みんなの議会

松前町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

地域の伝統・文化の保存活用と観光振興について

聞いた人
疋田清美 議員
答えた人
教育長 宮島武司、町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 疋田清美

おはようございます。6月の選挙日に投票は無投票ということでございましたので、皆様方には大変お世話になったところでございます。本当にありがとうございました。また、初めての一般質問ということでございまして、大変今緊張しておりますけれども、何とか頑張ってやってみたいなと思っておりますので、よろしくお願い致します。それでは、通告に基づき、順次質問さしてまいりたいと存じます。まず、求福山及び文化財の保存整備、活用について、教育長に伺いたいと思います。松前町の人口は、地域の経済の、松前町の減少は、地域の経済活動の原則や、地域の伝統行事の消滅、更には地域の活力を低下させるなど、様々な影響を及ぼしているところでございます。我が町も少子高齢化により、各町内会で盛大に行われておりました祭典行事の山車が運行できず、城下時代まつりの山車行列も中止となった次第でございます。このままでは、地域の伝統文化が消滅してしまうのではないかと心配しているところでございます。また、松前町には繁栄の象徴とも言える求福山があり、翁婆の人形と付属品は、北海道有形民族文化財に指定されておりまして、松前町郷土資料館に保存、展示されているところでございます。また、江差町のように、山車会館のように山車を常設展示し、大型スクリーンやパネル等で松前町の歴史や賑わいを紹介しながら、地域の伝統行事の、地域の伝統文化の伝承や観光面などに活かすことはできないかと思っておりますけれども、教育長はどのように考えているかお知らせください。

町の答え 教育長 宮島武司

おはようございます。疋田議員の一般質問にご答弁を申し上げます。ご質問にございました求福山でございますけれども、昭和48年頃までは町内の例祭等で練り歩いておりまして、その後、傷みが激しく、修理他について協議がなされ、北海道有形民族文化財指定によりまして、現在は町の展示施設であります郷土資料館に保存、管理に努めているところでございます。当町では、ご存じのとおり、たくさんの国、道、町の指定文化財がございます。現在、当町の文化財の保存整備活用については、北海道の発展や日本の時代変革に大きな影響を与えた、国指定重要文化財であります松前氏城跡福山城跡の保存整備を重点事業として進めているところでございます。疋田議員おっしゃるとおり、国、道等を含めた貴重な指定文化財を活用し、町の観光産業等にも関連付けながら取り組む必要性については、私も同じ思いでございます。町長部局と連携をとりながら、優先順位の検証、整理も含めまして取り組んで行きたいと、そのように思っているところでございます。

議員の質問 1番 疋田清美

どうもありがとうございました。先ほど、文化財の保存、整備活用についてということで、北海道の発展や日本の時代変革に大きな影響を与えたということで、国指定の福山城跡の保存整備などを重点事業として進めている姿には、大したもんでございます。本当にありがとうございました。引き続き、またよろしくお願い致します。次に、人口減少に伴う地域の伝統行事への影響について、石山町長さんにご質問させていただきます。松前町の人口は、10月末現在で7千24人でございます。また、平成30年12月に刊行されました社人研の報告書によりますと、松前町の将来人口は、10年後の2030年には4千90人、20年後の2040年には2千559人と、まで減少すると推計されております。人口減少は、地域の経済活動の原則、また地域の伝統行事への消滅、地域の活力を低下させるなど、様々な影響を及ぼします。現に、町内の神社祭典の山車が、引き手、踊り手の不足などで運休を余儀なくされております。城下時代まつりの山車行列も中止となるなど、地域の活力が著しく低下しているところでございます。こうした現状を石山町長はどのように感じているかをお聞かせください。よろしくお願い致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

現状認識はどうなのかというふうなご質問でございます。人口減少におきましては、地域社会の基盤、存立基盤に関わる大きな問題であるというふうに思っておりまして、当町においては、平成26年度に松前町創生総合戦略を策定し、人口減少の対策を講じてきたところであります。現在は、子育て支援などの政策誘導によりまして、今、議員おっしゃりました社人研の推計値をわずかに下回り、緩やかな減少に留まっている状況であります。しかしながら、ご指摘のように、各町内会においては、少子高齢化による担い手不足は深刻なものがありまして、町内の祭典行事にも影響が出ていることは十分承知をしておりまして、残念に思っているところであります。城下時代まつりの山車行列は、昭和43年に現在の城下時代まつりの前身となる第1回城下夏まつりが始まりでありまして、当時は9町内会で山車を巡行しておりましたが、イカ漁の不振等で一時中止になるなどの変遷をたどり、現在に至っているところであります。今年の城下時代まつりは、例年どおり3日間の日程で開催されましたが、32回目を迎えた山車行列は、山車の引き手、踊り手が集まらないことなどから、残念ながら中止になったところであります。時代まつりにお盆の時期と重なりまして、山車行列を楽しみにして帰省されてる方も多いというふうに聞いておりまして、寂しいと言った声も聞かれるわけであります。お祭りに対する私個人の思いでありますが、お祭りは大漁、更には商売繁盛、護国豊穣を願うものでありまして、見せるっていう祭りよりも、自らが参加して楽しむのがお祭りだというふうに、私個人は思っているところであります。そういうふうな思いがですね、皆さん持っていただければ、復活できる可能性は十分あるんだろうなというふうに思っているところであります。山の現状、本当に伝統行事が衰退してきまして、活力の低下を招いている現状は、本当に残念に思っているところであります。

議員の質問 1番 疋田清美

城下時代まつりの山車行列は、昭和43年に現在の城下時代まつりの前身となります第1回城下夏まつりとして始まりました。そして、その当時の山車の数は9町内会でございました。今現在は8町内会っていうことでございます。その後、イカ漁の不振などで一時中止になるなど、移り変わりで現在に至っているというお話でございましたが、全くそのとおりでございます。また、残念ながら、今年度の山車行列も中止となっております。城下時代まつりは、お盆の時期と重なり、帰省客の皆さんが山車が見られないということは、先ほど町長も言いましたけれども、非常に残念に思ってるところでございます。何とかして見せてあげたい、それが城下時代まつりであると思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。次に、山車の常設展示及び観光活用についてでございますが、人口減少による地域の担い手となる人材が不足しておりまして、このままでは地域の伝統、文化が消滅してしまうのではないかと心配しているところでございます。一部の町内会からは、山車を解体処分するなどの話も聞こえてきております。そこで、江差町の姥神大神宮渡御祭の方では、370年余りの歴史がございまして、松前町とは比較にはなりませんが松前町の山車は漁業の繁栄と共に歴史を刻んだ、地域のコミュニティの象徴でありまして、なくなるのは非常に残念でなりません。私としては、江差町の山車会館のように、山車を常設展示し、大型スクリーンやパネルなどで松前町の歴史や賑わいを紹介するなど、観光面などに多いに活用はできないかということが1点です。また、地域の伝統、文化を守るために、観光客などから引き手、踊り手を募集致しまして、体験型観光などに活用するなど、外部の人材を地域活性化に活かすことなどはできないかを伺いたいと思います。よろしくお願い致します。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

町内の山車は、昭和初期の、今議員おっしゃるように、漁業が盛んだった頃につくられたものだというふうに聞いているところであります。当時は人口も多く、子どもからお年寄りまで町内会総出で参加し、盛大に行われていたようであります。しかし、少子高齢化が進み、平成の時代になってからは、山車の引き手、踊り手が確保できずに町内の祭典行事も徐々に縮小をしてきているところであります。人口減少により、地域の担い手となる人材が不足して、このままでは地域の伝統文化が消滅してしまうのではないかとの心配、いたく痛感するところであります。江差町では、江差追分会館に山車会館を併設しながら、指定管理者が管理運営にあたっております。山車会館には、姥神大神宮渡御祭で巡行している山車13台の中から2台を1年交代で常設展示し、大型スクリーンやパネル等を使い、370年余りの歴史を誇る姥神大神宮祭典を紹介し、観光資源の一躍を担っているようであります。松前町の場合も、求福山は、北海道有形民族文化財に指定されておりまして、適切な保存環境、管理体制など、条件の整った施設が必要となりまして、山車会館の整備となると、建設費及び管理運営費など、費用面において大きな負担が想定されるところであります。現在、文化財の保存整備、活用につきましては、松前氏城跡福山城跡の保存整備を重点事業として進めているところでありまして、城跡の保存整備に加えて、山車会館を整備することは、タイミング的にも大変難しいことから、求福山につきましては、現状の管理の下で観光活用を図ってまいりたいというふうに思っております。観光客など、外部人材の活用については、数年前から城下時代まつりの山車行列において、山車を所有する町内会が引き手、踊り手を町内の企業や団体、他の町内会にも募集するなど、参加者の確保に努めております。町内会の山車は、町内会の関係者で巡行するといったこれまでの考え方から、伝統の山車を守るためには町内会に限らず、外から参加者を集めて巡行するといった考えに変わりつつあり、これらの取り組みこそが地域の伝統文化を守るための外部人材の活用にあたるものと考えております。町内会の山車の活用につきましては、10の山車を所有している町内会のご労苦は、大変なものがあり、相当のバックアップが必要だというふうに考えております。山車を所有している町内会の皆さんの意見を聞きながら、町内の企業や団体、学校、帰省客、観光客を対象に、山車巡行に必要な担い手の確保、体験型観光の可能性について、更には文化財を活用した歴史観光について、観光協会や教育委員会と協議をしながら模索をしてまいりたいというふうに思っております。ご理解お願いしたいというふうに思います。

議員の質問 1番 疋田清美

石山町長、そして宮島教育長、どうもありがとうございました。何事にも口先だけではなく、実行してみるという、この有言実行という言葉が自分では大好きでございますから、ぜひこれに則ってやっていただければ、非常にありがたいなと思っておりますので、よろしくお願い致します。

出典:松前町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる