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長万部町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日

長万部~小樽間の在来線について

聞いた人
辻紀樹 議員
答えた人
町長 木幡正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 辻紀樹

私は1点、長万部~小樽間の在来線についてご質問いたします。新年度も2か月を経過し、町内には新幹線工事関係車輌の往来が多くなるとともに、従業員宿舎も増設されています。町でも、新幹線工事に伴う町営住宅南部団地の移転計画予算を今定例会に計上され、新幹線開通までおおむね10年となり、いよいよ本格的に事業が動き出してきたと実感しています。その中で、長万部~小樽間の在来線については、沿線自治体、JR北海道、北海道など、協議団体が多いことから、どのような形態となるのか結論が出るまで長期間を要するのではないでしょうか。本町も在来線の有無などについて速やかに、そして慎重に検討する時期に来ているのではないでしょうか。そこで次の3点について質問します。1、JR北海道より運営方法等は提案されているか。2、沿線自治体との協議はされているか。3、今後の町の取り組みは。以上、町長の所見を伺います。〔議員(2番 辻紀樹)自席へ〕

町の答え 町長 木幡正志

長万部~小樽間の在来線について、3点の質問がございましたので答弁をさせていただきます。1点目の、JR北海道より運営方法等は提案されているか、という質問でございますけれども、長万部から小樽間の在来線については、函館から長万部間とともに新幹線開業と同時にJR北海道から経営分離されます。JR北海道からは、経営分離されるまでの間、施設のスリム化など効率的な運営を行うと公表されているところです。経営分離後の鉄道存続やバス転換の方向性や運営方法などは、沿線自治体と北海道が決定するものであることから、現在のところJR北海道から経営分離後の運営方法等の提案はありません。2点目、沿線自治体との協議はされているのかという質問でございますので、沿線自治体との協議につきましては、経営分離後の代替交通機関について、北海道と沿線自治体で、「北海道新幹線並行在来線対策協議会」を平成24年度に設置し、鉄道存続やバス転換について、新幹線開業の5年前をめどに方向性を決定することとして、現在、検討を進めているところであります。現在まで渡島ブロック・後志ブロックそれぞれ計5回の首長会議と計6回の担当課長級幹事会を開催しているところであり、この間、鉄道利用の実態やバスなどの地域交通の現状と課題などについて議論してきております。本年度も7月から8月にかけて、沿線自治体の首長が出席するブロック会議の開催を準備しているところであります。3、今後の取組については、今後の町の取組としましては、並行在来線の存廃によって、長万部まちづくりアクションプランで提言のあった自由通路の位置や、駅前広場の設計に影響が生じるため、開業5年前にこだわらず、できる限り早期に並行在来線の存廃について、方向性を決定すべきと考えているところであります。今後も、首長級のブロック会議の場などで、早期に方向性を決定するよう議論してまいりたいと考えております。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕

議員の再質問 2番 辻紀樹

それでは何点か再質問させていただきます。1番の方法は提案されていないということですが、経営分離後の内容っていうんですかね、下の部分とか上の部分とかいろいろあるんでしょうけども、どのような経営分離という形態になるんでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

後志ブロックの協議の中では、JRさんから経営分離されたら、それを存続していくのかどうか。第3セクターとしての、今の鉄道を使って、運行していくのかどうかということの協議を今している最中です。ただ後志のブロックは、関係町村がものすごく多いし、今インバウンド景気で、ニセコ、倶知安方面に相当な外国の人が入ってきてる。それと余市はマッサンブーム。様々な要件を皆さん持ってて、鉄路を必要とする町村と、それから、いやもういいっていう、道路さえ立派になればバス転換で十分やれるという町村と、様々な今葛藤の意見が出ていて、将来的に第3セクターでどこまでやれるのか。赤字覚悟でやるしかないので、そうなったときに各自治体が自らの身を切って、資金提供して第3セクターとして運営していけるのかと。この協議が今入ってる最中で、協議がまとまる可能性は非常に厳しいなという形を今作っているのが並行在来線協議会です。今幹事会もやって、7月8月頃には、全首長が集まった議論が始まっていくんだけども、町それぞれの形態、町それぞれにおかれる状況、それに伴って町自体の考え方を提供していくためには、やっぱり町民の皆さんのご意見も伺っていかなきゃいけない。それと同時に多額の金を毎年提供して運行していけるんだろうかということも検討する大きな材料になってくる。特に長万部は後志ブロック、それから渡島ブロック、両方抱えてる。この両方抱えてる方のブロック会議に参加をして、その議論をしていくとなると、立場上非常に苦しいなという考えは持っております。ただ、全体的に町民の差違と、それから各町の人方の希望ってのは、鉄道がなくなったらこれは大変だと。町が衰退するってことが、その前提にある。その前提にあるが故に協議の流れが難しい協議になってくのかなと、そんなことを感じつつ、議論を進めていくんだけども。もう5年前に決定するというのは、それにこだわってたら話も決着も付かないということで、道の方も速やかに、5年前という考え方を捨てて動き出してくる。ということで今回7月8月のブロックの会議が1つの大きな方向性を決めてく会議になるのかなと思っております。我々も例えば首長が決定をするんじゃなくて、やっぱり議会にも協力いただいて、いろんな議論を通してやっていただくためには、こうした出てくるたくさんの条件資料を皆さんに提供しながら、ご意見を慎重丁寧に伺って、その上で最終の目途を付けていくという考え方、それは町の将来を決めてしまうことなんで、かなり厳しさあると思います。長万部は両方に入ってる。そして両方の線路がなくなると、今の新しいできる新幹線の駅舎の幅が違ってくる。ということは2路線なくなると、上下線合わせたらかなりな面積が縮まってくるということで、自由通路の長さも、それから新駅の幅も変わってくる。これが長万部にとってのひとつの大きな課題で、倶知安町と含めて後志ブロックの会議の中で、とにかく5年前に開業だったらもう設計が終わっちゃってる。それを早めてくれと、早めて決めてくれて、やってくれると駅舎の設計に大きな影響を与えてくるよということで、今倶知安も我々もそうなんだけども、駅のある長万部、倶知安は、5年前でなくてもっと先に方向を決めてほしいということで道の方にもお話をさせていただいてるし、札幌市長の秋元さんが会長してる沿線自治体協議会、この協議会においてもそういった発言をさせていただいて、できるだけ速やかに結論を求めたいという話は今している最中なんで、方向性としては厳しいけども今ここに提案する、ここできちっとお話できることが全てあるのかったら、今のところは手持ちの駒がない状態。そういうことでご理解いただければ。

議員の再質問 2番 辻紀樹

私1点目を聞いたつもりですけども。3点目までほとんど回答いただいたような気がするんです。それで、大括りでひとつだけ質問させていただきたいんですが、平成24年度から会議を持ってるということで、第3セクターというようなお話も出てきたんですが、運営自体どのくらいの予算が、出るのは難しいと思うんですが、各町村どのくらいの負担が伴うものか、そういうものというのは示されてはいないんでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

全く出てないです。今出て、参考例にしてるのは「いさりび鉄道」、あそこだけです。あそこは木古内、北斗市、函館市、この3つの市と町が第3セクターの運営費、赤字額1億7,000万円。これを一番大きく持ってるのが北斗市なんです。北斗市が沿線の中で、停車駅が多いってことで、そういう形になるんですが、一番多く持ってて、大体今いさりび鉄道の運営費で、10年間運行することによって23億円赤字が決定している。10年間利益が出てこない。赤字を覚悟で今いさりび鉄道は第3セクターでやってる。だけど、観光列車にしたり、かなりいろんなイベントをやったりして努力してるんだけども、この23億円を超えるような赤字額になるだろうという形で今運行されてるのが基本で、黒字にならないってのは残念だけど、その中でやっぱり大きく北海道庁が赤字を80%出してる。これが北海道庁の支援の体制。これが渡島ブロックに、函館ブロックにしたら、北海道庁から赤字額の補填の額が提示されてるかったら今提示されてはいない。今想定されるのは長万部、函館方面いったら長万部、八雲、森、鹿部、七飯。それと函館市が入って渡島ブロック。だから町村が少ないのに運営形態函館から長万部第3セクターで走るとなると、かなり年間高額な負担割合が各町に与えられる。こういう形になるんではないのかなとそんな気がしてるんで。今我々渡島ブロックの首長さん方も自分の町として、どういう結論を出すのか。これ1町村でも外れたらアウト。1町村でも外れたら運営していけない。そういう関係になってくる。そうするとこの第3セクターが、例えば普通列車が走らないと、貨物だけしか走らない。貨物ライン。そうなってくるとJR貨物もかなり厳しい運営形態に押されてくんだろうなと。そんなことも含めて、今後慎重に我々も議論していきながら、そして議会にも報告をしていきながら、そして町民の中にも説明していきながら、結論を見出していきたい、そう思ってます。

議員の再質問 2番 辻紀樹

最後の質問なんですが、今町長答弁したとおり、大変な財政負担が伴う。ましてや小樽~長万部間というのは貨物がないわけですから、その負担額というのはさらに増えるだろうなというような気はします。それで、先ほど町長の方からこのことについては、議会とも当然協議をしなければならないというお話でしたけども、やはり町民の理解が得られなければ、どんな方法にしてもこれは前に進めない問題だと思います。それで、今後議会と相談するのは当然なんですけども、町民の、例えば国鉄のOBの方とか、普段いろんな勉強されてる方もおいでになりますので、そういう方の意見も聞いてみるとかというような機会を持つというようなことも考えながら、進めていくというお考えはございませんでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

町民の方々に今ご協力いただいてる「まちづくり推進協議会」、これがいろんな形で、地方創生も含めて関わりを持って議論していただいております。今先ほどから7月8月頃の首長会議がひとつ発端で、大きく動き出してくる可能性が十分にあるなと思っているんで、そうなったら議会の方にも、そういった協議をする、議論をする場所を作っていただく可能性も将来持ちながら、議会の方とも相談させていただきたいなと思っているし、もちろんまちづくり推進協議会でも議論いただいて、その上で町民の皆さんのご意見をいただきながら、丁寧に決定をして、町の将来の存廃を賭けた大きな課題になってくると思っておるので、そういったことも含めて今後協議させていただければありがたいです。

出典:長万部町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる