松前町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月2日
町立松前病院の今後について、真意を問う
- 聞いた人
- 工藤松子 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 工藤松子
おはようございます。石山町長は、現在次期に向け立起表明されておりますので、また次の議会にもその席に座れる可能性がありますので、あえて質問をさせていただくこととしました。今や、町民の命、健康を守り、安心できる生活に町立松前病院の果たしている役割の大きさは町民がよく理解するところとなっております。このまま続いてほしい、特に高齢者に安心を与え続けてほしいとの思いは、誰でもが持っております。しかし、今後、時代に即応して前に進まなければ、独立行政法人化しなければ松前町も、それから松前病院も立ち行かなくなる、そういう危惧があることを知る人は少ないと思います。現在、この状態で動いていれば、そのまま永続するものと町民は考えがちです。そこで、町長は今、人口減少、高齢化の真っ只中にあるこの松前町で一歩、町立病院のことは、独立法人化を進めなければ大変なことになるっちゅうことを町民に知らせる責任と義務を持っていると思います。
議員の質問 5番 工藤松子
町長の見解を求めます。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
ただ今、工藤議員から今任期中最後の一般質問を通告を受けたところであります。ご答弁させていただきたいというふうに思います。町立松前病院につきましては、不採算地区に位置付けられている松前町におきまして、24時間体制で地域医療を守り、更には、交付税分の補助金のみで黒字経営を行っていることは誠に評価に値するものでありまして、職員の皆さんには経緯と感謝を申し上げたいというふうに思っているところであります。しかしながら、北海道はじめ、全道的な医師不足、看護師不足の厳しい医療環境、更には国の財政や医療に対する改革の方向性等々を考慮すると、今後の病院の経営が益々厳しさを増すものと思われているところ、思っているところであります。このことと合わせまして、独立行政法人化や病院の改築によって、病院、更には町の財政に対しまして、どの程度の影響が出るのか、また、その影響に病院、町が耐えられる、耐えられるのか等々につきまして、しっかりと検討する必要があると考えているところであります。現在、黒字経営で病床利用率が高い今だからこそ、今後の医療環境の変化を見据えた経営形態を検討するときであると思っております。議会の皆さんや、町民の皆さん、職員の方々に丁寧な説明をさせていただきながら、また、病院の経営責任者であります院長の話をしっかりお聞きしながら、検討を進めていく必要があると考えているところであります。
議員の質問 5番 工藤松子
この厳しい情勢下なので、本当に時代に即応した、自立的病院経営を目指すためにも、ぜひ進めてもらいたいと考えております。今、答弁にありましたように、町財政みるとか何とかっちゅう話でしたが、私は、まず町民の命が第一だと考えております。そして、全国一の高齢化率っちゅうんですか、もう人口減少もありますし、大変な状態をそれでも松前病院の方では黒字経営でもってきております。そして、総務省からも一歩前へ進むようにっちゅう指導も受けております。ぜひ、町民の皆さんにそこのところをきちんと理解いただくように、町長の方から、ただ、私達見守る会だけが説明に歩いてるんじゃなくて、町長の方からきちんと町民に説明をしていただきたいと思っております。いかがでしょうか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
議員からご指摘のように、町民の健康、命と健康を守る、町長の大きな責任だというふうに思っております。しかし、一方、町の将来的な財政、将来の世代に負担の残らないような財政の運営も町長の責務だというふうに思っております。バランスの良い町政運営をしてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
議員の質問 5番 工藤松子
そのバランスですが、ぜひ、町民の命を第一に考えていただきたいと思っております。よろしくお願いします。次に、公営企業法全部適用と独立行政法人化との違いは、もう既に調査特別委員会にも資料が提出され、よく説明を受けましたので、もう明らかだと思います。9月議会でも町長は、独法化について職員共々スピード感をもって対応する旨、覚悟をお答えいただきましたが、未だになかなか一歩が踏み出せないでいるように思われます。何が問題だったのか、何がその一歩を留め、止めてしまっている重要課題なのか、町長の本心をお聞かせいただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
全部適用と独法化との違いは、既に明らかだというふうなご指摘でございます。資料等拝見しましても、それは十分理解できるところであります。しかしながら、現在、全国で独法化している病院がだんだん多くなってきているのも事実でありまして、経営改善、増収、増益の手法として、独法化を選択している状況であります。都道府県や政令指定都市など、病院の回りにある程度の人口の密集している地域において実施されているようである、あります。病院の独立行政法人化につきましては、公営企業法の全部適用よりもより機動性、弾力性が向上し、経営責任と権限が明白になることから、検討する価値は十分あると考えているところであります。独法化により、病院や町にどの、どんな影響がでるのか、しっかりと検討する必要がある。更には、町民の皆さんに説明していく必要があるというふうに思っております。併せまして、病院の改築によります影響についても検討する必要があるとも考えておりますので、それらのことについて、病院と連携しながら議会の皆様や町民の皆様、更には職員の方々にご理解をいただけるよう、進めていきたいというふうに思っているところであります。
議員の質問 5番 工藤松子
非常にありがたい答弁ではあります。しかしながら、聞くところによりますと、町長がなかなか病院の方に足を向けていないんじゃないかっていう話がちらほらあります。本当に行政、まあ、行政の中に病院も含まれるわけですけども、病院と町長がちゃんと膝を交えて話し合いを持ってほしいと思います。担当に任せるとか、病院のことは院長先生に全てお任せっていう発想ではなくて。
議員の質問 5番 工藤松子
ぜひ、病院に足を運んで、院長先生と親しく、そして、連携が上手くいくように、町民誰もが一番望んでいるところでございます。ぜひともよろしくお願いしたいのですが、町長、ご意見をお願いします。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
議員からご指摘、まあ、お叱りを受けたような気をしているところであります。十分配慮しながら検討、連携を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
議員の質問 5番 工藤松子
もう、石山町長の気持ちの中はよくわかってるんですが、その外に表す形がどうも今一のように思われるんです。次期も、もう決意しておられる町長ですから、そこにいられるっていう、お座りになるっていうことを念頭において、ぜひ、ただ、心の内に秘めてるものっちゅうことではなくて、外に表していただきたいと思います。今一歩踏み出す決意、努力、一つよろしくお願い致します。
議員の質問 5番 工藤松子
はい、答弁いりません、よく分かっておりますので。次に、行政改革室についてですが、町長は、行政改革室を設置されました。町職員の中で人選をしてそう立ち上げたわけですが、どのような理由から、道から職員の派遣を受けたのか。そして、町立松前病院の部分についてだけでよろしいので、行政改革室の役割っちゅうんですか、町長がどういう気持ちでその道職員派遣を受けたのか、そのあたりをお聞かせください。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
行政改革室には、どのような理由で道職員の派遣があったのか。また、役場組織内での位置付けは、町立病院との関係はっていうふうな質問だというふうに思います。まず、行政改革室の設置につきましては、平成27年の第1回松前町議会定例会におきまして、町の懸案事項の課題の整理の、整理に向けた検討を行うために、松前町課設置条例の一部を改正させていただきながら、行政改革室を設置させていただいたものであります。この行政改革室は、北海道より職員派遣を受けまして、町立松前病院の非公務員型地方独立行政法人化を含む経営形態のあり方について検討するためのもの、というふうな位置付けで考えているところであります。地方独立行政法人化を含む経営形態のあり方について、検討するためには病院と町の連携はもとより、独法の、独立行政法人化の認可や病院の開設許可、更には病院の改築に係る起債などの事務において、国や北海道とも連携を図る必要があることから、町と致しまして、その体制づくりのために北海道からの職員の派遣を受け、新たな部署を設置したものであります。議員ご承知のように、独法化に向けた検討を進めるための行政改革室であるというふうにご理解いただければよろしいかと思います。
議員の質問 5番 工藤松子
役場での組織内のその位置付けっちゅうんですか、それは、どのような、構造図がちょっと思い描けませんので、お願いします。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
役場組織内の位置付けについてのご指摘がございました。町長部局でありまして、総務課の横に行政改革室の事務を司る席を用意しているところであります。町長部局に設置してるというふうにご理解いただければというふうに思います。
議員の質問 5番 工藤松子
それから、行政改革室と、それから町立松前病院の構造図の中での位置付けはどんなふうになりますか。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
先程の答弁でも申し上げましたけども、経営形態のあり方について検討するためには、病院側の考え、或いは、一方、町の考えもありますので、病院と町の連携をとりながら、更には許認可の関係もあります。北海道、国とも連携を図る必要があるというふうな立場で町としての体制づくりをしてきたというふうにご理解いただければというふうに思います。
議員の質問 5番 工藤松子
行政改革室の位置はわかりました。それで、松前病院は町行政の中の構造図っつんですか、組織図の中にどの位置にあるんでしょう。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
病院の位置付けであります。町長部局には、総務課始め、各課設置しております。一方、教育委員会は教育委員会で独立しているものでありまして、病院は独立しているものだというふうにご理解いただければと思います。
議員の質問 5番 工藤松子
位置付けの関係はよくわかりました。それで、行政改革室に病院のその関わり、病院との関わりを全て丸投げしてっちゅう形ではなく、私、前、前っていうか、前の質問にも申し上げましたけども、町長が直接交渉しろっていう言い方はできませんが、親しく、院長と親しくしていただきたいっていう思いが十分あります。室長が病院に出向くとか、しょっちゅう行ってるからとか、連絡取り合ってるからっちゅうんじゃなくて、町長ご自身がもっと病院側と接近してほしいな、親しく、人間的に付き合いを持てるような関係になってほしいなと思っております。一つ、そこのところ。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
ご指摘十分理解しているところでありまして、私も病院に行きますし、病院の方からも町長室に来ていただけるような、そんな環境ができればいいなというふうに思っております。ご指摘ありがとうございました。
議員の質問 5番 工藤松子
次に、新公立病院改革プラン、これにはただ、その病院の改築だけでなくて、そういう独立行政法人化、それも含めて密接な関係があるものと思います。12月議会で、もう31年には病院は建つんだっちゅうことを明言いただきましたので、本当にその点では安心しておりますが、建物だけができればオーケーではなくて、やりやすい病院運営が一番の課題だと思います。実は、前回の私の一般質問の答弁の中に、調査特別委員会、それが立ち上がっているのでっちゅう、何かそういう理由付けっちゅうんですか、そういうお答えがありましたが、調査特別委員会っちゅうのは、我々議員側の勉強しようっていう気持ちから作ったものであって、町長が、行政側が諮問機関として任命して動いてるわけではありません。ですから、地域医療の今後のあり方、まだまだ議員の中では討論も必要ですし、長くかかる委員会だと思われます。もう独立行政法人化の説明は、大方し尽くされております。特別委員会が調査中であっても、行政は独立した機関でありますので、定款の提案、これは、町長としてできるものと思います。現時点で、町長として道に本当に定款を出す気持ちがあるのかどうか、独立行政法人化を進める気持ちがあるのかどうか、はっきりと意思表示をしていただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
議員ご指摘のように、現在特別委員会でいろいろ勉強をしていただいているところであります。私どもも12月の定例会でもお話させていただきましたけども、決して独法化を否定しているわけでありません。その準備のために議員の皆さんにも調査していただいておりますし、そういうことで前向きに進んでいるっていうことは理解していただきたいというふうに思います。議員おっしゃるように、行政は独立したものであるというものは確かにそのとおりであります。しかし、この4月3日、先程冒頭議員からもありましたけど、町長選挙が予定されているところであります。町政を預かる町長と致しましては、病院の経営形態の見直しについて、更には改築、町の将来に大きな政策の転換であるというふうに判断しているところであります。町民の皆さんの審判をいただいた後に、責任のある対応をするべきと判断しているところでありますので、今回、1定、第1回定例会におきまして、定款のご提案を、議案提案をできないというふうなことをご理解いただきたいというふうに思います。町民の皆さんの審判を受けた後に、責任のある対応をするべきと判断しましたので、ぜひご理解いただきたいというふうに思います。
議員の質問 5番 工藤松子
独立行政法人化、それは、町財政の面からも、それから医師確保の面からも、それから、新しい町の将来の面からも、これは、私考えるには有意義なものだと思っております。昔の話にも聞きますが、本当にお医者さん一人を調整するために、お金をかけて、そういう組織を作って、もう大変な苦労をしてお医者さんを呼んできた、そういう経緯があります。ところが、今、院長先生の進めている教育っちゅう面において、本当に研修医の先生方が松前町に大勢来られ、そして、松前町、いい町だ、住みたいなって思うような気持ちにさせる、そういうふうにすることが医師確保の面で、大変有意義なことだと思います。高齢化が進む松前町において、そういう安心できる、お年寄りが安心できる町であるっちゅうことを宣伝することによって、都市部の人達が自然環境のいい、この松前に、そして、病院それから介護施設、そういうところが充実していると思っていただければ、まあ、若い人だけが人口減少食い止めるんではなくて、そういう諸々の方々が松前町に来ていただくことによって、更にそこにお見舞いにくるとか、それから、いい自然環境を再認識していただいて、また松前町に足を向けるとか、そういう将来の面においても十分プラスになるものと思います。ぜひとも、そこのところをよくご理解いただいて、ぜひとも、その席において、またいいお答えをいただけるようにご期待申し上げます。町長、一言。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
町立松前病院、本当に安定した経営をしていただいているところであります。院長始め、スタッフの皆さんには、冒頭申し上げましたけども、心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います。本当に持続可能な病院であってほしいし、独法化につきましても、これから定款の提案等々、状況を見据えてですね、考えていかなければならないと思っております。松前型の、他の地域にない松前型の独立行政法人化というものもあるだろうというふうに信じておりますので、前向きに検討してまいりたいというふうに思っているところであります。
議員の質問 5番 工藤松子
ぜひとも、そう願いたいと思います。松前の将来のためにも、ぜひよろしくお願いしたいと思います。一歩を踏み出す勇気、それを一つ、よろしくお願いします。