みんなの議会

七飯町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

不登校問題について

聞いた人
上野武彦 議員
答えた人
学校教育課長 柴田憲、教育長 與田敏樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 上野武彦

それでは、通告に従いまして、3問、質問をさせていただきます。最初の質問は、不登校問題についてであります。七飯町では、小・中学校の不登校児童・生徒が令和5年度に107名に達したということであります。不登校については、累積30日以上、欠席した場合を不登校としているということでありますが、このように多数で長期の不登校の発生は、教育機関としての機能を果たせない重大な問題として考えられます。そこで、不登校について、以下の点についてお伺いいたします。1点目、昨年度の不登校の発生状況について。- 30 -①町内各小学校における、学年ごとの不登校の発生状況について。②町内各中学校における、学年ごとの不登校の発生状況について。③不登校児童・生徒の不登校の理由についての調査を実施しているのか。その結果と対応の状況について。④不登校の中で特にいじめなどが原因と思われる件数は幾らあったのか。それへの対応はどのように行われたのか。⑤不登校の児童・生徒に対して町が開設している教育支援センターレインボー(旧鶴野小学校)での受入状況など、昨年の実績について。2、今年度の不登校の発生状況と対応状況について。3、今年度、七飯町は町内の小学校及び義務教育学校の4年生以上の児童・生徒について、練成会グループ、キョウリョク株式会社と各種の支援に関する協定を結ぶ方向を打ち出しておりますが、不登校児童・生徒への支援として具体的にどのような内容となっているのか。また、今年度の事業活動状況についてお伺いします。

町の答え 学校教育課長 柴田憲

1点目でございますが、不登校に関する文部科学省の調査である、児童・生徒の問題行動、不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査により御答弁いたします。1番目と2番目でございますが、小学校及び義務教育学校前期課程につきましては、第1学年3名、第2学年7名、第3学年7名、第4学年10名、第5学年9名、第6学年9名、計45名。中学校及び義務教育学校後期課程につきましては、第1学年または第7学年13名、第2学年または第8学年24名、第3学年または第9学年25名、計62名。合計で107名となってございます。3番目でございますが、毎月集計を行っております。理由については、友人関係など学校に係るもの、親子の関わり方など家庭に係るもの、生活リズムの不調など本人に係るものなどがあると考えられますが、児童・生徒ごとに様々な事情が重複して存在しており、また明確に把握できないものも多数ございます。対応については、基本的には児童・生徒を取り巻く状況を細かく把握している学校が行っており、七飯町教育委員会も、状況に応じて随時指導・助言を行っております。児童・生徒ではなく、家庭内の状況などから、学校現場のみでの対応が困難な場合については、町長部局の子育て支援課などと連携して対応していくことになります。4番目でございますが、いじめによるとの訴えがあったのは、107件中1件でございました。こちらにつきましては、校内のサポート体制を整え、教員による見守りなどの対応を行いまして、その後、不登校状態は解消しております。いじめにつきましては、年に2回全児童・生徒を対象にアンケートを実施しており、その中で、いじめの訴えがあった場合は、それらを解消すべく全ての案件について、本人や周囲への細かい聞き取りなど、詳細な調査をし、個別に対応しており、令和5年度に確認されたものは全て解消しております。5番目でございますが、教育支援センターレインボーでは、様々な理由により学校に登校することが難しい児童・生徒が、個々の状況に応じて自分のペースに合わせて、学習などの活動を行っております。通級を希望する場合は、保護者が学校を通じて利用の相談、申込みをすることになっており、昨年度は16名の児童・生徒が在籍し、延べでは817名が利用しております。2点目でございますが、今年度は7月末現在で、小学校及び義務教育学校前期課程で21名、中学校及び義務教育学校後期課程で27名の計48名となってございます。3点目でございますが、七飯町教育委員会と練成会グループ、キョウリョク株式会社は、町内在住の小学校及び義務教育学校4年生以上の児童・生徒が描く夢の実現を目指すことを目的- 31 -として、令和6年2月14日付で連携協定を締結しております。不登校、いわゆる何らかの事情で学校に行かない、行くことのできない児童・生徒への支援といたしましては、七飯町教育委員会では、教育支援センターレインボーに通級した場合に、オンライン授業を保護者の費用負担なしで利用ができるようにしております。また、練成会グループ、キョウリョク株式会社による不登校などで学校以外に学びの場を求める児童・生徒に対する支援につきましては、七飯町のホームページからリンクがされており、そちらのリンク先より優遇措置を受けることが可能となっております。次に、今年度の事業活動でございますが、教育支援センターレインボーにおけるオンライン授業の活用のほか、連携協定の中心となる災害時や感染症の流行等により、授業に支障を及ぼすおそれがある場合の児童・生徒への支援につきまして、全ての町立学校を対象にした模擬訓練を9月6日に実施しております。以上でございます。

