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七飯町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日

七飯町公共施設等総合管理計画について

聞いた人
平松俊一 議員
答えた人
総務財政課長 俉楼司、教育次長 扇田誠

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平松俊一

大網2問、七飯町公共施設等総合管理計画についての質問であります。平成28年から37年までの10年間を計画期間として作成された七飯町公共施設等総合管理計画の中で、公共施設全体の将来更新費用の算出を、金額試算ソフトを使用して、今後20年間、このまま公共施設及びインフラ資産等を全て保有し続けた場合の必要コストを試算したところ、20年間で364億円、年平均18億円となり、これまでにかけた投資的経費の更新経費の年平均として約3倍になります。上水道の更新費用は今後20年間で約70億円、年平均約3.5億円となり、これまでにかけた投資的経費の更新費用の年平均と比較して2.6倍になりますという記述があります。これはあくまで試算なのかもしれませんが、現在進行中の町営住宅長寿命化改修工事や、築後約40年を迎える施設が、例えば大中山中学校やこの役場庁舎、こういったもの、今後、対象物件が目白押しの状況であります。この計画書では具体的な対応策がほとんど記載されておらず、今後は- 14 -国からの交付金や税収の減収が予想される財政状況で、どのように対処していくのか、伺いたいと思います。4点あります。1点目、この総合管理計画に沿って現在まで行われた事例について。2点目、現在着工予定となっている案件について。3点目、今後の対応予定物件やインフラ資産等への具体的な対策について。最後、4点目は、インフラ資産等や建物の長寿命化計画と、この総合管理計画の兼ね合いについてお尋ねをいたします。

町の答え 総務財政課長 俉楼司(総務財政課長は2021年3月まで)

それでは、御答弁してまいります。1点目の、この総合管理計画に沿って現在までに行われた事例についてでございます。まず、七飯町公共施設等総合管理計画の策定の経過から申し上げます。この計画の策定の背景としては、平成25年6月14日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針、デフレ経済再生において、インフラの老朽化が早急に進展する中、新しくつくることから賢く使うことへの重点化が課題であるとされ、同日に閣議決定された日本再興戦略においても、国、自治体レベルの全分野にわたるインフラ長寿命化計画及び個別施設ごとの長寿命化計画の策定に取り組むべき旨の総務大臣から通知があったことから、平成28年から平成37年度までの10年間を計画期間として、施設の維持管理、修繕、更新等のトータルコストの縮減や平準化を図ることを目的として、平成28年3月に策定されております。また、平成30年2月27日付総務省からの通知では、今後は、総合管理計画等に基づき、個別施設ごとの長寿命化計画、これは個別施設計画と言いますが、これを策定するとともに、公共施設等の総合的適正管理の取り組みを進めていくことが重要とされております。御質問にございます、計画策定後の現在までに行われた事例としましては、国の社会資本整備総合交付金事業として、それぞれ長寿命化計画を策定し、橋梁長寿命化改良工事、公園施設改良更新事業、公営住宅長寿命化改修事業等を行ってきたところでございます。2点目の、現在着工予定となっている案件、3点目の今後の対応予定物件やインフラ資産等への具体的な対策については、あわせて御答弁いたします。今年度においては、社会資本整備総合交付金事業として、冬トピア団地、町道、橋梁等の長寿命化改修、大沼下水道浄化センター設備更新を進めてまいります。また、個別施設計画の策定により、火葬場設備更新工事、廃棄物処理施設改修事業、体育施設改修工事を行う予定でございます。これらについては補助事業ではございませんが、公共施設等適正管理推進事業債として、充当率90%、財政力に応じて30から50%の交付税措置となり、七飯町は50%の措置がございます。そのため、町としても財政的に町単独費を少しでも縮減するよう、各施設担当とは、個別施設計画を策定し、計画を進めるよう協議をしてきたところでございます。今後においても、社会資本整備総合交付金など、国などの補助、交付金がある事業メニューについては積極的に活用し、また、補助がない施設改修については、個別施設計画による起債事業により進めてまいります。4点目の、インフラ資産等や建物の長寿命化計画との総合管理計画の兼ね合いについてでございます。町の総合管理計画、また、長寿命化計画、個別施設計画は、国の社会資本整備総合交付金事業、町が起債事業として行う場合、必須の計画となっておりますので、今後も国の補助、交付金事業及び起債事業として、これらの計画をもとに事業を進めていくことになりますので、御理解をお願いいたします。

議員の再質問 3番 平松俊一

では、再質問を行います。国のほうで平成25年からこういった長寿命化に関する基本計画というのを地方自治体につくりなさいということで、当町もつくってやっているということなのですけれども、七飯町公共施設等- 15 -総合管理計画、これはどういった位置づけになるのかということを先にお聞きをしたいのです。これは質問しますと、教育のほうも入ります。学校施設も入りますので、ちょっとそのまま質問させていただきますので、お願いしたいと思います。基本的には、予防的な修繕をきちんとすると。そして、ライフサイクルコスト、要するに今までは50年なら50年という期間を、できるだけコストを少なくしてやっていくということをきちんと見直すということをうたっているのですね、七飯町でつくった総合管理計画。最初の質問文で読み上げた試算をするための条件なのですけれども、それは、例えば公共施設であれば、つくってから30年後に大規模改修を行う、そして60年後には建て替えるという前提で試算をしたというふうにこれでは書いています。そして、長寿命化に関する項目というのがわずか4行あるのですが、行政サービス需要の変化にも対応していくことを前提としつつ、集中的な大規模改修や更新等による大きな財政負担は、今後の厳しい財政状況下では非常に困難なこととなります。そのため、点検、診断や予防的な修繕を実施することで、施設等のライフサイクルコストの低減及び平準化を図りますという、この文面だけが長寿命化の説明文として書かれた計画書であります。そこでお聞きしたいのは、質問文で最初に書きましたけれども、どんどんどんどん古い施設、この役場も含めて、三十何年、文化センター、次から次と、30年は超えています。総合管理計画にのっとってやるとすれば、大規模改修という言葉が当たるのかな、予防的な修繕と言ったほうがいいのかな、やっていなければ駄目な時期に入っているのですよね。こういったものが何も出されないまま、冬トピア、そういうところでは確かに進んでいます。町営住宅は幾らかやっていますけれども、率的に一番多いのは学校施設なのですよね。この総合計画の中の資料といいますか、分析の中で、一番面積的に広いのは学校教育関係の施設、その次が公共施設なのです。30%近いものが学校施設で、26%ぐらいが公共施設というふうに分析というか、集計してありました。ということは、臨時議会などでも聞きましたけれども、学校にもきちんとした長寿命化計画というものをつくった上で、大規模改修、予防的な修繕、こういったものをきちんとやっていくということが計画として現れていなければいけないのではないか。それから、ライフサイクルのコスト低減ということも毎回いろいろな形で出てきていますけれども、何回も言って怒られるかもしれませんけれども、大中山小学校は建て替えて、今まで800万円くらいの水道光熱費が1,000万円増えている。だから、そういうとこの計画の趣旨に合っていないものが現実としてできているし、作ってしまったものはしようがないといくのか、とにかく新しく建て直すという計画の前に、30年、60年、できるだけ低コストで長く使えるようなものの計画案というのをつくらなければ駄目なのではないのかなと思っていますけれども、この点についての答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 総務財政課長 俉楼司(総務財政課長は2021年3月まで)

それでは、私のほうから、トータル的な話になるかもしれませんけれども、まず、公共施設等総合管理計画の位置づけということがございましたので、私のほうから答弁させていただきます。先ほども1問目の答弁で触れておりますけれども、この総合管理計画は、七飯町の施設の総合的な計画となってございます。計画の中では、1個1個の個別計画については触れてございません。それは総合管理計画に基づいて個別の施設について計画を作っていくということになりますので、そういうことになります。総合管理計画の中では、1個1個の施設の状況等を調査をして、金額を出してございません。簡便的に、この施設であれば、トータルの耐用年数が何年で、それを長寿命化するために、30年の際に大規模修繕、60年後に改築する際に、国から示された平米当たりの単価がございますので、それを乗せたときに、その上で計算したときに、20年間で364億円という数字となっているところでございます。今後、七飯町役場庁舎においても、昭和59年に建ったものになってございますので、総合管理- 16 -計画に基づいた個別の計画をつくりながら、長寿命化ということで、大規模修繕ということを見据えていかなければならないということで考えております。ただ、いろいろな施設、当然、古くなったものから老朽化が著しくなっていくということから、そこら辺の各施設とのバランスということもありますけれども、まずは計画を作って、国の補助金、交付金があるものについては、それを最大限生かしていくということで、それがないものであれば、交付金等がなければ起債事業によって町の単独費を少なくしていく、圧縮していくというような流れで、今検討をしているところでございますので、御理解をお願いしたいと思います。以上でございます。

議員の再質問 3番 平松俊一

これは1月の新聞の切り抜きなのですけれども、函館市は、学校の施設ですけれども、使用年数を80年を目指すという計画をもう立てました。これは、今まではやはりうちと同じで60年という前提を20年延ばすというふうにしたのですね。ホームページにも出ていました。うちの試算は、あくまでも60年後に建て替えをするという試算というのがこの総合計画になっています。ちなみに、道路であれば15年ごとに打ち替えるだとか、橋梁も60年で架け替えるだとか、上水道は40年で更新、下水道は50年で更新、公園に関しては30年で更新という前提で考えているという計画だということなのですけれども、実際にこんな年数でどんどんどんどん更新はできないと思います。そこで、早めに、今、これから考えたいというような趣旨のことをおっしゃいましたので、これ以上のことは言えないと思いますけれども、日本建築学会、この中で、建築物の耐久計画に関する考え方というのが出ています。これによりますと、普通の品質のコンクリート造りの場合、計画的な保全を行うことで、耐用年数を80年程度に延ばすことができると、日本建築学会で。これはあくまでもちゃんと手入れをするという前提です。ということをもとに、函館市は学校施設はこれから80年使うという計画を立てました。七飯町の施設の3分の1は学校施設だと。これも早めに80年、鉄筋コンクリートであれば、もう鉄筋コンクリートですよね、全部。こういうふうに持っていくための調査なり計画を早急に立てる必要があるのではないかなと思いますけれども、教育長はこの辺、どういうふうに考えていらっしゃるのか。それから、今の課長の説明で、これからやっていくと言ってしまったので、これ以上は聞けないのですけれども、建築学会だとか、そういうものの資料というのはきちんと前提に置かれてやっていけると思うのですけれども、その辺、もう一度再答弁お願いします。

町の答え 教育次長 扇田誠

それでは、答弁してまいります。学校の施設につきましては、七飯町の学校施設の長寿命化計画というのを教育委員会のほうで平成元年12月に策定してございます。すみません、令和元年です。申し訳ございません。その中で、先ほど言われていました校舎につきましては80年を目標に、体育館は60年、そういうような計画で策定してございます。また、さっき言われましたライフサイクルコストの大中山小の部分につきましては、あそこは面積自体も多くなっていますし、体育館の暖房も電気等を使っていますので、増えているということでございますけれども、ライフサイクルコストにつきましては、なるべく節約をしまして、圧縮をしていきたいというふうに考えてございます。教育委員会からは以上でございます。

町の答え 総務財政課長 俉楼司(総務財政課長は2021年3月まで)

それでは、私のほうからも、総合管理計画をつくった担当課ということから御答弁申し上げます。まず、学校も今、答弁ございましたけれども、トータル的に七飯町の公共施設、古いものから結構昭和時代の建物がまだまだございますので、そこら辺につきましては、施設のあり方を十分検討いたしまして、今後も当然、行政施設として残していくべき施設であれば、今後の修繕費をトータル的にどう縮減していくか、長く使っていくかと- 17 -いうのが、当然、総合管理計画の肝でございますから、その計画に沿った中で、個別の施設について、どこをどういうふうに直していくかということで、個別の計画をつくっていくということで考えてございます。その内容について、計画に載った内容について整備をしていく、修繕をしていくということでございます。先ほども申しましたけれども、七飯町の総体の予算というか、財政的にも大変厳しい状況の中に入ってきたところでございますけれども、その中で、最大限やっていけるところはやっていきたいということで、各事業の見極めもございますが、そういうことで、今後も、先ほど議員から教えていただきましたコンクリートの関係とかも、今後、個別計画をつくる際には十分研究させていただきながら進めてまいりたいと思ってございます。以上でございます。

議員の再質問 3番 平松俊一

2問目を終わります。

出典:七飯町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる