森町議会 平成29年第1回 12月会議 2017年12月5日
団体地方公務員賠償責任保険加入について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 松田兼宗
2つ目の質問に入らせていただきます。団体地方公務員賠償責任保険加入についてということで質問させていただきます。最近住民訴訟などで公務員に損害賠償を求められるケースが増加しています。国家賠償法によって公務員個人が損害賠償金を負担することを免れる場合でも、公務員個人に対する民事上の損害賠償責任を追及する訴訟に係る費用については公務員個人で負担せざるを得ない場合があります。例えば住民訴訟としては、税金滞納者に対して時効処理を適用したところ、徴収する努力が不足していたとして損害賠償請求を受けた。事前調査が不十分なまま再開発事業を実行したため、市の財政を悪化させたとして損害賠償請求を受けた。補助金を支出した際、その金額が過大であるとして適正な金額を超えた部分に対して損害賠償請求を受けたなど。そして、民事訴訟としては、個人情報を過って開示したためにプライバシーを侵害されたとして損害賠償請求を受けた。窓口に来られた方への職員の対応に問題があるとして、名誉毀損による損害賠償を受けたなどがあります。住民訴訟は基本的に自治体が被告となるが、行政側が敗訴した場合、職員や首長の責任が問われる可能性があります。訴えを起こされないようにきちんと仕事をすべきという声もありますが、地方公共団体の職員の業務に起因して住民訴訟や民事訴訟により職員個人に損害賠償請求などが提起され、弁護士などの訴訟費用、賠償金の支払いなど多大な経済的損失をこうむる場合も想定されることから、多くの自治体が団体地方公務員賠償責任保険に加入を検討しております。この森町でも住民監査請求の後住民訴訟が起こされたことから、保険加入などの検討をすべきだと考えるが、いかがでしょうか。また、職種によって訴訟リスクに差がありますので、既に個人的に加入している職員もいるとも考えられますが、その辺を把握しているのでしょうか。以上です。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
松田議員の質問にお答えします。情報公開制度等の浸透に伴い、当町におきましてもこれまで以上に町民の皆様が行政に対する関心が高まってきていると感じております。公務の複雑化、高度化が進む中で、職員にあっては適正な事務の遂行が求められますが、自治体を相手に訴訟に発展する事案も年々増加しております。これに伴い、公務員個人に対する訴訟のリスクも年々高まってきている状況であります。こうした背景のもと、民間の保険会社などでも公務員賠償責任保険が提供されるようになりました。当町でも数年前より、全国地方職員福利厚生協議会提供の団体地方公務員賠償責任保険の加入募集を行っており、既に加入している職員が数名おります。今後も職員個人に対する訴訟のリスクを含め、制度加入に関する周知を継続してまいりますが、現在のところ保険加入につきましては職員個人での対応としており、経済的負担を考慮すると現時点で全職員を加入対象とすることにつきましては難しいものと考えております。今後におきましても、適切な事務遂行に努め、複雑化する業務に対し柔軟に対応できるよう指導してまいります。以上です。
議員の質問 14番 松田兼宗
既に個人的に加入されている方がいるというのは、職種がどういう職種なのかわかりませんけれども、今わかれば、その職種だけでもわかればいいのかなと思ったりもします。危険な部分に関して多い人が、よくそういう職種に関してはいるのかなと思ったりも、そういう認識を持っている職員がいるのだなと改めて思ったりもしています。それで、今一番肝心な首長本人が、町長本人がどうなのかなというのが答えていない。職員だけの話しか載っていなかったのですが、その辺どうなのでしょうか。というのは、最近の自治法が変わった中で、首長の賠償責任の問題がありまして、それが変わったのです。その中でどういうことかというと、2017年6月9日に地方自治法等の一部を改正する法律が改正されまして、その中で地方公務員等の損害賠償責任の見直しが入ってきています。その中で年収の6倍とかという話もあるのですが、最終的にそれを町が条例を制定しないと有効にならない。今までだと賠償責任というのはその金額の上限がその金額だったのですが、今回の改正された点というのは6倍程度まで抑えることができると。さらに、それについては各自治体が条例制定しなければならない。そして、条例制定した時点からそれが有効になるという話になっているわけです。それで、今回森町において賠償請求を起こされていること、裁判を起こされていることに関しては対象にならないわけです。だから、今後の話になるのですが、職員に関しては、先ほど個人で全体では町としてやる考えはないという話なのですが、首長に対してはどうなのでしょうか。そして、首長、町長本人が入っているのでしょうか。例えば何社も保険の団体賠償責任保険というのあるのですが、1億円プランというと1人当たり6,240円、町長になると11万6,400円、これは年額です。変わっているかもしれない。これは28年度の募集のあれですけれども、会社によってももちろん違うだろうと思いますけれども、その程度。だから、最初の質問にしましたように、職種によってかなりリスクがあるところがあるわけです。とすれば、そこについては当然賠償責任保険には入るべきなのではないですか。最悪の場合どちらにしても町の負担になってくるとすれば、税金を使うことになるわけですから、そのリスクに対応するためにこの団体地方公務員賠償責任保険には入るべきだと私思うわけです。再度その辺お願い、答弁していただきたいということと、あと町長本人がどう考えて、本人は入っているかどうか、今後その考えはないかどうか、それと条例の制定をする考えはあるのかどうか、その点を再質問いたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再質問にお答えいたします。まず、ご質問の中にありました職種についてですけれども、これについては今現在入っている職員は個人的に加入していることであって、本人がそういったリスクを感じて入っているということで、これを公表するというのはやっぱり問題があると思いますので、ご理解いただきたいと思います。そしてまた、私個人はこの保険には入っておりません。その辺はまずお伝えいたします。あと、いろいろ最近自治体を相手にした、もしくは自治体の職員を相手にした訴訟というのは、議員のご質問にもあるようにたびたび起こされますけれども、議員の質問は起こされただけで、結果は全く書いておりませんけれども、ほとんどのそういう判例で申し上げますと敗訴しているということが多いようでございます。そういった観点もございますし、私たち仕事をする上において個人一人でしているわけではございません。係がいたり、それからその上に当然補佐する人間、管理職、そして私たち特別職がいるわけで、全体として合議をとりながら進めている。そういう中でリスクを極力、リスクを恐れて仕事しているではありませんが、問題がないように常に進めてきております。あと、最終的には議会の同意を得たり、そういった手順も踏みますので、職員個人だとか町がそういった裁判を起こされるというのは普通あり得ない話です。それと、条例に関してですけれども、これについての条例というのは全く必要ないと、そういうふうに思っております。以上です。
議員の質問 14番 松田兼宗
9月の一般質問でもやっているのですが、内部統制制度の導入について質問しています。そのときにも消極的な話で、どうも町長の考えというのは、リスクがないというか、職員を守っていくつもりがないのかなというふうに思わざるを得ない部分もあるのですが、これからどんどん増えてくる可能性があるわけです。そして、実際に敗訴しているというか、原告のほうが敗訴しているという言い方だと思って聞きましたけれども、例えば一番最近で例に載っている国立の話があるわけです。それが全部書いて、当時の市長が全額請求金額払ったわけです。それが全部済んだのはつい最近です。だから、そういう問題が実際起きているわけですから、個人の市長、国立市長の話ですけれども、払った。そういう能力があるから払えるというのはあるかもしれないですが、それというのはそういうことが起きてくるとやる人がいなくなるのではないのという部分があるわけです。とすれば、そういう部分に対してのリスクに対して軽減するような部分にしていかないと、今後やる人がいなくなる可能性が高いので、とすればそれなりの対応した形での保障というか、保険側に加入、せっかくあるわけですから、私自身もこういう保険があるなんて知らなかったのです。たまたま今の今回今森町で起こされている裁判の結果は今後どうなるのだろうなと思いながら、それでいろいろ調べている中で、ああ、こういうのがあるのだという形で今回質問しているわけですけれども、ただ議員はこれは入れないのです、対象は。どういうわけか、その辺私自身もわからない。よくその辺を理解できていない部分あるのですが、少なくとも、これはお金もこれはお金がかかる話ですけれども、9月に質問している内部統制の問題、そういうことをきちっとやっていくことが職員を守り、町民の財産を守っていくということにつながるのだと思うのです。だから、全くそういうことは町長本人は入る気がないと、個人的にも入るつもりはないみたいなことを言っていますけれども、実際問題として起きているわけですから、その場合に実際どうするのだろうなと思って、もちろん町が負けた場合というような話です。だから、そういうことを考えたら、そういうリスクに対して対応というか、職員を守る意味でも内部統制を含めてこの保険に加入することがやっぱり大事なのだというふうに思っています。その辺再度最後に質問させていただいて終わりにいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
再々質問にお答えいたします。いろいろと議員述べられておりますけれども、見解の相違というところもございます。ただ、中でちょっと失礼な言い方をしておりますけれども、私職員を守る気がないとか、そういうことは全くございません。職員はあくまでも教育して、そして指導して、きちんと自分で正しい判断できる、そういうふうに育成することが第一であって、言葉は悪いですけれども、何でも好き勝手やらせて、そして個人に危機が及ぶ、そういったことは間違ってもならないように指導しておりますので、ご心配いただかないでいただきたいと思います。そのようなことから、また団体地方公務員賠償責任保険です。議員の質問には加入などの検討をほかの多くの自治体が考えられているという、自治体が検討されているというふうに書かれておりますけれども、私ども調べた中ではそのよう事例というのはございません。あくまでもこれについては個人が加入する、そういうふうな捉え方でおりますので、この辺はもう一度お調べ直しいただきたいと、そのように思っております。いずれにしましても、こういった案件というのが非常に安易に裁判所のほうに提案される。出す前にいろんな問題点があるのかなと、私はそのように思っております。町としては、あくまでも正攻法できちんとした扱いのもと、議案その他を議会に提案して、そして政策として取り組んでおりますから、そういう点についてもし万が一ご指摘があれば、私は個人的に受けたいと、そのように思っております。以上を申し上げまして答弁とさせていただきます。