みんなの議会

厚沢部町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日

本町農業のリスク対応と農業経営のセーフティネット(安全網)の確立について

聞いた人
山崎孝 議員
答えた人
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 山崎

議長の許可をいただきましたので2点について質問をいたします。今年の田植えも順調に終了いたしまして田んぼや畑の緑が一層色濃くなってまいりました。先ほど町長の方からもありましたように、この6月の7日に振興局は農作物の生育状況を発表いたしました。5月下旬の雨の影響で畑に入れず播種が遅れたということでありますが、その後の天候回復により取り戻して今は成育が順調にあるように見ております。今年豊穣の1年でありますように祈念を申し上げたいと思います。また、コロナ禍の影響も大変国内的に大きくなって未だに終息をされませんが1日も早く終息をして元気な町の様相に戻ることを願っているところでもあります。それでは質問に入ります。まず1点目の質問としまして、本町農業のリスク対応と農業経営のセーフティネット(安全網)の確立についてであります。本町の基幹産業である農業の盛衰は、地域経済・行財政にも大きな影響を及ぼします。農業経営の安定は、地域経済発展のためにも重要な課題であると考えています。気象災害、病虫害、鳥獣害、感染症、人口減少、農産物の需要減少、市場価格低下等、農業経営環境は、多様化・複雑化して経営リスクは拡大している様に思えております。本町の令和2年JA農畜産物販売実績は、28億8,000万円であり販売実績は減少していると考えております。一方、個々の販売額は、規模が拡大され大きくなってきています。しかし、経営リスクは軽減されているとは考えておりません。今年の田植えも終わり生産管理に精を出していますが、その一方では新型コロナ禍での米の消費の低迷、米の在庫量の増加で米価の下落が報道され大変不安視されているところであります。米価下落は、生産者に対しての経済的影響が大きいものと予想されるわけであります。本町農業のリスク対応と農業経営セーフティネット(安全網)確立について町長の所見を伺います。

町の答え 町長

山崎議員の、本町農業のリスク対応と農業経営のセーフティーネットの確立ということのご質問であります。農業経営セーフティーネットの確立についてのご質問ですが、現在農業関連の補償制度としましては、農業共済組合制度の中で、あるいは野菜価格安定制度、収入保険制度、収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)がありますけども、こういうものがあるわけであります。本町におきましては、全道に先駆け、平成10年度より農業生産安定化特別対策事業としまして、農業共済掛金の一部助成に取り組んできております。今年度においても1,500万円程度の予算を確保し収入保険料と合わせて支援を行うとしております。また、野菜価格安定基金についても、令和元年度まで支援を行っておりました。収入保険制度は、農業共済制度では農産物の価格低下等は対象外であり対象品目も米や麦、大豆、甜菜など限定的であったものを、青色申告の実績が必要となりますけれども、農業経営全体をカバーする制度として創設されております。農業経営者ごとに収入の確保やつなぎ融資を含めて必要な支援については、総合的に対応可能な保険であり、農業者の収入確保を支援するものであります。こうした国費による収入減少を補填する制度は、他の産業にはない制度で手厚い支援というふうなことになります。このために町としましては、収入保険制度に農業経営セーフティネットとして加入が必要と考えられておりますが、このほか、JAの販売額は下がっているとのご指摘でありますが、町としましては、多面的機能支払交付金等の日本型直接支払交付金や、産地生産基盤パワーアップ事業や畑作構造転換事業等によりまして、農業者の収入確保を支援しておりまして、ちなみにこの町の予算を経由しない農家支援事業の取り組みも進んでおりまして、昨年を見ても高収益作物次期作支援交付金2億6,000万円、端境期等対策産地育成強化推進事業、これ10アール当たり15万円を3年間と、こういうふうなプラスアルファのこういう制度を利用しながら引き続きこういう農業者の安定経営に努めて参りたい、こういうふうに考えておるところであります。

議員の質問 山崎

私はかねて厚沢部町のメークインの種を利用していただいている農家、九州の農家でありますけども、視察に行って参りました。それも議長も一緒に行ったわけでありますけども、議員団で行ってきたわけですが、その中でいろんなお話を聞きました。そして担い手育成教育ということをどういうふうにお考えですかと、そういう質問をしました。そしたらその生産者は担い手育成は、儲かる農業をやることだよと、そういう答でありました。この息子はその当時スポーツカー乗り回して走ってました。そうすれば担い手育成なり後継者は自然に生まれてくる、そういう経営者のお話を聞きました。そういうことで私はある意味では厚沢部町も中には儲かっている人もいるかもしれないけども、そうではないという仕切り直しをしながら今日町長と一緒になって何かしらこのリスク対応というような言葉をつかいましたので大変課題が重くなってしまったんですが、厚沢部農業の抱える問題点、いろんなそういうことを掘り起こして考えてみたいなというように思っております。そういうことで今日農協の販売実績一覧表を町長にも、また議員団にもお配りしました。これ見ていただければ分かるように去年の令和2年28億8,000万円です。かつては、私の記憶ではまだ厚沢部農協の時代でありますけども、48億円も50億円近い農産物の販売があったんです。単純に20億円下がっているんです。これは何が原因しているんでしょうか。ですから私はですね、前にも質問しました。「実績下がってますね」って言ったら行政はそういう見方をしていないようでありますけど、実際これ見ても平成28年が35億円ですよ。それが令和2年は28億円ですよ。7億円下がっているんですよ。なぜだったのか、その中には大きな農家もいますよ。1億円以上売り上げ起こしている農家もいると思います。だけども私言いたいのは全体での、しからば今の厚沢部の潜在的な生産力が28億円よりないですかということを町長に問いたいですよ。私はまだ30億円も40億円もね、上げるだけの力持っていると思うんですよ、厚沢部町は。これ見て町長、令和2年の28億8,000万円、こういう実績に対して町長、どのようにお考えでしょうか。町長さっき言いましたようにいろんな交付金だとかいろんな対応されてますよ。だけど、ここにある実際に農産物の販売実績なわけですから、それがこういうふうにして下がってきているねということなんで、それをどうしたらいいかということを議論したいということで町長ご指導いただきたいと思います。

町の答え 町長

今農畜産物の販売実績書、確かにこういうふうに若干でありますけども下がってきていると、こういうふうなことであります。かつて私担当したころには50億円、平成5年、6年の頃でありましたけれども、50億円の売り上げを目標に当時はもうほぼ50億円というラインまで言った経緯もあります。それから厚沢部町の産業の中で50億円、林産業も50億円、両方50億円を狙おうというそういう時代でありました。しかし今農業がこのように農協の売り上げですけども、28億8,300万円と、こういう状態であります。農協の売り上げですから。皆さん方ご承知のように今大野の魚長だとかどこ行っても厚沢部町の農家の名前のついた立派な箱がどんどんどん出荷されております。ああいうものはこれに入っておりません。本州の方へ海外まで物が売れていっています。こういうものもこの中には入っていません。ですから厚沢部農業の中での生産というものはもっともっと数字的には上るものだと、こういうふうに思います。そういう生産の中で私は基本的に考え方として厚沢部農業今のままでこのように農協経由でダウンしていくということになりますとやっぱり農協そのものも大きな影響、地域の農家を助ける、育成する機関としての農協がだんだん弱体化しますから、この対策も必要であるというふうな考えが。したがって一番厚沢部町の今の農産物の伸びない理由は他の出荷方法のほかには冬期間の生産が全くないというこの厚沢部町の農業であります。今6戸ですか、冬期間のアスパラ生産者おりますけども、こんな量の中では特産の所得とは言えません。したがってこれからの厚沢部町の農業というのは、少なくとも農協青年部と協議をした際にはぜひ冬季間の作物体系をつくりたいと、こういうふうな希望がありました。その際に今のGPSも要望があったところであります。ですからとりあえずGPSは進めましたけども、あと冬季間の生産というものは、熱源が無ければまずできない。したがってその熱源の対策をしながらこれからは厚沢部の農家の若い人たちは冬も農業生産を上げる、そういう農家になると、こういうふうな考え方があるわけで。ぜひ私はそういう方向に持って行きたいと、こういうふうに思います。そうしますと今現在では12月終わりますと4月までは全く所得が入ってこない、こういう農家ですけども、これらを一気にそういう改善をすることによって農家もどんどんどんどん所得アップになるし、また現状では現在主要農家の家では次男坊、三男坊が帰ってきているうちがたくさんあります。こういう方々は農業後継者として一家として会社を設立しながら、そして家族経営なり、雇用を入れての経営なり、いろんな形態ができるわけですから、そういうものの進めをですね、私は、ぜひとも早いうちにこの体制を農家の若い方々に与えたい、こういうふうな希望を持っておりますし、農家の若手との協議の中でも早急な進めをしたいと、こういうふうにお話をしているところであり、ですから今この農協での販売額が下がっていることは確か。これは別団体も販売していますし、農家個々がもう販売先をどんどんどんどん変えているということもあります。それと同時にこれからの農業の中ではやはり個々の農家が強い農家になるための手段を持たなきゃならない、こういうふうなことを考えますと今山崎議員が言われるようにただ農協のデータだけではなくて厚沢部農協もさることながら厚沢部町の農業青年を含めたこの経営体というものの強化が必要だと、こういうふうに思うところであります。そういう中でぜひこれからの体質改善と言いましょうか、農業経営の改善は大いに若手から作りたいと、こういうふうな期待を持ちながら私は今進めているところであります。

議員の質問 山崎

私の見るところではこのようにして農畜産物の販売実績があったので年々落ちていくと言うか減少していくのは、一つはある意味では経営規模が拡大されたということも要因の一つだろうと思います。なぜならば今大きい農地は100町を超える大面積でやってます。そうすると限定的にどういう作物をつくるかというと、機械の利く作物を中心につくる。例えば麦だったりそういうものですね。麦なんて1俵何千円ですよ。あれ麦っていうのは十勝だから麦が合うんだよ、私に言わせれば。2千円かそんなものですよ、麦なんてのは。農協の組勘の取引上ね。将来的にはそれは3千円になるかもしれないけど、大した大きな金額計算できないですよ。だけどもあれは面積でやる。だけど、ここは100町経営しているって言ってもね、今土現屋さんと運搬車を購入してね、あのどでかいトラクターを運搬してね、あっちこっち走り回って走り回って100町ですよ。そのコストしたらどうするんですか。十勝100町といったらすぐ庭先に100町あるんですよ。そのへんの比較というのはね、あまりしてないですね。先ほど町長が確かに厚沢部町は、冬場の生産、そういうものはほとんどないですよ。熱源が無いと言ったけどもその通りですよ。だけど町長、大事な熱源、人の熱源が無いよと言いますよ、厚沢部町は。私どもはね、ここに進藤さんもいらっしゃいますけどもね、冬場になるとね、ほとんど若い人が農協に集まって議論してましたよ。今ほとんどないですよ。そしてね、どうするこうするって支度をね、冬場にしたんですよ。だからある意味ではね、こういうようなこういう実績になるってことはね、残念だけども販売戦略が町長、見えてこないですね。町長はいろんなこういう農業関係の仕事もしていましたのでいろんな事情を承知していると思いますけども、今厚沢部町にはね、何も特産品というもの無いんですよ。残念ですけど。知内に行きますとニラありますよ。北斗市に行ったらトマトありますよ。今金行ったら男爵ありますよ。厚沢部どうですか。厚沢部のさっき言いましたようにメークインでも令和元年メークイン、くずだったんですよ。少なくとも私自身持ってましたよ、厚沢部のメークインというものを。令和元年度デンプンですよ。何も無いですよ、厚沢部町。これであれば将来強い農業とかさ、儲かる農業というのは、ちょっとシミュレーションするには苦労しますね。それで具体的に個々の農家は、組合員さんは、みんな努力しているんですよ。個々でリスク対応していますよ。だけどそれで中には強い農家もあるし、いろんな問題点もあるし。実際にその中で経済的に行き詰って離農する農家も去年出ていましたよ。いろんな問題ありますよ。それでですね、一つは厚沢部の農業形態は、この土地利用型というものから脱退することはできないだろうと思うんです。やっぱしね、規模は生産者が縮小されていますから、問題は担い手云々よりも生産基盤を誰に移譲して誰が受け継いで経営拡大して生産していくかって、その仕組みをどう作るかということだと思うんですよ。だからそれで例えば私の地域を見ましても最大80歳過ぎた経営者が頑張っています。私も70代です。若くても60代。それでそういう人方は担い手も後継者もいませんよ、ほとんど。そうすると10年なりいくと、この鶉という生産基盤をどう移譲させていくかと、これが問題だろうと思います。それが厚沢部の問題になると思うんです。個人の経営をね、第三者経営ではなくて地域をどう移譲していくか、私はそのような気がしていますけれども、町長このような考えちょっとずれてますかね。私はそのへんのことを議論しながらね、解決していかないとなかなか先が見えてこないような気がして今話しているんですが、町長のご指導いただきたいと思います。

町の答え 町長

今山崎議員が現状を申し上げたわけですけどもその中で私は常日頃から厚沢部農業、この大規模農業にどんどんどんどん今変わってきておりますけれども、先ほどから出た小麦、小麦の生産、これははっきり言うと私は農家の方々誰も期待していないと思います。今これ、交付金が無くなったら誰がやりますか。交付金でようやく利益を上げている麦ですよ。これ今交付金、国の制度が無くなった時にはおそらく何戸の農家がやるんだろうと気はしています。こんなの絶対真似できない。そういうふうな厚沢部の農業の中にもおっかないものがたくさんあるわけですよ。その中でやはり農業の中でも厚沢部はやはり今までの生産額から比較すると馬鈴薯、種子馬鈴薯が4種目、食用、これでもって厚沢部農業の生産額は断トツもっているわけですから、これを手放すとかあるいは放棄するなんて考え方はもちろんありませんし、これらをどう維持してもって行くか。これから農家の方々がそれぞれ若い人に引き継ぐ中できちっとしたこういうバトンタッチをしてもらわなきゃならない。この馬鈴薯の作付け、あるいは食用・種芋4種類、これらについても厚沢部町は特産です、これは。今金の男爵なんてもうないわけです、はっきり言うと。あれだけ男爵だ、男爵だって騒いだ今金の男爵は無いんですね、今は。種もないし。だからそういう近場でもそういう現象が起きている。ただ、いかんせん私はこの厚沢部というのは、北海道のナンバー1で先に先行でもってサツマイモが入ってきた。このサツマイモを今はもうすでに江別、士幌の方まで動き出したと、こういうふうな作物になってしまった。これは厚沢部の特産ということにはならない。その中にもやはり、じゃあサツモイモの中の何が厚沢部にはこれからもどうしても必要なのか、例えば焼酎工場がある以上は黄金千貫は無くされない。黄金千貫はよそではつくれない。この黄金千貫の確保なり、それから紅あかりなり、焼酎の原料になっている作物はまだまだあるわけで、その他にもお菓子の方へ転じている種類もある。こういう4種類、5種類のサツマイモの中でこれから厚沢部の農家がきちっと強く位置付けて持って行く作物であるというふうに考えるときにどういう体系でどういう地区にこの位置づけをするかという、こういうことが早いうちに農家設計をしなきゃならない作物である、こういうふうに思います。いずれにしても先般、農協の細畑支店長にお話を聞きましたけども、農業所得については、山崎議員のこの大幅に減っているこの農協売り上げはこうですけども、実際的には農業所得は、経営の状況は、例年になくよろしいと、こういうことで、特に厚沢部町の農業、去年の暮れからおきた芋の概算払い、こういうものの大きな負債を背負わせた中でもこれが先ほどの高収益作業、これをいち早く2億6,000万円とってこれで埋め合わせして農家の方が赤字を背負わないで正月を超えたという、こういう事実があるわけですから、こういう制度の中でどんどんどんどん厚沢部農業はいろいろな活用をしながら強い農業を私は作っていきたいと、こういうふうに考えておりまして、いずれにしても農家の方々のやる気がなければこれはなかなか動いていかないし、ぜひ農業青年部、これを活用しながらこれからもどんどんそういうふうな方向に私も参画していきたい、こういうふうに思っているところであります。

議員の質問 山崎

最近一つの宣伝みたいになってまして、米が余っている。在庫がこんなにあるんですよ。もう倉庫に入りきらないぐらいの在庫があります。それとこのコロナで消費が減退しています。飲食産業がこういう状態なので食べません。そういうことで米余っている米余っているって大宣伝みたいにしていろんな新聞で報道されました。その結果なんだって言ったら米価下がるんだよというような、それが結論なんですよね。だけども厚沢部も一生懸命米作りして、今までね、米余っているからっていう形で転作も強制的に転作をされました。率先して厚沢部の米作りの人方も協力もしました。今北海道的にも日本の中でも北海道がきちっとした形で転作の関係で今進んでいるわけでしょ。ところが国は6年ほど前でしょうか、食管制度を廃止して国の手から米価というものは放しました。ですから米価も市場原理で動くようになったわけであります。それが今米余っているから米の値段下がるよっていうことなんですよ。私は大変な憤りを感じているところでもあります。それと同時に米作りの人方がね、確かな情報ではないんですけども、ある所からの情報ですと「1万円をきるんじゃないですか。」って、そういう話をしている人もいるんです。ちょっと分からないですね。そして今年はこの溜井の時に強制的にって言ってもいいくらいにしてまた減反を強化しました。だけども余るっていうことなんですよ。どうですか、町長、この米余り現象が町の米作り農家に与える影響というのはどういうような形で推測いたしますか。

町の答え 町長

今山崎議員から米余りによる米価下落、減反の割り当て等と、こういうものが今進むという、確かにその通りであります。減反の割り当て、農林省の今年の作付け面積の発表された中で北海道は大きく減反の対象になります。そんな中米価は確かに下がるかもしれませんけども、これは米のそれぞれの銘柄米、あるいはその地域における米の作りの評価によっては、私はうちの米は全然心配ないというふうに思っております。昔から食管制度があったころからはっきり言ってうちの米は道内外に出回った米であります。ご承知のように函館、岩内、それから近くでは渡島の裏側、これは全部厚沢部の米の受給者であったと。こういう流れは未だに変わらない。ですから、米が今年余ってどうにもなりませんって農家、1戸でも聞きましたか。絶対うちの方の農家、自前の米さえ出している状態です。こういうふうな状況の中で私は厚沢部の米は全然心配はしておりません。全部もう行先が決まっている。こういうふうな中で農家個々に農業営農販売をしていると、こういうふうに見ております。特に一時東京の銀座まで厚沢部の米が行っておって、私はたった1回ですけどもメニューを見て食べてきましたけども。東京銀座の一等地の中で北海道厚沢部産米という板の看板をつけてこういう厚沢部の米を扱っていただいた経緯もあるわけで。そういう銘柄米をもっておったし、昔から厚沢部は巴まさりという国の銘柄を北海道でただ一つ厚沢部町だけが持っておったと。こういう経緯もありますから米についてはまだまだ厚沢部の米は人に嫌われるような質のものじゃありませんというふうに思っております。これはもう南茅部、戸井、向こうの方の米の無い地帯は全部厚沢部との農家の直接契約でもって今生産されているわけですから。そんな状況もありますから私は米については厚沢部の米はそう価格低迷という国の出方はするかもしれませんけども、個々の取引の中ではそういうふうなことにはならない。今現在厚沢部町の米農家には江差、上ノ国からまで入ってきています。私知っているだけで6件、江差のサラリーマンから漁師の方から厚沢部に米をちゃんと長期契約の中でやっている方、そういうふうな厚沢部の米というのは、そのへんと言えば言葉悪いですけども、江差、上ノ国、乙部でつくっている米とは違うと、こういうふうな自負をしながら厚沢部の米はこれからもきれいに売っていきたい、こういうふうに思っているし、農家も販売に苦労しないような方法を苦慮しない対策をしていきたい、こういうふうに思っております。そんなことで米につきましても今山崎議員は心配しておりますけども、いずれにしてもきちっとした販売対応が必要だろうと、こういうふうに思います。実は去年、一昨年から札幌の東急ストアが厚沢部の米が欲しいということで急遽私が11月に入るか入らない頃だったと、一昨年、一昨々年、100俵の米を確保するのに大変苦慮した経緯もあり、それほど今札幌の東急ストアあたりは厚沢部の生産物を欲しがっておりますので、そういうことも含めてこれからの農業とのつながりをきちっと作っていきたい、こういうふうに思っております。

議員の質問 山崎

町長から心強い指導をいただきました。確かに厚沢部は自信を持てるようなおいしい、良い米の生産地であります。しかし、私は心配しているのはいくら良い米獲れても世の方との価格というようなことでの影響力が出やしないかなと、そういうことなんです。ぜひ町長には今いろんなお話ありましたように拡大的にトップセールスをしてもらって厚沢部の米を是非消費してもらえるような、そういう活動、ご指導をいただければというふうに思っています。そこで私は実は今回のこの最大の狙いはこの収入保険の加入促進なんですよ。町長も皆さんも課長方もご案内のように収入保険というのは、この資料も共済組合からちょっと出してもらってつくらせたものなんですが、令和元年度4件から始まって、実際収入保険令和元年度からスタートしたものでここに今説明書の中にもありましたように収入全てを補うわけですからいろんなことを。だから最終的に我々の経営の安定というのは、収入保険でセーフティネットかけていかないと問題解決ならないなというのが私の実は結論なんですよ。そういうことで今現在令和3年現在で60件、加入率46パーセント、半分くらいですよ。ぜひ100パーセント収入保険に入ってもらってどういう条件下でも実績の90パーセント保証しますよという、これ国の政策ですから。こうするとこれにきちっと裏打ちすることによって価格がどう下がろうとどう上がろうときちっと補償されるわけですから、これをぜひね、厚沢部町の経営者に理解をしてもらってある意味では100パーセントの収入保険加入を推進してほしいなというふうに思います。これ推進することによって行財政にもね、すごくいい影響力が出るだろうと思うんです。全て計算できますか。今までの保険というのは、量なんですよ。数量なんですよ。数量が採れなかったらその分を補償しますよと。だけどこれからは価格なわけですから。特に今先ほど町長にもご指導いただきましたように値段が下がったらいくら値段込みの数量採っても値段ドンと下がってその分マイナスになるわけですから。このマイナス部分の9割を補填しますよというのがこの収入保険なんですよ。町長、お願いをして生産者の皆さんに理解を深めてもらってぜひ1軒でも多くの収入保険加入をしてほしいなというように思ってます。そういう強力な町長のご指導をお願いをするわけでありますが、この収入保険の加入については全国の自治体の方で率先して加入促進というような形で動いている自治体もあるんですよ、入りなさいという形で。そうすることによって経営の安定がはかられますよって、そういう意味なんでぜひ町長にもこの厚沢部町の農業安定経営を促進するためにもぜひこの収入保険というのは最後のセーフティネットとして確立する必要性があるかとおもって本当はこれを言いたくて今までいろいろ話をしてきたんですが、こういうことなんで町長、ご指導願いたいと思ってぜひ多くの人に入ってもらいたいと思っていますので、いかがでしょうか。

町の答え 町長

今山崎議員言われたように厚沢部町の収入保険、4割の方よりまだ入っていないと。これはもう私どものあとの6割についても町がこの保険対象にしているということは、この収入保険は青色申告が義務付けられております。これ今うちの農家全体にすぐ青色にしなさいと言っても、即やれるわけじゃない。今までそういう経緯がないわけですから。ある程度段階を踏んで今46パーセント、95、100近くですね、こういう進めていくのにはその青色申告の制度そのものを理解させなければ入っていけない、収入保険には。だからそれをきって収入保険だけを支援しますよということになりますと他の農家は万が一の時はとんでもないことになるというようなことになります。したがってそういう状況の中でありますけども、これはやはり収入保険、国の政策ですから、国の政策として農家には理解をしてもらってどんどんどんどん今46のものが今年の共済にはもう70、80あたりまで伸びてもらいながら最終的には100近い共済に入ってもらう。共済そのものがこの収入保険になるという、そういう考え方に農家の方々に意識を変えていかなきゃならない、こういうふうな状況でありますから町としましてもこれは共済組合が一生懸命やっているわけですけども、共済組合だけでは町全体の周知はできないでしょうし、農協と言いますと農協は反対の商売になるでしょうからそんなことも含めてこの国の収入保険制度の活用というものをどんどんどんどん強化していきたい。こういうふうに思っております。これはできればすぐやりたいところでありますけれども、農家の方々の経営体系の中で青色申告が出来るのかどうか、法人化できるのか、こういうものを見極めながら私どもはこの収入保険強化というものを考えていきたいと思っています。いずれにしても国の政策を町の共済制度と逆行させるわけにいきませんのでそのへんも時期を見て厚沢部町の共済基金は無くなって、そしてこの収入保険制度に全て変わるという、こういう方向に持って行きたい、こういうふうに思っております。

議員の質問 山崎

実際にこの収入保険は、ここにプリント、メリットという形で書き方してますけども、自然災害だけでなくて価格低下とか経営努力だけでは避けられないような収入減少を補償するという、それが大きな狙いでありますから、ぜひこれをうまく活用しながら安定経営を構築してほしいなと、そんな願いであります。もう1点ありますのでちょっと時間もありませんが進めていきたいと思います。

出典:厚沢部町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる