みんなの議会

名寄市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日

(1)加藤市長の市政執行に関して/(2)大学教育の充実について/(3)地域医療の充実に関して

2019年3月7日、名寄市議会の一般質問で、大石健二議員が「加藤市長の市政執行に関して」「大学教育の充実について」「地域医療の充実に関して」について質問し、市長 加藤剛士、市立大学事務局長 松島佳寿夫、市立総合病院事務部長 岡村弘重、総務部長 中村勝己が答弁しました。

質問者
大石健二 議員
答弁者
市長 加藤剛士、市立大学事務局長 松島佳寿夫、市立総合病院事務部長 岡村弘重、総務部長 中村勝己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 大石健二

それでは、指名をいただきましたので、これより3件について質問を行います。最初に、加藤市長の市政執行から、公務員の倫理についてお伺いをいたします。平成30年は、官僚による不祥事やミスが多発しました。例を挙げますと、学校法人への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書の改ざんに始まり、同じく同省の事務次官による女性記者への性差別発言、さらには防衛省による日報隠し、文科省を揺るがした加計疑惑のほか、厚生労働省では働き方改革による裁量労働制の調査で異常値が相次ぎ、法案から裁量労働制の対象拡大を削除するという事態にまで発展いたしました。さらに、同省では現在連日報じられている毎月勤労統計調査の不適切調査問題など数え上げれば枚挙にいとまがありません。良識者からも官僚の劣化がささやかれているところでございますが、こうした公務員としての自覚を欠く不祥事やミスを他山の石に置き、名寄市としてのあるべき市職員の公務員倫理について考え方をお知らせ願います。次に、同じく市政推進の基本姿勢から、市の喫緊かつ最大の課題についてお伺いをいたします。加藤市長は、近年さまざまな機会を捉えて名寄市の喫緊かつ最大の課題に人口減少と労働力不足を掲げています。また、元号が変わるのを節目に、新元号となる新たな年度を名寄市の地方創生元年にと述べていますが、これらの具体的な施策及び言葉の意味についてそれぞれ御答弁をお願いいたします。平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号次に、大学教育の充実から3件お尋ねをいたします。まず、名寄市立大学の将来構想の前期計画についてお聞きをいたします。名寄市立大学の将来構想(ビジョン2026)に記載されている実施項目及び実施事業の進捗状況について御答弁をお願いいたします。次に、コミュニティケア教育研究センターについてお聞きをいたします。平成28年に既設の道北地域研究所と地域交流センターを統合したコミュニティケア教育研究センターは、間もなく開設から4年目を迎えます。知の拠点を目指すとした同センターのこれまでの研究、実践、課題研究、実施事業等の成果と検証についてお知らせ願います。あわせて、市立大学の向こう10年先の展望についてお聞きをいたします。高大接続改革などを初めとする入試改革など大学をめぐる教育環境が激変する中で2017年に策定した名寄市立大学の将来構想(ビジョン2026)では、策定時に網羅できなかった大学改革や教育変化の環境など、これから先の10年を展望した考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。次に、地域医療の充実の中から、消費税引き上げに伴う新名寄市病院事業改革プランへの影響についてお伺いをいたします。市政執行方針の中で、本年10月に導入が予定されている消費税引き上げに伴う診療報酬改定について、現段階では厳しい予測となっているとして新名寄市病院事業改革プランへの影響が懸念されると報告されています。何が厳しく、どのような懸念があるのか御答弁をお願いいたします。同じく地域医療の充実から、地方公営企業法の全部適用に関してお聞きいたします。本年度当初に従来までの地方公営企業法の一部適用から全部適用への制度変更から間もなく1年目を迎えようとしています。制度移行に伴う現状と今後の課題についてお聞かせ願います。最後に、地域医療のニーズから、市民が求める市立総合病院の医療ニーズについてお聞きいたします。市民の皆さんが市立総合病院に期待する地域医療のありようについて、どのような手法や技法により把握し、運営等の改良、改善、改革につなげているのでしょうか。具体的な事例を挙げて簡明にお答えをお願いいたします。以上でこの場からの質問といたします。

答弁 市長 加藤剛士

大石議員からは、大項目で3点にわたっての御質問をいただきました。大項目1については私から、大項目2を市立大学事務局長、大項目3を市立総合病院事務部長からそれぞれ答弁をさせていただきます。初めに、大項目1、加藤市長の市政執行に関して、小項目1、市政推進の基本姿勢から、①、公務員の倫理等について申し上げます。公務員の倫理等につきましては、国は国家公務員倫理法を定め、同法第43条では地方においても国家公務員の倫理保持に準じるよう定めているところでございます。これを受けて名寄市においても名寄市職員倫理規程を定め、職員に対する全体の奉仕者としての自覚を促すことや利害関係者との接触に関する規制を規定をしております。また、名寄市事務処理規程などで文書の取り扱いや保管について定めるなど行政運営に関するコンプライアンスについては、それぞれの名寄市例規において記述をするものであります。また、これらの規定を実行化するため、新採用職員に対する採用時研修として文書管理や財務に関する研修を実施をするほか、財務に関しては会計課職員を講師に毎年職員研修を実施をしているところでございます。議員から御指摘のございました国の一連の事象については、当市としても他人事とせず、適切な職員研修などを通じて公務員倫理の向上に努めてまいります。続きまして、②の市の喫緊かつ最大の課題について。本市における喫緊かつ最大の課題につきましては、人口減少、労働力不足が挙げられると考えておりますが、これはまさに地方創生の取り組みにより対応していかなければならないと考えております。このことから、本市においては平成27年度に名寄市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、この間取り組みを進めてまいりました。本年度は、総合計画中期基本計画を策定をし、4月からのスタートに向けて準備を進めているところでありますが、総合戦略につきましても総合計画と整合を図った一部修正を行い、同じく4月からスタートすることとなります。まさに総合計画、総合戦略は現状と課題を整理し、数値目標も掲げ、達成に向けた取り組みを進めるスタートとなる年という意味で名寄市の地方創生元年という表現をさせていただいたところでございます。具体的な解決策につきましては、さきに述べた総合計画、総合戦略の着実な推進により数値目標達成を目指すことと考えております。よろしくお願いをいたします。

答弁 市立大学事務局長 松島佳寿夫(市立大学事務局長は2019年3月まで)

私からは、大項目の2、大学教育の充実について、名寄市立大学の将来構想からについてお答えをいたします。初めに、小項目1の前期計画の進捗と中後期計画について申し上げます。本学は、今後10年間における大学運営の指針として将来構想を策定し、同時に2017年、平成29年度から3年間の実施項目を示した前期実施計画を定めました。お尋ねの前期計画の進捗については、今年度学内に設置した内部質保証推進委員会において第1の教育から第8の質保証と本構想の検証までの8分野における2017年度の実施項目68事業についてそれぞれ点検、評価を行いました。評価結果は、一部で未実施な事業や次年度への継続課題はありましたが、ほとんどの項目で取り組みを進めたものと思われ、その内容を教授会に報告をし、全学的に共有をしたところであります。また、中期計画については、来年度に行う今年度の実施項目の点検、評価の結果や前期実施計画最終年度である来年度の推進状況を踏まえて来年平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号度の後期に策定を予定しております。今後も将来構想の実施計画で定めている各実施項目の着実な推進と進捗状況の検証を全学的に行い、大学運営全般において改善向上に取り組んでまいります。次に、小項目の2、開設から4年目を迎えるコミュニティケア教育研究センターについてお答えをいたします。コミュニティケア教育研究センターは、名寄市立大学の教育理念に基づき、これまで本学の社会連携、社会貢献の中心を担ってきた道北地域研究所と地域交流センターとを発展的に統合し、2016年4月に開設をいたしました。この3年間で道北地域研究所と地域交流センターからの円滑な業務移行と学内外における活動基盤の整備を図るとともに、地域社会と大学、教育実践、研究の橋渡し拠点として地域貢献に資する教育研究の充実発展を図ってきました。教育の分野では、大学の有する知的財産を活用し、ケア専門職等の継続教育やスキルアップを主な目的としたセミナー等の開催や関係機関、職能団体等の依頼による支援対象を特定せず、広く地域への情報発信や研究成果の公表を行い、市民の生涯教育に資する公開講座の開催を行ってまいりました。また、研究の分野では、地域における課題発見及び解決を図る研究、先駆的実践活動に対して研究費を配分する、課題研究において近隣の小中学校教員を特任研究員として任命し、特別支援教育コーディネーターの専門性の向上を図る上川北部発達支援連携推進事業や農業における収穫時の人手不足に対する援農アルバイトによる労働力支援講座など関係機関と協力しながら地域課題に直結する研究を行ってきております。さらに、子ども食堂を初めとするなよろ子ども支援プロジェクト、商店街あそびの広場、パラリンピックスポーツの体験、普及イベントであるガチパラ!in名寄や市民ボッチャ交流大会など地域の各種団体等と連携した多種多様な実践活動を行ってきたほか、学生ボランティア情報の窓口と平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号して地域と学生とをつなげる役割も担っております。今後もこれまでの地域課題に関する取り組みを継続させるとともに、大学としての組織的取り組みの強化、関係機関との継続的な協力体制の構築、センターの活動について学内外における情報共有と協議の充実を図り、知の拠点として地域のケア力向上に取り組んでまいりたいと考えております。次に、小項目の3、市立大学の10年先を展望してについて申し上げます。大学教育をめぐる情勢は、全国的な課題である18歳人口の減少に加え、人口の高齢化などによる医療、看護、福祉系人材の需要の増加を受け、本学と競合する学部、学科の新増設など本学特有の課題もあり、年々厳しさを増してきております。このような中、大学の今後の大学運営の指針として将来構想(ビジョン2026)を策定したところであります。そこで、本学の10年先を展望した大学運営については、安定した学生の確保が第一であります。まず、入り口である学生の確保については、高校生や保護者に対する広報活動の充実が挙げられます。具体的には、高校訪問の継続実施による大学情報の浸透、進学相談会の充実、さらにはオープンキャンパスやホームページの内容充実などを考えております。また、毎年発行している大学案内についても在学生や卒業生の声などをふやし、高校生や保護者の期待に応えられるよう努力をしております。次に、出口、これはケアの専門職として有為な人材を地域社会に送り出すことを意味します。出口については、何より教育の充実が挙げられます。本学では、開学時の理念として、1つは保健、医療、福祉の連携と協働、2つとして少人数教育の実践、3つとして地域社会の教育的活用と地域貢献を掲げております。引き続きこれらの理念に基づき、今後も国家試験合格率や就職率が高い数値を維持していけるよう努力をしてまいります。さらには、将来構想を策定した段階では、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体改革、いわゆる高大接続改革について十分な議論ができておりませんでしたので、国の改革に合わせて本学独自の入試改革等についても進めてまいりたいと考えております。今後も策定した将来構想を着実に推進し、本学が10年、20年と小さくてもきらりと光る大学であり続けることができるよう引き続き努力をしてまいりますので、御理解と御協力をお願いしたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。

答弁 市立総合病院事務部長 岡村弘重(市立総合病院事務部長は2022年12月まで)

私からは、大項目3、地域医療の充実に関してについてお答えをいたします。初めに、小項目1、新名寄市病院事業改革プランからの①、消費税引き上げに伴う新名寄市病院事業改革プランへの影響について申し上げます。この御質問につきましては、昨日の佐藤議員からの代表質問と重複するため、同じ答弁となりますので、御了承ください。本年10月に予定されます消費税引き上げに伴う診療報酬改定については、2月13日の中医協で厚生労働大臣に答申され、本体がプラス41%で、各科の内訳は医科プラス48%、歯科プラス57%、調剤プラス12%と示されました。また、薬価につきましてはマイナス51%、材料価格についてはプラス03%となっています。市立総合病院に対応する主な内容としては、初診料が288点で6点、外来診療料は74点で1点、急性期一般入院料1は650点で59点、精神病棟入院基本料が958点で12点がそれぞれ引き上げられる予定となっており、特定入院料の救命救急入院料も引き上げられる内容となっています。これらを今年度の実績ベースで試算した場合、10月以降の6カ月分でおよそ500万円程度の増収になるものと見込んでおります。一方、費用を同じ期間で試算した場合、薬剤、診療材料などで200万円、委託料で400万円、診療報酬では補填の対象とならない医療機器や備品の購入費、工事費などで000万円など、全体でおおよそ600万円の支出増を見込んでいます。差し引きで100万円程度の負担増加と合わせまして、薬価のマイナス改定による純利益減少額が500万円程度と想定していることから、非常に厳しい予測と申し上げたところであります。対応といたしましては、収入増加策の実施と経費節減に努めることで影響額を最小限にとどめるよう努めてまいりたいと考えております。次に、②、地方公営企業法の全部適用から1年目を迎える中でについて申し上げます。平成30年4月から実施しました地方公営企業法の全部適用につきましては、導入に係る関連事務処理等も終えており、事業管理者のもとで組織体制づくりや人員配置の効率化などでその効果を得ています。今後における制度面での課題については、現状では特にございません。次に、小項目2、地域医療のニーズからの①、市民が求める市立総合病院への医療ニーズについて申し上げます。病院を御利用いただいております皆様からの御意見や御要望をお伺いする機会としましては、事業者に委託して毎年実施しております患者満足度調査と院内に常設しております御意見箱がございます。そのほか、外部委員で組織しております病院運営委員会でも御意見等を伺っているところでございます。それぞれいただきました御意見等につきましては、院内の各種委員会などで共有し、検討や対応を行っているところでございます。以上、私からの答弁とさせていただきます。

質問 12番 大石健二

それぞれ御答弁をいただきました。ありがとうございます。それでは、限られた時間ではございますけれども、再質問をさせていただきたいと思います。最初に、加藤市長の市政推進の基本姿勢から、公務員の倫理についてお伺いをいたします。質問平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号に入る前に、なぜこういう質問を取り上げたのだと。今ネットの中継でごらんになっている市職員の方に心証を悪くしないためにもあえて申し上げますけれども、今何が起こっているかということではなしに、国の公務員倫理の劣化について引き合いに出しながら、名寄市職員の皆さんの倫理についてお伺いをしたいという、その1点にあります。それでは、質問に入ってまいりたいと思いますが、名寄市においてもかつて平成24年度でしょうか、職員の非行事件が相次いで起こったことがございます。その年の12月に名寄市職員の行動指針というものを制定されて、職員の自覚を促すとともに、法令の遵守を求めてきたという経過があります。その3年後の平成27年度に、さらに職員の不祥事がございました。改めて同指針のほか、地方公務員の服務あるいは先ほどお話もございましたけれども、名寄市倫理規程あるいは名寄市職員からの公益通報の要綱など、そうしたものに対する職員の周知を図って法令遵守を求めてきたという経過がありました。国の官僚の劣化という言葉を使わせていただきましたけれども、綱紀粛正という言葉があります。綱紀粛正の綱紀というのは、太い綱と細い綱というのだそうです。これをより合わせて1本の手綱にしていくみたいですけれども、この綱紀というのはやっぱり時間の経過とともに緩んでいくのです。ですから、名寄市においても平成27年に手痛い思いをした経過がございます。やはりこういうふだんからの人材育成あるいは教育、そういったものは大切なのだなというふうに改めて思うわけでございます。今回の市政執行方針の中に、効率的な行政運営の中で組織のスリム化や急激な世代交代により職員の人材育成が急務であると書いてありました。この組織のスリム化や急激な世代交代により職員の人材育成が急務だというこの意図について簡単に御説明いただければと思います。

答弁 総務部長 中村勝己(総務部長は2019年12月まで)

議員も御承知のとおり、18年に合併以降、職員の一定程度の定数について見直しを図りながらこの間来ています。その意味では、全体の職員数も減少しておりますし、とりわけ定年ということでありますので、相当技術あるいは知識を持たれた職員がこの間退職をしていったということでございまして、私ども十分引き継ぎをしながらこの間やってきていますけれども、まだまだ不足している部分もあるのかなというふうに率直に思っています。それは、やはりこの間約100名ほどの職員が退職をされて、実はその分当然満度に職員をとっていないわけですけれども、相当多くの職員も採用になっているということで、なかなか経験不足の面は確かにあるのかなというふうに思っていまして、議員が言われたようにこの間職員研修等も新採用においてはやっておりますし、あわせて採用後3年の職員なり、逐次研修はやっているところでありまして、できるだけ市民の皆さんに窓口対応も含めてサービスの低下が起きないようにしっかりと今取り組んでいるということで、早急にといいますか、こういったこの間、合併以降の職員の総体的な人数の減少ですとか若返りということで、現状をしっかりと把握をしながら人材の育成等について今やっているという状況でございます。早急にといいますか、これまでもやっていますし、今後もやっていきたいというふうに考えているところです。

再質問 12番 大石健二

中村総務部長の再質問に対する答弁をいただきました。今新採用の職員の研修から、いろいろ御答弁をいただきましたけれども、ここに平成22年3月に策定された新名寄市の人材育成基本方針というのがあるのですけれども、これを読んでいきますと、いずれも36字打ちの4行から五、六行の文章で構成されているのですけれども、この短い文章の中で極めて人材育成基本方針として抽象的な表現と言うと、これを作成した職員がここにいらっしゃるかどうかわかりませんけれども、極めて抽象的な表現があろうかなというふうに考えます。例えばどんなのかというふうにおっしゃると、こんなような表現がございました。透明で、かつ公正な質の高い行政サービスを効率的に推進、例えばもう一点、高い倫理観と人間性豊かな行政運営が必要と。読んでしまうと何でもないように思うのですけれども、この言葉の一つ一つ、このセンテンスを見ていくと、一体どういうふうにやればどうなるのだろうなというのがちょっと皆目わからないというのがあります。こうした抽象的な表現の育成基本方針のもとで、倫理観というのを醸成していくということに果たしてつながっていくのだろうかなという思いがあるのですけれども、いま一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 総務部長 中村勝己(総務部長は2019年12月まで)

名寄市の人材育成基本方針につきましては、やはり職員のやる気といいますか、気持ちを引き出して住民サービスの意識を高め、やはり資質を向上させるといったことで規定をさせていただいているところでありまして、これが職員の倫理観にということで言われましたけれども、私どもはなかなか文言としてはこういう形で整理をさせていただいておりまして、具体的にはそれぞれ研修を行う中で職員に対する意識を高めているということでございますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 12番 大石健二

余りくどくど申し上げる気持ちはございませんが、ただこの方針をさらに具現化していくために、もう少し方向性なり、取り組み内容なり、できれば目標数値というのが設定できるかどうかわかりませんけれども、こうした基本方針をもとにした基本計画みたいのを作成していくか、あるいはこの基本方針そのものの内容が少し時代とともに理解が困難になってきているという側面もないではないなというふうに思いますが、見直しの考えがあるかどうか、ちょっと再度お聞きしてこの質問は終わりたいと思います。

答弁 総務部長 中村勝己(総務部長は2019年12月まで)

今大石議員のほうから文章的にも少しわかりづらい面もあるという御意見もいただきましたので、実際に先ほど言いましたようにそれぞれ研修等も行いながら実践でやっているというふうに思いますから、現在とりわけ見直しという考え方にはありませんけれども、議員の意見を踏まえまして全体的な人材育成基本方針の中身について改めて見直しをしていきたいと。内容を改めて現状に合っているのか、あるいはこれから求められる公務員像というのも当然時代の中で変わってきていますので、そういった意味で少し内容を見てみたいというふうに思っています。以上でございます。

再質問 12番 大石健二

ぜひ御検討をいただければと思います。あと、次に市長のほうでお答えをいただいた市の喫緊かつ最大の課題についてお聞きをしたいと思います。時間が限られていますので、ちょっとはしょってお聞きをしていきたいなと思います。つい最近のことなのですが、兵庫県の明石市というまちがあります。そこでちょっと市長の舌禍事件があったのですけれども、その舌禍事件の背景については皆さん御存じだろうから、あえてここでは触れませんけれども、この明石市、実は泉市長というのがなかなかの方で、加藤市長も負けてはいないのですけれども、加藤市長の挙げておられる人口増の問題について、かなり具体的な施策を持って臨んで人口のV字回復をやっているまちとしてつとに有名なまちです。例えばどういうことだというと、平成24年に29万657人だった人口がその6年後には29万550人、約000人、人口をふやしているのです。この施策として何を掲げたのだという平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号と、極めて思いもつかない施策をとっておられました。どんなのだというと、離婚後のひとり親家庭、この養育支援というのを政策として打ち出しております。例えば子供の貧困あるいは家庭の事情で離婚されてお子さんを引き取ったお母さんがかなりの生活困難を強いられていると。そうした状況を行政も介入をして、男性のほうから養育費を徴収する、そういうシステムを確立をするということで、こういうそれぞれの事情を持った女性たちが子供を連れてこの明石市に移り住んだというような経過があるようです。似たような政策としては、例えば富山県の七尾にホテルがあります。差しさわりがあるので、K旅館としましょうかね。ここのK旅館というのは、やはりそれぞれの事情を抱えた女性がお子様と一緒に移り住んで、仲居をしながら子供を育てていると。もちろんK旅館は、社宅なり寮なりがありまして、そこで生活の憂いなくサービス業に専心することができるということで、そのサービスがまたレベルの高いということで、最近のことはちょっとわかりませんけれども、毎年のようにおもてなし第1位だったなという、そういう実績を上げていると。やはり手厚いおもてなしといいましょうか、政策を施策に変えていくことで、なかなか回復を見ない人口減少の問題もやりようによっては、こうして1万人近い人口増に結びつけていくことができるという政策もあるということです。加藤市長のたしか……少しお待ちくださいね。関係人口をふやす取り組みとして、政策の鍵というふうに掲げておりますけれども、この関係人口をふやす取り組みとして加藤市長の中に胸中深くまだ構想の段階で発表するまでには至っていないけれども、実は温めているものがあるのだというものがあれば、その一端でも結構ですので、お教えいただけますでしょうか。

答弁 市長 加藤剛士

明石市の取り組みは大変、平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号私も承知はしておりましたけれども、改めて参考にさせていただきたいと思いますが、恐らく明石市と名寄市は、明石市は関西圏の大都市圏と非常に隣接しているというような立地だとか、あらゆるいろんな環境の変化もありながら、その自治体で何が効果的な政策なのだろうということを多角的に研究をしながら、かなりちょっととがったような政策を打って成功している事案だろうというふうに思っています。総合計画、総合戦略の具現化ということが第一だということをさきに述べさせていただきましたけれども、その中にも関係人口をふやしていくためのさまざまな取り組みが含まさっているというふうに思っていまして、特に先ほど来それぞれの議員の御質問でもお答えしているように、名寄にやっぱり愛着なり、ゆかりのある人をたくさんふやしていく。全国にたくさんいらっしゃるわけです。そこには、名寄にゆかりのある人ともっとつながって発信をしてもらう取り組みが必要であろうということと名寄の特色をやっぱりさらに生かしていく取り組みが必要なのではないかというふうに思っていまして、名寄の持つ医療資源や大学だとか、あるいは冬のスポーツを今1つの柱にしてやっておりますけれども、そうしたことを切り口として名寄にゆかりのある人にもっと名寄に目を向けていただく、そして名寄のあらゆる施策を含めて応援団になっていただくということが大事なのではないかというふうに思っているところでございます。関係人口の文脈でいくと、例えば東京なよろ会というふるさと会がございますけれども、今は東京なよろ会も役員の方が若干高齢化しつつあった中で、今なよろ会で青年部を立ち上げようという動きが出ていまして、そこで青年部が立ち上がって、今東京にも名寄出身あるいはゆかりのある人が相当いらっしゃるということで、そういった人たちを今フェイスブックだとか、いろんなインターネットで仲間を広げて、いろんな運動を展開しつつあると。ことしか来年でしたか、東京なよろ会が設立してのまた節目の40年だかの会がございまして、そこにも何か大きなイベントを打ち上げようなんていうような計画もしていただいているようでありまして、そういう名寄にたくさんの応援団をふやしていくことで名寄に対する地域振興あるいは1回滞在してみようかと、また来てみようか、あるいは移住してみようかと、そんな動きにつながっていくのではないかというふうな、これは1つの例ですけれども、そうしたことも含めて着実に総合計画、総合戦略を積み重ねていくということが大事だというふうに思っているところでございます。

再質問 12番 大石健二

ありがとうございます。総合計画を着実に地固めしていきたいというふうにお聞きをしました。今地域資源が2つ出てきました。大学と病院と。実は、今回その地域資源の大学と病院について質問としても取り上げさせていただいておりますので、後ほどよろしくお願いいたします。市長のほうからも今御答弁もいただきました。ただ、大都市という地の利はあるのかもしれません、確かに。ただ、あるのかもしれませんが、政策が施策に反映されていくことで、その今まで持っている魅力ある土地がさらに人を引きつける要因にもつながっていくのだろうなというふうに考えますので、ぜひともよそさまのまちをまねせいということではないのですが、ぜひともいいところはどんどんまねをして、さらにアレンジをして名寄ならではの地域づくり、まちづくりに生かしていただきたいというふうに考えます。それでは、続いて大学のほうに移ってまいりたいと思います。時間がかなり、20分ぐらいしかないので、いろいろ用意している質問もあるのですが、ポイントだけお聞きをしていきたいなというふうに考えます。まず、コミュニティケア教育研究センターについてお聞きをしてまいりたいと思います。先ほど松島事務局長のほうから、教育の観点で公開講座というのがございました。私も公開講座については、積極的ということではないかもしれませんが、これまでにも何回か聴講をさせていただいております。ただ、その聴講をした後にいつも何といいましょうかね。講座終了後に不得要領のままといいますか、肝心なところが不明だと。何といいましょうか、そしゃくできない、生煮えの感があるなという印象を正直に言って申し上げると持っています。ただ、お話を聞くとセンターが主催でやった公開講座というのはこれまで一度もなくて、これから何か1つやるのだというお話を聞きました。そうすると、タイアップ先との兼ね合いもあって、なかなか難しいのかなというふうに思いますけれども、これから公開講座をぜひ開催するに当たっては市民とセンターが最も近づける大事な部分だろうと、接点だろうと思いますので、老婆心ながらお願いをしたいなというのがあるのですけれども、講座の中盤でも終了後でも結構なのですけれども、ぜひとも学生と市民の皆さんがディスカッションできる、あるいはディベートができるとか、ディベートというのは討論という意味ですが、そういった場を設けていただいてテーマをブラッシュアップしていくとか修練させていく、そのテーマに沿った解決策に近いものを見出していくというような方法をぜひともやっていただいて、生煮えの感というか、不得要領のままに終わるということのないようにしていただきたいというリクエストなのですが、いかがでしょうか。

答弁 市立大学事務局長 松島佳寿夫(市立大学事務局長は2019年3月まで)

今議員から御指摘がありましたように、公開講座は今までは例えば道北地域研究所ですとか各学科との共催ですとか、なかなかいわゆるセンター単独でというのは余り実施できなくて、今年度は今週の9日に元気アップ教室というのを今準備をしておりま平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号す。今リクエストといいますか、提案がありましたいわゆる例えば終わってから学生との討論といいますか、そのような機会をということなのですけれども、趣旨は十分わかるのですけれども、御存じのように本学の学生は1つは実習を持って、専門職養成のために実習が非常に多いということと空き時間等でアルバイトをしている学生もかなりいるということで、どうしても講座等は土日ですとか、あと平日ですと夕方といいますか、学生がなかなか大学にいる時間にセットするというのは現状は少ないといいますか、難しいという状況がありますので、今すぐにというのはちょっとここではなかなか難しい部分があるのですけれども、そういう要望があるということは伝えて持ち帰って検討してまいりたいと考えております。

再質問 12番 大石健二

ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。あと、大学の10年先展望について、端折りながらちょっとお聞きをしていきます。先ほどお答えがございましたけれども、将来構想(ビジョン2026)の中に網羅できなかった部分というのでお聞きをしたのですが、ただここで昨年末に近隣の旭川の私立の大学が早ければ2021年4月に、ちょっと時間をかければ2023年4月に公立化に向けた動きが活発化するというような報道がございました。こうしたことも含めて、これからの10年先というのは、なかなか市立大学を取り巻く環境がかなりシビアなものになっていくなという予想が容易にできます。名寄市立大学の学部、学科構成が現状のままで果たして隣のまちに魅力ある私立の大学が公立化に向けて同じような学部、学科構成で運営されるとなると、かなり厳しいなというふうに予測も容易だろうと思います。こうしたことに向けて、今後将来の10年先に向けて今の市立大学、繰り返しになりますけれども、学部、学科構成で果たして太刀打ちできるのだろうかという一抹の不安がどうしても拭い切れませ平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号んが、この点はいかがですか。

答弁 市立大学事務局長 松島佳寿夫(市立大学事務局長は2019年3月まで)

先ほどの答弁でも触れさせていただいたのですけれども、18歳人口の減少というのは、これは全国的な課題としてあります。それから、本学のいわゆる学部、学科構成、いわゆる高齢化社会を見据えて保健、医療、福祉ですとか、そのような学部、学科構成は新増設を含めて着実に伸びてきております。また、近年では特に私立大学が公立大学にするというのも伸びてきておりまして、公立大学の加盟校、今は92校あるのですけれども、毎年ちょっとずつふえてきているということでふえてきております。お話のありました近隣の市のそういう状況については、私ども設置者サイドも含めて大変関心を持っていわゆる情報収集はしておりますが、ただいずれにいたしましてもそういう状況にあっても本学が生き残っていくためには、やっぱり学生を安定的にしっかり確保するということと、そして専門職としての教育にふさわしい教育を充実させて国家試験合格率を今まで以上に、看護とか栄養は100%になっております。これから例えば社会福祉士を上げるですとか、それから高い就職率、特に正規雇用、ほとんどが本学は正規雇用なのですけれども、そういう教育をしっかりやって地域に送り出していくと。これを地味ではあっても、しっかりそれをやり続けることがやっぱり本学が生き残っていく道かなということで学長以下、私ども教職員は理解をしておりますので、ほかの状況は情報収集はしますけれども、本学としてやることをしっかりやると、やはりそれに尽きるのではないかなとは思っております。

再質問 12番 大石健二

今の時点でやるべきこと、やれることをやっていくのだというお話をいただきました。それでは、次は病院についてお聞きをしてまいりたいと思います。先ほど岡村事務部長のほうから御答弁をいただきました。消費税が改革プランへ与える影響について御答弁をいただきましたけれども、改革プランの経営の安定性という中でこんな意向がありました。高度医療機器の計画的な整備というのがありました。これは、消費税が5%から8%、今回は8%から10%に上がるという繰り返しの税制度の改革ではございますけれども、この高度医療機器の整備計画というのはこの消費税に合わせてどのようにお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 市立総合病院事務部長 岡村弘重(市立総合病院事務部長は2022年12月まで)

高度医療機器イコール高額医療機器ということでもございますので、消費税が上がることに対してはいろいろ対策を考えながらやってきているということでございますが、このところ、これまでMRIですとかCTですとか血管造影装置、そういったものについてはこれまでの中で更新をしてきております。新年度以降で今のところ直近で高額な医療機器というところについては、現段階では想定してございませんけれども、この増税前にということも含めて今年度の中で電子カルテシステム、関連する部門システム、これらの部分を更新を図ってきたということでございます。

再質問 12番 大石健二

わかりました。あと、ちょっとまた市政執行方針の中から、私の能力では理解しづらいというところがあったので、ちょっとお聞きをしたいと思います。執行方針の地域医療の充実と題したところ、ページで言うと14ページにあるのですけれども、この地域医療の充実というページは4つのセンテンスで構成されていました。全て17行の文章なのですけれども、前段、中段、後段で分けていくと中段の2つの文章が非常に私には難解でした。1つは、今申し上げた消費税対応で予定されている診療報酬の改定でプランにどのような影響が出るのかということがわからなかったという点です。もう一点は、これはなかなか難しいです。DPC制度の対応強化による増収、増益とベンチマークを活用した経費節減対策の方針と。これは、なかなか専門的な知識を持っていないと、これを読んだだけではなかなか理解できないなと。私だけの知恵足らずなところでもない、あながち私だけの能力不足だけでもないなというふうに思うのですが、岡村部長、ぜひ解説をいただきたいと思います。

答弁 市立総合病院事務部長 岡村弘重(市立総合病院事務部長は2022年12月まで)

表記が補足がなくて申しわけなかったかなというふうに思っております。改革プランの影響という部分につきまして、これは平成31年度現在の平成27年に出されましたガイドラインに基づく新名寄市病院事業改革プラン、これにつきましては平成28年度から32年度までの5年間の計画ということでございまして、この計画の中で平成31年度を黒字化を目標としている年だということでございまして、この消費税増税の影響が現段階でもストレートで600万円ぐらい見込まれるというところは、マイナスからスタートするような形になりますので、非常に厳しいということでございます。もう一つ、DPCの部分につきましては、これは入院料、これはその病気に従いましてコード化された指定された標準的な医療に基づいて、それを実施することによって点数、報酬が決まっているという制度でございまして、これには全部分岐コードという枝がついていまして、それを正しく選定していくと、より診療報酬が高く得られるというような形になっておりまして、それらを厳しくチェックして請求していくのだということが1つでございます。ベンチマークにつきましては、診療材料費が全国的に平均価格どれぐらいで納入されているのかといったものと比較しながら、それぞれ納入業者さんと価格交渉を行ったり、不要なものについて平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号余り高額なものを購入しないというようなことで努めていくということでございます。

再質問 12番 大石健二

今岡村部長のほうでお話がございました、31年度に黒字化を見込んでいるのだという。この改革プランもいろんな数値目標が出ているのです。例えばどんなものがあるのだというと経常収支比率、いろんな経常収支比率も医業収支比率だとか修正医業収支比率だとか、いろいろあるのですけれども、確かにおっしゃるように31年に黒字化になっているのです。おっしゃるとおり。ただ、今回のように税制の変更だとかが来ると、果たしてこの数値目標というのは達成できるのだろうかというプランを見ていて素朴な疑問が出ましたが、いかがですか。修正の必要はないですか。

答弁 市立総合病院事務部長 岡村弘重(市立総合病院事務部長は2022年12月まで)

当初、平成28年にプランを立てた段階でこの増税がいつ行われるかというのは決定をしていなかったということでございますが、このガイドラインの中では経営の改善、収支の改善を図ること、それから経営形態の見直しですとか再編ネットワーク化、そういったものについてしっかり示すようにというのがガイドラインの趣旨でございます。その中で、我々として収支改善が見込める年度は平成31年度だという目標を立ててここにしたということでございます。毎年内容については、決算値を見て改善させていただいております。

再質問 12番 大石健二

今部長がおっしゃるように、確かに毎年秋口に点検と何か冊子を出しているなという記憶がございます。それは、私のほうも拝見をした上でお聞きをしてまいりました。時間も残すところ5分となりました。まだ実は、いろいろ質問を用意していて、山ほどあるのですけれども、失礼に当たらないうちにやめたほうがいいなと思うのですけれども、ただちょっとこの平成31年3月7日(木曜日)第1回3月定例会・第3号時間を利用してお話をさせていただきたいなという点がございますので、お時間をいただきたいと思います。きょうこの日の一般質問が私にとっては、本会議場における最後の一般質問というふうになります。平成の天皇が間もなく御退位され、新たに元号も新しくなるという潮目、潮どきのときに3期12年にわたって議員あるいは議会活動にピリオドを打つことができました。できましたというか、打ちます。ピリオドを打つのですけれども、かくも長きにわたり市民の皆様には一方ならぬお世話をいただきました。ただ、この場をおかりして市民の皆様を初め、執行者の皆様、そして市職員の皆様、議会の皆様にも深くお礼を申し上げるとともに、あわせて深く深くざんきの念にたえないという思いでいっぱいでございます。今後も行政と議会が協働で切磋琢磨して市民が主役のまちづくりを推し進めていただくようお願いを申し上げて、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。

出典:名寄市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日 議事録 PDF(119ページ) 間違いを知らせる