検討されている最中であると思います。そこで、お伺いしますが、1点目として、例えば人口増対策、企業誘致対策、ふるさと納税の大幅な増対策、ICTを活用した行政、教育の効率化と産業の活性化、新駅調査に対する予算措置、太美駅改修、小中学校、地域会館、公営住宅、道路、公園、火葬場などの更新、統廃合、長寿命化等の公共施設の対策、新型コロナウイルス感染症対策、ニューノーマル対策等々の課題が山積しておりますが、どのような予算編成方針や重点施策を定め、各部、委員会、局に予算策定の指示をしているのかお伺いします。2点目として、施策の実施には多額な財源が必要となりますけれども、コロナ感染症の対策により来年度の税収など歳入が減少する見込みのものもあると予想されております。特に新型コロナ感染症対策は、本来国や道が財源を確保して事業を実施すべきですけれども、感染対策や経済対策の一部について地域事情を踏まえ、当別が担うべき事業も多くあると思います。さらに、コロナ禍を災害と捉えるべきで、従来の財政運営と同じ対応では克服が困難とも考えております。また、これまでの感染症対策の検証、評価を当別としてもしっかり行い、今後に備える必要もありますが、こうした中、令和3年度の予算編成に当たり重点施策のための財源確保をどのように検討されているのかお伺いします。以上、2項目5点について町長の見解をお伺いします。よろしくお願いします。
答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)
西村議員の一般質問にお答えをいたします。まず初めに、新型コロナウイルス感染症による町内への影響についてのご質問でありますが、町内の経済状況につきましては、特に飲食、観光、製造、小売業の経営に影響が大きく、対前年同月の売上げが50%以上減少した町内の事業者の割合は全体の約1割、約40社程度と認識をしております。2つ目のポイントでこれまでのコロナ対策事業の執行状況とそれの効果や成果についてのご質問ですが、町のコロナ対策として計上しました、西村議員おっしゃった総額約28億円、この予算額のうち既に特別定額給付金として約16億円、それから休業支援金として約1,400万円、医療機関の臨時支援金として約1,300万円、プレミアム商品券として約2,900万円、当別町子育て応援券として約1,400万円、そのほかに介護福祉施設への臨時支援金をはじめ保育従業者への慰労金、妊婦、子育て臨時給付金など、その他の事業を合わせますと約3億3,000万円、現時点で総額約20億円ほどが執行されているところであります。28億円のうちの20億円が執行されていますが、残りの8億円は光ファイバー網の基盤整備事業として約6億円、GIGAスクール構想の早期実現費として約2億円、これはこれから執行されていくものであります。だから、まだ8億円がお金が出ていないということであります。次に、これらの事業の効果や成果についてですけれども、これまで実施してきました事業は、感染拡大防止や感染症の影響で困っておられる町内事業者や町民に対して国や道の制度と協調して支援してきたもので、一定の効果があったと認識をしております。また、加えて申しますと、事業者や町民の皆様の絶大なるご協力もあって、現時点では感染者は増えておりますが、町内でのクラスターは発生していない、このこともこれらの成果の現れと私は思っております。次に、今後も継続する事業や新たに実施する対策は想定しているのかというご質問でありますが、もちろん想定しております。これは、今後のもちろん感染状況次第ではありますけれども、例えばまた再び緊急事態宣言が発令されて休業要請を行う場合などには協力金、支援金などを支出するといった対策も想定をしているところであります。コロナ対策についてはそんなところです。令和3年度の予算編成についてのご質問ですが、新年度予算につきましては例年と同様、通常予算の編成に向けた取組を開始したところであります。編成方針としては、議員もご指摘されましたけれども、第六次総合計画で示されているまち・ひと・しごと創生総合戦略、これは第2期目になりますけれども、これの推進プロジェクトを重点的に推し進めていくこととしておりまして、10月下旬には総合戦略推進プロジェクト評価を実施いたしまして、担当部局と現状の把握や今後の方向性の整理を行いました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により町税等の歳入不足が見込まれておりますので、これまで以上に事業の選択が重要になるので、緊急性などを勘案し、最少の経費で最大限の効果を生み出すため、事業の内容や手法、実施時期などについて十分な検討を行うよう併せて指示をしております。次に、重点施策のための多額な財源の確保をどのように検討しているのかというご質問ですけれども、もちろんこれから予算編成を具体的に進めていくことになりますが、小中一貫教育推進プロジェクト、要は一体型の業務教育学校の建設事業です、こういったものとか新しいまちの顔づくりプロジェクト、要はJRの新駅など大型の事業においてはスケジュールどおり実施すべきと考えていますが、その他多くの事業もありますので、先ほども触れましたように新規、既存の区別はなく十分な精査を行い、選択と集中をさらに強化していくことが重要というふうに考えております。あわせて、地方債の適切な運用、国や道の動向を常に確認して様々な補助金などを確保すること、そして現在も好調な、先ほど議員からもお話がありましたけれども、ふるさと納税の取組をさらに強化していくことにより歳入の確保を積極的に図ってまいりたいというふうに思っております。また、新年度以降において多額の事業費が必要となります役場庁舎や図書館については、町の単独事業としての選択肢だけではなくリースだとかPFIなど民間資金の活用も視野に入れながら新年度予算に反映してまいります。最後に、新型コロナウイルス感染症に関わる新年度予算につきましては、先ほどの説明とも重複しますけれども、今年度の対応と同様に、これは災害であるとの認識の下で国や道と連携して感染拡大の状況変化や警戒ステージを踏まえて必要となる感染予防対策や経済対策などを行っていきたいと考えております。以上、西村議員の一般質問に対する答弁といたします。
質問 3番 西村良伸
ありがとうございます。町政は、そもそも立ち止まることなく、空白をつくることなく進めていかなければならないと思います。現時点で予算は検討中でございますので、3月に発表された時点でまた議運含め論議をされることと思っております。特にコロナ感染症対策は必要に応じて適切な対応が求められており、途切れることなくしっかり対応を行っていただきたいと思います。また、六次総合計画や創生総合戦略の着実な推進を行い、庁舎整備、新駅建設、小中一貫校の完成、150周年事業の実施などを目指し、予算編成を力強く進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で私の質問は終わります。