松前町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日
光回線・ブロードバンド未開通地域を解消せよ!
- 聞いた人
- 沼山雄平 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 沼山雄平
おはようございます。私の方からは、2問質問させていただきたいと思います。始めに、光回線・ブロードバンド未開通地域を解消せよ、このことについて質問させていただきます。平成24年に松前町に光回線による高速ブロードバンドが開通しました。民間の通信会社主導で回線工事が行われたと言われております。全町が光回線になり、時代に即した通信サービスを受けられるものと思っておりました。しかし、原口、茂草、札前、館浜、荒谷、白神に届くことなく回線工事は終わりました。結果として、6地域の町民の期待を裏切る形となったわけです。民間主導とはいえ、通信の格差を生み、6地域町民に対し差別感を与えることになりました。町行政に対する不信感は年々助長させることになっております。当初は、この格差は何らかの手立てで早いうちに解消されるものと思っておりました。今日まで既に4年が経過しています。この間、通信の格差を解消する対策は何もしてこなかった。様々な事情あると思いますけれども、これは、町行政のトップとして思い責任があると思いますが、町長の見解を伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
おはようございます。ただ今、沼山議員から光回線・ブロードバンド未開通地域を解消せよというふうなご質問をいただきました。ただ今、沼山議員の質問の中にございましたように、平成24年の12月に民間事業者によりまして、光回線の町内への導入がされたところであります。現在、ご指摘のように6地域が未整備地区となっているところでもあります。従来、情報格差解消という部分につきましては、私も町長に就任して間もなく5年を迎えるわけであります。公約と、私の公約と言っても過言ではないというふうな思いで取り組んできているところであります。この情報格差解消のために、民間事業者ともいろいろ協議を進めてきているところでありまして、未整備地区の整備要請などにつきましても、いろいろ町の方から要請をしてきておりますけども、町の考え方が民間事業者の方に受け入れられない状況が続いたところであります。町単独での整備も検討しましたけども、まず光回線の利用者の少ないという側面もありまして、なかなか29年度以降に更新予定の防災、更には29年度以降の町で防災無線の整備も検討しておりましたけども、無線LANによる整備も検討したところでありますけども、いろいろ私どもの要請が受け入れられないというふうな状況があったところであります。現在も複数業者と検討を進めておりました。防災無線につきましてもですね、これはいい方向に進むのかなというふうに大きな期待をしていたところでありますけども、停電のときの電源確保の大きな課題となっておりまして、防災無線との共同整備は断念せざるを得ない状況になったところであります。引き続き、年内も情報格差解消のために、民間事業者と再協議をしているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
この件に関しては、度々問われていることであります。過去の答弁でもハイスピードのデータ通信など利用できるとの答弁もありました。現在も通信専用のルーターがございます。速度は光に劣らない程の速さにはなってきています。ただし、格安SIMは除きますが。ただ、フレッツ光のように定額料金で無制限というようなプランはありません。5ギガ、7ギガ、10ギガといった上限を設けた契約形態になっています。ご存じかと思いますが、上限を超えると極端に通信速度が低下し、パソコン環境ではほとんど使えません。そのためにデータ量を追加することになります。2ギガ追加すると、参考価格ですが、税込み2千円から2千500円程度かかります。当然ながら2ギガで済まない方が多いわけです。また、パソコンのウインドウズ7、8、ウインドウズ10にアップデートすると、そのファイルの大きさが3.1ギガあると言われています。パソコンを仕事用とプライベート用で使用していると、それだけでも6.2ギガ、またその他、アプリケーションのアップデートやセキュリティ対策ソフトの更新など、すぐに上限に達します。ユーチューブや無料の映画のダウンロード、とても及びません。とんでもない額の支払いが生じます。更にはスマートフォン、OSがアンドロイドとiOSと分かれています。iOSのアイフォンで持っている方、その本人の、所有者本人の、本体のみでの機種ではアップデートはできません。Wi-Fi環境の元でアップデートを行います。故に光ルーターなど、通信環境のないところではWi-Fiのあるところに行くか、光ルーターなどの通信環境のないところでは、光ルーターのWi-Fiを利用させてもらうことになります。大変な不便を強いられているわけです。反対に、フレッツ光ルーターのWi-Fi環境では、スマートフォンの契約時、データ量は少ないプランで契約できます。自宅にデータ無制限のフレッツ光ルーターがあるからです。テレビや子どもさんのいるところではゲーム機、パソコン、スマートフォンなど10台ほどの通信機器と接続できます。そのうえデータの上限がありません。このことから、デジタル機器が多い社会環境の中で未開通地域の通信状況では大変な格差を生み、大変な不利益を被っている状況にございます。白神に水産加工会社があります。海外から研修生を受け入れておりますが、多いときで15人ほど、大沢と白神の2箇所の宿舎で生活しております。ブロードバンド、Wi-Fiは必須条件のことです。スマートフォンで自国の家族とテレビ電話アプリを通した会話もしているそうです。白神の研修生の中でも公平性が保たれない状況になっていて、白神の生活では光回線がないため、格安SIMデータ通信のWi-Fiルーターを使用しているとのこと。数人がスマートフォンを同時に使用すると制限がかかり遅くなり、交代で使用しなければならない。参考ですが、格安SIMデータでなければ、通信料月額数万円はかかると思われます。一方、大沢では光通信月額5千700円で定額料金で使い放題、動画、テレビ電話もストレスなく使え、パソコンは同時に3台、スマートフォンは同時に6台使えるそうです。また、この方は、数年前に自宅を新築されておりますが、当初は光回線のブロードバンドないところではとても生活できないと、違うところに家を建てることも考えたそうであります。しかし、高齢の親を看るためにここから離れられないと、白神に留まったとのことであります。町長は、このような方もいるということを受け止めていただきたいと思います。この格差、不平等を何とか解消していただきたい。光優先ではありますが、どうしても光でなければ駄目と申し上げてることではありません。近年、観光地、駅及び駅周辺、空港、コンビニ、道の駅など、いろいろなところに無線LAN、いわゆるWi-Fiスポットがあります。松前町も役場周辺、城下通り、公園に既に設置されております。未開通地域にWi-Fiスポットの設置という選択肢もあるのではないかと思いますが、町長の考え方を伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
私も、漁業者の方々からもいろんな要請を受けているところの一つがこの光の関係でございます。なるべく早く未整備の6地区の導入、整備を考えていきたいというふうには思っているところであります。現状につきましては、沼山議員が質問、指摘したとおりであります。私もいろいろ選択肢について、何点か考えられるんだろうなというふうに思っているところでありまして、光回線に固執しなければ、情報速度が遅くなるなど、多少課題はあるものの、スマホやタブレットなどによる情報収集や、今ご指摘のWi-Fiの環境整備なども検討が必要だというふうに考えているところであります。町で更新予定をしております防災行政無線の整備と合わせて、無線LANによる整備検討などで時間を費やしてきたところでありますが、情報解消に向けて民間事業者との新たな提案などによる協議をしているところでもあります。もう少し時間をかけていただきたい、時間をいただきたいというふうに考えております。消極的になっているわけではありません。積極的に整備を考えているものでありまして、情報格差の解消は、先程も申しましたけども私の公約でもありますので、何とかその解消に向けた整備について、検討してまいりたいというふうに思っているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
町長には、光のないところには、どれ程不平等、格差が生じているか、理解していただけたのではないかと思います。ブロードバンド、全域開通は、デジタル時代には避けられないことであります。地方創生という観点からも、通信環境の整備は必要不可欠、必須条件と言えます。田舎で、自然の中でパソコン一つで仕事ができる、テレワーク環境もできるわけです。よくその地域でインターネットやる人いるのかという人もおりましたが、スマートフォン、タブレットの普及も相当進んでいると思います。使う人、来る人、住む人のためにぜひ進めていただきたいと思いますが、町長のもう一度考えを伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
本当に現代社会におきましてはIT社会とも言われておりまして、様々な分野において情報網は必要不可欠なものとなっているところであります。産業分野などにおいても、1次産業から第3次産業まで、これを合わせた6次産業まで情報がなければ事業の継続が困難な時代にもなってきているところであります。本当に必要不可欠だというふうに思っておりますので、議員ご指摘の必要性は十分認識しているところでありまして、情報格差を解消するために努力をしてまいりたいというふうに思っておりますし、29年度はちょっと時間いただきまして、30年度に向けて検討できるような準備の年度にしたいというふうに思っております。実情十分理解しておりますし、私の公約でもありますから、30年度には整備できるような、そんな体制づくりをしてまいりたい。29年は、その準備をさせていただく年度にしていただきたいと、していきたいというふうに思っているところであります。ご理解よろしくお願いします。
議員の質問 2番 沼山雄平
今の町長の方から30年度は何とかしたいという、非常に前向きな答弁をいただきました。希望をいただきましたし、非常に心強く思っております。今や、この件は放置できる社会環境にはありません。人の住むところにはブロードバンド開通は時代の要請であり、生活そのものであります。一刻も早く着手されることを念願し、1問目の質問を終わります。