議員の再質問 11番 上野武彦

それでは、再質問をさせていただきます。昨年度、レインボーに通った小学生、中学生、それぞれ8名でした。この8名というのは、どこの学校の児童・生徒であったのか、まず、それをお伺いします。

町の答え 学校教育課長 柴田憲

今、お尋ねのあった、どこの学校ということでございますけれども、在籍が少ない学校もございまして、その中で人数を答えてしまうと特定される可能性がありますので、申し訳ございませんが、学年の押さえということで、個別の学校名は答弁を控えさせていただきたいと思います。御理解をお願いいたします。

議員の再質問 11番 上野武彦

どこの学校かというのは言えないという話なのですけれども、これは町内に小学校関係では、多くの小学校があります。地域的にもかなり離れているという状況もあるわけですけれども。では、遠くから来ている小学生もいるのかという、そういうことをまずお伺いしたいのですよ。要するに、レインボーというのは、七飯町、緑町の旧鶴野小学校に開設されているわけですよね。そこに通うということになりますと、小学生であれば、相当、親が対応するとか、そういう形でないと通えないというのが実態だと思うのですよ。中学生にしてもそうですよね。地域によって、例えば大中山から歩いて通うとか、そういうことはあり得ないような感じはするのです。そして、岳陽学校、大沼から通う。どうやって通うのか。親が毎回送迎するのか、そういったことも含めて、この8名の実態、これは実際どのようにして通っているのか、もう少し詳しく答弁してください。

町の答え 学校教育課長 柴田憲

ただいまお尋ねのあった、教育支援センターレインボーへの通級でございますけれども、こちらの施設につきましては、原則として保護者の送迎を基本としております。実際に、この施設より遠方の学校より通級している児童・生徒もいらっしゃいます。一応、基本的には保護者の送迎ということで、御理解をいただきたいと思います。以上です。

議員の再質問 11番 上野武彦

いずれにしても、保護者の送迎が条件だということですと、遠くからでも来られるかなとは思います。ですけれども、小学校で不登校の児童が何名いたと言ってましたか。45名ですよ。その中の8名しか- 32 -通っていないのです。中学校では62名の不登校がいるということですけれども、そのうち8名しか通っていない。これはどういうことなのか。要するに、親が送迎できないで、そういった多くの児童生徒が、レインボーに通えないという実態ですよ。それでいいのかという問題ですよね。従来は、大中山コモンにもレインボーが設置されていたことがあります。そういう状況もある中で、本当に、今の旧鶴野小学校のあそこでレインボーをやっているからいいよと。親の送迎ができる人はいいよと。だけれども、できない人はどうするのですか。そういう問題を、七飯町はこの何年間も放置してきたわけですよ。ただ、旧鶴野小学校の跡地の建物を利用して、数人、10人以下の人数が、小学校、中学校それぞれ通っているという状況を生んできたわけですけれども、そういう状況でずっとやっていくのか。それとも、改善するのか。今の状況では本当に、要するに、学童の教育権といいますか、学ぶそういう環境をそろえていないというか、整えていないというのが今の実態だと思うのです。今年度もそういった状況のまま進めるのか。その辺について、もう少し、今年度どうするのか。例えば、大中山の小・中学校の児童・生徒はどうするのか、大沼はどうするのか、藤城はどうするのか。これについて、具体的な対応をどうするのか、はっきり答えていただきたい。

町の答え 学校教育課長 柴田憲

今の再質問に答弁してまいります。議員のおっしゃるとおり、実際に今、旧鶴野小学校にレインボーを設置しておりまして、実際に居住地というか、今通っている学校から遠いお子さん、児童・生徒がいるということは、こちらのほうも承知しているところでございます。不登校の、学校を30日以上欠席している子どもたちは今もおりますけれども、レインボーもございますが、あと、町内に2か所フリースクール等もございます。そちらのほうに実際通われているお子さんもいるのかなというところでございます。なかなか、実際、各学校において別室登校であるとか、特別な教室を使って、そちらのほうに通っている、自分の居住している、在籍している学校の別の教室に通ったり、いろいろそういう手段も取ってございます。こういう支援センターを各地につくるですとか、例えば送迎の車を手配するとか、そういうことも手法としては考えられると思うのですけれども、現状としては、今こういう状況で運営をしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。

議員の再質問 11番 上野武彦

今、町内に2か所のフリースクールがあると言いましたけれども、実際、実態として、そのフリースクールにこの不登校児が通っているのかどうか、何名通っているのか、それを次にお伺いしたいと思います。それから、今のこのような実態で、本当に児童・生徒の学習権といいますか、もう1か月以上、もっとの長期にわたる不登校も発生していると思いますけれども、そういった学習する権利を奪ってしまっていれば、こうした子どもは将来どうなるのか、そういう問題を学校教育としてはきちんと対応すべき問題ではないかと思うのですが、今までは放置してきているのですよ。それでいいのか、これに関しては町長にお伺いしたいと思います。

