森町議会 平成26年第1回 12月会議 2014年12月9日
防災体制の拡充について
- 聞いた人
- 三浦浩三 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 13番 三浦浩三
それでは、通告に従いまして、3つの質問のうち最初の防災体制の拡充について、まず町長、教育長の見解をお伺いいたします。新森町として10年を迎えようとしておりますが、これまでに風台風による倒木、東日本大震災での地震、津波、雨台風による川の氾濫や低地の浸水と土砂の流出など、その時々に職員や関係者が懸命な対応をしてきたことにまずもって敬意を表する次第です。さて、私はこれまで数回防災について質問させていただいておりますが、以下について町長及び教育長にお伺いいたします。1つ目、津波災害に対応した防潮堤の未設置地域(砂崎灯台近辺の自然公園部位)の現状と上部機関や自然保護団体等との取り組みについて。また、老朽化した防潮堤の改修についての内容と完成期、今後の経過について伺います。2つ目として、これまで当町の指定避難所は、各地区の公共施設や地域会館でしたが、耐震性や立地条件が懸念される施設が多々あり、それらの改善策をどのように進めるつもりか。また、災害の種類による避難に自主的、あるいは予防避難をする場合がありますが、各施設でどのような対処をされてきたのか。また、今後向上させるための方策について。3つ目に、当町には現在土砂災害危険箇所が68カ所ありますが、住宅地域の近傍には未指定の懸念箇所もあると仄聞しており、追加指定が想定されるところがどのぐらいになるのか。広島市での土砂災害の経験を生かし、命を第一に考えた対応、対策をどのようにとるべきか。4つ目、平成24年12月会議で危険地域に対する戸別受信機の設置をの答弁について取り組み方法はどのように進んでいるのか。また、森港から国道278号線までの避難道についての進捗状況を伺います。5つ目として、緊急避難場所や避難所の確保等を含め地域住民や民間企業との災害時支援協力要請や協定について町長にお伺いいたします。6つ目として、避難支援制度や集団避難を円滑に進めるためには住民同士の互助の心を醸成し、またふだんからの教育や訓練が必要と感じますが、どのような取り組みをされてきたのか。また、今後どのように進めるつもりなのか伺います。7つ目として、災害に強いまちづくりを進めるためには行政だけでは到底かなわないのは自明の理です。自助はもちろん互助、共助を邁進させるために各町内会や民間企業等への防災対策費の援助や補助制度を導入してはどうかと考えますが、どうか。以上、7項目についてお伺いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
三浦議員から防災体制の拡充についてご質問をいただきました。お答えいたします。なお、教育長に対するご質問もございますが、私から総括して答弁させていただきます。ご理解をお願いいたします。1点目の防潮堤に関するご質問についてですが、砂崎灯台付近の現状につきましては、合併以前に灯台のすぐ近くまで侵食されておりましたが、離岸堤が設置されたことにより現在は離岸堤から灯台まで砂が堆積されている状態であります。しかしながら、灯台西側方面が侵食されるように変化してきていることから、管理者である北海道に建設海岸360メートルの侵食対策を要望しておるところでございます。また、自然保護団体との取り組みにつきましては、シロハヤブサの飛来時期と施工時期及び構造物の高さについて調整をしております。護岸の改修につきましては、老朽化対策で平成23年度から石倉海岸、津波、高潮対策で平成25年度から押出海岸及び小石崎海岸において事業を実施しております。いずれも既存の護岸の海側に新しい護岸を設置するものであり、完成時期は平成31年度を予定しております。このほか鷲ノ木海岸の離岸堤、本茅部海岸及び沼尻海岸の斜路閉鎖、度杭崎海岸の護岸工、砂崎海岸の侵食対策を北海道に事業要望しております。2点目でございますが、現在避難所等の公共施設は防災拠点施設の3施設及び避難所等の74施設であり、合計77施設となります。このうち耐震化の必要な施設は、防災拠点の2施設、役場庁舎と砂原支所です、及び避難所33施設の合計35施設となります。平成23年度に森、砂原中学校の耐震改修が終了し、平成24年度に砂原支所、砂原公民館の耐震診断、平成25年度に役場庁舎、森町民体育館の耐震診断を実施しております。森町民体育館につきましては、次年度耐震改修を予定しております。今後につきましては、統廃合を含めた耐震化や建てかえ等について町財政を勘案した上で関係課、所管課と協議して進めてまいりたいと考えております。また、自主的避難等についてでございますが、直近の例で申しますと昨年8月18日の大雨時に住民より自主避難したい旨の要望がありました。それを受けて町としましては、漁村センター、森町公民館を開設しております。漁村センターは、要望があってから21分後の12時46分に開設し、翌19日12時15分に閉鎖、森町公民館は要望があってから2分後の13時に開設し、翌19日13時50分に閉鎖しております。今後につきましても今以上に気象台から発表される警報等の情報収集及び町内パトロールを強化しながら、迅速な対応をしてまいりたいと考えております。3点目でございますが、ご指摘のとおり、北海道で公表している危険箇所は森町内で68カ所あります。うち2カ所については、土砂災害警戒区域等に指定されております。なお、指定に向けての住民説明会等諸手続につきましては、主に北海道、森町では函館建設管理部が行うこととなります。最終的には全ての危険箇所について指定を目指すこととなりますが、函館建設管理部と協議の上、可能な箇所から進めていくことになります。また、土砂災害につきましては、やはり大雨警報及び土砂災害警戒情報などの情報を最大限に活用し、いち早く避難勧告、指示を発するなどして住民の避難行動につなげることが重要であると考えます。4点目でございますが、危険区域に対する戸別受信機設置は、その必要性を感じてはいるものの、設置についての補助制度等有利な財政支援も依然として見込めないこと、あわせてデジタル化への移行なども見きわめる必要がありますことから、引き続き今後の財政状況等の推移を見守りながらの判断とならざるを得ないところでございます。また、森港から国道278号線への避難道路につきましては、渡島総合開発期成会において平成26年度にその整備を要望しており、以降も継続して取り組んでまいります。5点目でございますが、災害時に対処する手段の一つとして、自治体にはない専門的な技術や知識、資機材などを有しているさまざまな分野の民間事業者と協定を締結することは、広く的確な応急復旧活動を行う上で大きな期待が持てます。森町では、現在災害時における協力協定を13締結しておりますが、今後も協定による避難場所の確保なども検討しながら、さらに充実させていきたいと考えております。6点目でございますが、災害発生時における迅速な避難及び避難支援は、ご指摘のとおり、平常時からの住民同士のコミュニケーションの醸成がとても大事なことと認識しております。森町では、現在災害が起こったときに高齢者など自力で避難することが困難な方の避難支援対策を進めているところであり、各町内会役員及び民生委員の皆様への説明会においてふだんからの助け合いについてお願いをさせていただいているところです。今後も本制度、避難行動要支援者避難支援制度の整備を軸にしながら進めていきたいと考えております。7点目でございますが、阪神・淡路大震災や東日本大震災などでも示されましたように地域住民の自助、共助により多くの方の避難、または救助等が行われました。それと同時に公助の限界も改めて確認される結果となりました。森町では、地域の防災力の強化を目的として、自主防災組織設立及び活動に対しての補助制度を導入しております。前述の各町内会さんへの説明会時にも資料を用いてその必要性をお話しさせていただきました。新たな支援制度などにつきましては、いろいろな形態も考えられますので、情報収集も重ねながら検討させていただきたいと思います。以上でございます。
議員の再質問 13番 三浦浩三
ただいまの答弁で何点か再度お聞きします。1点目としまして、2番目にあります自主避難、予防避難、これが全部で避難場所は77カ所あると言っておられましたけれども、その災害の種類によって今ある77カ所全て有効に使える場合もあると思います。ただし、その避難所、避難場所が住民の方々どこへ避難すればいいかとか、どのような開設の方法をとってもらえるのかとか、要は住民に対しての告知、お知らせをこれ全てする必要があると思うのです、その地域、地域に応じて。例えば地域会館であれば誰が鍵を持ってあけてもらえるのかと。町内会長さんがみんな持っているわけではないと思います。また、公共の施設、そういうところで特に大きな安心できる器としての各学校があると思います。そういう場合に要請来た場合に常に臨機な対応をしてもらえるその体制、受け入れ態勢というのは当然確立しておく必要があると思いますので、その辺のお知らせというものを非常に皆さんにしておく必要あると思いますので、その辺のこれからの住民説明というものをぜひお願いしたいなと、それがまず1点。それと、4番目です。森港からの避難道の去年ですか、今年ですか、一応周辺住民に説明会などもやったはずなのです。その辺で今後の進みぐあいがその後ぱたっと何もないと。これは、非常に道のほうへ強く申し入れする必要あるのでないかと思います。あわせて砂崎地区の防潮堤、その辺の道に対しての働きかけというもの、これ大変必要なことだと思いますので、今後の取り組み方法というものを、多分町村会の中での優先順位というのあると思います、各市町村が出してくるもの。ぜひ上位に持っていけるような働きかけというもの、これは町長の政治活動の重要な課題だと思いますので、その辺の考え、取り組み。それと、もう一つ、7番目の援助、補助制度でございますけれども、それぞれ町内会であれば町内会独自の取り組みというものができる体制というのは残念ながら今の状態では、自主防災組織の本当に2万か3万円のお金では何にもできないのが現状だと思います。それと、防災意識というものを高めてもらうためには、既にある一定以上の従業員を抱えた各企業はそれぞれの会社の中に自主防災組織というものを組織しなければならないことになっているはずです。それをもっと後押しするための民間企業への補助というものもこれも当然防災意識を高めていく中では必要かと思いますので、その辺の考え、十分練った答弁でお願いしたいと思います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
三浦議員の再質問にお答えいたします。まず、1点目、自主避難についてでございますが、災害に応じた避難場所についてでございますけれども、例として駒ケ岳の場合で申し上げますと既に作成、配布済みのハザードマップも平成22年に作成したもので、そろそろ更新時期について検討しなければならないと考えております。これにあわせてご指摘の避難場所について周知を図るなどしてまいりたいと考えております。また、施設の鍵の保管につきましては、通常の会館等につきましては住民生活課、学校等につきましては教育委員会が管理しており、あわせてそれぞれの施設の管理人が保管しております。避難所の開設がスムーズに運ぶよう連携をとり、これを進めてまいりたいと思います。また、2点目、道道砂原線から国道278号線間の津波避難道路整備に対しましてでございますが、これにつきましても、また防潮堤につきましても今やはり森町は渡島総合開発期成会の一員として動いてもございます。私もその中の一員としまして、これからも道、国に対して強く要望を訴えていきたいと、そのように思っております。また、3点目、町内会などへの補助制度でございますが、現在自主防災組織に対する活動補助金は、議員申し上げましたとおり、要綱により3万円を上限としております。この金額につきましては、組織設立を促すための金額という意味で設定したという側面がございますので、今後その活動の充実を考えたとき実態に即した金額について同様の制度を持つ自治体の状況も踏まえながら検討してまいりたいと思っております。また、各事業所に対する支援につきましても同様に検討させていただき、これから進めてまいりたいと思います。以上でございます。
議員の再質問 13番 三浦浩三
終わります。