江差町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月13日
日本遺産、美しい村連合加入と財政課題
- 聞いた人
- 室井正行 議員
- 答えた人
- 町長、まちづくり推進課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 室井
最初に、単刀直入に日本遺産認定、美しい村連合の最大の目的と期待する効果は何であったのでしょうか。そして、現在、どのように総括しているのか、所見を求めたいと思います。北の江の島構想の全体像がわかりづらく、なかなか見えてこない中、拠点施設として先行する施設の計画を民間活力導入調査及び基本設計が去る11月6日に入札が執行され、業界新聞で初めて知り得た情報です。間違いございませんか。落札されたコンサルタント会社は、道内でも有数の実績豊富でクオリティーの高い企業であります。しかし拠点施設は、かもめ島周辺の地区のど真ん中に建設され、歴史性、日本遺産との関連性への工夫を要する施設にしなければならないと、私は強く認識するものであります。地域全体構想があれば、その中での位置付け、機能性などを含め、日本遺産との戦略的取組みが必要とされますが、その認識について伺いたいと思います。歴史性豊富な地区での先駆的な拠点施設は、単に商業、トイレ、休憩、子ども関連、道路情報などの機能のみではない複合機能と空間を創出しなければならないと認識致します。江差町固有の歴史性と機能、空間の創出がなければ、かもめ島周辺にあえて第2の道の駅をつくる必要があるのか、これは明確な答弁を求めたいと思います。多額の財政支出が伴う事業には、色々なご意見を述べる方がいるかと思いますが、江差町最大の重要課題と改めて認識され、日本遺産認定の町にふさわしい事業推進を図って頂きたいと思います。間もなく、令和6年度の予算編成作業に着手されると思うが、日本遺産と美しい村連合加盟の意義をしっかり再認識され、町政課題の一つとして全体構想の中での事業化を図って頂きたいと思いますので、所見を求めます。
町の答え 町長
室井議員からの一般質問、日本遺産、美しい村連盟、連合加盟と町政課題について2のご質問にお答えを致します。はじめに、日本遺産認定、美しい村連合加盟の最大の目的と期待する効果、そして、現在の総括についてのご質問にお答え致します。江差町には、江差追分や姥神大神宮渡御祭に代表される伝統文化や、かもめ島の史跡や自然景観など、多くの歴史的、文化的自然が数多く残されており、その財産を大切にしている町民が多くいることの素晴らしさに感銘を受け、その魅力は全国に誇れる観光資源との思いで、町長就任時より各種施策を展開して参りました。日本遺産認定、美しい村連合加盟は、こういった財産や資源をこの町独自のブランド力として国内外に発信するとともに、町民にこの町の素晴らしさに誇りを持って頂く、地域への誇りと愛着の醸成であります。現在、コロナ禍だけが理由ではありませんが、観光客数などいまだ厳しい状況が続いておりますし、日本遺産に関しましては、先般開催致しました議会全員協議会で報告しましたとおり、この間の取り組みなども踏まえ、条件付き認定継続という結果でもありました。行政として取り組みが弱かった面は反省しつつ、町民皆様が財産を大切にしている活動は今も変わっておりませんので、その町民の活動と想いを地域活性化に連動させるような取り組みにして参りたいと考えております。次に、拠点施設整備に向けた入札について触れられておりますが、令和5年度当初予算で計上させて頂いておりました基本設計業務と、第3回定例会で予算補正をご承認頂きました民間活力導入調査を一括しながら11月6日に入札し、契約締結しております。業務内容と致しましては、これまで策定を終えた基本構想、基本計画で示した町が求める機能をベースとしながら、町内外の皆さんが集い楽しんで頂く拠点施設の在り方、そして、民間企業が施設運営に携わるとした場合の営業スタイルなど、受注業者の専門的な知見はもとより、いくつかの民間企業にヒアリングして頂きながら、最終的に江差町の計画に合った整備方針を策定することとしています。また、議員のご質問にもありますとおり、整備する施設は江差町のシンボルであるかもめ島といにしえ街道のまさに中心です。言うまでもなくこの2つのゾーンに日本遺産の構成文化財が数多く点在していることから、整備予定施設はそれぞれのゾーンの魅力を個別に紹介し、回遊して頂くための拠点施設であり、町として2つ目の道の駅ではございますが、単なる道の駅機能の整備に留まるものではないことを改めてお伝えしたいと思います。施設整備の効果を高めるため、例えば、いにしえ街道の菓子店の皆様とタッグを組みながらスイーツバルの拠点として、あるいは、施設自体にかもめ島での遊びをサポートする窓口を設けるなどといった、施設とソフト事業を有機的に結びつけていく方針です。令和6年度の予算編成に向けての言及がございました。日本遺産再審査のご指摘の中には、観光客の皆さんが江差を旅するにあたり、事前に日本遺産の町であること3と、認定された江差特有の歴史とその背景の魅力を知ることが出来る。また、訪れた際にそういった資源を見たり、聞いたり、触れたりすることが出来るという所が不足しているということがありました。3年後の認定継続審査において、そういったご指摘をクリアするだけでなく、町民全体の気運を高めていくよう準備を進めて参りますので、ご理解願いたいと思います。町が北の江の島拠点施設整備基本構想を策定したのが令和3年度です。策定作業を進める中で、令和3年8月に議会の皆様と意見交換をさせて頂いた際に、議員の皆様から多くのご意見を頂きました。その中に江差町としては、最後の大型プロジェクトだと位置付けたご発言がございました。そして多額の財政支出も伴います。基本設計策定期間中においても、議員の皆様との意見交換の場を設けながら、丁寧に策定作業を進めて参りますので、ご理解頂きますよう、宜しくお願い致します。
議員の再質問 室井
再質問させてもらいます。日本遺産については、12月2日付けの新聞資料で、また、12月5日の全員協議会で、条件付きで認定継続などについて、説明を受けました。その中で、日本遺産のストーリーに根差した新たな構想で、アイデアが必要などの指摘があったと伺っております。私は、過去の定例会での一般質問において、まちづくりには江差町の歴史と特性を生かしたストーリーが必要であると、何度か提案しておりますが、検討された足跡が見られません。いにしえ資源研究会の会長さんのコメントは、非常に大切で重要な提案と私は理解しておりますので、もう一度、職員の皆さんが意味をしっかり理解してもらって、対応して頂きたいと思います。美しい村連合加盟など含め、町民にどの程度理解されているのか。総括され、前向き思考で調整課題の大きな1つとして、概略の全体構想を策定し、次年度から第一歩を踏み出して頂きたいと思います。第2の道の駅は単純に他町と比較することなく、江差町と地区の歴史性と日本遺産の理念に最大限近づける努力を、努力と工夫をして頂きたいと思いますので、改めて再度、答弁を求めたいと思います。以上。
町の答え まちづくり推進課長
室井議員から、日本遺産を絡めて北の江の島構想に関する2問目のご質問を頂きました。全体構想に関して、なかなか室井議員がご質問、あるいはご意見頂いた部分に関しての議論が進んではないのではないかというご意見だったと思います。先程来、町長の答弁にあった民間活力導入調査、この中では単にその道の駅、あるいは拠点施設だけの整備に関しての方向性を定めるものではなくて、かもめ島だとか、あるいはいにしえ街道、そういったこと、どう、こう繋げながら民間の皆さんがそれらを上手く活用し、たくさんの方を呼ぶ、誘う、そういった施設を目指すのかというところを、しっかり、こう、作り込んで頂けると私は考えておりますんで、そういった中には、これまで室井議員からのご質問、ご意見、そういった部分は、しっかり、こう、お伝えしながら組み込むと。議会全体のご意見もございますし、そういった部分は、しっかり組み込もうという形で進めたいと思います。また、日本遺産再認定の際の、その、いにしえ研究会の方のコメント、これは町全体として、しっかり、こう、肝に銘じて今後の日本遺産の事業づくり、こういったところで努めて参りたいと思いますんで、ご理解頂きたいと思います。以上です。