知内町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
知内高校の二間口の確保について
- 聞いた人
- 笠松悦子 議員
- 答えた人
- 教育長 堂下則昭、町長 西山和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 笠松悦子
笠松です。私の今日の質問事項と致しまして、知内高校の二間口の確保についてということで質問させていただきます。質問趣旨と致しましては、少子化の進む現在、地方の高校はどこも定員割れの状況にあります。知内高校も近年、定員割れが続き、今年度から多額のお金をかけて耐震改修工事をいたしますが、この先町内の子ども達も少なくなることが想定されております。より多くの生徒を集めるためには、普通科だけにこだわっていては、二間口の確保が困難であるとおもわれることから、将来、時代にあった職業に就職できるよう職業科を選択できるよう検討する必要があるのではないかと思いますが、町長、教育長の所見をお伺いしたいと思います。
町の答え 教育長 堂下則昭
町長及び教育長へのご質問ということですが、教育に関する内容でありますので、私の方からお答えさせて頂きます。加速する少子化の波の影響から、北海道内に於いては1学年3学級以下の小規模校の多くは「定員割れ」が続いており、毎年、北海道の公立高校配置計画による高校の再編・縮減・統合等の協議が進められております。知内高校に於いても、知内町まちづくり総合計画に基づき、西南渡島における基幹的普通科高等学校として、地域に根差した学校運営を進めているところでありますが、生徒数の減少傾向は大きな課題となっております。知内高校は、昭和27年に経済的な理由で他地域へ通学が困難であった若者達が「地元に高校を」の願いから、木古内高等学校知内分校として開校し、幾多の学科変遷を経て、昭和56年に全日制普通科に学科を転換し、昭和58年には学校をより魅力的なものにするため2学級(当時の定員90名)へ間口を拡大しております。現在では、平成30年度より道内外様々な地域から生徒を受け入れる全国募集も展開し、普通科二間口維持に向けた取り組みを進めているところです。普通科の必要性についてですが、全国的な調査では、高校卒業後の進路として大学や専門学校など高等教育機関への進学が8割を占めており、また、中学生やその保護者が高校を選15択する際も、進学や就職を含めた幅広い進路に対応できる普通科を志望する割合が7割を越えている状況があります。一方で、職業学科に比べて普通科はその特色が出しにくいこと等をうけ、文部科学省は平成31年度から「新たな時代に求められる普通科教育の在り方について」の検討を進めております。令和2年、中央教育審議会から公表された、いわゆる「普通科改革」と称される答申では、これからあるべき普通科の学びとして、「SDG’s の実現や Society5.0の到来に伴って生じる諸課題に着目し、国際社会及び日本社会における課題の発見・解決に資する資質能力の育成」、「地元市町村を中心とする地域社会の有する課題・魅力に着目し、地域社会の持続的発展や価値の創出に資する資質能力の育成」が掲げられています。これらの資質能力の育成は、これからの普通科高校に求められる役割として新たに示されたものですが、知内高校では、既に、地域の教育資源を活用し、地元に根差した教育の実践、SDG’s や地域課題を柱とした探究活動、海外見学旅行や語学研修派遣などによる国際理解教育と国際的視野の育成を目指した教育課程を編成するなど、国の掲げる方針に先駆けた取組を実践しており、その取組は北海道教育委員会にも高く評価されているところです。また、現在、知内中学校から毎年約6割の生徒が知内高校を希望し進学しております。本町の子どもたちに、地元にいても都市部の高校と遜色のない教育環境を提供するためには、生徒の様々なニーズに対応できる教員数と教育カリュキュラムが必要とされます。町内の小中学生の数が減少する中、知内高校の二間口維持のためには、町内はもとより幅広い地域の生徒に選ばれるよう、教育活動の一層の充実と学校の魅力化が必要となります。今後におきましても、地域を守る防災教育、多様性の尊重と個性を育む特別支援教育、高度情報化社会に対応する情報教育、変化の激しいこれからの時代を生き抜くための社会人基礎力を育む探究的な学び、部活動や学校祭、生徒会活動を通じた人間力の向上など、普通科高校の特徴を最大限に生かした教育活動を展開し、一層の学校魅力化に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い致します。
議員の質問 2番 笠松悦子
ほんとにご丁寧なご答弁ありがとうございました。内容も凄く分かりやすくお答え頂きまして、大変嬉しく思っております。今このご答弁の中にもございましたけれども、現在の知内高校の前身は定時制農業科でございました。言い過ぎではないと思うんですけれども、現在の知内の農業を今日までにした60代以上の多くの方々がここで学んだゆえ今の知内があると思っております。当時の農業は今のような機械化されておらず、農家の子女は家業を手伝いながら勉強にも励みまた仕事にも励み、当時の知内農業を支えてきた思いであります。それゆえ今日があるのではないかと思っております。尚更現在の知内高校、住民の考えでお願いして出来た知内高校ゆえ無くしてはいけないと私は思っております。そこで時代と共に教育現場、実状においては高校卒業後の幅広い進路に対応の出来るように普通科教育が必要とされております。教育長さんのご答弁の中にもございました中教審から公表された地域社会の持続的発展や価値の喪失に資する資質能力の育成がありました。その中で私も知内高校では国際的視野の教育を目指して語学研修派遣や海外見学旅行を取入れ、生徒を集めてこ16られ早くから英語教育に力を入れてきた知内町にとっては、大変評価されるところと思っております。今後ですけれども、これ以外これ以上の地域社会における持続的発展や価値の喪失に資する資質能力の育成について、今どのような方向で取組むお考えでいるのか、くわしくお聞かせ願えればと思っております。
町の答え 教育長 堂下則昭
お答え致します。先程の答弁の中でもありましたように情報化教育が目覚ましく今変わっており、まずそこに対応することで社会に出た時の資質を育む、或いは特別支援教育も以前から知内は、他町村と比べて非常に手厚い支援をしております。また社会人基礎力を育むような探求的な学びを町の職業人の方々から高校に来て頂いて知内の職業について知る、そして探究的な部分としてどのような形で知内が変わっていけば、良いのかというようなことも研究発表などしています。多様な子ども達がいる中で普通科教育の中で知内の場合は、非常に進学を目指す子ども、就職を目指す子ども、更には特別な支援も必要な子ども達ということでそういう幅広い子ども達の社会的な資質を育んでいくとうことでいろいろな場面において、子ども達に対応させて頂いています。そうしてその結果知内から進学、就職で出て行った子ども達が3年間の中で知内に対する愛着を持って頂いて、町の子どもが戻ってくる、或いは実際に他町から来た子ども達も知内に残っているという状況が現在もあります。ただ、少子化の為に人数が少なくなっているという状況もありますけれども、これから先も町に対する愛着を育む為に様々な事で子ども達を育てていきたいというふうに考えています。以上です。
議員の質問 2番 笠松悦子
ありがとうございます。私もよく前から食育活動についてもご質問させて頂いた中で、郷土愛を植付けて欲しいということをお願いしておりまして、良い方向に進んでいるなって私も安堵しました。その中で今知内も今教育長さん仰ったように、障がい者教育、小学校からそういうのもやって共に生きるっていうこと、障がいをもった方も自分達健常者も理解し合えるっていう学校の中からそういうことを育み続けてきていて、良い方向に進んでいるなと思っております。その中で、今あすなろ福祉会の方々も入られまして、一般の町民の方また子ども達にもそういう方と触れ合う機会が多く見受けられるようになりました。例えば、こもれび温泉で働いて下さってる福祉会の方々とか、かき小屋でお客さん対応なさってるそういう方々、利用者さん方をほんとに身近に接することが出来る、そういうほんとに福祉に優れた町にも発展してきているんではないのかと思っております。その中でもうひとつこれだけ高齢化が進んでいる町。その中でましてやこういう自然豊かな産業も発展している、その中から生まれる食料の基礎となるもの、それを生かした教育も必要でないかなと思うんです。例えば、今ほんとに頻繁にポツンポツンと大きな被害が全国的にも起っております。やっぱり災害に遭われても食べなければいけないことだと思いますので、やっぱり最初は炊き出しなんかも人がたくさんいるみたいなことを聞かれますけれども、出来れば高校の中にもそういう食物とか作る、食べさせる、町の産物を理解出来る、そういう普通科でありながら、ち17ょっとしたズバ抜けた特徴を持たせて、そういう災害の時に炊き出し協力も生徒さんが住民の方と一緒になって出来るような方向性もあるんでないかなということは、私も常に思ってました。それとその受入れ体制、その中で特に思うのは、人を思いやる心っていうのは前にも私質問させて頂きましたけれど、今どこの家庭も核家族、町内の方でも核家族が多いんですよね。その中でやっぱりお年を召したら、体の自由も効かなくなってるってことをどれだけ理解してくれているか分からないので、一緒にシェア出来る女子寮の中に高齢者も入れてモデルを作ったらどうかという提言もさせて頂いたことがあります。やっぱり私ずっとそれは必要でないかって思ってるんです。一生生きて行くには健常者だけでは生活は出来ません。やっぱり障がい者、高齢者も自分達で生きて行くためには限界があります。そこの思いやる心。もう私普通科の中でありながら、備わって備え付けられて自然と身に付けていけるような教育も必要だと思うんですけれども、その事に関しては、教育長さん出来れば町長さんにもちょっとお訪ねしたいなと思うんですけれども、お考えがあったらお聞かせ願いたいと思います。
町の答え 教育長 堂下則昭
高齢化が進む中で、そういうニーズ、孤立するお年寄り達、それから核家族化いろいろ含めてそういう3世代で暮らす方々というのは非常に少なくなっているということは以前から言われていることなんですけども、高校としましては一つの取組みとしてボランティア活動として介護の方に参加させていって頂いております。コロナの関係でここ数年その辺の所がなかなか行けないでいるということもありますけれども、これからもまた再開して進めていけるのかなと思います。或いは食育に関しましては、家庭科の中で知内高校は今いろいろな選択教科を用意していまして、フードデザインなんかもありまして、そこでそういうような勉強をしたり、或いは町の食材である鮭や或いはニラなどを頂いて、それから漁業部の方ですか、それから農業婦人部の方ですか、来て頂いて一緒に調理をして頂いていることもさせて頂いています。ですから、そういう意味では町の方達との食を通した交流というのは、これからもさせて頂きたいし、それは小学校や中学校でも今も続けられているところです。あと女子寮と高齢者が一緒に住めるシェアハウスという事なんですけども、今のところそういうものを建築すること自体がなかなか難しいだろうというふうに考えています。ただ、これから先、子ども達、町内ではなく町外からの生徒がたくさん来るような場合になったら、そこで高齢者との交流ということは、やっていくことは可能かと思います。ただそこで住むとなるとまた別にいろいろ一緒に住むとなると医療的なもの、ケアの部分なんかも出てきますので、今はちょっとそこまでは考えていないんですけども、そういうようなフロアの中で、一緒に交流するということは、意義のあることですから今後も続けていきたいというふうに考えています。その中で世代を越えた取組みなんかも出てくるのではないかと思います。以上です。
町の答え 町長 西山和夫
高校と地域の関わり方ということで、今、教育長の方からも答弁あったように高校生とな18かなか高齢者と住処を一緒にするということは、なかなか厳しい状況なのかという。あと以前に子育て環境と高齢者の接点を持ちましょうということで、例えば、子どもを育てている若い世代が高齢者とのつきあいの中で、子どもを預けていろいろ教育も含めて関わりを多く持つ事によって高齢者の傷みも分かりながら成長するということで、以前いろいろ議論したような記憶があるんですけども、その中で今じゃあどうなんだっということになれば、これだけ少子高齢化になっている中で今改めてその施設、そういう環境を整備するというのはやっぱり中心部に集中しなきゃならないという環境が出てきますので、その中でやりきれるかということになれば、なかなか厳しい状況なのかなと思っています。ただ今知内高校としおさい園だとか、いろいろ高齢者の中での交流っていうのは多々ありますし、地域でもそれなりの活動はして頂いている状況にありますので、高校に限らず知内町内に住む子ども達が高齢者と接するというかいろいろ地域でもそれぞれ湯ノ里だとか特にやっているところもありますので、そうした交流を多く持つことによって更に関わりっていうのは深くなるだろうし、傷みを分かってくるだろうし、また自分に成長段階でいろいろ知恵というか、昔の生きる段階でいろいろ工夫してやっているものもありますんで、伝授だとかいろいろこう出来るだろうと思ってますので、その辺でなんとかこれから地域全体巻き込んだ中で、更に活動を強化出来ればという思いです。
議員の質問 2番 笠松悦子
ありがとうございます。あのですね、今小学校にしても中学校にしても1学級ですよね。その中で本当に20何人、まして今年は小学校入学が13人という中で、この二間口80人を維持するということはもう絶対って言っていうくらい町内では無理だと思います。町内の子ども達が100%行ってもほんとに20人足らずの中で今全国展開しているように、これをもっと幅広く厚みのある形で全国的に募集をかけていかなければいけない。もう早くに手をかけないと手遅れになる状況にあると思うんです。町立高校がゆえに特徴は公立高校と違った物をどんどん出していって良いと思うんです。そういう冒険も町の方でやってってここから学校が無くなるとやっぱりそういう世代の声、今現在野球部の子ども達が走って元気にいる姿を見て力を貰える住民もいます。そういう中で女の子、女子生徒も男子生徒ももっと増えて他所から知内を見て知内の良さをまた全国的に広げてもらえるようなそういう施策も必要だと思いますので、今後知内がゆえの特徴を出した知内高校の運び方を考えて頑張って、私達も共に考えていきたいなと思いますので、是非町としてもいろんな意見を出し合ってやって頂きたいなと思います。以上で私は終わります。ありがとうございました。