町の答え 学校教育課長 柴田憲

まず、107名の う ち 、 レ イ ン ボ ー を 含 め ま し て 、 レ イ ンボー、フリースクール、別室登校等、そういった形で、家庭以外で学びの場を得ている子どもたちは現在33名、こちらのほうで把握してございます。今、議員おっしゃった学習する権利を失っているということでございますけれども、まず、不登校につきましては、全国的な規模で年々増加しているところでございます。七飯町に限らず、北海道、全国でも年々連続して増加してい- 33 -るところでございます。昔 は 、 以 前 は 、 不 登 校 に つ き ま し て は 、ちょっと言い方もあれなのですけれども、いけないことというか、そういった捉え方から、まず学校に登校させるというのが目標になっていた部分がございました。今は、そういったことではなく、学校に行かないということが、休養や自分を見つめ直す意味もあると、多様性の時代でもございます。子どもたちが自らの進路を主体的に捉えて、社会的な自立を目指すという考え方になってきているところでございます。こちらにつきましては、学校に行かないことが全て悪いということではなく、学校以外で学びの場を求める子どもたちも多数いるのかなというところでございます。最初の答弁で、最後にお話ししましたけれども、練成会グループ、キョウリョク株式会社と連携協定を結びまして、そちらのほうでは、例えば家にいながら、有料にはなってしまいますけれども、家庭のほうでオンライン授業を受けるということも、一応こちらのほうは手段として御用意をさせていただいたところでございます。そういったことで、不登校問題は一言で解決とか、そういったことがなかなか難しい状況でございますけれども、教育委員会としては、まず、既存の学校教育になじめない児童・生徒がある一定数いるということは把握してございます。そういった児童・生徒を、学校としていかに受け入れていくのか、それの解消に努めていくかということで考えているところでございます。簡単に言いますと、誰もが安心して学べる魅力ある学校づくりへの取組といたしまして、七飯町としては、学校が楽しい場所であるというふうにさせていただきたいと思っております。こちらのほうは、友達の関係とか勉強などに悩むこともありますけれども、学校に行くのが楽しければ、子どもたちにはそれが一番であると考えておりまして、そういった内容で、校長会とも連携して、そのような学校の環境づくりをお願いしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。

議員の再質問 11番 上野武彦

不登校が107名発生してきたということで、これも今の答弁の内容では、今年度もそれに近い不登校が発生するだろうと。こういう改善をしたから今年度はこのように減りますよとか、こういう対応をしておりますとか、改善の具体的な提示が見当たらないのですよ。これでいけば、こういう状態は今後も続くという、非常に大きな子どもに対する対応ができない状態を続けるということになるのではないかと思うのですが、今の答弁では全く改善は見えないですよね。本当に、このままで教育委員会として、いいのかということが問われているわけですよね。それに対して、具体的な計画も改善の方向も打ち出していないというふうに言わざるを得ないのですけれども、それで本当にいいのですか。今年もそういう形でやるということで。先ほど、練成会の有料のオンラインでの授業を受けるようなことも考えますよなどと言っていますけれども、これについても、もしそういうことであれば、それは町が負担しますよとか、そういう児童に対する温かい手だてというか、それを打ち出すべきではないかと思うのですが、それもない。これでは、本当に先が見えない状況にならざるを得ないと思うのですが、最終的に、最後に、どう考えているのか、もう少し前進的な答弁ができないのか、ちょっとお伺いします。

町の答え 教育長 與田敏樹(教育長は2024年9月まで)

私から答弁させていただきます。上野議員の質問からすると、どうも、うちの教育委員会が何もしていないようなことにしか聞こえないのですけれども、決してそういうことではないということです。不登校を、上野議員の質問からすると、駄目なこと、悪みたいなことに聞こえますけれども、決してそうではありませんから。行かないことを選択する子どもたちもいます。集団生活- 34 -になじまなくて、自宅で学びを求める子どもたちもいます。それを、今、文科省が認めているわけです。その方針に基づいて、うちはレインボーもつくり、練成会と協定を結んで、子どもたちにメリットがあるような形でやってきています。それはこれからもやり続けます。それに対して無策だというような言い方をされれば、これは全部ネット中継がされていますから、ここは明確に否定をさせていただきたいというふうに思います。そして、子どもたちが不登校になりそうなとき、あるいはなったときには、学校と教育委員会が一体となって、その子ども、あるいはその家庭と連携を取りながら、学校に行きたいけれども行くことができないのか、あるいは学校になじめないから家庭で勉強したいということにしているのか、あるいは違うところのフリースクールに行きたいとしているのか、それぞれです。その意向に沿うような形でやってきているということは、ぜひ理解をしていただきたいと思います。ただ、前段にあったように、レインボーが町内の鶴野に1か所しかない。もしかすれば、それが遠いことによって家庭環境で行けないという子どももいるかもしれません。ただ、それについては学校での別室登校だとか、最善ではなくて最良の方向性を選択しながら、なるべくその子に寄り添った形でやってきているというふうに思っていますので、ぜひここについては理解をしていただきたいと思います。以上でございます。

出典:七飯町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる