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木古内町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日

木古内町非核平和都市宣言について

聞いた人
相澤巧 議員
答えた人
町長 鈴木慎也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 相澤巧

7番 相澤です。木古内町非核平和都市宣言について、お尋ねします。戦後79年が経過し、当時の戦争や原爆の惨禍を体験した人達が高齢などで亡くなり、少なくなっている状況にあります。木古内町では、犠牲者の慰霊のため当初、戦没者慰霊祭として実施され、その後、平和祈願祭と名を変え、様々な行事を行ってきましたが、平成27年には木古内町遺族会が会員の減少と高齢化により解散となってからは、追悼式も行われず現在に至っております。そこで平成27年12月定例会で出されたのが、「木古内町非核平和都市宣言」です。内容は、「戦争のない平和な世界と核兵器の廃絶は、人類共通の願いです。」からはじまり、「私達は、全ての核兵器の廃絶と自然豊かな郷土を守り、恒久平和の実現を目指し、ここに非核平和都市を宣言します。」としています。まさに、町民の皆さんの平和を願う真っ直ぐな気持ちを素直に表していると思います。ここ10年、町から何の表明もアクションもありません。そこで、次の2点について町長の見解を伺います。1番、何もしなければ、人は忘れがちになります。この平和の想いは、次世代にも継承していかなければなりません。一定期間庁舎に懸垂幕を掲げ、防災無線で広報するなどを行う考えはございませんでしょうか。2番、日本原水爆被害者団体協議会がことしノーベル平和賞を受賞しました。毎年、行われる原水爆禁止世界大会では、非核平和を願う世界中のたくさんの人達が集い、講演や交流が行われます。大会の開催と成功の世論を広げるため、行われる国民平和大行進のゴールは広島、長崎となっております。この大会は、なぜ原水爆を廃絶しなければならないのかなどを学ぶ貴重な機会と考えますが、当町の中学生を次世代の平和を願う大使として派遣する考えはございませんでしょうか。以上です。

町の答え 町長 鈴木慎也

7番、相澤議員のお尋ねにお答えさせていただきます。木古内町が「非核平和都市宣言」を行った背景には、戦争や原爆の悲惨さを二度と繰り返さないという強い決意と願いが込められております。この宣言は、平和を求める町民の皆様の思いを結晶化したものであります。その重要性について、現在も変わることはありません。ただし、この宣言の目的は、自治体として非核と平和への意思、こういった意思を明示するものでありますので、特定の行動計画や特定の政策・施策というものをまずは伴うものではないということにご理解をいただきたいと思っております。また、懸垂幕の掲示や防災無線での広報というのは、平和への関心を高める手段として一考に値するものの、これを町の取り組みとして実施するには慎重な判断が必要だとそのように受け止めております。教育基本法第14条が定めております「政治的中立性」を守る、しっかりと守っていくそういった観点からも自治体、町が特定の方向性や団体活動に対して連動してメッセージを発信する際には、慎重であるべきだという立場でございます。こうした活動が全町民の皆様の共通意識として受け入れられるか、また費用対効果などの観点からも精査がする必要があるんだろうと考えております。また、懸垂幕など形式的な取り組みだけでは平和への意識を高めることは難しく、むしろ町内の教育や日常生活の中で平和の大切さを理解していただけるよう地道な取り組みを優先すべきだと考えております。このため現時点では、町独自の特別な啓発活動を実施する予定はございません。次に2点目でございますが、原水爆禁止世界大会の意義や活動内容につきましては、十分に理解しております。また、次世代が平和への意識を高めることの重要性にも異論はございません。しかし、町として特定の団体や活動に偏る形で中学生を派遣することは、自治体の中立性や教育基本法の理念に抵触する可能性があるかもしれません。特に、派遣される生徒にとっては大きな負担となるだけではなくて、教育現場やご家庭との調整が必要であるということを考慮して、これも慎重に判断すべきであると考えております。平和教育というのは、この町内で充実させるべきだと私は考えております。中学生に平和の大切さを学ぶための機会を少しでも与えるために、地域のイベントや教育プログラムの中で、実現可能な形でどういった形がいいのかこれは研究・検討しなければなりませんが、様々な形で取り組みを進めてまいりたいと思っております。以上でございます。

議員の質問 7番 相澤巧

ご答弁、ありがとうございました。まず1点目、懸垂幕も広報もちょっとというような形で、ご答弁されました。ただ、この10年前、非核平和都市宣言したこの事実さえ皆さん、忘れかけておられるのではないかと思います。過去の深いそれこそ反省と、これからの平和を願って、これを宣言したものと私は思っております。皆さんの心の中で、忘れることのないようにそういう敬仰はやっていくのが本当ではないかなと思います。2点目、若いかたにもこの平和を願う気持ち、継続していただきたい。また、非核についても勉強していただきたいと。それは、皆さん思っていることだと思っております。ただ、その中で答弁の中で「特定の団体に偏るような」というような形でご答弁されていますけれども、決してそういうつもりはございません。この平和を願う気持ちというのは、日本人であればというか世界の皆さんがそういう気持ちでおられると思いますので、決してそこの偏るというところはないかと私は思います。また、中学生の派遣についてなんですが、近隣の町でもやっているところもございます。決して教育法に言われるようなことはないかなと思います。確かに派遣される中学生にしてみれば、いろいろな負担がかかってくるかとは思いますが、その辺は平和を願う気持ち、これを継続して皆さんに伝えていってもらうということからいけば、なんとか回避できるのではないかなと思います。その辺も含めて改めて1番について、なにか広報する手段等を考える気持ちもないでしょうか。それから中学生派遣、なんとかできないかなと思います。もう一度ご答弁お願いします。

町の答え 町長 鈴木慎也

相澤議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず再質問の答弁をさせていただく前に、一度目の答弁でも発言させていただいたように、この平和に対する想いは、これは皆さんがたぶん同じ思いであるということをまずは申し上げさせていただいてから、再質問に答弁をさせていただきたいと思います。そういった中でも、こういった取り組みを前向きに実施しませんとそういった答弁に対して、議員から平和の思いを軽視しているかのようなそういったお言葉がありましたが、そうしたご指摘には同意しかねるということでございます。これは、再質問の答弁の前に申し上げさせていただいたように、平和についてはそういった大切に思っていますと。その中で、この平和への思いというのは、町民の皆様一人ひとりの日常に根ざすものであります。また、平和の実現に向けた取り組みについては、政治的、宗教的に中立であるべき立場、これは町としてしっかりと守らなきゃいけないと思っています。特定の政党や団体の活動に依存することなく、一番大切なのが全町民が共感できる形で進める、この姿勢を町として基本的な方針・基本的な考えとしております。平和への理念というものは、何度も申し上げますが、特定の団体や運動に結びつくものではなく、普遍的且つ全体的なものとして扱うべきではないかというふうに私としても考えておりますので、議員ご提案の活動の一部には課題があるのではないかと受け止めております。また、木古内町としては町民全体が平和の思い、こういったものを共有をしながら、議員が再質問でされたように、次世代につなげていくそういった取り組みを考えなければならないとは思っております。ただし、形式的なアクションではなくて、この地域に根付いた生活に根付いた教育、そういったイベントを通じて、実効性のある形で推進していきたいということです。これを重視したいということの一度目の答弁でありました。こうした取り組みが町民の皆様にとって、非核平和都市宣言の意義をその意義を再確認をするきっかけとなるように、町としてはそのきっかけとなるように努力をしていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。

議員の質問 7番 相澤巧

ご答弁、ありがとうございました。思いとしては特に忘れることなく、平和に向かっていかなければならないというつもりでおります。これと言って行事できないということであれば、それにはやむを得ないところもあるんですが、やはりせっかくこの非核平和都市宣言をやったのであることから、この部分気持ちだけはなんとか町民の皆さんにもちろん共有はしていますが、こういう町であるというところを啓蒙するような期間があっていいのではないかと思います。中学生の派遣のほうですが、ほかの町でもやっているのでなんとかその辺はご理解していただけるのかなと思ってはおりますが、なんとか検討していただければありがたいと思います。以上で、私の一般質問を終わります。私の気持ちを述べさせていただきましたので、そのようにしていただければありがたいですし、どうしても無理であればそれに沿ったような形のなにかやっていただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。ご検討お願いします。

出典:木古内町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる