松前町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月6日
基幹産業、漁業の振興を願って!(漁業振興の具体策は?)
- 聞いた人
- 梶谷康介 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 梶谷康介
皆さん、おはようございます。私的には、すこぶるさわやかな朝を迎えました。夏の季節が終わりを告げるような気持ちで受け止めております。ただ、世間は未だに新型コロナの渦中の中に戦々恐々としております。承れば、松前町でも陽性者が発生したと、こういうふうに聞いておりますけれども、感染拡大が進まないような万全の体制で取り組んでおられると思います。これ以上の発生がないことを願っております。こう言いながら、今朝、議場に入る前に検温をされました。ちょっと体温が高めなんですよ、血圧もちょっと高めだと。議場に入れてもらえないんでないのかなと心配したんですけども、まあ、ギリギリの線でいいでしょうということで、この席に立っております。もし何かありましたら、延命治療は必要ございませんので、よろしくお願いしたいと思います。先日、松前町のさくら漁業協同組合の32年の事業年度、いわゆる令和2年度の決算が報告されました。総代会、総会ですか、報告され、それを基にして道新に報道された中身を見まして、ショックを受けております。平成6年だと思います、私の記憶では。さくら漁協が新しくスタートした年だと思います。その時には、30億以上の水揚げがあったんですね。あれから今日まで、いろいろな環境の変化やら、あるいは町内の人口の動態やら、もちろん組合員の減少やら、いろいろな要件はあったと思いますけども、結果的に9億2千万、約9億2千万の扱いだったと。これは、新しい漁協がスタートして、最低の扱いになったという報道でございます。決算書や事業報告書を私調べてみました。確かに前段で申し上げましたように、組合員の減少、更には海面の、いわゆる自然条件による資源の変化、更にはマグロ資源、守るための規制、極めて厳しい規制、そして、松前町の大宗漁業でありますマイカの水揚げが激減しております。考え方によっては、やむを得ないのかなと、こう思っております。平成31年、いわゆる令和元年、こういう状況を踏まえて、新しい漁協がスタートして以来、懸命に累積された欠損金の解消、いわゆる財務改善に取り組んできた組合も、なかなか計画どおりに行かないで、今日まで延び延びになり、組合側としては、極めて将来の経営不安を感ずる。何としてもこの危機を乗り切るために、町に財政支援を要請しましたよね。町長もそういう状況を踏まえて、放っておけない、何とかしなければいけないという考えの下に、その要請に応えるべく、2千万円掛ける3年間、合計6千万円の財政支援をすることを決断しました。当然議会に諮られ、いろいろ議論した結果、最終的に採決をしましたけれども、それぞれの賛成、あるいは反対の意志、結果的には可決されて、その事業は進行しております。現在、その3年計画の3年目、この令和3年度でその事業が終わりますよね。その2年度の事業報告なり、決算書を見ますと、前段で申し上げたとおり、総枠が約9億2千万。気になる累積欠損金の中身なんですけど、結果的には今期末の未処分額が、1千900万と載っておりました。正確には、まあいいや、約1千900万。計画からいけば、今の財政支援の中で当然それは解消の目処が立ったと。ですから、第1点目の、第1点目と言いますか、この事業の目的の健全経営財政支援、そういう面では、私は目標が達成されたんではないかなという見方はしております。ただ問題は、この事業の大きな目的の一つに漁業振興があります。今のように累積欠損金が解消される見通しが立ったと。それだけで終われば、議会で議論されたように、単なる借金の穴埋めに終わってしまうんじゃないかという結果に終わってしまうと。大事なのは、この漁業振興が現状を踏まえ、これからどうなっていくかということが、私は大事な課題かなと。そういう受け止め方しておりますんで、最初に、この事業に英断を持って踏み切った町長の、この状況に対する見解を聞かせていただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
おはようございます。ただ今、梶谷議員から基幹産業、漁業の振興を願って、漁業振興の具体策は、との表題の一般質問を頂戴致しました。質問の中にもございました、平成の6年の組合の合併、一からの経緯経過につきましては、梶谷議員からも少し説明あったところであります。大変厳しい経営状況が強いられて来ている漁業協同組合の実態が周知されるというふうな状況になっているところであります。そこで、今ご質問にもございましたけども、この漁業協同組合の体制を少しでも強化をしていきたいというふうな願いもありながら、体力のある漁業組合を願ってというふうな思いありながら、漁業協同組合の経営改善支援補助金を議会の皆さんのご指摘いただきながら、実施をしてきているところであります。その経過につきましては、ちょっと説明をさせていただきたいなというふうに思います。さくら漁協につきましては、平成6年の漁協の合併時から多額な繰越欠損金の解消を優先課題とする経営改善計画に基づく運営を基本に、行政や各系統の支援を始め、漁業協同組合の事業の合理化、更には経費の節減、販売手数料のアップや特別負担金の徴収、それから出資金の減資等々、漁業協同組合としては鋭意取り組んできたものだというふうに認識をしているところであります。しかしながら、議員ご指摘のようにスルメイカ等の漁獲の激減や、クロマグロの資源管理に伴う漁獲規制等々、水揚げの低迷が続き、経営改善計画、期間、期限でありました令和2年までの解消は厳しい、極めて厳しい状況となってきたところであります。このために、さくら漁業協同組合は、北海道の漁協経営強化推進本部、俗に言う経対協という本部であります。その本部とともに、この経営改善の計画の見直しを図るために松前町に支援を要請し、令和元年度から3年度で繰越欠損金の解消を実現すべく、経営改善変更計画を策定し、令和元年11月、松前さくら漁業協同組合臨時総会において承認され、その後に北海道より認定承認をされてきたところであります。こういうふうな経過を踏まえまして、町と致しましては、さくら漁業協同組合の経営改善変更期間の令和元年より令和3年度まで、繰越欠損金の解消と経営改善を図るために漁業協同組合経営改善補助金として、年2千万円の3ヶ年計画、合計6千万円以内を交付決定し、進めて来ているところは、皆様ご承知のとおりでございます。経営改善変更計画前の平成30年度、さくら漁業協同組合の決算時の繰越欠損金は、6千564万2千846円でありましたが、令和元年度決算時では、3千302万6千286円までに圧縮をされてきておりました。令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響による魚価及び流通の低迷などによりまして、生産が大きく前年を下回りましたけども、漁協の経費節減の自助努力、更には国からの新型コロナウイルス感染対策の持続化給付金、または、当町におきましても新型コロナの臨時交付金を利用致しまして、漁業支援総合補助金の補助率を引き上げるなどの対策を講じましたことによりまして、令和2年度の決算時の繰越欠損金は、先ほど議員がおっしゃるように、1千900万5千369円にまで圧縮となっているところであります。今年は、3年度は最終年度になります。現在も昨年同様コロナ禍の影響によりまして、魚価の低迷などにより厳しい状況が続いておりますけど、本当に繰越欠損金の解消に向けて、鋭意努力して取り組んでいただきたいなというふうに思っているところであります。なお、漁業協同組合経営改善支援補助につきましては、年2千万円を限度と致しまして、繰越欠損金の範囲内となっていることから、令和3年度、これは最終年度でありますが、補助金の交付決定額は、1千900万6千円となっているところであります。令和3年度さくら漁業協同組合の決算におきまして、ぜひ繰越欠損金が解消され、さくら漁業協同組合が今後自立した漁協運営ができるような体制になっていただきたいということを、強く願っているところでございます。以上でございます。
議員の質問 9番 梶谷康介
私は、町長の考えを聞きたいのは、今言うように、財政的面で累積欠損金が整理されましたっていうことが目的じゃないんですよ。この事業のね、主たる目的はそこにあり、更に同じ大きな目的を持っているわけですよね。漁業振興、それによって組合員の所得の向上ってのは、これは大きな願いとして私はあると思うんです。ただ、今の時点でこの事業が予算の中で収まるっていうことは、私は前段で申し上げましたとおり、目的の中の一つは達成されたという私もしております。でも、ここで終わってしまってね、このもう一つの大きな漁業振興なり、組合員の所得の向上なりを考えた場合には、ここで終わってしまっちゃいけないですよね、町長。この財政だってね、欠損金解消したからって、これからの組合経営が健全経営で継続されるって保障どこにもないでしょう。それをやるためには、やはり漁業の振興がなければいけないんです、私はそう思いますよ。でね、こういう観点から、今までもこの漁業振興に関しては、いろんな角度から町長のお考えを聞かせてもらったし、また私の考え方も述べてきましたけども、やはりここに至っては、そういう今までの議論の積み重ねはね、それは大事としながらも、もっと突っ込んだ漁業振興ってのはなければいけないんでないかと。例えば、マグロの資源の管理のために規制されてますよ。それが、枠が少しは広がって、去年よりも実績上がってます。イカの資源どうですか。かつて、松前はイカだけで、極論言えばね、イカだけで漁民の生活が成り立っていたような時代がありました。しかし、これから私、三つの魚種に関して振興策の話をさせていただきますけれども、こういう事業だってね、その時点から、例えばコンブの養殖だって、ヤリイカの産卵礁だって将来を見越して取り組んできたんですよ。しかし、現実はどうですか。ですからイカにしたって、マグロにしたって、正直言って我々が頭を絞って行動起こしたって、やれる限界ってのありますよね。資源の回復がなければこれは駄目だろうし、また、漁業環境が良くなって、回遊の量が増えた。そういう状況が出てくればね、これは望みないわけではない。しかし、これは本当に他力本願でどうなるかを考え、やってみなければ、結果を見なければわからない範囲なんです。それでは今までの組合経営と全く同じ、やってみなければわからない、計画も何も立てられない。私今までずっと、この組合の事業経営のやり方に対して目を向けて来ましたけれども、ほとんどがね、事業計画立てる時の基準が、今年度って言うか前年度って言うかね、その実績が何十億。そうだから、それを基にして事業は進められて来た。しかし、結果としては、自然の条件だとか、いろんなものがからんで事業が事業目的が達成されていないんですよ。それの繰り返しで、結果的に目標立てました、例えば10億目標立てたんだけど、15億目標立てたんだけども、18億しか生産がなかった。次の年、どういう計画立ててますか、次の年の事業計画は13億ですよ。これ、例えばの話ですよ。次の年、今度13億が達成されない、11億しか水揚げがなかった。そうすれば、次の年の事業計画11億ですよ。こんな経営ってありますか、どっかに振興策がなければいけないでしょう。今回は、特にギリギリの約9億2千万まで下がっていったと。だから、回遊だとか、自然の条件で結果を見るまでわからない、そして、自分達の力で及ばないところはね、これはもう別にしまして、自分達の力が及ぶ振興策ってのは何だがってことを考えないといけないでしょう。この組合の販売事業取扱実績表ありますよね、これは鮮魚から貝類、製品、養殖全て書いてます。私なりに限られた時間ですから、全部やるわけにいかないからね、今回はね、自分達で可能なヤリイカ、更には現在取り組んでいるナマコ、そして、促成栽培の養殖コンブと。こういう3点についてね、具体的に漁業振興するためには、こういう範囲で我々できるんでないかというお話をしたいと思ってんです。最初にヤリイカなんですよ。ヤリイカのこれまでの流れをずっとこう調べてみました。昭和50年にね、1千362トン、4億5千600万、これが今までのピークだったんです。それを境にして、ずっと下がって下がって、昭和59年にはね、わずか29トンまでになった。そして、4千万ちょっと、4千9万4千円ですよ。だから、当時の町なり組合なり、そうした人方が危機感を感じて、何とかしなければいけないっていって取り組んだのがヤリイカ産卵礁なんですね。その産卵礁の歴史を見ますとね、こういう危機を脱するために、昭和60年、61年に松前町の札前地区に1千基余りの産卵礁投入してんです。そして、更に結果が非常に良かったものですから、それに加えてその翌年、更には、トータルで1千530基の産卵礁入れてる。結果どうですか、平成3年にはね、わずか27トンであったものが488トンまで水揚げが増えてます。そして、6億2千131万円まで水揚げが上がってるんですよ。そういう取り組みがね、ヤリイカの歴史の中にあるわけ。最近の松前のヤリイカの状況見ますとね、また減ってきてるんです、それから。令和2年、今言ってる、今年令和3年ですからね、令和2年度の水揚げ見ると、組合の計画は、計画ですよ、前年度の実績を見ながら161トンの計画を立ててます。結果は、残念ながら44トン、44トン、そして、計画では1億3千900万ぐらいの見込みを立てたものが、5千300万しか揚がらない。こういう状況繰り返して行ってね、先ほど言いましたように、これから累積欠損金が解消されたから、健全経営がなされるっていう期待持てますか。これ、ヤリイカの例ですよ。ですから、こういう状況を打破するために、これ、我々の段階で私はできると思うんです、努力によって。当然松前町単では大変な事業ですから、前段で昭和59年、60年、61年代に北海道の力を借りながら、一緒にこのヤリイカの増産体制に取り組んだ経緯を考えますとね、今みたいな流れをこれからの漁業振興に活かしていく要素は、私はあると思うんですよ。ですから今年の、令和3年度のね、さくら漁協の計画も私は見てます。それだってね、結局は計画はやってみなければわからないという要素のものであって、しかも、今年の生産を基準にした計画でしょう。発展はないですよ、これは。そんな観点からね、私はぜひ、このヤリイカの生産の推移をね、もう一回振り返って、あれだけどん底に落ちた、27トンまで昭和60年に落ちたものが、63年、それから平成3年度にね、その効果が表れて、488トン、6億2千131万円まで回復したっていう実績。そして、繰り返しになりますが、今回の令和2年度の、計画が161トンに対して44トンしか揚がらなかったっていう実績を見た時に、これは何もやってなかったからこういう結果になったという判断せざるを得ないんです。ですから、やっぱりこれからの組合の、あるいは松前の漁業振興考えた時にね、やっぱり自分達のできる範囲で、やれるものには果敢に取り組まないといけない。そう思いますんで、この辺の考え方、まず第1点、町長にお尋ね致します。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
議員からの質問の中で、冒頭マグロ、クロマグロの関係につきましてもご指摘いただきました。昨日、今日ですか、マスコミ報道によりますと、クロマグロの絶滅危惧種から危機ランクが引き下げられたというふうなニュースが流れております。今までクロマグロが絶滅危惧種のレッドリストに載っております。その中で、今回準絶滅危惧種にというふうなことで、ランクが引き下げられたことが報道されております。一方、また今まで漁獲制限をかけられてきているところでありますが、その15%が復活するというふうな報道もいただいているところであります。15%と言いますと、単純に個人の漁業者が今与えられている漁獲枠の中の15%というふうに単純に計算すると、それは大した量にはならないなというふうに思うんでありますけども、しかしながら、以前より改善されてくるだろうという予測は立つわけであります。また、スルメイカの話もいただきました。現在根室の花咲港が大変賑わいを、スルメイカ漁で賑わってるというふうな状況だというふうに伺っております。北大の水産学部の専門家であります桜井先生の分析によりますと、水深50メートルラインでの水温が12℃なんだと。その12℃がスルメイカの生息する最高いい条件だというふうな記事も、私読ませていただきました。そういう状況の中で、海の、海水温の温度等々海象条件、本当に状況が変わってきてるんだというふうに思っております。これからの漁業の振興という部分につきましては、そういうところをきちんとおさえながら、松前にあった魚種は何なのか、漁法は何なのかというふうなものを組合員、更には漁業組合と致しまして、しっかりと構築していく必要があるんだろうなというふうに思っております。我々も組合、補助金を今3年目を迎えますけど、願いは質問者と、梶谷議員と一緒でありまして、足腰の強い組合ができて、組合員の皆さんの所得の向上になるというふうな願いは思いつつも、これから水産の振興策に町と致しましても取り組んでまいりたいなというふうに思っているところであります。それとヤリイカについてのご質問がございました。私も平成24年から町長に就任させていただきまして、24年、本当に大漁だったというふうに思います。梶谷議員言うような、平成の25年以降この状況になるんでありますけど、24年も大変な大漁でありまして、それから28年の年も、もう浜に行きますと漁師の皆さんも、奥さんもおばあちゃんもおじいちゃんも顔に墨いっぱいですね、昼過ぎまで、要は2時3時までイカの箱積みに。その光景を見た時には、本当に嬉しく思うのであります。そういう状況を見ますと、今までいろいろ、今これから取り組んできた経過をお話しますけども、間違いなく魚礁の、産卵礁の効果はあるというふうに、私自身は思っているところであります。それで、松前町におきましてヤリイカの、今までの経過を含めまして、ちょっとお話させていただきたいというふうに思います。過去の統計から、周期的に好不漁に分かれている傾向があるというところであります。最近では、平成25年頃から200トン台の漁獲となります。27年度がピークで、600トンを上回る漁獲となり、そのもの、令和元年度に130トンの漁獲高、令和2年度から残念ながら、議員ご指摘のように44トンというふうに落ち込み傾向になっているところであります。ヤリイカ資源の増大を目指して、天然産卵場を保管することを目的に、当町では全道に先駆けて、昭和60年度から北海道が事業主体になります沿整事業において、ヤリイカ産卵礁の設置による漁場整備が行われてきております。平成26年度までに、原口地先から白神地先までの地先及び松前小島海域へ、合計で1万1千600基のヤリイカ産卵礁の設置をしてきたところであります。また、松前町以外にも日本海、北海道の日本海沿岸でも広域的な設置も行われてきているところであります。松前町では、事業開始前からいろいろ調査などに取り組んでいただきました渡島地区水産技術普及指導所のヤリイカ産卵礁効果調査におきましては、産卵礁設置の増加に伴い、産卵礁への産卵率の向上が見られていると。しかし、産卵率の増加が翌年の来遊や漁獲の増加に繋がらないことも多くあると。孵化時期や来遊時の海洋環境が大きく影響するというふうな報告もいただいているところであります。現在、そういう状況下の中で、現在漁業協同組合から産卵礁の設置の要望が挙がっていない状況でありますけども、何としても産卵礁の効果があるというふうな認識の中で、これからヤリイカの漁獲が少しでも拡大なるような状況を、漁業協同組合と一緒に考えてまいりたいというふうに思っております。ちょっと先の長い話になりますけど、現在町では風力の関係進めているところでありますけども、仮に洋上風力がどんな方式になるかわかりませんけども、固定式なのか、浮体式なるかわかりませんが、そういう状況も鑑み、もし生産が繋がるような状況にあるんであれば、産卵礁、更には魚礁なども検討の余地は十分にあると、可能性は探れるというふうな思いをしておりますので、これから変わる状況を漁協の組合員の皆さんと、組合と行政と一緒に情報をキャッチしながら水産振興に進めてまいりたいというふうに、取り組んでまいりたいというふうに思います。
議員の質問 9番 梶谷康介
町長、お話よくわかります。ただ、私も正直言って素人ですから、産卵率だとかそういう話になると、なかなか調査研究の段階まではね、及ばないんですけども、ただね、町長、松前に来遊しているイカはゼロじゃないんですよ、ね。少なくなったとは言いながら、令和2年度44トン来遊しております。ですから、ゼロでないっていうところに私は希望を持ちたいと。それは、その来た、来たって表現がね、来遊したこのヤリイカが、自分達の子孫を残すために環境が整理されていれば、産卵率に関係するんでしょうけども、少なくてもゼロじゃないですよね。手を加えないよりは、やっぱり、やんねえよりやった方がいいって話、私は嫌いなんですけどもね。やっぱり努力する価値のあるところじゃないのかな。調べてみますとね、今まで海中にコンクリートを投入して、産卵礁の環境っての整備してきましたよね。このコンクリートもね、今までのコンクリートじゃなくって、これからの海洋の植物だったり、魚類だったりがこれからの資源繁栄のためにね、どうあるべきかっていう研究されてる方がいるんですよね。ただのコンクリートを入れたんでは、今までの形から前進がないと。それで考えられたのがアミノ酸を混入するコンクリート。コンクリートっての、私も技術的なことわかんないんですけども、異物を混入するとなかなか上手く固まらないっていう性格のものらしいんです。しかし、その分野で取り組んだ成果がこの度発表されました。アミノ酸を混入したコンクリートでも固める技術ってのが確立されたんですよ。それがどういう効果あるかというと、今までのコンクリートに比べてそういう植物なり、魚類なりが生息繁栄するためには非常に効果があると、そういう話も出ています。ですから、こういうことも踏まえてね、今までの経験はもちろん大切にしながら、新しいこういう技術分野も知識として吸収して、更には立場の人は当然研究されているんですから、松前町だけでこの事業が押し進めるってことは大変だと思いますから、北海道の水産部、あるいは大学の研究者の力を借りながらね、私は取り組んでいただきたいなと思ってます。黙ってては、現状前へ進まない、むしろ後退するっていうこと、今までの経緯から考えたらはっきりしてるでしょう。ですから、町長の言われる話もね、十分理解できますけども、自分達のできる範囲はこれがあるんだっていうことをね、よく認識してね、このヤリイカの産卵礁の取り組みってのは、ぜひ進めていただいたいと思ってます。これは、課題ですから、これからの推移でね、どう町の担当者始め、町長先頭にして取り組まれて行くかということに、私は大いに期待しながら、この質問を一応ここで締めます、ヤリイカに関してはね。2点目のナマコの増養殖なんです。現在、松前町にとっては割と新しい分野ですよね。昔っからナマコってのは自然の状態の中では間違いなく存在しておりましたけれども、近年育てる漁業、特に今までいろいろ議論交わした中で、松前町には重要なって言うか、大切な財産があると。13港という漁港が、港湾一つ含めてでしょうけどね、13港の港が、漁港があると。そういう中で比較的この育てる漁港の魚種としては、ナマコが有力だと。そういうことで取り組んで、少しずつ上向きになってますよね、これは私は取り組みの成果だと認めております。ですから、自分達の力の及ぶ範囲にね、こういうものがあるんです。かつて、産業常任委員会だったかな、ナマコの増養殖に関する視察調査をしたことがあるんです、長崎県の大村湾ですよ。あすこの漁協の取り組みはすごい、とにかくナマコを生産する、生産したナマコを鮮魚としてばかりじゃなくって、加工して化粧品にしたり、何にしたりっていう分野がすごい取り組みがあるんですよ。これは、視察した時点で現地の実際を見て、それから説明を聞いて、これからのナマコの進む道としては、私は松前町にとって大きな展開が期待できるんでないかなと思ってます。そういう観点からね、今の姿が悪いというんじゃないですよ、だけど、更なる取り組みを進めていける分野でないのかなと思います。特に前段で言いましたように、大事な財産、松前町の13港っていうのは、前の質問でも言ったことありますけど、あの時点の私の事業量ってのは、777億漁港に投入されています。今、おそらく8千、もとい800億を超えてね、更なる大きな投入、財政投入されていると思います。ですから、こんな財産持ってる自治体ってのは全国でまれですよ。この漁港を活かして、この育てる漁業を進めるってことだから、前にも町長との考え方意見交換してますよね。その結果としてね、現在ナマコが取り組んでいるんですから、更なる前進を期待したいなと思ってます。今の段階でね、松前の取れたナマコを加工して化粧品だとか何とかっていう話、段階ではないですよね。どんどんどんどん生産して、どこまで伸ばせるかっていう段階の話であってね、今言ったような加工の段階までは、話は私は言うつもりはありません。ただ、すぐ近くに檜山のナマコの取り組みありますよね。檜山海参ってんですか、檜山のナマコね。あれが極めて良質で、いわゆる干したナマコね、干したナマコで高価な取り引きされているっていう話も聞いておりました。ですから、そこまで松前もね、できれば追いついていただきたいなあという希望も持っておりますけれども、大事なことはね、この松前町の13港、聞く範囲では、赤神港が一番育ちの条件がいいっていう場所だっていうふうに聞いてますよね。他が、なら他の港がどういう状態なのかってのは、まだ私は調査はしておりませんけれども、13港にそれぞれの自然条件があって、ナマコ増殖していく、養殖していくって要素があるんですから、そういう状況は、やはりこれから事業を進めて行く過程においては、きっちりと条件調査なり、例えば今言ったような赤神港でね、条件がいいんであれば、今の量が正確に何トン揚げてるか、私わかりません、正直言ってね。ですから、その生産量が赤神ではこれから可能性としてどこまであるのか、いわゆるキャパシティ、容量ですよね。そういうものはやっぱりこれから事業進めて行くために、それぞれの漁港に対して調査ってのはするべきじゃないですか。今回の予算で、この調査の対象にナマコは挙がっておりますよね。その調査の中身ってのは、私はまだ結果も聞いておりませんし、経緯も聞いておりませんけど、その件に関しては、町長どういうふうに報告受けておりますか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
ヤリイカの関係で、アミノ酸を利用した新素材のコンクリート礁の話いただきました。私どもと致しましては、石灰、あるいは貝殻等を配合した海藻の繁茂を促進させるコンクリートの素材は承知はしてきているところであります。今、ご提案ありました、ご指摘ありましたアミノ酸の部分、しっかりと情報収集を致しまして、対応してまいりたいというふうに考えているところであります。議員からナマコの部分につきましては、松前町には人工の13港という漁港がありまして、人工の13の養殖場があるというふうに受け止めました。その養殖場を上手く利用してっていうふうなことだろうなというふうに思っております。ナマコの調査は毎度して、各漁港ごとの調査はしてきているようでありますけども、まだまだ海流、水向きがいい場所とかですね、いろんな状況があるんだと思います。それもう少し精査していきたいなというふうに思ってますし、間違いなくナマコは期待が持てるというふうになるというふうな思いもしているところであります。町長としては、そんな、そのような認識で捉えていることをご理解いただきたいなというふうに思います。
議員の質問 9番 梶谷康介
休憩前にアミノ酸入りコンクリートの話しましたよね、これからもし調べたり、何かするんでしたらね、令和3年7月17日NHKBS1クールジャパン、海の豊かさを守ろうっていう、こういう番組で放映しておりますから、これ調べてみてください。限られた時間ですから、次に移ります。一般質問長いって言われるからね、できるだけ簡潔明瞭にわかりやすいようにというように、と心掛けているんですけども。今回の表題に関する中で、自分達の手の届く範囲で漁業振興図るというものの中に、このコンブ養殖の件を取り上げました。冒頭取り扱ってる生産物の中からね、やはり松前町が取り組む価値のあるもの、みんな価値はあるんですけどもね、特にやるべきことの中の一つと私は受け止めて、これを表題に致しました。常識的な話をしますと、松前のコンブ養殖に関しては、現時点ではそんなに違和感のない、やれば1基100万ぐらいの生産が得られるという、非常にある意味では安定した計算の成り立つ魚種の一つだと、私は認識しております。ただね、これ調べてみるとね、これ大変な歴史があるんですよ。昭和、また昔の話するけどね、この事業に着手したの昭和53年なんですよ。なぜこれ着手したかというと、漁船漁業で、松前町の漁業の実態は漁船漁業であるため、昭和50年をピークに生産量、生産額、年々減少し、漁協経営はもちろんのこと、漁業者にとっては誠に厳しい状況になっていると。ですから、将来今のような漁業に頼ってたんでは、松前の漁業はいつか行き詰まるよと。だから、何か打開策はないかといって取り組んだ先人の、正に先見の明のある話で。55年に着手したけれども、実際に本格的に事業を開始したのは昭和58年なんです。第1期事業としてね、目標は500基、500基ですよ、5ヶ年計画。昭和61年度末には246基の造成数に現実なっていたんです。ですから、この実施に至るまでのね、担当者の苦労。結局はこの日本海、津軽海峡ってんですか、こういう海峡ではコンブの養殖は不可能だろうと。海流だとか、あるいはそれに対する施設の強度だとか、構造だとか、いろんな問題、課題がある中でこの事業に着手してるんですよ。当時の方、本当に苦労されたと思いますよ。そういう取り組みの中で、ようやく松前町でもコンブ養殖は可能だと。今言ったような昭和61年、もとい58年度から初めてね、5ヶ年計画で、そしてこの途中なんですけども、246基の造成数まで達したと。それが今日に至って、当然取り組まれた方の創意工夫だとか、いろんなものを積み重ねて、今日の姿ができてるんですよ。ですから、昭和50年代でね、これだけ苦労して松前の漁業の将来を案じて、確立したこの事業なんですよね。しかも今となってみれば、常識的にはもう松前の養殖コンブっていうのは、1基やれば100万の水揚げが計算できるという、非常に安定した魚種の一つに私はなったと認めております。ですから、これだけ松前の漁業が疲弊して、ちょっと言い過ぎかな、疲弊している中でね、なぜこのコンブ漁業が前へ進まないのかっていう疑問、持たなければいけないでしょう。先人が苦労して築き上げた、いろんなものを考えて、しかも今となれば取り組めば生産が見込めるんですから、これが漁業協同組合、あるいは松前の担当者含めてね、なぜそれをこの松前の漁業の振興に役立てて行けないのか。今、コンブ漁家は8事業体でしたよね。漏れ聞くところによると、その中の1人は間もなく退陣の噂もありますよね。ですから、これだけね財政支援して、健全経営に向かうという体制をつくったんであれば、その先はこんな形で生産を上げて、更なる組合の健全経営に努めるべきじゃないの。町から大事な町民の税金を財政支援という形でもらって、表現に気をつけなければいけないんですけどね、ある意味ではもらってですよね。ですから、それが累積欠損金を解消した目処がついたというところで終わってしまったら、町の財政支援ってのは何だったのかっていうことになりますよね。ですから、こっから更に漁業振興に取り組んで行ってもらわなければいけないんです。これは、町長だって大英断してこの事業進めたんですから、それを受けた組合を中心にした組合員の人方も、更にはそれを行政指導する立場の人方も、更なる前進は、私はしてもらわなければいけないと思うんですよ。ですから、まず歴史を長々と語るつもりはないんですけどもね、そういう経緯のある貴重なコンブ養殖をね、活かさない手はないと思います。町長、いかがですか、考え方として。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
コンブ養殖で安定漁業、というふうなご質問いただきました。その前に、ナマコにつきまして、町の考えている状況、今港1港につき1万個の放流をしておりますけども、2万、3万個になれるような、1港あたり2万、3万個放流できるような体制ができればというふうなところで、職員と今取り組みを進めているところでありますので、ご理解いただきたいなというふうに思います。まず、コンブの養殖であります。梶谷議員おっしゃるとおり、本当に値崩れのしない安定した魚種が養殖コンブだというふうに思っているところであります。ご指摘のように、昭和50年、58年に本格的に施設の整備が始まりまして、町内で246基設置整備されてきているところであります。令和2年度の養殖生産実績につきまして申し上げますと、着業者は8名、施設数が41基、生産量で約35トン、生産金額で約5千万円の実績となっているところであります。残念ながら、今年の状況を見ますと、令和2年度で、コロナ禍というふうなこともありまして、流通、コンブの流通が順調に行かないというふうなこともありまして、大分値段が下がっているというふうな状況、要はこのコンブが、去年のコンブがたぶついているのが業界の方の見方だというふうに思っております。残念に思うわけでありますけども、しかしながら、そんなに値崩れをしているような状況でもないというふうに認識しているところであります。議員ご指摘のように安定した生産が、本当に見込まれるところであります。町としても養殖コンブ漁業に対しまして、施設の老朽化対策、更には加工機械整備支援など、新規着業の施設整備を現在まで支援を行っているところであります。また、ご承知のように、令和2年度に新規の着業として静浦地区の漁船漁業者7名が一つのグループとなりまして、静浦漁港横の浅海、静穏域に施設を整備し、事業を始めております。従来の養殖海域と違った場所での養殖で、想定外の課題も出て来ているようでありますけども、本年度から出荷も進められているというふうな状況を聞いております。また、令和3年度につきましても、静浦地区の漁業者1名の新規の着業がありまして、施設の設置場所の協議の調整も終わっております。札前、赤神境界沖への新規施設3基分の整備が実施予定になっている状況もあるようでございます。また、一方で養殖コンブ以外でありますけども、令和元年度以降、マグロ延縄漁業など、マグロの漁業者が離島小島の潜水器漁業、7名の方が新規着業をして、天然のコンブを採取しているところであります。2年度の小島の潜水器の実績を申し上げますと、生産量で約45トン、生産額で約9千万になっているところで、これは天然コンブの潜水器漁業であります。また、私もびっくりしたんですけども、離島小島の、松前小島の細目コンブを素潜りにチャレンジしている漁業者がいるようでありまして、大分漁業者の意識も変わってきている部分にも見えるところであります。今申し上げましたように、以前に比べまして、養殖コンブも含めまして、潜水器漁業に着目したりというふうな状況が、増えて来ているんだというふうに感じているところであります。本当に安定したコンブ養殖漁業につきましては、いろんな試行錯誤しながら現在ありますけど、町と致しましても、今は間違いなく生産上げれる魚種だというふうに理解をしているところでありますので、今後も支援を継続してまいりたいというふうに思っています。
議員の質問 9番 梶谷康介
町長のお話を聞くと、これから新しく着業って言うか、取り組む人がちらほらいるやに受け止められます。期待したいと思います。ただね、町長今までね、この8事業体から伸びなかった原因を、今まで何回か意見交換する中で、聞く範囲ではね、結局養殖して育てたコンブを採ってきて、製品にするまでの人手の問題が随分理由としてね、理由として我々には示されていたわけなんですよ。ただ、福島吉岡の状況なぞ聞いてみる限りではね、確かに家族だけではそれはできない事業である。しかしながら、それに対応する体制ってのは、それなりに工夫してやっております。歴史が違うのか、自然環境が違うのかわかりませんけどね、福島吉岡漁協の水揚げの大半ってのは、養殖コンブですよね。大変な数字揚げてますよ。まあ、全く松前町と同じ条件でものは考えられないとしても、道はあるんです。私は、意欲でないのかなと思ったりもしてるんですよ。組合、あるいは漁業者の所得の向上を考えた時に、そういう分野に手を出さないで苦しいとか、大変だから財務支援をお願いしたいとかっていうのは、私はもう一度、これは行政指導の面からもね、十分考えていただかなければいけない。まして、再三言うように、そろばんの立つ魚種だという、これは私単純に受け止めてるかもしれませんけども、苦労は伴うかもしれませんけれども、やればやっただけそこに成果が出るってことは現実ですよね。ですから、未だに伸びない原因ってのは、今言ったような原因なんですか。その辺の取り組まない、伸びない原因ってのは、相変わらずなんですか。その辺は、町長にはどのように届いておりますか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
コンブ養殖漁業の新規着業が増えてこない理由と致しましては、確かに議員おっしゃるように、労働力の確保っていうふうな大きな問題があるようであります。それから、初期投資、乾燥小屋、あるいは干場、洗浄作業場所の確保、資材や機械の、本当に初期の費用などが負担だという事情が背景にあるというふうに、これは前々からこのような状況だというふうに我々はおさえているところであります。本当に議員おっしゃるように意欲の問題かもしれませんが、間違いなく成果の上がる、生産の上がる魚種だというふうに思っておりますので、これからも、漁業者の意識も少しずつ変わりつつあるというふうに認識しております。昔、昔って言うんですか、離島小島に泊まりがけで何十人ものコンブ採取の、ホコ取りの人方が一生懸命頑張った時期もありますので、松前のコンブっていうのは可能性はあるというふうに思っております。ぜひ、養殖事業のコンブも支援をしてまいりたいというふうに思っております。それから、議員口酸っぱくおっしゃっております。町民の税金を投入させていただきながら、漁協の経営支援をしてきているところであります。この事実を漁業協同組合の組合員の皆さんも、きっちり理解していただきたい、というふうに思っております。将来の漁業経営の、漁協経営のためにも、一緒に知恵を出しながら、進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
議員の質問 9番 梶谷康介
新しく着業するためにはね、確かに初期投資って言いますか、機材だとか、更には干場だとかね、干場って言うんですか、昔のように前浜を利用してね、前浜って言うか、浜辺を利用してね、それを干場としてコンブの生産をしていた時代は時代としてね、今の養殖の場合には、きっちりとした乾燥場の整備をしながら、今の養殖事業を進めて行かなければいけないというような状況からすればね、やはりこれは、お金のかかる面からすれば、周りで言うほど簡単には着業できないと、それは理解できます。だとすればね、そういうものを排除して、新しい人が着業できるような条件整備をすることも漁業振興策の一つじゃないですか。今の支援体制だけではね、私は新規着業ってのは、大幅な伸びはないと思いますけれども、その辺に対しての町長のお考えはいかがですか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
正しくそういうふうに思っております。梶谷議員ともこの議会の場でこのコンブの状況につきましては、いろいろ議論重ねてきているところであります。今がいいというふうな思いにはなっておりませんし、手法含めまして、どのような支援があるのか、そのためにもやっぱり漁業協同組合の体力がきちんと回復してもらうってことも一つの大事な要素になるんだろうなと思いますので、そういう状況を十分条件の整備、整理も含めまして、検討させてもらいたいというふうに思います。
議員の質問 9番 梶谷康介
私も自分で言いながら、口で言うほど事は簡単でないと、重々承知してます。でも、この松前の漁業の振興を進める、更なる振興を期待するならば、やはり越えていかなければいけない壁かなあと、このように思います。これからの今日の議論を基にしてね、これから町長がどういう政策でね、この漁業振興を進めて行くかということは、私は期待して見ております。あと10分ですか。今日取り上げたね、ヤリイカとナマコと促成コンブ、養殖コンブですね、これのね、事業の成果。組合は今年の生産はこういう計画を持ちましたよっていう事業計画立てますよね。その結果、業務報告の中にこの業種はこれだけ達成されました、そういう素地が細やかにこれに出てんですよ、これにね、出てんです。見るとね、ヤリイカは計画に対して達成率は38.4ぐらいなんです。そして、ナマコに関しては61.2ですか。それから、促成コンブに関してはね、98.5という数字が出てんの。ですから、この数字は何を意味するかということは、もう一回考えてみたら。何もやらなくって、ちょっと言い過ぎかもしれません、流れものだけを当てにして結果を見ると、このヤリイカのように達成率は38%台だと。少しでも手を加えて、そして取り組めばナマコのように60%台を見込めると。コンブにおいては計画の98%以上の達成率があると、何を意味しますか。これ、やはり計画を立てて、それを達成するためにどういう努力をしたかということによって、はっきりとこの数字が出てくんですよ。しかも、コンブにおいては目標立てればほとんど目標どおり達成されるっていう。こういう実態はね、私は単なる表として受け止めてません。全部分析していくとね、極めて松前の漁業の実態を分析するうえにおいて大事だと思ってます。私は、今日はこのヤリイカとナマコと養殖コンブに絞って、限られた時間ですから、町長のお話を聞かせていただきながら、自分の考え方を述べさせていただきました。この挙がってる魚種ね、私は全部本当にチェックしてみたいですよ、みなければいけないんじゃないですか。そして、どの魚種に対してはこういうやり方ができるんだと、更なる増産を見込めるんだというものを、あるいは背景にはこういう課題がありますよというものは、私は真剣に取り組まなければね、流れに逆らうっていう表現じゃなくってね、流れに、時の流れに身をまかせっていう歌ありますよね、そんな形でね、漁業振興は、私はあり得ないと思ってんです。ですから、指導する側、あるいは支援する側にとっても真剣にこの中身はね、分析しながら取り組んでいただきたいなあと思います。重ねて言います、限られた時間ですから、私も自分の思うこと、言いたいことが100%言えたとは思いません。また、質問の過程で、場合によっては町長に失礼を言ったかもしれませんけれども、これは成り行きでね、お互いの立場で許される範囲だという認識をしながら、私やらせてもらいましたけれども、最後に町長、今日のこの私とのやりとりでね、やっぱり漁業振興に希望持てませんか、聞かせてください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
今の三つの魚種について、今日一般質問頂戴致しました。ヤリイカ、更にはナマコ、更には養殖コンブというふうなことで、数字的には今梶谷議員おっしゃるとおりでありました。その事実があります。本当に養殖コンブっていうのは、そんなに値崩れがおきないというふうなデータも出ておりますので、きちんと整理をしてまいりたいというふうに思っております。やっぱり、何よりも大事なものは、漁業者の意欲が出るような状況が一番望ましいというふうに思っておりますので、水産の振興、地場産業、基幹産業であります水産業の振興のためにいろいろ取り組んで、研究しながら漁業協同組合と情報を共有しながら、進めてまいりたいというふうに思っております。本当に3年できれる、この大事な3年目の令和3年度であります。漁業協同組合、一層の奮起も期待していきたいなと思いますし、それパケた後も、きちんと新規の振興できるように、町としては取り組んでまいりたいというふうに思っております。いずれにしても、いつもこの分野ではいろいろ議論重ねておりますけども、結果が出てきてない状況もありますし、今のように結果の見えてきている部分ありますので、その辺もつまびらかに整理しながら、これからの町の漁業振興のために努力してまいりたいというふうに思っております。
議員の質問 9番 梶谷康介
いろいろお話させていただきましたけどね、町長、今のね、振興のために大切な税金を投入した結果、少なくとも6千万以上の累積欠損金が解消される見通しがついたということは、私もホッとしております、正直言って。この議題が出された時に、単なる累積欠損、いわゆる借金の穴埋めで終わるような事業であれば、私は貴重な6千万という町税を投入するには、いささか疑問があるということで反対しました、私、はっきり言って反対しました。だけども、一時的にこの累積欠損金の解消は目処が立ちました。なら次は、今まで言わせていただきました漁業振興に、せっかく健全経営が目の前に来てるんだから、それを更なるいい形で継続するための努力は、私は漁業振興、これ進めるしかないと思いますんでね、これは、ぜひ進めていただきたいと思います。非常に言いにくいことも言いましたけども、私の質問は、以上で終わります。ありがとうございました。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
本当に梶谷議員とは同じ方向で、思いが一緒だというふうに思っております。これからも厳しいご指摘をいただければなというふうに思っております。お礼申し上げまして、答弁に返させていただきます。どうもありがとうございました。