長万部町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月15日
ふるさと納税で駅にエレベーターの設置を平成28年第1回長万部町議会定例会(第2日目)
- 聞いた人
- 村川毅 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、まちづくり新幹線課長 加藤慶一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 村川毅
私は1点質問いたします。ふるさと納税で駅にエレベーターの設置を。駅の階段は高齢者や車椅子を利用している皆さんにとってはもちろん不便で体力的にも大変きついものでありますが、最近は外国人旅行者も目立つようになり、大きなスーツケースを持って階段の上り下りに苦労している光景も目にいたします。この春の新幹線開業により、長万部駅を利用する乗降客も今よりもさらに増加することが考えられます。そこで、ふるさと納税の寄付金を使って、駅にエレベーターの設置を考えてみてはどうでしょうか。小樽銭函駅には28年度中にエレベーターの設置が決定しました。国やJR北海道に対しての要望活動や署名活動の成果と思われますが、当議会においても以前にこの件で質問があり、設置については前向きな答弁ではありませんでしたが、その後、JR北海道と相談した経緯はあるのでしょうか。「鉄道の町」らしく、ふるさと納税をまず駅のバリアフリー化から使用したら、寄附をした皆さんにも喜んでもらえると思うのですが、町長の所見をお伺いします。〔議員(7番 村川毅)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
ふるさと納税で駅にエレベーターの設置を、というご質問でございます。お答えをいたします。まず、1点目のJR北海道と相談した経緯があるかとのご質問についてでありますが、平成22年当時では、JR北海道では1日当たり5,000人以上の乗降客が無いと事業化できないとの回答でありました。現時点におきましても、公共交通施設や建築物等のバリアフリー化につきましては、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆる「バリアフリー法」に基づき、全国で高齢者、障害者にも利用しやすい交通や公共施設を実現するための施策が進められていることは承知いたしております。駅部施設などのバリアフリー化の事業化基準につきましては、平成23年の基準改正により、1日当たり平均3,000人以上の乗降客の基準に緩和されましたが、長万部駅におきましては、現在の乗降客は1日当たり400人前後となっており、補助金制度を活用するための基準を満たさないため、事業化は困難と認識しております。小樽銭函駅は一日当たりの乗降客もおよそ5,300人と多いため、バリアフリー法に基づき小樽市とJR北海道と国土交通省によりエレベーターなどを含むバリアフリーについて、総事業費2億4,000万円で事業化されたと聞いております。2点目の、駅のバリアフリー化をふるさと納税による寄付金を充てるべきとのご意見につきましては、現在、北海道新幹線長万部駅開業を見据えて駅周辺も含めた計画を策定している段階であり、15年後の開業までにはバリアフリー化を含めた駅周辺整備や駅舎・自由通路などの整備には、当然、多額の町予算を投入しなくてはなりません。また、現在は少しでもその投資経費に充てるための資金を今後積立しなければならない状況であると認識しております。これらを踏まえ、現駅部にバリアフリー化の工事費を投入することは、10年後には駅周辺の整備工事を開始しなければならない状況であり、二重の投資となると考えておりますなお、現駅での施設利用については高齢者の方々が少しでも利用しやすくするために、跨線橋廊下部に一休みできるよう椅子の設置を町から要望させていだだき、JR長万部駅のお取り計らいにより、実現させていただいたところであります。このように、現駅につきましては、現状でできることにより対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただくようお願いいたします。以上であります。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の質問 7番 村川毅
まず前段で、JRのバリアフリー法に触れておりますので、その点から確認させていただきます。答弁にあるとおり、このバリアフリー法は平成18年にできた法律でして、一般質問で先輩議員が「駅にエレベーターを」という質問をしたのは22年3月議会でしたから、当時は1日当たりの乗降客の基準が5,000人でした。その後ある程度整備できたという事で、ただ今言われたように23年に基準が改正されました。その時の基準が3,000人。この23年の時にですね、移動等円滑化の促進に関する基本方針では、3,000人未満でもあっても地域の実情に鑑み利用者数のみならず、高齢者、障害者等の利用の実態を踏まえ、可能な限り実施するという基本方針が出ておりますけれども、この方針をご存じですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
お答えいたします。ただ今のご質問にありました平成23年の3月に改正されました移動等円滑化の促進に関する基本方針の中では、今、議員が仰られたとおり1日当たりの乗降客については5,000人から3,000人に改正されております。ただし、これ以外の軌道施設においても、今議員の仰ったとおり、移動等円滑化を可能な限り実施するという事は承知しているところでございます。
議員の質問 7番 村川毅
そうなんですよ。ですから、この補助金制度の基準を満たさないので事業化は困難だと結論付けておりますけれども、じゃあ今現在、JRの考え方というのは聞いておりますか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
小樽市の現況におきましても、担当に問い合わせをして回答を得ておるところでございますけれども。全国的にですね、これは手上げ方式で、今3,000人に緩和されたという事で、この補助金をいただいて、これは3分の1ずつ、鉄道事業者がJR北海道が事業者として補助申請する訳なんですけれども。そのほか、例えば小樽市の場合ですと、小樽市が3分の1、それから国交省が3分の1という事での負担割合でやってます。ところが、これは全国的にかなりあちこちで手を挙げておりまして、小樽市でもかなり苦慮されているという事で、まだ厳密には、まだ26年度確定した訳ではないという事で、観光対策であるとか、いろんなものを組み合わせて何とか3分の1、失礼いたしました、平成28年度ではですね、まだ確定してないという事で、ほかのいろんな補助制度も活用しながら、何とか3分の1を確保するという事で聞いております。そうは言ってもですね、乗降客の非常に多い所を優先していくという事でJRの方では考えているという事で聞いております。
議員の質問 7番 村川毅
決して困難な事ではないとは思うんですよ。今、答弁にもあるとおりですね、小樽市は総事業費の2億4,000万、先ほど答弁ありましたけれども、2億4,000万の内、JR北海道と国土交通省とのそれぞれ3分の1ですから、8,000万円を28年度予算で組むそうです。そこでお聞きしますけれども、長万部町の現在のふるさと納税の寄附金の総額と、その中で事業の指定のない寄付金額はいくらになっているんでしょうか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
お答えいたします。ただ今、平成28年の2月17日現在の数字でございます。総額で7,892万4,044円となっており、この内、未指定につきましては、3,846万6,599円となっております。
議員の質問 7番 村川毅
この使い道自由のふるさと納税の寄附金の、この指定されているっていうのが、だいたい総額の半分近くになるという事ですので、だから、ふるさと納税を利用したらどうですかという事なんですけども。それでは次に、ふるさと納税の使い道について質問いたします。答弁では、15年後の新幹線長万部駅開業までにバリアフリー化も含めた駅周辺整備や駅舎、自由通路などの整備に多額の町予算を投入しなければならない、だから、そのために資金を積立てるんだと仰っておりますけれども、これもしかしたら、ふるさと納税をその資金に積立てるというお考えでしょうか。
町の答え 町長 木幡正志
18年の想定で地元負担金っていうのは、だいたい14億から16億位の地元負担が求められるというのはご存じの事だと思っております。これらの資金を今後、小さいながらもコツコツと積立てながらですね、充てていかなければならないっていう事でもございますので、先に答弁した様にですね、今後もふるさと納税の未指定分の一部でも、積立てていかなければならないのかなと。全部が全部新幹線に投じる、そういう考え方もございませんので、それらも含めてですね、検討していきたいという事であります。
議員の質問 7番 村川毅
そしたら町長、この使い道なんですけれどもね、2008年からふるさと納税が始まって、8年が経過してますよね。まだ使ってないんですよね、実はね。となると、寄附をされた方というのは、やはり返礼品目的の方もいると思うんですけれども、このふるさと納税っていうのは、生まれ故郷に頑張って欲しいとか、家族や親戚が住んでいるとか、理科大学で1年間過ごした縁があるとか、いろんな理由があると思うんですけども、理由がいろいろあるとしてもですよ、ふるさと納税っていうのは本来寄附金でありますから、この8年間、寄附金が使われていないという事にちょっとリピーターの方なんかはですね、やはり長万部町のホーム頁を気に掛けて見ていると思うんですけれども。これある程度、町の人とかも含めてですね、使い方を、長万部としてはこれに使うんだ、という部分を、例えば今、10年15年後に新幹線でお金がすごく掛かるんだと、これで長万部が新幹線駅で発展するんだ、そのためにふるさと納税を使うんだよという事をはっきり何に使うかを決めてもらってというか、協議会なんかで皆さんで話してもらって決定して、それを長万部はこれで使うんだよというのをホーム頁で皆さんに発信するっていう方法はどうでしょうかね。
町の答え 町長 木幡正志
ふるさと納税開始されてから数年経っておりますけれども、実は大きな寄附が動いたのは去年からなんです。その前の、去年が2月末現在で5,800万、その前の合計合わせて7,000になっている。それで今まで予算として使えなかった部分を、28年度予算で、少々ふるさと納税の寄附を使わせていただくという事を、明日からの予算委員会にかけさせていただいて、予算が可決されれば、当然、ふるさと納税の寄附の額を提示しながらですね、使用した関係については町のホーム頁でも公表していきたいという考え方を持っておりますし、できるだけ少し固まった資金になればいいなと。そのためには、今言っているふるさとの返礼品、これらもちょっと工夫が必要になってきたなという事も考えてですね、やっぱり地域の自然を活かしたそういった商品の売込みも考えなきゃいけないという事で、今検討をこれからしようと、そういう話を今進めているところであります。以上です。
議員の質問 7番 村川毅
私、先ほど聞いたのは、使い道を町民も含めて協議会か何かで皆さんに検討して貰ったらどうでしょうね、という話だったんですけど、その辺はどうですか。
町の答え 町長 木幡正志
やっぱり役場庁舎内で様々な検討を加えて、そして第三者協議会をどうするかという事になると、第三者協議会を設置してかからなきゃいけない。今それを協議する機関っていうのは、長万部の役場の中での関連ではございませんので、そうした方向性に持っていくしかないのかなと。ただ、他町で一生懸命頑張っておられるふるさと納税の寄付額が、士幌あたりでも10億を超える位の大きな金額、そしてまた日本一という所は、もう20数億っていう、1年でそれだけ大きな寄附がいただいているという事でございますので、そういった大きな金額がやっぱり作れるような魅力ある町にして、そしてふるさと納税が全国の皆さんから寄せられるようなそんな方法に持っていかないと、まず協議会作って協議するところまでちょっといかないのかな。それらを含めてですね、出来るだけ他町に負けないようにですね、新しい返礼、そして地域の資源を活かしたような返礼の仕方を考えていかなければ、そういったものに繋がっていかない、そう考えておりますので、その後の態勢にして考えていきたいと思っております。
議員の質問 7番 村川毅
分かりました。それでは先ほども言いましたけれども、その使い道を検討して決まったら、すぐに長万部町のホーム頁で発表するという事はよろしいですよね。
町の答え 町長 木幡正志
新年度予算でいくらか使う予定でございますので、新年度予算通過した後、4月に入ってからホーム頁で公表していきたいと、そして寄付者に対してお礼を申し上げていきたいとそう思っております。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
ただ今の答弁に補足させていただきたいと思います。新年度で、今、町長が申し上げたとおり、新年度でまちづくり基金の繰入金につきまして計上させていただいております。これにつきましてはですね、これを充当して使っていくのは今年度中に使うという事になりますので、町のホーム頁で公開するにはですね、充当して使ったという事を結果としてお知らせするという形になりますので、具体的には、例えば公園のトラクターに使用したですとか、そういった具体については、年度の全部終了してからという形になろうかという風に考えております。
町の答え 町長 木幡正志
補足説明いただいたんですが、私の答弁と大きな食い違いがございましたので、私の方の答弁を訂正いたします。課長が今仰った予算が通過をしてですね、そのお金が使われたあとにホーム頁で掲載をするという事で訂正をさせていただきます。
議員の質問 7番 村川毅
今回、予算に繰入れをして、それぞれ細かい指定の部分で多分使うんだと思うんですけども、先ほど言ってますように、大きな部分の、その半分以上ある指定のない部分については、当然検討するわけでして、こういうものに長万部は使うんですよと、利用させていただくんですよというのは、実施しなくても、それが検討結果が出た段階で、ホーム頁には発表できますよねと、その方がアピール度が高いのではないかなと思うんですが、どうですか。
町の答え 町長 木幡正志
ふるさと納税で、駅にエレベーターをという話から大分飛躍展開をしていってるんで、答弁もかなり変わってきますけれども。まず集約的にお話をさせていただきますが、やっぱり、今、長万部駅の階段の状況っていうのは非常に高齢者にとったら、大変使い勝手が悪い。高齢者にとっても最近はキャリアバッグを持って歩く人が大変多くなってきた。その反面、リュックを背負う人もでてきた。そして駅の階段部にはですね、駅から降りて来た人が大型キャリアバッグを跨線橋の上に置いて、町を散策してると、そういう方もおるわけですね。だから、今、村川議員の仰る、駅にエレベーターをっていうのは私も実は賛同する方なんです。しかし反面、今の財政状況を考え、またJRの財政状況を考えると、なかなか厳しいものがあるんだろうなと。その反面ですね、伊達まで買い物に行く、病院に行く人、お年寄りの人にとっては静狩の駅から乗られる、こういう話も実は耳にしておるわけなんです。そういう事も踏まえて、私もJRで出張が多いものだから、当然、同じ列車で高齢の人が乗る場合について、大変な荷物を持っている場合にはちょっと手を貸してあげたりするんですね。そういう苦労もあったり、また駅では車イス用の昇降機持ってます。これ去年、実はある一件があって対応したのを見聞きをいたしました。現場にも行って見てたんですが、キャスターのついた昇降機で、そのまま車イスを乗っけたまま、本人を乗っけて降りて下がる。これの利用については、ぜひ何日の何便に利用させて欲しいと駅の方にお願いしたら、そのキャリアが出てきて昇降のお客さんを降ろしてくれる。しかし、いろいろ相談もしながらやっているんですが、荷物までキャリアで運ぶっていうのはちょっと難しいですよというお話もございますので、我々もやっぱりこの駅の昇降階段については、長万部町の駅だけではなくて、ほかの駅にも本当苦労している状況だなと思っておりますので、ぜひとも我々も改善点があればという事で、昨日、何かいい方法がないかという話で検討しました。1番最初に考えたのは、鉄道と連絡船があった時代、その鉄道の乗降客が連絡船に乗る時にですね、ポーター制度ってあったんですよね。荷物運びの人が函館駅に居て、荷物を連絡船まで運んでくれた。今、ちょっと若い人、みんな若くなってきたんで、ポーターっていう言葉は死語になったのかもしれませんけれども、そういう制度もあったなと。それから家庭用の福祉資材で使われている家庭用の階段昇降機ありますよね、あれもどうだろうと、様々な事も考えてみたんですが、なかなか制度的には今、一長一短にその制度に持っていくという事が非常に困難な場合も想定されるし、JRの駅舎っていうのはJRが管理している駅なんですね。自治体が入り込んで、こうしろああしろっていうだけの権限は自治体にも与えられていない。そうしたことを考えると、この駅の乗降客の利便性を図るっていう事については、今後も大きな課題になるんだろうと。しかしながら、やっぱり15年後新幹線の開業を見据えた場合に、10年後には新しい駅舎の建設が始まるっていう段階で、その設置したものが、またその時点で完全に解体をしてですね、別な施設に変わる。そのために2億数千万のお金が、今、投資ができるかどうかという検討した時には無理だなという事で昨日結論を出しながらですね、今、答弁しているところでございますので、あまり拡大なふるさと納税の議論にならないように、ひとつご賢察をいただいて答弁に代えさせていただきたい。お願いします。