七飯町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
七飯町の古民家について
- 聞いた人
- 平松俊一 議員
- 答えた人
- 生涯教育課長 花巻亘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 平松俊一
それでは、最後の4問目に移ります。七飯町の古民家についての質問であります。七飯町の歴史は500年ほど前から始まり、今日の繁栄に至っております。この間に多くの先人が大変な御苦労と御努力を重ね、我々の暮らしの礎となったことに心より感謝をささげたいと思います。神社や寺院にはそれぞれの歴史が詳しく残り、多くの資料も残されております。しかし、それ以外の建築物に関しての資料は少なく、築100年を超える住宅もある程度残っているようですが、正確な情報と合わせて、今後も残し続けられるかは疑問であります。今を生きる我々には、これらの歴史的建物をできるだけ調査し、保存・管理する使命があると考えます。この地に生きてきた先人の御苦労を、少しでも将来につなげるために、現存する古民家をしっかりと調査し、将来に引き継ぐ行動を起こすべきと考えますが、町長のお考えをお尋ねいたします。
町の答え 生涯教育課長 花巻亘
七飯町内にある古民家のうち、その希少性やゆえんなどにより、次世代への継承が望ましいと考えられるも- 28 -のにつきましては、所有者の方の申出や学芸員の調査により、ある程度所在を把握しているところであり、物件の状態等により、優先順位の高いものから順に調査を進めているところでございます。しかし、調査には、当然所有者の方や、権限に基づく占有者の方の同意を得ることが必要であり、現状、お住まいの住居もあれば、長年空き家の住居もあり、古民家としての保護に関する考え方も様々でありますことから、現在、慎重に進めているところでございます。
議員の質問 10番 平松俊一
慎重に進めていると、いい答弁ですね。実は、私は、函館の西部地区で、こういう古民家を活用した、まちの活性化をするというグループに所属をしていまして、毎年市のほうから補助金が出る中での調査とか、いろいろな実施をしているわけなのですが、今回、たまたま町内の方の130年前の家でしたね。これの調査と、どういうふうに使ったらいいのかという質問が、我々のNPOに寄せられまして、10人くらいで行って調査をし、プランをお出ししたところなのです。そのときに、グループの人たちに言われたのですけれども、議員、これはね、函館の古い建物よりも古いぞと。実際に、そこの家は130年前に造ったという、棟札というのですけれども、建前をするときに、棟梁が札を自分の筆で書いて、名前、年月日を入れて、乗せるというものが出てきましたので、それを見ましたら、130年前の建築物だったと。130年前というと、七飯町は、七重村の稲作試験場が創設した年ですね。これは大中山の家だったのですけれども、函館ではどうだったのかというと、旧函館区公会堂、いわゆる公会堂ですね。これよりも十何年も古いのですね。20年近く古いのかな。例えば、れんが造りの旧郵便局だとか、明治館ですね。それから太刀川家など名前も出ていますけれども、こういった建物よりもずっと古いのです、30年、40年。物すごいはりと柱を使っていました。本人は当分の間は解体する気がないので、利用したいということで、NPOの助けを借りたのですが、それから何軒か見て歩きましたら、七飯の駅前にも、鉄道が開通した後に、何軒か函館のお金持ちが別荘を造っているのですね。これが大体100年くらい前です。住んでいる家もあれば、もう朽ち果てそうな家もあります。そういったところまで調査が及んでいるのかどうか分かりませんけれども、ぜひ、ある程度の予算をきちんとつけて、きっちり調査して写真なり何なりを撮っておくと。それは住んでいる方の協力が前提ですけれども、余計なお世話だと言われるかもしれませんけれども、ぜひ調べてくれというものがもしありましたら、そういうふうな方向で進んでいただけないかなと思っています。あまり言いたくはないですけれども、なないろ・ななえを造るときに、古民家を七飯町はたしか というお金を出して買い取った。それで、道の駅を建設するときに解体をしましたら、基礎がもう腐っていて全く使えないと。どうしたかというと、使えそうな材料だけをどこかに取ってあるという説明を前にしていましたけれども、そのくらいの大きな価値を認めて買い取ったのでしょうから、ほぼ民家ですけれども、そういうものに対してきちんと、今後に残していこうという計画があってもいいのではないかなと思いますけれども、再度、答弁を求めます。
町の答え 生涯教育課長 花巻亘
それでは、御答弁させていただきます。議員がおっしゃっておられる古民家につきましては、あまり詳細に申し上げますと、個人情報の関係で特定されてしまうので、あまり詳細には申し上げませんが、当課の学芸員もお邪魔をしておりますし、私自身もお邪魔をして中を拝見させていただいております。大変古い立派な、今では考えられないような太い柱とはりのあるお宅で、ぜひ次世代に保存していくべきものというふうに考えます。ほかにも駅前の物件であるとか、当方でも把- 29 -握してある物件ではございます。中には既に持ち主の方とこちらのほうでコンタクトを取らせていただいて、お話を聞かせていただいている物件もございます。当課といたしましては、まずは、現状あるものについて、正確な記録を残して、それぞれ現状の予算の中で行っていることでありますけれども、正確な記録を残しまして、調査を進めさせていただいて、聞き取りをさせていただいています。調査を進めなければ、築年数だとかも分かりませんので。国のほうの有形文化財登録の基準というのが、築50年以上という、ある一つの基準がございます。50年以上だけではなくて、それ以外に、地域の建築の規範になるようなものであるとか、ほかにも基準があるのですけれども、そういった基準もございます。調査の結果、有形文化財登録が見込めるものにつきましては、こちらのほうでお手伝いをさせていただいて、有形文化財登録の申請だとかもしていきたいと考えてございます。今のところ、先ほど来、申し上げましたとおり、保存についての考え方、調査についての考え方というのは、所有者の方と占有者の方の御意思が最も尊重されますので、まずはその意思を確認させていただいて、記録を取らせていただく。その上で調査に向けて、特殊な調査だとかが必要で、例えば予算が必要なものがあるということであれば、またその都度考えていかなければいけないとは思いますけれども、まず当課として考えているのは、現状あるうちにできるだけの記録を取らせていただいて、許可が取れたものにつきましては、史跡のマップに落とし込んで、ホームページ上で場所を紹介するなどして、なるべく保存のための手伝いをしてまいりたいと考えてございます。以上でございます。
議員の質問 10番 平松俊一
最近は空き家ビジネスというのが、皆さんも聞かれていると思うのですが、この古民家というのは、ちょっと今まで持っていらっしゃる方とは違う評価、価値が生まれてきています。若い方が函館の100年足らずくらいの家を買って、リフォームをし、ホテルにしたり、部屋貸ししたり、前はカフェとか、そういうのが多かったのですけれども、いろいろなビジネスに展開をしているのですよね。そういうことを、今、七飯町内で古い家を持っていらっしゃる方にきちんと説明をし、こういう残し方もありますよと。例えば、七飯町では空き地・空き家バンクというのを持っていますね。その中に、こういう古民家シリーズというのですか、当然それは本人の承諾を得た上でですけれども、そういう手段もあると思うので、ぜひ少し大事に残していこうという動きをつくっていただけないでしょうか。
町の答え 生涯教育課長 花巻亘
お答えをさせていただきます。先ほど申し上げました、有形文化財登録への指定が見込めるものの中にも、一部店舗として営業されている物件もあったりいたします。所有者の方には、様々な選択肢をお示ししながら、保存に向けてのお手伝いをさせていただきたいと思います。以上でございます。