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斜里町議会 令和3年9月会議 2021年9月15日

(1)健康増進に向けた複合温泉施設の必要性について伺う/(2)総合体育館の必要性について伺う

2021年9月15日、斜里町議会の一般質問で、須田修一郎議員が「健康増進に向けた複合温泉施設の必要性について伺う」「総合体育館の必要性について伺う」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
須田修一郎 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 須田修一郎

私からは2点ほど質問させていただきます。1点目ですけれども、健康増進に向けた複合温泉施設の必要性について伺うものであります。2025年には、団塊の世代と呼ばれている方々が75歳を迎えます。そうなると要介護状態にならない、未然に防ぐ介護予防が重要になってくると考えます。予防手段として温泉施設が考えられますが、温泉には筋肉をほぐしたり血流をよくしたり、さまざまな効用が期待できます。高齢になると足腰の痛みや関節の痛みなど、どうしても避けて通れないことが増えてきます。高齢者ばかりでなく、四十肩や五十肩も同様と思います。その痛みや張りが和らぐことで関節の可動域が大きくなるなど、温泉は非常に有効的であると考えます。しかしながら、斜里町では峰浜自然休養村、憩いの家という二つの温泉施設が廃止されたことから、新たな施設を検討するべきと考えるところであります。斜里町には、近隣町のような温泉施設はありませんが、清里町の例を挙げると食事も同施設内で行うことができます。また、地場産の野菜やお土産なども購入することができるなど複合施設になっております。また、地元住民のみならず、キャンプ客が休息をとるなど多くの人が利用されている施設と考えます。さらに別の温泉施設に行くと、よく斜里町の方々を見かけます。町内には同規模の温泉施設があれば、わざわざ遠方へ行かなくてもよくなるのではないでしょうか。車がない方も比較的身近に複合温泉施設があれば、頑張って遠くても行こうという気持ちが生まれると思います。そのことで介護予防の一助にもつながると考えるところであります。また、遠方の温泉施設を利用したいが何らかの理由で行けない方はどうしているのか、本当にお風呂に入れているのか、体の清潔が保たれているのかという、広い視野で考えることも必要ではないかと思います。前段述べましたが、超高齢化社会に向けてキーワードとなるのが介護予防と考えます。誰もが気軽に介護予防ができ、特に高齢者に優しい施設が必要と考えます。高齢者に優しい施設は誰が使っても優しい施設になり得るからであります。それから高齢者にとって孤食というものは、地域課題の一つとして近年クローズアップされております。例えば温泉施設に食堂を併設し、そこに集まった方々と一緒に食事をとることで、孤食の要望にもつながるのではないでしょうか。孤食を予防することで心が元気になる、このように考えます。心が元気になるとおのずと体も元気になりたい、前向きな気持ちにならないでしょうか。またあまり集団生活になじまない引きこもりがちな人も、魅力ある温泉施設が町内にできたのなら、もしかすると温泉施設の利用をきっかけに地域に出ていく事にもつながるのではないでしょうか。いきいき100歳体操をみんなでできる、ふれあいサロンのような集まりの場、こんなスペースがあったら、そして保健師等を派遣して健康チェックができる。健康相談日を設けることで、その人の状況を把握し必要に応じた福祉サービスに結びつけるといったメリットが考えられます。明日、上程される予定の、斜里町過疎地域持続的発展市町村計画(案)の中には、交流の場を広げるため温浴施設、事務機能、集会所を併設した新たな老人福祉センターの検討を行い、健康増進に努めますとあります。私自身も健康増進のためには、温浴機能を持った複合施設が重要な施設になり得ると考えているところであります。以上を踏まえて質問いたします。1点目、町長の執行方針の第一に掲げる健康、この健康を大切と考えるのであれば、温泉を利用した健康増進施設、そこに集まる人たちのコミュニティの場、また憩いの場としての複合施設、健康増進福祉施設をこれから積極的かつ前向きに検討するべきと考えますが、町長はどのようにお考えなのかお聞きいたします。2点目、温泉を含む複合施設を検討する際には、コストももちろん考え、朝日町に健在するB&G海洋センターや、現在休止している民間の泉源を活用することも含めて検討する必要があると考えますが、町長はどのようにお考えなのか、以上2点について、町長の所見を伺います。次に、総合体育館の必要性について伺うものであります。第6次総合計画の最終評価についてでありますが、第6次斜里町総合計画は、平成26年から平成35年、令和5年の期間で策定されました。計画終了年まで3年となりました。関連する各種行政計画についても、概ねこの期間に対応する形で策定されているものと認識をしております。第6次総合計画策定やその後の進捗状況の確認等については、町民参加を基本に進められていると認識をしておりますが、第6次総合計画の最終評価および次期総合計画策定に向けて準備を進める時期にあると思います。また引き続き町民参加による形で進められることが不可欠と考えますので、町民参加について町長の所見を伺います。次に、第7次総合計画策定に向けてでありますけれども、第6次総合計画は終盤を迎えており、第7次総合計画策定に向けての検討が始まると思いますが、現時点においての町長のお考えを伺います。計画策定を前提とした地域で育む社会教育活動の推進について、これまで斜里町では公民館、体育館、図書館、博物館の、いわゆる4館体制が展開されてきました。平成10年には、ゆめホール知床、平成27年には図書館が建設され、博物館を含めこれらの施設を中心とする社会教育活動が活発に行われております。スポーツ活動においても現状の環境の中で、さまざまな活動が行われておりますが、コアになる、中心になる総合体育館がありません。第2期斜里町スポーツ推進計画、平成31年度から35年度ですけれども、策定時のアンケートでは、この点についての満足度が非常に低く、コアとなる施設を望む声が一定程度あります。また最近の健康志向の高まりなどから、斜里町においてもウォーキングを行う方が増加していますが、冬季間の困難性があり室内での活動継続の希望なども聞いております。町長は令和3年度、町政執行方針の中でも私の目指すまちづくり、幸せを実感できる住みよいまちづくりを進めますとあり、病気にならず、健康寿命が延び、自分は健康であると思えることが、幸せを実感できる最も重要な指標であります、とあります。しかしながら、斜里町では健康を維持するための健康まつり等々、さまざまな事業を展開している一方で、健康増進または健康維持のための、先ほど申し上げましたゾーンがないのも事実であります。近隣町のトレーニング施設を利用している、多くの斜里町民がいるというのも実態であります。健康、幸せの観点から、冬季間、健康維持のためにウォーキングやランニング等もできる総合体育館の必要性が感じられます。このようなことから、次期総合計画策定時において、総合体育館建設を計画に含めてはどうか、町長のご所見を伺うものであります。以上、2点であります。

答弁 町長 馬場

須田議員のご質問にお答えいたします。まず1項目めの、複合温泉施設について、お答えいたします。私は、自らが健康である、と思える町民の方が増えることが、町全体の幸せに結びつくものと考えております。そのため、一人一人の健康維持や増進を支援することは、私の目指すまちづくりの重要な柱の一つです。健康であるためには、栄養、休息、運動、そして、生きがいづくりや社会参加が重要であり、町民同士が自治会やサークル等で楽しく交流する中で、幸せを実感できることが大切と考えております。1点目の健康増進施設の整備検討については、老朽化が進む老人福祉センターを今後どのようにしていくかも含めて、検討する時期が近づいてきていると考えており、その上で、高齢者限定利用ではなくコミュニティセンター等の機能性をハード、ソフトの両面からどのようにして盛り込むか、温浴、ジムなどの機能が必要不可欠なものなのか、財源確保が可能な範囲なのかも含め考えてまいります。2点目のコスト面を考えるべきは当然であり、整備経費はもちろんのこと、ランニングコストを賄うことが、厳しい財政環境下において果たして可能なものなのか、人口減少が進む中において、公共施設等総合管理計画で求めている総量抑制方針との整合性はどうか、さらには町内民間事業所との競合を回避することや、近隣町村との施設相互利用の視点も含めて、慎重に判断することが必要です。いずれにしましても、この課題はかねてから町民の皆さまの関心を呼んできた政策課題であることから、来る第7次斜里町総合計画策定の中でも、審議が進められていくものと捉えていることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に2項目めの、総合体育館の必要性についてお答えいたします。はじめに1点目の、第6次総合計画の最終評価についてですが、計画の策定にあたりましては、斜里町総合計画策定委員会設置条例を設け、委員には町長が指名する団体の推薦委員や行政委員、そして、町民の方々から公募委員を受け付けるなど、広く町民の方々に委員として参画いただいたところです。次期第7次計画策定にあたりましても、この条例に基づき多くの町民の方々に参画をいただく予定であり、計画策定にあたっては、前回と同様に、前段の取り組みとして、現計画の実績評価を行っていく考えであります。このように総合計画は、目指すべきまちの姿や、まちづくりの方向性について、町民、議会、行政が一体となって取り組んでいくものであり、そのためには、町民の声を聞く機会を取り入れていく考えであります。次に、2点目の第7次総合計画の策定に向けてについてですが、総合体育館の建設については、昭和54年の第2次斜里町総合計画において、総合的社会教育施設の一部として検討されておりましたが、当時の財政的な課題により断念しています。昭和61年以降、第3次斜里町総合計画に基づいて総合的社会教育施設の一部として、再び建設に向けた本格的な検討が進められましたが、多額の寄附が寄せられるなど、より町民の整備要望が大きかった教育文化会館の整備を先行することとなり、平成10年に現在のゆめホール知床が建設されたところです。その後、総合体育館につきましては、地方交付税の大幅な削減等の影響を受け、町の財政的な課題から、平成17年に建設を断念しています。それ以降は、総合体育館建設基金の一部を財源として設置した、斜里町スポーツ施設等整備基金を活用し、体育施設の整備、改修を進めるとともに、第6次斜里町総合計画に基づき、既存施設の有効活用を図りつつ、町内関係団体と連携、協力しながら、老朽化した体育施設の計画的な整備、維持に努めてきたところです。議員ご指摘のとおり、健康志向の高まりによるウォーキング人口の増加など、スポーツを取り巻く環境は変化してきており、さまざまな場でスポーツによるまちづくりの拠点施設を求める町民の声があることも認識しているところです。しかしながら、総合体育館の建設には多額の建設費用やその後の維持管理費が必要であり、過去に財政上の課題から建設を断念してきた経過等を踏まえ、公共施設整備のための基金造成がほとんどされていない現状にあって、病院改築など他の大型公共施設も更新時期を迎える中、今、必要性だけを論じて予断を与えることは適当ではないと考えるところです。加えて、公共施設総合管理計画の求める既存施設を長寿命化したうえでの活用、アクションプランの中でも提言している広域連携の中での社会教育施設の相互利用の検討を踏まえた、慎重な対応が必要と考えていることを申し上げ、須田議員への答弁といたします。

質問 須田修一郎

温浴施設の一般質問、私2回目なのですけれども、前回よりは、やはり町民が求めているということを町長も感じていらっしゃるのではないかというふうな気がいたしました。ほかの町にあって斜里町にないからというよりも、斜里町全体を見て、今、斜里町に必要なものは何だろうと、さまざまな施策を講じていただいて、そして皆さんやはりそれなりに一生懸命この町で生きているのです。だからその中で、やはりこれだけはどうしてもというのは、大きな声ではないのですけれども、やはり話をすると出てくる、これがあればなというのがあったものですから、このように質問をしているわけですけれども、もちろん財政上の理由というのはもう当然つきまといます、これは。建てた後の管理運営もありますから。ただ、今年度から過疎債が適用になったということも、町民にご理解をいただいて、だんだん周知されてきていますので、そういうときにどうだろう、今度は検討できないのか、それはもちろん来年、再来年の話ではないです。だけれども町民としては過疎債が適用になったということで、非常に明るい希望を持ったと私は思うのです。そんな中では、そしたらこれからも自分たちも頑張るから、やはりそういう建物も考えていただきたいなというのが本音ではないのかなと思っております。温泉と簡単に言いますけれども、先ほど申し上げましたように色々な意味で効力がありますし、もちろん介護ももちろんそうです。そこに集まった人たちからまた何かの場が生まれてくる、何かの発想が生まれてくる。人と人との出会いから、また違うものができてくる。それが町のコアになるものではないのかなと思うのです。だから他町に行っている人の話を聞いても、誰と会ってこんな話を聞いたというのは、斜里町にない話を聞いてくるわけですから、これまた知識として生まれてくる。そんな意味でも考えていくべきだなというふうに思います。財政のことはもちろんありますけれども、大きな観点からそのような思いでいるのですけれども、町長のお気持ちをもう一度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 馬場

私の気持ちは先ほどお答えしたつもりではあるのです。本当に必要だ、あればいいなという気持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。これがずっと長年、希望しつつも、叶っていないというのを知っておりますけれども、先ほども言いましたように、過疎債が今後は使えるようになるとは言いながら、補助金がその分全部出るということではなくて、建築に総額の3割でできるという部分はありますけれども、それ以降、確実に維持管理費は掛かってまいります。それをプラスで今度見ていかなければならない。今までの総体の財源の枠を超えて、ということになれば、足し算でいいのかということです。それが叶うかということと、これを確実にするためには、こちらの違う部分をやめるだとか工夫をするなり、そういうやり方をしていかないと現実のものにはならないのではないかなというふうに思っています。そういった意味で、何はなくてもこれはやはり欲しいねという住民の、ある意味のコンセンサスがあれば、我慢の部分のコンセンサスだと思いますので、そこであれば可能な道も開けるのではないかと思いますが、これもやはりどこかの機会という意味では、第7次総合計画策定の段階の中で、十分な議論をいただいたうえで結論を出していくことかなというふうに考えております。

質問 須田修一郎

中長期的に考えれば、今、町長の答弁のように、やはり第7次の総合計画に乗っけていくのが筋なのかなと、そこでできるか、できないかは別にしてですよ。別にしてだけれども、そういう形が本来の形なのかなと。検討するということだけでも一安心するといいますか、もしかしたらできるかもしれないという期待も出てくる可能性もありますので、この辺はやはり町民に希望を与えるという意味では、必要なのかなと、今のお気持ちはわかりました。次に体育館に移りますけれども、総合体育館も基本的には同じような形です、これは。だから温浴施設と総合体育館を両方一度にやったらいいのではないかという人ももちろんいます。これは莫大な金額です。だけれども、そういうことを言う人もいるということです。それだけやはり過疎債のこともありますけれども、何かそういうものをつくってくれよと、頑張るからというのがやはりどこかにあると、私は思うのです。体育館も先ほど町政報告でありましたけれども、スポーツ合宿にしたとしても、これだけ大学が複数で来る、そんな町はないですよ。市でも3、4来ることはありますけれども、一時期に。今年は2校ですけれども、今年から高校生が加わってやる。それはあくまでも外周を回るのに一緒に走っただけのことであって、これは冬季間、総合体育館があって2階がランニングゾーンになっていれば、こういうことも出てくるし、合宿誘致ももしかしたら可能かもしれない。普段、冬季間怪我しながら歩いたり、病院に通って歩いたりする人も、危ないなと思って、交通事故につながらないかという人たちも屋根の下でやると、そこの安全性は保てるのです。だから、この北海道特有の環境というのもありますので、そういう意味でも、これは声としては、16年前くらいに1回やめたのですけれども、この頃やはり強く出てきているのも、これは町民の声として事実であります。ですからスポーツをやらない人にとっても、そこで歩けるのなら私は歩ける、こういうことが生まれてくる。歩くことによって健康になる。先ほどの介護予防につながっていくのです。そういう意味では町長の考えとして、やはりそういう人たちを何とかしてあげようかなというような気持ちを持てば、また、これからも頑張っていこうという気持ちになるような気がします。ですから、待望の総合体育館、断念したときも本当にありましたけれども、それはそれで理由があったのでしょう、もちろんそうです。ですけれども、やはりこうなってくると、もう一度検討し直して、これも総合計画に含めていくこともまた必要でないのかなと、今、必要なことの一つとして私は感じていますので、温浴施設のこともそうですけれども、この総合体育館にしても恐らく多額な費用は掛かると思います。だけれども、それでも何かこう町民のためにという一つの希望を持てるような施策も考えていかなければならない。ですから第7次に含めて検討するということになれば、また違ってくると思うのです。これも今、現時点の町長の気持ちをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 馬場

これについても、基本的に先ほどお答えしたことに尽きるかと思います。議員がおっしゃったように、総合体育館があればできることもありますし、健康につながることもある。あればいいなという気持ちは持っている人は、それなりにいらっしゃるかと思いますが、代わりに何を外すのかと言ったときに、それに見合うだけのものを提示できるかというと、なかなかできないのではないかと思うのです。第7次総合計画、どうやってそういう事業の取捨選択をするか。これは大変難しい問題かと思います。でも、やはり多くの町民の方も含めて、行政は行政として一緒になって、この先の10年になるかどうかわかりませんけれども、希望も含めて何を選択するかということにかかってきますので、そういう我慢ばかりということでは、なかなか気持ちが盛り上がらないといいますか、そういうことがあるというのも、私も理解はしていますけれども、必要だからできるというものではありませんので、それだけでどうするべきだということを、ここで申し上げるわけにはいきませんけれども、町民の皆さまのそれぞれの立場から出しながら、最終的にご判断をいただくことになるのではないかなと思います。総合体育館、体育会系の人、私もどちらかといったら体育会系かなと思っているのですが、そこからすればさまざまな子どもたちの活動も含めて、屋内でのスポーツ競技がある、十分にできない、学校を使って今やっていますけれども、もっとよりよい環境といったときには、そうでないという部分も私自身が見てわかってはいるものの断念した経緯は、須田議員もあの当時から関わって十分理解いただいたように、やはり苦渋の選択をせざるを得なかった。ただそれをひっくり返すだけのものがなければなかなか、過疎債があるからいいのでは済まないなと、十分それらの活用も含めながら検討することが大事だろうというふうに思っているところでございます。

出典:斜里町議会 令和3年9月会議 2021年9月15日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる