森町議会 平成27年第1回 3月会議 2015年3月4日
②、森町マイクロ水力発電実証事業について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 教育長 香田隆、町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 松田兼宗
それでは、続いて2問目に入ります。森町マイクロ水力発電実証事業についてということで質問させていただきます。提出された資料の中で、中小水力発電については、森町にある河川全体ではまとまった水量があるものの、自然河川単体では落差や流量などの条件を満たす箇所が確認できませんでしたとされ、学校での環境教育への活用や地域住民への普及啓発を図るとして、今回合計1,050万円の予算計上しております。これの今読んだことというのは、森町新エネルギービジョンの中に書いていることからの引用です。そこで、教育長にまずお伺いしますけれども、学校教育の中で環境教育がどういうふうに行われているのか、その実態について説明をお願いしたいと。具体的に言うと、各学年ごとの授業時間数なり施設見学の場所、時間数などです。それと、今回森町マイクロ水力発電実証事業計画後の実施、完成後の具体的な学校教育の中での組み入れていることはあるのかどうなのか。それと2つ目に、同じく社会教育の分野で過去の環境教育に関連した事業があったのかどうか、また今後事業計画があるのかどうなのか。3つ目に、この事業計画、ということはマイクロ水力発電実証事業という計画が環境教育に有効であると考えるのかどうかを3点お聞きします。さらに、町長に対しては、先ほど説明しましたように、これは報告書に書いているわけですけれども、条件が悪いにもかかわらず事業化するのは一体なぜなのかということなのです。それを聞きたいということと近郊に北電の七飯発電所、水力発電ですけれども、これは。それと、濁川地熱発電があるのです。その活用を考えるべきだったのだと思うのだけれども、いかがでしょうか。以上です。
町の答え 教育長 香田隆(教育長は2017年3月まで)
それでは、松田議員さんのご質問にお答えをいたします。まず、1点目のご質問でございますけれども、環境教育につきましては小学校では理科、社会科、家庭科、総合的学習などで4年生から6年生までの学年において実施されております。授業時数につきましては、学年によって違いがありますけれども、6年生の理科では約二十数時間学習時間があるということでございます。施設見学では、太陽光発電所、地熱発電所、ダム、浄水場などの見学を年に1回程度しております。次に、マイクロ水力発電実証事業実施後の具体的な計画でございますが、事業実施後は町内各学校へ施設内容などの周知を図りまして、理科授業などで発電の仕組み、それから電力の活用などについての学習に積極的に活用していけるものというふうには考えております。それから、2点目のご質問でございますけれども、今まで行ってきた社会教育関係事業では、小学生を対象にふれあい体験教室などを開催し、自然と親しみながら環境を学ぶ事業を行ってまいりました。また、成人、それから高齢者を対象にしたオニウシ学園、それから女性学級、母親学級の中では、リサイクルプラザの見学、それから自然観賞会などの講座を実施してまいりました。今後の計画といたしましては、社会教育の事業や公民館の講座の中でさまざまな見学会を企画し、地域の身近な環境をテーマとしての町民の皆様への普及啓発を進めていきたいというふうに考えております。3点目でございますけれども、小学校の6年生の理科の中で電気とわたしたちのくらし、人と環境という学習内容がございます。その中に発電、電気の変換、エネルギー資源の有効活用、環境とのかかわりなどのテーマがあり、環境教育として有効に活用できるものというふうに考えております。以上でございます。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
松田議員の質問にお答えします。4点目の質問ですが、今回の事業は子供たちや住民の方々に身近で見ることができる研修や見学会などさまざまな機会を通して自然エネルギーを使って発電する仕組みを学んでもらおうと実施するものです。5点目ですが、七飯発電所や濁川地熱発電所とは違った形で初めての方にも理解しやすく、いつでも基本的な構造が見える普及啓発事業でございます。以上です。
議員の質問 4番 松田兼宗
当然といえば当然なのでしょうが、私が質問していることというのはこの実証実験に反対だから質問しているわけです。まず、第一1,000万かける価値があるのですかということなのです。まず、先ほど教育長の答弁の中で、年1回ですよね、現地へ行くの。さらに、では近辺に発電所がないのかといったら、そういう機会が、例えば七飯の発電所がありますよね。これいつでも、1カ月前にでも申し込めば北電でやっていますから、見学も、説明もしてくれるのです。そういう場所が、さらに地元に地熱発電というのがありながら、それ組まさっていますか。実際に各学校の教育の中で何人が年何回行きますか。1回でしょう、行ったとしても。それ以上にひどい可能性があるのは、行っていないのではないですか。その可能性もあるわけです。地元でもともとそういう施設がありながら、改めてそういう施設をつくってまでの、町長が言うのには教育的な環境教育のためだというふうなことから言っているのだけれども、さらに今回教育長の施政方針の中で環境教育のカの字も一言も書いていないです。そういう中で有効であるというふうな答えが出るということは納得できないわけです。さらに、いろんな理科の実験の材料としていっぱい売っています。何千単位の話で、こういうカタログがあります。火力、水力発電実験機器1万6,500円です。さらに、もっと言えば水力発電実験機ウオーターチェンジャーというのがあります。水力発電実験する模型から、風力から、はたまた原子力発電実験模型までもあるのです。そういう実験装置があるので、それを使えば十分対応できるのではないかなとも私思うわけです。あえて1,000万をかけてマイクロ水力発電をつくって、それを環境教育に役立てようと。そんな無駄遣いはないのではないですか。と私は思うわけです。それよりも先ほどからトイレの問題とか、子育て支援の問題とかあります。出ています。そっちのほうにその予算を使ったほうがいいのではないですかと私思うわけですけれども、いかがでしょうか。確認したいのは、実際濁川へ何回行っていますか。そのデータはありますか。だから、それ1,000万……それでも用は足りるのではないですか、発電の仕組みを知る上では。それと、町長にも聞きますけれども、聞いているように七飯発電所、その活用を考えていなかったのですか。あえてこの26年、森町地域新エネルギービジョンをつくったから、それだけのためにやるというのは納得できないわけです。その成果をだか何か知らないけれども、実証実験ということを言っているわけですが、データとるにしても過去にこの鳥崎の川でも大正時代にあったわけです、水力発電が。さらには、大沼の銚子口のところにもありました。そして、礒谷川でもあります、近くでは。というようにいろんな北電以前の、最終的には北電に集約されていくのでしょうけれども、その発電所が水力発電の中のデータというのがあるわけです。そういうデータを実証データとして必要であれば、頼めばもらえるのではないですか。いかがでしょうか。
町の答え 教育長 香田隆(教育長は2017年3月まで)
お答えをしたいと思います。まず、濁川の地熱発電所につきましては、各学校それぞれの学年で、それぞれというか、例えば小学校の5年生、それから複式学校であれば集合学習で3、4年生、それから社会科では4年生が行っているところあります。それぞれの学年で必要に応じて行っています。それと、この施設そのものについては、学校教育だけではなくて、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律の中では、環境教育というのは家庭、学校、職場、地域、その他あらゆる場において環境と社会、それから経済及び文化とのつながりその他について理解を深めるために行われるいろんな学習活動、教育が環境教育であるという定義もございますので、私はこの施設ができるというときに当然学校としても先ほど申し上げましたように利用ができるなと。それ以外にも一般の町民の方々が身近にそういう施設を見たり、身近に感じることによって、やっぱり環境に対する考え方が育成されていくのかなという気持ちもございました。ですから、私は先ほどの答弁はあくまでも学校教育としてこの施設を利用する場合にはこんな使い方ができるのかなということでご答弁をさせていただきました。以上です。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
私からもお答えします。それぞれの方々によっていろんな考え方があるかと思います。ただ、これはデータをとるための施設とは考えてございません。やっぱりほかの発電所、いろいろなもっと大きなところもたくさんございます。濁川も七飯もほかのところも見学を申し込めばいつでも見学させていただけますし、図解によっていろいろと丁寧な説明もしていただけるようになっているのは私も存じております。ただ、そこの今回の施設はタービンが間近に見えると。どこの発電施設に行ってもタービンまで見せるような形にはなってございません。じかに見て、そしてやっぱりそれを見ることによって、本当に子供たちに学習してほしいです。そういう子供たちがこれを動力として、ただ電気を起こすだけではなく、またほかにも使えるなと、いろんな体験を通していろいろと感じるものがあるはずなのです。1,000万が高いかどうか、もちろん金額としては安くはないかもしれません。ただし、これはおもちゃとして買うわけではないので、1万円や、そういうおもちゃとしてのものと違ってやはり安全対策も必要になってまいりますから、それなりの金額がかかるのかなと、そのように思っております。ただ、これを最終的には発電したものを防犯灯に、近所に防犯灯をともしながら、そういった防犯効果を図るですとか、使い道もあろうかなと思いますし、そこの場所だけではなく、昔あったいろんな場所の水力発電については当初本当に生活に必要な電力を得るためのそういった施設だったと思います。各あちこちに頭首工もございます。ダムもあります。そういったものをまたここだけのものに限らず、動力としてほかに何が使えるか。電気だけではないです。そういったものを子供たちに考えていただきながら、またこれは中小水力発電と違ってマイクロ発電と。さらに小さい規模のものですから、ここの場所だけとは限らず、駒ケ岳、赤井川地区やほかにも小さい川のある場所、もしくは農業関係の水利、基幹ダムだとか、そういったところの利用にも考えを及ぼしながら将来の学習に役立ててくれればいいなと、そのような思いから取り組むところでございます。以上です。
議員の質問 4番 松田兼宗
答弁の中でほかの地域でもつくるみたいな話を言いましたけれども、水利権の問題がありまして、農業用水で反対されると思います、そういうものをつくるものに関しては。さらに、今つくろうとしている場所というのはヒョウタン池の場所ですよね。1,000万かけて、1年の年内に多分洪水で全部埋まってしまう可能性があります。1,000万捨てることになるのです、何も使わないうちに。その可能性が大きいわけです。これだけ天候が雨が局地的に降る時代になっていますから、その可能性が非常に高い、あの場所というのは。とすれば、本当真面目に心配しているのです。1,000万無駄になりますよと。一年もしないうちに土砂に埋まった状態で使い物にならなくなる。それまた直すのですか。幾らかかりますか、それに。その問題なのです。環境教育の問題で、子供たちにさっきキットがあると言いましたよね、いろいろ。1万6,500円、これで十分1人ずつに与えて、それでわかるのです、実際にタービン回るのも見えるのですから。透明なプラスチックの中の容器で川断面全部見えるのです。それ実際に動いて、LEDの電気がつくのです。そういう仕組みになっている。これを見れば仕組みがわかる。一目瞭然なわけです。何も1,000万かけなくてもいいと思うのですが、だからやめたほうがいいのではないですかというふうにしか、再度言って最後の質問にしたいと思いますけれども。以上です。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
私から再々質問にお答えします。設置の方法いろいろあります。松田議員は川の上にまともにつくると、そのようにお考えのように考えておりますが、そういう無駄な設置の仕方はいたしません。やはりきちんと考えて、長もちして、ずっと毎年上がる子供たちがきちんと見ながら学習できる、そういった施設を考えてあるわけでございます。また、水利権の問題などもいろんなところであろうかと思いますけれども、実際に農業用ダムに水力発電を組み込む許可をいただいてやっているところもございます。いろんな点で問題点はクリアすれば、いろんなところでまた先に進んでいけるところもございますので、やっぱりここはこの取り組みは原理をまず理解するのと本当に具体的にいろんなところからぐるっと一回り、タービンから発電機、その他いろんなところ見えます。実際に水の流れによっても、そのときの春夏秋冬で当然発電量ですとか回り方、いろんなものが変わってきますし、手入れするには、維持するには多少何かしなければならないと、そういったところも環境の学習なのかなと、そのように思っております。大人になるためにはいろんな学習が必要だと思っておりますので、そういう機会のためにもぜひ取り組ませていただきたいなと、そのように思っております。以上です。