みんなの議会

松前町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日

命を守る砦 町立松前病院の医師の命は誰が守る!

聞いた人
工藤松子 議員
答えた人
町長 石山英雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 工藤松子

このたびは、北海道から医師1名の派遣が決まり、本当八木田先生、病院長も町長もホッとしておられることだと思います。町民の皆さんも、本当に先生増えるよって言ったとたんにワーって喜んでくださいました。1年の期限付きっちゅうのがちょっと大変だな、その次はまたお願いにあがらなきゃなんないのかな、そういう不安もちょっとありますが、松前町立松前病院の新公立病院改革プラン案、これもなんか期日までに間に合いそうで、私も一番ここが気になっていたところで、ホッとはしておりますが、この改革プランも、医師の人数を5人、6人と増やすような書き方で、この計画のとおり先生が増えてくだされば一番いいんですけども、ちょっと気に掛かるところでございます。本当にプランを考え出してくださった方々には、本当にもうぎりぎりの線で練って練って案を出していただいたものとは思いますが、八木田院長に、この先心配事がおこってくるんじゃないかな。そういうことで、まず、新改革とは銘打ってますが、原状回復からとプランの始めの部分でも述べられておりました。現状っていうのは、27年当時、平成27年当時の病院の内容、そういうことだと思っております。プライマリーケア医中心の病院、プライマリー診療医を育てるという大きな柱に則って考えられております。でも、医局の先生方は、本当にもう身を粉にして働いておられて、患者さん方の話を聞くと、先生方大丈夫だろうか。なんか忙しそうにしてる、下ばっかし向いてるとか、そういう言い方をされる患者さんもおられます。本当に、先生方にはまるで医は仁術、儒教の方の考え方の犠牲的な精神で頑張っておられるんじゃないかと、私は心配しておりますが、町長、どう感じておられますか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

工藤議員の質問ありましたけども、本当に4名の医局の先生方の思い、本当に感謝しておりますし、大事にしてまいりたいというふうに思っているところであります。お尋ねにお答えしたいというふうに思います。平成27年度の3月31日に総務省から新公立病院改革ガイドラインが示されたことによりまして、平成27年度、または平成28年度から、平成32年度までを対象期間とした新公立病院改革プランの策定を求められたところであります。昨年は、医師数が10月から4名体制になり、八木田病院長中心に病院は診療の見直しをしてきたところであります。医師確保が喫緊の課題でありましたが、北海道から29年度4月、自治医科大学卒8年目の医師が派遣していただき、5人体制になりますが、北海道からの派遣は議員ご指摘のように1年の期限付きであり、まだまだ医師数の不足の状況にあるわけであります。更に、院長と連携しながら医師の確保に向けて努力をしているところであります。最低限医師6人の安定した診療体制を早い時期に実現したいと思っているところであります。それでなければ、今回の改革プラン、冒頭で工藤議員言いましたけども、本当に現状回復、再建のためのプランであるというふうなことも改革プランの中で明記をさせていただいたところであります。医師の確保、喫緊の課題だというふうに思っております。工藤議員、心配されている気持ちも十分わかりますけども、この先、一生懸命、町を挙げてお医者さんが来てもらえるような環境を作るのが私どもの仕事だというふうに思っておりますので、議員の皆さんはじめ、町民の皆さんの大きなご支援をぜひお願いしたいというふうに思っているところであります。大事な町の病院、みんなで守りたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 5番 工藤松子

町長には、ご丁寧な答弁ありがとうございます。しかし、本当に先生方はお疲れだと思うんですよ。町民は、どちらかというと、午前診療っちゅうと、あと午後からは先生方、疲れたからゆっくりしてんだべ、そういう捉え方をしている人が大多数です。先生方の本当の病院の中での仕事内容、全然、我々は見守る会だとか守る会だとかいろいろ先生方の仕事内容をお話いただいて、それを説明しようと思って一生懸命集まりをもって活動しておりましたが、あんまり広がりません。同じようなメンバーばっかしになってしまうんです。そういう辛口きいてるような人方も結構いるんですよ。もう受付機午前っていっても機械が止まるのが午前中であって、受付機の機械が全部受け付けてしまう、その分は全部先生方が午後になっても、お昼抜いても頑張っておられる。本当に頭が下がるところです。まあ、冗談半分に言ったんだと思うけど、先生に対して医者でも風邪引くんだがや、そういう話する人もいます。入院患者さんの中には、先生せっかく回ってきてもニコッと笑って、あとササッと行ってしまう。本当に先生方はぎりぎりの点で患者さん達に接しているはずなんですが、どうもその気持ちがみんなには伝わっていってない部分があるんです。自分達、私達の病院のこと、お医者さんの仕事をもっと知ってもらって、町民の先生方、病院の先生方に対する感謝の気持ち、元気づける言葉、そういうものを町民の方に期待したいのですが、町長、いかがお考えですか。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

現在の、現在の午前診療を見直し、午後も、今の体制で午後も診療を行うっていうことは、現在の医局の先生方には大変厳しい状況だというふうに心配しているところでもあります。しかしながら、4名の体制で今まで頑張ってきていただいておりますことに対しましては、本当に敬意を表しているところであります。病院の町民への、病院への町民のニーズは議員の皆さん思っているように、医師の皆さんの業務量、本当にハードになっている状況であります。安定した医師確保、医療支援が確保されなければ、本当に厳しい状況だというふうに考えているところであります。今、しばらくの間、少し余裕を持って、午前中の診療という形で少し余裕を持っていただいて、継続した医療を受けられることを願っているところであります。安定した医師確保に向けまして、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っておりますし、午後の診療が早く再開できるような医師の診療体制ができればいいなというふうに思っているところであります。しっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。

議員の質問 5番 工藤松子

町長の気持ちもよくわかります、それから病院の先生方の患者さん方に対する気持ちもよくわかります。ところが、町民に今、病院こういう状態で先生方頑張ってるんだよってことを我々の声だけで伝えようとしても、なかなか広がらないんですよ。それで、ぜひ、町の方から、町長の方からって言うんですか、病院のコラム欄みたいなものでも、先生の仕事はこういうことがあるんだ、こういう状態で今、どのぐらいの患者さんが病院では引き受けてやってるんだっていう、そういう数字的なものとか、そういうことを町民の皆さんにわかってもらえるようにしてほしいなと思ってるんですが、いかがなもんでしょう。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

病院の情報につきましては、努めて町民の皆さんに早くわかってもらえるような方策は、対策はとってきたというふうに思っているところでありますし、今の医療の状況もですね、4名体制から1名増えることも広報に載せてますし、それから函館市立、函病、更には中央病院、そして協会病院から支援の関係も早く住民の皆さんにお知らせをしてきているつもりであります。早い、本当に町民の皆さんの不安の解消をしていただくために私どもも頑張っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

議員の質問 5番 工藤松子

患者さん方も、それから町民の皆さんもいつ病院のお世話になるかもしらない、そういう状態です。特に松前町は高齢者が多く、それから仕事もきつい仕事をやってる人方も多く、いつケガをしてもおかしくないような、そういうぎりぎりの人方も結構いらっしゃいます。本当に病院の救急体制、それから入院体制、そういうところでみんな救われているところでございます。本当に気楽な、お気楽な言葉を発するような人方、本当にいなくしたいっていうか、失礼ですけども、先生、午後から休んでんだべとか、そういう発想をもたれるような体制であってはいけないと思うんですよね。ぜひ、ただ、何曜日は何病院から何先生来ますとか、応援医の報告だとか、そういうところじゃなくて、もうちょっと気持ちのこもった、なんかちょっとした漫画的なことでも、1ページ全部使うんじゃなくて、今、病院はこういう状態だってことを、1回、2回ではなかなかわかなんないので、できれば町広報にでもちょこっとそういうところを作って、町民の皆さんをわかった、皆さんにわかっていただけるような、なんか手立てないかなって思ってるところです。あと、病院の、松前病院の先生方はまだお若い先生方が多いです。ご自身の研究したい分野とか、それぞれお持ちだと思います。ここに骨を埋めるもの、町民は勝手にそう思いがちです。木村院長が、前院長が町を去られたことによって、ああ、病院の先生も行ってしまうんだっちゅう気持ちは持ったかもしれませんが、本当になんて言うんですか、先生が来てくれれば、もうそこにずっといつまでもいてくれるもの、病院がそこにあればもういつまでも病院はあるもんだ、そういうふうに考えがちなんで、ぜひ町長には、先生方の研究とかやりたいことがちゃんとできるような手立ても、時間的な余裕、そういうものも考えてほしいな、そう思っておりますが、いかがでしょう。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

平成28年度の予算においても3千200万の支援の話をさせていただきまして、可決していただきました。本当に感謝申し上げたいというふうに思っております。そこに来るまでにですね、八木田病院長とは私の考え、思いも伝えておりますし、院長は院長と致しまして、大変喜んでいただいているところであります。結果として、私の任期中の4年間の支援になりますけれども、八木田病院長は喜んでいただいてるというふうなことは、ぜひ町民の皆さんにお知らせいただきたいと思いますし、本当に病院の補修、直さなければならない部分もありますし、それから医師住宅も、医師の住宅も古くなっている部分もあります。更には医療機器の古いのもあります。更には看護師、マンパワーが不足してるという話も聞いております。そういう中でですね、この28年度からそういう支援をさせていただいたことにつきましては、病院長、感激、喜んでいることもぜひお知らせしてあげたいというに、知らせてやってほしいなというふうに思っているところであります。何回も言います、本当に病院、私と医師の方とですね、今、そういう関係全くございませんので、いつも話をさせていただいておりまして、前向きに今、病院が進んでおりますので、本当に皆さんのご協力、町を一つにしてお医者さんが残れる、お医者さんが来てもらえる環境づくりをしていきたいというふうに思っているところであります。町の中でですね、そういう雰囲気を作る状況、今、そういう状況ではないですよ。本当に今、町を挙げて受け入れる環境つくるのがですね、私ども、政治を司る人の、町を守るために今一番大事な部分だと思ってますので、工藤議員、ぜひ理解してほしいと思います。

議員の質問 5番 工藤松子

以前、町長は医療のことはわからないから、全て院長にお任せしてっちゅような答弁を何回かいただいたことがありました。でも、今の言葉、それから、この間の町長からのじかじかのお話で、本当に院長と連携してこれから病院を支えていくんだなあということがよくわかりました。ありがとうございます。さて、医師確保についてですが、以前は、プライマリーケア医中心ということで、プライマリーケア北海道支部の看板の下に運営していた医師研修、それから育成の道、それが今度は、松前病院はプライマリーケア医中心の病院ではありますが、そういう医師の研修、医学生の育成、そういうものに関しては、ひとえに八木田院長の肩にかかってくるわけと思います。ですから、指導する側の業務的負担を考えると、本当にお気の毒っちゅうか、果たしてその育てた医師の先生方が、松前良かったなあと思ってまた帰って来てくれる、そういう形までには、まだまだ大変な苦労があると思うんです。それで、本当に大変な思いをしているのが八木田院長でないかなと思うんですよ。十分に町長の気持ちはわかりましたし、これから本当に先生方が苦労した、その結果が報われたっちゅう実感、そういうものが達成感、そういうものが感じられるような病院になってほしいなと思います。そうなったら、多分先生方も本当に忙しい思いをしても、また元気になる、その素になると思うんですが、町長、いかがでしょう。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

本当に4名の医局の先生は、今元気に働いていただいております。本当に安心していただきたいというふうに思います。現在の医師4名の、常勤医4人の中で3人はプライマリーケアの北海道ブロック支部の会員でありまして、プライマリーケアの指導員医であります。これからもプライマリーケア学会及び北海道ブロック支部の中でしっかりと連携をしていきたいと、八木田院長はじめ医師の皆さんがお話をしているようでありまして、本当に安心をしております。新年度から、研修医、医学生研修の受け入れをすることになりました。まず、月1人、少人数から始めていきたいというふうなお話を聞いているところであります。私自身と致しましてはですね、八木田院長はじめ医局の先生方には、まだ無理をしてほしくないなというふうな思いもあるんでありますけども、院長の強い思いで研修医、更には研修生の受け入れをする形になりましたのでしっかりと、町と致しましても応援できることはしっかり応援してまいりたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 5番 工藤松子

町長の気持ち、意志はよくわかりました。それで、医療は病院と、それから行政、それに住民が加わらないと上手くやっていけないもんじゃないかなと、私はそう思ってるんです。それで、病院の方では住民理解のため、そして、町民参加の病院をつくるために、より信頼され、愛される病院としての理念、それから、病院の目指すもの、医療懇談会、ボランティア受け入れなど、病院側として考えておられるようですが、それをぜひ行政としても広報活動をして、町民の方々にぜひこういうことを手伝っていただけるようにっちゅうんですか、同じ、共通理解っちゅうんですか、難しいっちゅうか、なかなか理解難しいかもしれませんけども、積極的に町民がそういうことにも力を貸してくれるような、その広報活動をぜひ町長にやってほしい、町政側にやってほしいと思ってるんですが、いかがでしょう。

町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)

工藤さん、あれですね、広報活動については毎度毎度一般質問でおっしゃられております。私も、その都度広報として不足があるのかなと思うんでありますけども、決してそういう声ばかりでないですね。ですから、広報、今までどおりの形で町民に早い情報を提供したいし、安心していただきたい。その情報は提供したいというふうに思っているところであります。町民の皆さんが町民の病院であると、今、工藤議員の質問もありましたけども、町民の病院であることをしっかりご理解いただけるように、これから職員と町の広報誌はじめ、病院のホームページも活用し、広報することになるんだろうというふうに思っておりますので、機会あるごとに、私はじめ、町職員がいろんな会合もありますので、病院の状況について、職員もお話できるような、そんな取り組みができればいいなというふうに思っておりますし、議員の皆さんも、親戚、知人、友人の皆さんに病院の、町立松前病院は八木田院長が中心に頑張っていると、だから理解して応援してくださいということを声を大きくお伝えしていただければというふうに思います。何回も言います、今、町が一つになってですね、お医者さんが来てもらえる、その環境づくりをみんなでしていきたいと思っておりますので、ぜひご理解いただきたいというふうに思っているところであります。

議員の質問 5番 工藤松子

本当に、町民も行政も病院も一丸になる、今がそのチャンスだと思うんです。ぜひ、よろしくお願いします。以上で質問を終わります。

出典:松前町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日 議事録 PDF(158ページ) 間違いを知らせる