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七飯町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

仁山高原風力発電について

聞いた人
稲垣明美 議員
答えた人
政策推進課長 笠原泰之、副町長 工藤稔、環境生活課長 村山德收、町長 杉原太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 稲垣明美

それでは、通告に従いまして、1問、質問をさせていただきます。仁山高原風力発電について。仁山高原で風力発電が計画されている。5月に住民説明会が開催され、また、8月には商工業者、建築関係の業者の方々にも説明会が実施されました。現在、2024年12月頃から2025年11月頃を想定して、現況調査が行われる予定になっているが、まだ不透明な部分が多い。また、風力発電について、まだまだ町民には伝わっていない状況であると考えるが、下記の点について伺いたい。1、現在、町で押さえている情報と今後の流れについて。2、当町が考えるメリットとデメリットについて。3、今後、町の関わりについて。以上、よろしくお願いいたします。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

それでは、答弁させていただきます。1点目の現在町で把握している情報と、今後の流れについてでございますが、現在、環境影響評価方法書の手続は、縦覧期間中に提出された意見書に対する回答を北海道に報告し、北海道環境影響評価審議会で審議が行われているところでございます。また、同審議会からは当町にも環境影響評価方法書に関する意見の提出が求められたため、意見について提出をしているところでございます。今後の流れにつきましては、審議完了後に北海道から知事意見として審議結果が国に提出され、国において知事意見等を踏まえて、環境影響評価方法書の審査が行われるところでございます。審査の結果、適当と判断された場合には、経済産業省より、大臣勧告がなされることとなっております。御質問の中にもあります現況調査においては、大臣勧告後の今年の12月から1年程度の期間で、本格的に調査が行われる予定となっております。その後でございますが、環境アセスメントの手続について、令和7年度から令和8年度に準備書、令和9年度に評価書を作成し、問題等がなければ、同年度末で手続が完了となる予定です。また、建設工事の着工予定時期ですが、環境アセスメントの手続完了後の令和10年度から2年間で完了し、令和12年度から運転開始となる予定となっております。次に、2点目の当町が考えるメリットとデメリットでございますが、まず、メリットについてでございますが、風力発電が設置された場合、1年間に税収でおよそ3,000万円から5,000万円程度、その他売電収入の一部から2,000万円から3,000万円程度の賦課金が収入される見込みとなっております。また、事業に関する地元業者への発注も期待でき、地元経済の活性化にもつながると考えております。次に、デメリットについてですが、風力発電施設の設置により、現在の自然環境及び生態系や環境への影響も考えられるところでございます。しかし、道内の当町以外の複数の町村では、既に当町で予定されている同規模、またはそれ以上の規模の風力発電施設が設置され、現在営業運転が開始されております。今後、近隣町村の状況について、情報収集を行いながら、事業者に法令及び当町のガイドライン等を遵守し、周辺環境に最大限配慮した環境保全措置を講ずるよう、引き続き、要請を行ってまいります。最後に、3点目の、今後、町の関わりについてでございますが、住民等の十分な理解を得ら- 18 -れるよう積極的な情報提供と丁寧な説明を行うこと。また、事業を行う上で、自然環境等への影響について、現状調査を行う際には、環境影響評価方法書について出された意見の内容等を最大限に考慮した上で進めていただくよう、今後も引き続き要請してまいります。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

まず、確認させてください。先ほども伝えたとおり、5月に住民の説明会で、8月に商工業者、建築関係者等に説明が行われているのですけれども、このほかに町として説明したことはありますか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

事業者からの説明としましては、今、議員がおっしゃった住民と、あとそういう関係団体、それ以外というところは把握してはおりません。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

私も説明会にちょっとだけなのですけれども参加させていただきまして、資料を頂きました。規模としては3万8,700キロワット、電気は北海道電力に売電、ローター、ブレードの直径は約130メートルから158メートル、ハブの高さ、ブレードの高さなのですけれども94メートルから100.4メートル、ブレードの最上点の高さが159メートルから179.4メートルという大きさのものが設置の予定というふうに聞いています。ちょっとイメージがつかなかったので、私たちがイメージしやすい五稜郭タワーでいきますと、五稜郭タワーが107メートルになっていますので、それくらいの規模のものが仁山高原のほうに建つのかなというふうに想像しております。先ほどの話でいきますと、何もなければ、町民への説明がたったこれだけで進行しているようなイメージを受けたのですけれども、その件について町としてはどのようにお考えですか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

今、準備書についての説明会というのを事業者のほうで行って、それについての意見を頂いて、一応、その回答といいましょうか、それに対する見解を、北海道のホームページ上で今公表しているような形になっておりますけれども、今後、先ほど議員がおっしゃったような環境の調査そういうものを行った中で、次にまた今度評価書というものが出てきます。それにつきましても、事業者に確認を行ったところ、皆様にその評価の結果を、住民説明会等々を開いてお知らせしていきたいということでありましたので、この評価書並びに、その次の段階の環境アセスメント等々につきましても、きちんとその状況を、また住民説明会等で説明していただくようにお願いしているところでございますし、事業者もそれについてはできるだけやらせていただきますということでございますので、その点について御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 8番 稲垣明美

それは事業者の説明であって、町がどういうふうに考えているかと、町民の声を聞いたりしているのかというふうに思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

事業者が行う事業で、町がそこに入って一緒にやるわけではないのですけれども、その点につきましては十分に町としても、町が説明会を開くとか、考え方を示すとかという場所はちょっと今のところは考えておりませんけれども、今の準備書を終わって後の評価書、その後のいろいろな調査等も踏まえた結果、町としての意見は北海道の審議会のほうに、こういうことに配慮してくださいだとか、こういうことに注意してくださいということを、町の意見として出させていただく予定となっております。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

この事業に対して、町民- 19 -だけではなく、意見書を6月10日締切りだったと思うのですけれども、集めていました。それに対して、200名以上の方がいろいろな意見をこの事業に対して出されたようですけれども、その辺は把握されていますか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

意見書の総数につきましては、聞いているところでは、全体で363通となっており、その中で、町内在住者の意見は85通であったということは伺っております。意見の概要と事業者の見解につきましては、公表されておりますが、自然環境に関する意見が多かったと認識しております。また、自然環境破壊に漠然と反対するものもあったことから、今後、調査結果を踏まえながら事業者に対して、今後、住民に対する理論的で丁寧な説明について働きかけていきたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

それでは、300通以上の意見書については、全部目を通されたということでよろしいですか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

全て記憶はしておりませんが、目は通しております。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

私も多分一部だろうと思いますけれども、目を通させていただきました。本当に町民の方からも、何名もの方が提出されていましたし、また、私の中でやはり印象的だったのは、小学生のお子さんが意見書を出されていたこともすごい大きなことだなというふうに思いますが、その辺に関してはどう思われましたか。

町の答え 政策推進課長 笠原泰之

お子さんとかも、そういう自然環境という部分に興味を持たれるということはすばらしいことだと感じておりますけれども、先ほどもちょっと答弁させていただいていますが、その自然環境に懸念するいろいろな意見の中で、きちんと丁寧な理論的な説明を行っていただけるよう、今後も事業者に配慮するよう要請してまいります。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

目を通されたということなのですけれども、私のほうに届いているものでも、今回の計画を知らない方がほとんどです。説明会をもっと数多く開催してください。もっと町民に寄り添ってください。未来の子どもたちに自然を残してください。健康被害が怖い。誰が責任を取ってくれるのですか。知らないうちに計画が進み、不安です。景観を守りたい。自然災害に対する不安。老朽化して使えなくなってしまった後はどうなるの。誰のための電気ですか。そのために一体どれだけの犠牲を払うのですか。バードストライクの問題はどうですかと、簡単に取り上げただけでもかなり多くの意見がありました。私が一番重要だなと思っているのは、その事業が進んでいることを町民が知らないということです。造ったのはよいが、後で抱える問題に向き合うのは現地の人間なのではないですか。送電された電気を使う人でも、電力会社でもないのではないですかという意見もありました。経済効果とか、先ほどの町に対して収入があるというのは当然分かるのですけれども、こういう意見が多いことで、いろいろなことが進んでから町民に理解を得るというのでは、私は遅いのではないかなというふうに思うのですけれども、どうお考えですか。

町の答え 副町長 工藤稔

重ねての御質問でございますけれども、様々な意見があるということでございますけれども、今回、あくまで事業者のほうで仁山高原のほうにということで、今事業を計画しているというようなところでございます。それに対して、町としましては、住民等- 20 -への情報提供ですとか、自然環境への考慮、そして各種法令等の遵守、また、騒音ですとか、振動を含めて、様々こういう懸念されるものにつきましてはしっかり対応していただくようにということで、意見も申し上げさせていただいているというところでございますので、御理解をいただければと思います。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

それは業者が全部やるということですか。町として、私は町民に声を届けなければいけないのではないかなというふうに考えるのですけれども、業者間だけの問題になりますか。

議員の質問 8番 稲垣明美

貴重なお時間を費やしまして、申し訳ありませんでした。七飯町ゼロカーボン達成目標について、お聞きしたいと思います。昨年出された資料で、再生可能エネルギー導入目標を設定するに当たりというところで、注釈としまして、「七飯町の2050年までのゼロカーボン、脱炭素を達成するための具体施策として再生エネルギー(以下、再エネという)導入について検討しました」とあります。下のほうに、「ネイチャーネガティブにならないことと、再エネばかりに頼るのではなく、省エネ対策や森林吸収量拡大に努めることも大事であるとして、目標を設定しました」とあります。風力に関しまして、「七飯町の実態に即した条件で、景観の資源周辺及び重要な植生やコウモリ生息域の除外等から推計しました」とあるのですけれども、これはどの辺で想定されているのかというところを教えていただければと思います。

町の答え 環境生活課長 村山德收

今、風力発電のゼロカーボンの目標値ということでございますが、中間までの風力発電の見込みとしてはゼロとして見込んでございまして、最終年までには、議員がおっしゃった程度のゼロカーボン達成目標という形で策定してございますが、その際には、どこの場所でというところでは全く想定はしていないという形で、ゼロカーボンのほうを計画してございます。以上でございます。

議員の質問 8番 稲垣明美

再エネの導入目標で風力発電で、「自然環境や景観の保全が求められたことと、解決しなければならない課題が多いため、中期目標年度にはまだ導入に至らないとしました」とありますけれども、この辺の説明をちょっとお願いできますか。

町の答え 環境生活課長 村山德收

中間目標の策定時において、風力発電という、そういうものの現実性とか、その当時、策定した段階では、全くその年度までには1基も町内にはないだろうという見込みで作成してございます。以上でございます。

議員の質問 9番 稲垣明美

ある新聞に、山形市と米沢市と福島の記事が載っていまして、環境アセ- 21 -スメントの手続が進められている中なのですけれども、事業者の計画が全面白紙撤回を申し入れたことが明らかになったとあります。ここには、市民の意見を多く反映させたということで、事業者のほうに白紙の撤回を申し入れたとのことでした。あと、同じ勉強会で町長と一緒に、一緒にというか、町長も参加されていたのですけれども、町長としての今回のことについての御意見をちょっと頂ければなと思います。

町の答え 町長 杉原太

今回の風力発電の仁山高原の部分に関しまして、法令にのっとって、きちんと事業者に対しても、それからまた町民の皆さんの部分に対しても、公平・公正に取り扱っていきたいというふうに考えておりますし、今回の部分では、環境影響評価の方法に関する方法書の御意見ということで、まず最初の本当の入り口の部分でございますので、その部分に関しましては、町としては、町の関わりということで、政策推進課長が3点目で御答弁させていただいておりますが、住民の十分な理解を得るよう、積極的な情報提供と丁寧な説明を行うということと、また事業を行う上で自然環境等への影響について、現況調査を行う際には、環境影響評価方法書について出された300以上の意見ですね、その部分の内容等を最大限に考慮した上で進めていただくように配慮していただくということで、御意見も出させていただいているというようなことで、また町のほうも、令和6年3月1日から適用という形で、七飯町再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインをつくってございますので、そのガイドラインにも遵守していただけるように申入れをしていきたいというふうに考えておりますし、近隣の自治体にもそういうような情報を提供しながら、丁寧に慎重に進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

出典:七飯町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる

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