森町議会 令和元年第2回 6月会議 2019年6月4日
森町在住進学者対象の給付型奨学金制度の導入について
- 聞いた人
- 山田誠 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 山田誠
おはようございます。それでは、私のほうから1点質問させていただきます。森町在住進学者対象の給付型奨学金制度の導入についてでございます。我が森町は、年々人口が減少し、推計(人口問題研究所)では2040年には1万人を切ると、9,551人と予測されております。森町としても定住人口の減少防止対策としてはさまざまな事業等々を導入いたしておりますけれども、なかなか歯どめがかからないのが現状でございます。人口減少は、交付税の減等により財政運営も危機的な状況になります。また、他町村では働き手不足で外国人の雇用を図って働き手不足解消に躍起であり、我が森町も例外ではありません。若者の流出は、各種進学校先等の周辺地に就職し、生計を立てているようでございます。森町の例を見ますと、各病院、医院も含めて看護師、技術者不足、また介護福祉施設等の介護士、各技術者不足、また幼稚園、保育園における教諭や保育士不足、さらには各種会社等々の技術者、事務職員の不足は目をみはるものがございます。そこで、これらの担い手不足を解消すべく、各高校、大学、専門学校等に進学する方々にぜひ地元に帰ってきていただいて、活動し、森町の発展と人口減少の歯どめの礎を築いていただきたいと思っております。定住意向を高めるため、例えば10年、15年勤務すれば給付型奨学金と働き場所を提供することを森町の目玉商品として施策に取り入れる考えはないか。現在森町教育振興育英会貸付金は49名で1,389万6,000円貸し付けておりますけれども、2020年度から実施予定の高等教育無償化の影響などを踏まえ、森町の定住促進を図り、人口減少の歯どめ対策にもなり得るものと思料いたしておりますので、町長の所見をお伺いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
山田議員の質問にお答えします。人口減少による働き手不足や若者の人口流出については、専門職及び事務職の人材不足となっており、深刻な問題と私も受けとめております。現在町が行っている奨学金制度につきましては、経済的な理由によって修学が困難な高校生や大学生などに対して教育の機会均等を図るとともに、就業達成を目的として奨学金を借用型で実施しているところです。さて、議員提言の町内における一定期間の就労を担保とした給付型奨学金制度の導入でございますけれども、就学先選択に対する公平性の確保を初め、さまざまな問題も考えられますので、現段階での給付型奨学金制度の導入は難しいと考えております。今後につきましては、国や道が行う制度等の運用や動向を注視してまいりたいと考えております。以上です。
議員の再質問 2番 山田誠
町長の言わんとすることもわからないわけではございませんけれども、今各市町村で少子化対策、または人口流出どめのものについてはほとんど金太郎あめ的なものでございます。こんなことやったってとまらないです。各町村皆同じだということは皆同じになるわけなので、そこで経済的負担を心配せず、安心して進学できる環境を整えることが少子化対策の一番の重要性だと私は思っております。地元に居住するということになれば、永住する可能性も高くなってくるわけです。そうすると、長くいると結婚もするわけです。そうすると必然的に子供も生まれるということになるだろうと思うし、そうなれば少子化対策にもなると。このような効果が町内外にも知れ渡れば、なお効果が大きくなると思うのです。やっぱり最重要課題として、森町の目玉商品として将来に向けて、3年や5年ですぐなるわけでないですけれども、将来的に長い目で見ていただければ相当数増えるのでないか。先ほど言ったように、もう1万人切るわけですから、だんだん、だんだん人口が減っていったら、産業をやろうが、何やろうがかにやろうが、全然発展的なものは何もないわけです。今ふるさと納税も相当数売れているわけですから、そういうものを資金にして、町長、ぼんぼん、ぼんぼんやってください。そうすれば、町長は大したものだと、みんな森町に来ると思うのです。それと、もう一つ、町長も頑張ってやってもらったのだけれども、道立の林業大学だとか、そういうものもここに一時来るわけです。そうしますと、旅からの入り込みが入ってくる。例えば長万部町の理科大だとか、ああいうところを見ても結構あるわけです。また、私の知人等々については、東京周辺の大学も森町に分校を建てたいという希望のある方もいるわけです。そうなると、産業の面、教育の面、いろんな面で森町を売っていくと、これが一番大事だと思うわけです。いかがでしょうか、再度質問させていただきます。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再質問にお答えいたします。山田議員、やっぱりいろいろと人口減少問題によって町に発生する心配事を本当に深く考えていらっしゃるなというふうに感じました。私も同様です。いろいろと将来的に基本的には人を増やしていくという政策については、町としてもこれまでいろんな政策をとってまいりました。子育て支援もそのとおりです。当然住んでいる方々、ご高齢の方が長く幸せにこの地で暮らすというのも一つの方法です。今議論されているのは、今回ご質問いただいたのは学生に対しての中間層です。そういった方々がずっとここにいるようにということで、理想の一つでもあるとは思いますけれども、若い方々は一旦は都会に憧れるという心理も一つかなと、そのように思います。それと、私個人的な考えですけれども、ずっと生まれてから死ぬまでここにいるということは世の中を知らないということにもつながりますから、勉強不足の人間が育つ環境にもなるわけです。できれば一度町外に出て、そして、以前にもどこかで申し上げましたけれども、森町がいかに素敵なすばらしい町かということを自覚していただいて、そしてふるさとに尽くしたい、そういう思いから自然に帰化できる。そして、帰りたいと思ったときにきちんと要望する勤め先がここの町にあることが最大理想の考えかなと、そのように思っております。就労を目的として給付をしても、それが100%そのとおり守るかといいますと、どんどん学校に行って知識を蓄えるごとに、もっと新しい希望や、それから本人の進む道が開けてくる可能性もありますから、私はかえって森町出身の方々が地方に出て、そして大成功をおさめながら活躍されることも一つの町の財産と町の魅力発信につながると、そういうふうに思っております。いろんなことを考えながら人口減少対策は進めていくわけですけれども、給付型、企業によってはきちんとそういうふうなことで大企業ではやられているところもあります。しかし、町としてこれを行うということは、最初の答弁でも申し上げましたけれども、就労先の選択、自由に公平に選ぶということに対しては少し行き過ぎなのかなと、そういう思いから、今現在はちょっと難しいなと、そういうふうに考えております。以上、再答弁といたします。
議員の再質問 2番 山田誠
町長、もう少し前向きな答弁をお願いしたいなと。そういうこともわからないわけではないですけれども、そうなるとUターンの可能性は全くなくなってくる。私思っているのは、当然大学、専門学校等々で大都市等々に行って勉学するだけで、もうそれで十分だと私は思っているのです。他町村、他の都道府県で成功した者は森町には帰ってきません。そうならないうちに、基礎をきちっと整えてそういうものをやっていくべきだと私は思っているのです。そうでないと、町長言うように、就労先の選択に不公平があると言うけれども、森町を守っていく以上はある程度そういうことをしていかないと、誰も就職するという考えになってこない。それは、やっぱり気つけていただかないと私はだめでないかなと思っているのです。先ほど言ったように林業大学、昨年ですか、静岡県に行って視察したのだけれども、町長、就職率100%ですよ。説明員は間違って110%だと言ったのです。それだけその大学を出た方の就職が引き合いが多いということ。だから、先ほど言ったように、私の友達等々が東京の、これは皆さんに公開するわけにいかないですけれども、有名な大学です。この分校をつくりたいと言っているのですから、それをさっき言ったように長万部町の理科大と同じようなものを森町もできれば、相当数の人間が森町に来るわけです。そういうことも考えて、ぜひ前向きに、不公平だとか公平だとかでなくて、前向きに検討するという考えはございませんか。再度お聞きいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再々質問にお答えいたします。今年の桜まつり、実行委員長が新しくかわったのと、若い方の感性でいろんな新しい内容のものに変わった。そうしましたら、皆さんももうご存じかと思いますけれども、町外からの若い方々、20代の本当に若い方々が200人、300人というふうにして青葉ケ丘公園に全国から訪れていただきました。こういうことは大変すばらしいことだなと思います。私も以前にも答弁等で申し上げておりますように、観光も産業の一つ、そして森町にいろんな方が訪れることによってこの町の魅力を知っていただく。そうすると、後々の就労先、もしくは永住の地として選択していただけるだろうと、そういう考えのもとにいろんな事業、政策を進めさせていただいております。そういう関係からいきまして、先ほどご質問にもありました林業大学校、ぜひ誘致したかったのですが、それは本校は誘致はできませんでした。ですけれども、森町は全道で7カ所の実習フィールドの1カ所として、窓口ですけれども、渡島、檜山の町有地、道有地、国有地を使って研修を行う場所としてここの地が選ばれたということでは、長い期間こちらにいることになりますから、そういうことでどんどん森町の魅力を知り、発信していただくことで人口の増にもつながっていくと考えております。山田議員の再々質問の中にもありましたように、大学の分校ですとか、そういう教育機関が森町に来るということは私は大変大歓迎したいと思います。ぜひ前向きにそのお話についてはお進めいただければ、私も赴きたいなと、そのように考えております。以前からも都内の大学の学生を含めて森町に足を運び、毎年のようにいろいろな教育業務に携わってくれている大学もございます。そういったこともずっと継続されるように、私も努めてまいりました。今後も新しいベンチャー企業、今は通信技術が物すごく発達しておりますから、どこの地にいてもそういった事業を起こすことができます。町のいろんな施設、町有施設を使いながら、そういったことを誘致することも私はこれから頑張っていきたいと、そのように思っておりますし、今年から就任していただきました地域おこし協力隊、彼についても先般桜まつりの中で夜間の桜のライトアップですとか、新しい試みの中で、今まで公園の中で人が来なかったところに物すごい人の集客を成功させた方もいます。彼にはこれからもいろんな森の町の中から今まで足りなかった情報を発信していただいて、町にたくさんの方が訪れる、もしくは就労されるように努力していただきたい、そのように思っております。いろんな方々を呼び込むことに対しては、学生がまた改めて戻ってくることに対しては力強く前向きに検討していきたいと、そのように思っております。ですが、給付型の奨学金につきましては今のところは難しいということでご理解いただきたいと思います。以上です。