せたな町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月18日
少子化に伴う小学校、中学校の配置計画は
- 聞いた人
- 平澤等 議員
- 答えた人
- 教育長 成田円裕
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 平澤等
三つ目の質問をさせていただきます。答弁は教育長にお願いしたいと思います。少子化に伴う小学校、中学校の配置計画はという題目でございます。当町合併時、本町の小学校は休校 2 校を含む 13 校、中学校は 3 校でした。現在は小学校は 7 校、中学校は 3 校であり、このうち本年度末をもって玉川小学校と小倉山小学校が北檜山小学校に統合する運びとなっております。そして準備が進められております。新入学児童は年々減少しております。出生者数も本町全体で 50 人を割り込み、ここ数年は 40 人にも達していない状況であります。昨日、私の調べたところによりますと、12 月 18 日現在は今のところ 25 人ということで、40 人達成は極めて厳しい状況だということです。次の 2 点についてお伺いいたします。①児童、生徒の減少に伴う小学校の現状をどのように捉えているか。②将来の小学校、中学校の配置計画の考え方について教育長にお伺いいたします。
町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)
第 1 点目の児童、生徒の減少に伴う小学校の現状についてのご質問にお答えいたします。小学校における児童数を合併時と本年 11 月末で比較いたしますと、合併時には総数で 525名の児童が在籍しておりましたが、11 月末では 334 名と、ここ 9 年で児童数は 191 名減少しております。また、5 年後の児童数の推移でありますが、平成 27 年 4 月 1 日現在の見込みで久遠小学校が 43 名から 5 年後は 28 名に、瀬棚小学校が 84 名から 39 名に、馬場川小学校が 3名から 12 名に、若松小学校が 12 名から 11 名に、北檜山小学校が 195 名から 179 名に、総数では 337 名から 269 名へと、今後も児童数の減少は続くものと予測をしております。また、児童数の減少により小学校の統廃合が進み、更には久遠小学校のように複式学級が増えている学校もあり、少子化の影響を強く受けているところでございます。次に第 2 点目の将来の小中学校の配置計画についてでありますが、学校の適正配置計画につきましては、平成 22 年度に、せたな町立学校適正配置検討委員会から答申を受け、その答申に基づき保護者、地域の意見を尊重しながら慎重にとり進めているところであります。しかし、最近は保育所で仲良くなった友達と同じ学校に通わせたい、より大きな学校で学ばせたいなど、未就学児童の保護者の意識が変わってきていることなどもあり、区の中心校を希望する未就学児童の保護者が多くなっているのが現状であります。こうしたことなどから、当教育委員会が予測するより早い段階で学校の統廃合が進んでいるところであります。小規模校におきましては、児童や教職員が皆お互いをよく知っており、アットホームな雰囲気の中で学校生活を送ることができたり、学校行事などでは学校全体が一体となって活動しやすかったりといった良さはあります。その一方で、運動会や学習発表会、学年単位での活動に制約があることや、児童数の減少に伴い入学から卒業まで同じ人間関係が続くこと、更には学友が少ない、コミュニケーションが固定化されるなど、学校の努力だけでは解決することが難しい課題があります。学校教育は、児童生徒に確かな学力、豊かな人間性、健康、体力をバランスよく身に付けさせることにより、変化の激しいこれからの社会を生き抜くために必要な生きる力を育むことを目的としています。この生きる力を育むためには、基礎的、基本的な知識、技能を身に付けることはもちろんでありますが、児童が、さまざまな意見や考え方を持った仲間と交流したり、議論することなどを通して、思考力や判断力、表現力を身に付けたり、協調できる社会性を身に付けていくことが大変重要なところであります。したがって、子供たちのためにも理想的な教育環境を提供していかなければなりませんので、今後も入学児童数の推移、保護者、地域の意見などを総合的に勘案し、学校の適正配置について引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。
議員の再質問 5番 平澤等
再質問させていただきます。ただ今教育長から非常に詳しい内容の説明がございました。これについて私も全く共感するものでございます。少子化に伴う子どもの減少に伴った中で、どうしても小学校の入学児童が減る。先ほどありましたように、ことしも40 人を切ると、6 年後には間違いなく新入生は 40 人を切ってくるという時代になります。それが今の町内の七つの学校に配分されて、中には既に複式をとられているところもございます。学校の統廃合につきましては、地域の要である学校は、そういったもので今回統合をされるところについても、教育長がおっしゃいましたように、運動会とか卒業式、入学式とか、そのほかには学習発表会とか地域を挙げての行事が多く行われていたのが、学校を廃止することでなくなってしまう。そういうことで、地域としての寂しさが非常にあるんだという意味で、保護者の方の考えとはまた裏腹に、地域の方々の思いもあるという中において、子どもたちの将来のこと、それから学習、それからスポーツを考えた中では保護者の考えの中では統合やむなしという考え方の中で今回も 2 校の学校が統合されると思うんです。やはりこれから教育長考えていく中で、将来これだけ児童数が減ってくることに関しては、せたな町としても、小学校、中学校はちょっとわかりませんけども、統廃合については考えていかなきゃならないんじゃないかなと思うんです。その点について父兄の思いそれから小規模校のメリット、デメリットこれはよく議論されます。そういった中で、まち全体から考えた中で子供たちの教育、それから地域性をもった中で、ある程度こういった、今すぐではなく、今後このような形で集約していきたい。例えば、比較にならないかもしれませんが、先に保育所の件でいきますと、保育所は5 人を切った場合にはへき地は閉所するという約束事ございます。これは小学校とはイコールにはございませんけども、やはりある程度教育する見地から、教育委員会の見地から子供たちそれから今後の就学、先ほど言いましたように学習面、スポーツ面いろんな面を考えてこうあるべきだと。そういう指標というんですか、指針というんですか。そういうのがあれば教育長からまたお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)
学校の適正配置をどう考えるかというようなご質問でございますが、それを考える上で、まず 1 番大切なことというのは、学校は子供たちの教育のためにあるということが前提条件にあります。そのためには子供にとって最善な教育環境はどうあるべきなのかを大事に考えていかなければならないのが現状でございます。小規模校につきましては、先ほどご質問がございましたけれども、ご答弁をさせていただきましたが、学校全体が一体となって活動をしやすいというメリットはあります。ですが小学校教育においては、教師や友達など、さまざまな人との触れ合いを通してお互いに理解を深めたり、いろいろな考え方を学んだり、そして競いあったりして社会性を身に付ける。こうした多様な価値観を持った人との触れ合いを学習、体験しなければなりませんが、少人数ゆえに小規模校では困難な状況にございます。このことは、学校と教師の努力だけでは補えない規模の問題でございまして、私ども教育委員会といたしましては、子供の成長にとっては、このデメリットの方がメリットをはるかにしのぐというようなことで捉えておりますので、こうした小規模校のデメリットを解消して、教育環境の整備ですとか、充実を図るためには統廃合も選択の一つのものだと捉えているところでございます。このことは実際に、特に最近では保護者が、先ほども申し上げましたように意識が変わってきてるということで、それぞれ区の中心校に教育を求めているような状況が多くなってきております。このことにつきましては、大勢の子供がいる中で、子供にさまざまな体験をさせたいですとか、多くの友達と一緒に学ばせ、遊ばせたい、また中学校でも困らないように中心校で多くの子供と一緒に遊ばせたい、学ばせたいというように子供のことを最優先に考えた結果だと思っております。こうした保護者の皆さんの意識の変化ですとか、ご意見を教育委員会としては大事にしながら、学校の適正配置については、今後も保護者地域の皆さんと十分に協議して検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。