松前町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月3日
災害時の外国人等観光客への情報伝達・避難計画と停電時における避難路の案内表示について
- 聞いた人
- 沼山雄平 議員
- 答えた人
- 町長 石山英雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 沼山雄平
おはようございます。新しい令和の時代を迎え、最初の定例会ということになります。質問に入る前に、町長の所見を伺いたいと思います。時代の節目にあっては、これからどのような未来を描くのか、また、これまではどうであったか。過去があって現在が成り立っているからでありますが、様々な分野でもそのような視点に立ち、将来に向かって走り出していると思われます。町長におかれましては、新しい時代の開幕にあたって、どのような所見を持たれているか、始めにお聞かせいただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
沼山議員から、新しい時代への開幕にあたって、町長としてどのような所見をお持ちかというふうなご質問いただきました。松前町が一番の賑わいを見せる第72回さくらまつり期間中に迎えました令和の新時代、早いもので1ヶ月が過ぎました。多くの国民の皆さんが、夢と期待を持ちながら迎えた改元だというふうに思っているところであります。令和には、人々が美しい心を寄せ合う中で文化が産まれ育つ、梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますようにといった願いが込められているそうであります。私どもの松前町も、この梅を桜に例え、一人一人が明日への希望とともに桜の花を大きく咲かせることができるようにとの願いを込めて、令和という新しい時代を切り開いてまいりたいというふうに思っているところであります。しかしながら、元号が変わっても行政のスタイル、環境が変わるものではないというふうに承知しております。人口減少、少子高齢化、低迷する経済などなど、山積する課題を改善するためには、正しく継続こそ力と思っているところであります。町政の運営にあたっては、決して力むことなく、町民が生活満足度を実感できるようにとの願いを込めて、大地に根が張った安定した町政の運営をして、令和の時代を進んでいければというふうに意を強くしているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
町長からは、新しい時代を、町民が生活度の満足度の高い町を目指したいとの趣旨の所見をいただいたものと思います。私どもも町長と共感するものがございます。新しい決意で、新しい時代を走り抜いてまいりたいと思います。それでは、通告に従い、災害時の外国人等観光客への情報伝達と避難計画、停電時における避難路の案内表示について質問させていただきます。時代は平成から令和へと移りました。平成の時代は災害が多い時代であったと、多くの人はそのように捉えていると思います。地震災害で見ますと、平成5年の北海道南西沖地震、地震発生からわずか4、5分で津波が到達し、202名が犠牲になりました。この経験から、気象庁は地震発生からなるべく早く津波に関する情報を発するようになったと言われております。平成7年には阪神淡路大震災、最大震度は7で、死者は6千433名。戦後2番目に死者が多い災害となりました。この時、阪神高速神戸線が635メートルにわたって倒壊し、日本の安全神話が崩れたとも報じられておりました。その1年前に、ロサンゼルス近郊で起きたノースリッチ地震でも高速道路が崩壊しています。当時、専門家は日本では起きないとしていました。しかし、被害は現実に起きてしまったわけです。平成16年、新潟中越地震、21世紀に入って初めて震度7を記録した地震で、死者68人、約1万7千棟が全半壊。雪の多い地域であったことから、比較的丈夫な家が多く、被害は予想よりも小さかったと言われています。平成23年3月、東日本大震災、マグニチュード9.0は、日本の観測史上最大規模で、死者、行方不明者は1万8千434人で、戦後最悪の自然災害と呼ばれています。犠牲者の多くは津波による被害と言われております。平成28年には熊本地震、平成30年9月には北海道胆振東部地震が発生し、土砂崩れなどにより死者41人、苫東厚真火力発電所が被害を受けたことで、北海道全域で停電が発生。北海道全域が停電になるのは、北海道電力創立以来初の出来事と言われています。人によっては、これは停電という災害だと言う人もおりました。多発する近年の自然災害は、甚大化の傾向にあると言われております。全国的にも地震、津波、激甚化する自然災害への防災対策の整備、強化を進めているのは町長も認識されていることと思います。昨年、松前町においても、松前町津波避難計画が策定されております。住民の生命、身体の安全を確保することが目的とされております。北海道が平成29年2月に公表した北海道、日本海における津波、浸水想定における最大クラスの津波予測に基づくものとされております。第1章の総則から第8章のその他の留意点までの構成からなっております。私が注目したのは第8章のその他の留意点であります。その一番目には、観光客、釣り客等の避難対策があります。ここの観光客の避難対策、非常に重要な対策です。なぜなら、松前町には多くの旅行者、観光客が訪れるからであります。今年のさくらまつりでも、先程町長の行政報告にありましたとおり、17万人以上もの観光客が訪れていたと伺っております。また、日本国内においても、在日外国人旅行者数は、2008年には835万人、2018年には3千119万人と、過去10年間で約3.7倍となっていることから、今後も増え続けることが予想されます。松前町には、主に4月から10月頃まで、全国各地から、また外国からも多くの観光客が訪れます。城と桜と歴史の町として、いわゆる観光地として認知されているところであります。そこには、観光客の安全を確保するという、多くの観光客を受け入れる観光地としての責任があるのではないかと思うわけであります。観光シーズンに多くの観光客が訪れている最中に災害が発生した場合、外国人などの観光客の安全の確保のために、速やかに災害情報を伝達し、避難へと導かなければなりません。この策定からは、災害時の外国人等観光客への情報伝達と避難計画は記されていないことから、策定がまだされていないのであれば、実行性ある計画の策定に着手すべき重要なことと思われますので、町長の認識と考えを伺ってまいりたいと思います。では、計画策定についてでありますが、地震、津波等の大規模災害発生時、外国人等観光客への情報伝達と避難計画の策定の考えはあるのか伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
ただ今、沼山議員のご質問にもありましたとおり、当町では平成30年3月に松前町津波避難計画を策定し、観光客、釣り客等の避難対策として、観光協会や旅館組合等関係団体と共同して観光客、釣り客等への避難対策に努める旨を定めているところでありますが、残念ながら具体的な避難方法とは定めていないところであります。また、災害対策基本法に基づき策定しております松前町地域防災計画では、外国人は言語、生活習慣、防災意識が異なることから、災害時要配慮者と位置付け、災害発生時に迅速かつ的確な行動がとれるよう、環境整備に努める旨を定めているところであります。この4月27日からのさくらまつり期間中は、約17万8千人もの多くの観光客が来町されました。私と致しましても、災害時には外国人を含む観光客の安全の確保には、強い思いを致しているところであります。ご質問にもありました。津波避難計画の改定でありますが、津波の避難だけでなく、国土交通省観光庁が示しております自然災害発生時の訪日外国人旅行者への初動対策マニュアル策定ガイドラインや、訪日外国人旅行者の安全確保のための手引きに基づき、避難マニュアル等の策定を検討してみたい、検討したいというふうに考えているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
地域的に見ますと、特に福山、松城、唐津地域にあたるかと思われます。災害時、特に外国人がスムーズに避難したり、支援を受けるための体制を整えておく必要があると思います。これまでの地域防災計画とは違い、他言語の対応や文化の違う外国人の避難行動や避難生活への対応が非常に難しくなると思われます。したがって、他文化、他言語に対応できる人材の配置や、どのような配慮が必要なのか学んでおく必要があると思います。そのうえで情報伝達についてお聞きします。他言語、いわゆる英語、中国語、韓国語圏などの外国人に正しく、早く伝える。それも、受ける側に理解できる情報伝達が求められると思いますが、どのような対応を考えているのか伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
沼山議員のおっしゃるとおり、迅速かる正確な情報伝達が必要でありますが、町独自の取り組みだけでは限界があるというふうに考えております。国の取り組みと致しましては、外国人旅行者向け災害時情報提供アプリ(セーフティチップス)を国土交通省観光庁が提供しております。このアプリは5言語に対応し、緊急地震速報、津波警報、気象特別警報、噴火速報、国民保護情報など、プッシュ型情報発信で利用者の端末に自動的に配信される他、周囲の状況に照らした避難行動を示した避難フローチャートや、周りの人から情報をとるためのコミュニケーションカード、災害時に必要な情報を収集できるリンク集などを提供してるところであります。外国人旅行者がこのアプリをダウンロードすると、災害発生時の情報収集が容易になりますので、国で外国人旅行者に周知しているところであります。町の取り組みと致しましては、ホームページを5言語に対応し、災害発生時にはトップページを防災情報に切り替えて、各種情報を発信してまいりたいというふうに思っております。他言語に対応できる人材の育成は、時間がかかるものであることから、対応と致しましては、現在観光案内などにポケトーク、これはお互いに相手に相手の言葉を話せなくても、126の国や地域に対応し、通訳がいるように対応できる音声翻訳機であります。を商工観光課、松前城資料館、藩屋敷、観光案内所の4箇所に配備しているところであります。災害発生時には、完璧な情報伝達とはなかなかなりませんが、このポケトークを活用して問合せなどに対応をしてまいりたいというふうに思います。
議員の質問 2番 沼山雄平
言語に関しては、Jアラートが日本語のみのため、現在災害発生時における外国人等観光客への情報伝達の手法としては、セーフティチップスやボイストラ、ポケトーク等に頼らざるを得ない状況と受け止めましたが、平成30年3月、国道交通省北海道運輸局が、訪日外国人旅行者受入環境事業緊急対策事業に関わる調査業務災害対応体制の構築に向けた実証事業の報告書が公表されています。そこでは、24ヶ国、10人の外国人に参加してもらい、登別、洞爺を中心とした地域における自然災害を想定した実証実験が行われております。参加者にはセーフティチップス、ボイストラ、北海道旅の安全情報のアプリを全員がダウンロードして使用していただいたものです。感想はと言いますと、機能は良いが、使うには時間がかかるので、移動中などの緊急時ではなく、避難場所に落ち着いてから使うようにするなどの使い分けが必要との見解が多かったというのであります。したがって、発災直後の緊急避難の呼びかけには不向きであり、対応は難しいことがわかります。今年、3月11日に函館市若松町で地震による津波を想定した避難訓練が行われています。そこには、通訳アルバイト、「タビヤク」が加わり、緊急時の外国人観光客の対応に備えた体制で、函館西署、函館朝市組合連合会、ホテル関係者らが参加して行われ、大津波警報が発令されたと想定し、朝市のスピーカーから同署員が日本語で、津波避難ビルに指定されているホテルまで避難するようアナウンスした後に、「タビヤク」の2人が英語と中国語で避難を呼びかけたというのであります。先程町単独での取り組みでは限界があるとの答弁でございましたが、やはり地域にあった対応策に知恵を絞っていただきたいと思います。限界があることにはある程度理解できますが、松前町としても様々な準備をしておく必要があると思います。町独自として災害発生時に、またはJアラート緊急情報終了後に避難を呼びかけるいくつかの情報をあらかじめ3言語から4言語くらいで録音しておき、発災初動時に防災無線で放送することができないのか。セーフティチップス、ボイストラ等のアプリやメガホンヤク、ポケトークに加え、こうした防災無線を併用することが考えられるのかどうなのか伺いたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
先程、現在の対応できる情報伝達の方法などを答弁させていただきましたが、本当に沼山議員おっしゃるとおり、防災行政無線や消防署の屋外拡声器であらかじめ考えられる大津波警報や津波警報などのパターンを想定しての放送文を録音し、情報伝達する方法は、手動ではできますが、自動放送となるとJアラートの機器の関連もあることから、機械製作メーカーや消防署とも協議しながら検討をさせていただきたいというふうに思います。
議員の質問 2番 沼山雄平
ぜひ検討していただきたいと思います。また、避難場所や避難所をどこにするか、一時避難、二次避難、更には避難所運営のあり方も決めておく必要があると思われます。また、そこにどのような準備や体制の構築が必要なのか。対応できる人材の配置、どのような考えを持たれているのか伺いたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
外国人観光客のための特別な避難場所、避難所を開設する必要はないと考えております。松前公園付近であれば、一時避難場所としては松前中学校グラウンド、松城小学校グラウンド、松前公園の3箇所。避難所としては、松前中学校体育館、松城小学校体育館の2箇所を考えているところであります。避難所の運営につきましては、災害が発生した場合にその被害が大きければ大きいほどに役場や消防、自衛隊などの公的な支援が遅れるという現実に対応するために、この公的機関が機能が発揮するまでの間、避難誘導、救助、避難所の運営などにあたり、町内会やボランティアと協働して活動を行う必要があると考えており、昨年から北海道に対しまして、松前町内での北海道地域防災マスターの研修の開催を要望しておりますが、本年度は渡島総合振興局管内での開催は行わない旨の回答をいただいたところであります。この研修会に職員や町内会の理解は必要となりますが、1町内会から数名の参加をお願いし、これを契機に町内会での自主防災組織の設立や、職員の人材育成を図ってまいりたいというふうに考えているところであります。また、毎年、毎年度行っております防災、総合防災訓練の充実を図りながら、避難所運営スキルの向上を図ってまいりたいというふうに思います。
議員の質問 2番 沼山雄平
例えば、町内会やボランティアと協働してという考えを示していただいたわけでありますが、机上の計画だけでは、いざというときの大災害に対応した行動はなかなか難しいものと思われます。地震、津波等の大災害を想定した避難訓練を実施してみる必要があるのではないかと思います。先程申し上げました朝市のような訓練をしてみるとか、そのうえで何が足りないか、何を見直し強化するか、実施してみないと見えないものがあるはずです。人材育成やスキルの向上もそうした実践の中から学び、磨かれるものと思われます。外国人旅行者避難マニュアル等の策定を検討したいとの答弁ございましたが、3箇所の一時避難場所や2箇所の避難所などの避難マップ、避難マニュアル等を宿泊施設や観光施設にも備え付けることも含めて、外国人観光客への情報伝達、避難計画は、想定訓練とともに実行性ある計画策定に向けて努めていただきたいと思います。次に、避難路の停電時における案内表示、これ看板についてでありますが、昨年の北海道胆振東部地震により大規模停電がありました。既に検証はされていると思われますが、そこから気付かされ、強化すること、課題や緊急性の対策などが見えてきたのではないかと思われます。既に避難所の照明設備を確保することになっているようでありますが、それも大事でありますが、私は停電時、避難路の案内表示の役割を果たせていないことが大きな問題だと考えています。災害と停電は付きものと考えるべきであります。案内表示は、住民が早く逃げるための目印となるわけでありますが、停電になると案内表示も見えなく、避難路の場所も特定できないということを防災上、町長はどのように受け止め、どのような対策を考えているのか伺いたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
昨年の北海道胆振東部地震によりまして、北海道全域での停電、ブラックアウトにより、灯りの重要性は再認識されたところであり、今年度は主な避難場所に照明設備の確保のため、当初予算において関連する予算を計上させていただいたところであります。地震など自然災害はいつ発生するか予想もできないものであり、日頃からの備えが必要であります。災害が発生した場合、自分がどこにどう逃げるかなど、町民一人一人の平時からの災害に対する意識が重要だと考えているところであります。昨年度の町広報において、数回にわけて非常持出品など、防災特集の記事を掲載し、町民の防災意識向上を図ってきたところであります。このようなソフト面だけでなく、避難路の案内表示の整備など、ハード面の強化も、議員おっしゃるように検討しなければならないというふうに考えているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
ひとたび大地震、停電、津波となれば、海岸周辺や河川周辺、海抜の低いところに住んでいる人にとっては、避難路は命を繋ぐ道になるわけです。避難路はここという表示が見えれば、そこを目指して逃げることになると思います。ソーラーによるLED照明は相当高いと聞いております。なかなか手の届くものではないようですが、コスト面やメンテナンス費用を考えると、夜光反射板でも良いのではないかと思います。以前町長は、懐中電灯持って避難するということを言っておりましたが、その懐中電灯のわずかな光にも反射する高反射、高輝度の反射板なら、その場所の特定はできると思います。ソーラー電気によるLED照明など設置が困難であれば、最低でも夜光反射板の案内表示に切り替える必要があるのではないかと思うわけでありますが、町長はどのような考えを持たれているのか伺います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
3月の第1回定例会の町政執行方針において、沼山議員から同様な質疑がありました。津波など、大規模な災害により、全町的に停電の場合の避難は、その避難する経路全てが停電状態と考えられます。ソーラーによるLED照明も検討しましたが、膨大な費用が必要となります。困難な状況であることをまずご理解いただきたいなというふうに思います。沼山議員おっしゃるとおり、高輝度反射や蓄光式、蓄光型など、電源を不要とする案内表示の設置も含め、検討をさせていただきたいというふうに思っております。
議員の質問 2番 沼山雄平
電源不要の案内表示を検討したいとの考えを示していただいたわけでありますが、70箇所以上ある避難路、一度に全て設置するのは財政面からも難しいのであれば、総点検をし、最優先箇所を決め検討し、数ヶ年計画でも進めるなどの考えがあっても良いのではないかと思います。町民の安心を担保するためにも急ぐ必要があるのではないかと思います。その点、町長の答弁お願いします。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
現在、町内には73箇所の避難路を有しております。避難困難地域がないように、各町内会長とも検討し、新規の指定や解除を行った経緯もあるところであります。町では平成30年度から避難路の維持として、各町内会のご理解とご協力いただきながら、草刈りと除雪を行っているところであります。この避難路73箇所のうち、急傾斜地の管理用道路など、町が整備した避難路以外は、案内表示板が設置されていない避難路もありますので、先程答弁させていただきましたが、高輝度反射や蓄光型など電源を不要とする案内表示の設置も含めまして検討をしてまいりたいというふうに考えているところであります。
議員の質問 2番 沼山雄平
非常に前向きな答弁をいただき、ありがとうございます。東日本大震災の被災地、釜石からの提言にこうあります。津波避難対応は、国機関、市町村、地域住民による三つの行動が時間の経過とともに連動して行われるが、その最終目標が地域住民の避難行動が確実に実践されることにある、こう述べられております。つまり、地域住民の確実な避難行動が実践されるために、国機関、市町村は総力を挙げるということです。インフラ環境の整備のハード面と、防災訓練等で防災意識を高め、自分の命は自分で守る、とにかく逃げるという防災意識向上のソフト面、その最終目標こそ確実な避難行動で、逃げ遅れゼロを目指すということにあると思っておりますし、またそのような強い意志で災害に強いまちづくりを進めて行かなければならないと思っております。松前町は、地形的にも海岸周辺に住んでいる人も大変多いと思われます。海岸周辺や河川周辺、海抜の低いところに住んでいる人にとっては、避難路、避難路の案内表示は避難を助ける非常に重要な役割を持っています。また、外国人観光客への対応が必要な場所には、他言語表記を検討していただきたい思います。地震大国日本、近年の激甚化する災害に備える意味からも、その計画にもう一歩踏み込んだ考えをお示しいただきたいと思います。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
沼山議員指摘するとおりでありまして、頻発する地震や激甚化する自然災害など、防災、減災対策は待ったなしの状態であります。本当に沼山議員おっしゃるとおりであります。ハード面とソフト面の両輪で防災対策を進める必要があるというふうに強く認識しているところであります。ソフト面では、町民への自助の防災意識を町広報や総合防災訓練などを通して、醸成を図ってまいりたいというふうに思いますし、ハード面では、避難路の維持と合わせて、前段で答弁したとおり、案内板の設置については、外国人観光客にも伝わるような他言語表記についても検討をさせて、検討してまいりたいというふうに思います。
議員の質問 2番 沼山雄平
ありがとうございます。町長からは、ハードとソフト、両面で対策を進めるとの旨の考えを示していただいたと受け止めております。避難路の総点検と停電時における案内表示の計画を確実に進めていただきたいと思います。新しい時代が始まりました。国は、防災、減災を政策の柱に持ってきています。松前町においても町民の防災意識は、少しずつではありますが、高まってきてると思います。町行政においては、こうした町民の意識の高まりを追い風にし、災害に強いまちづくりへと加速させていただくことを念願し、最後答弁をいただいて質問を終わります。ありがとうございました。
町の答え 町長 石山英雄(町長は2024年3月まで)
本当に、全国的に想定を超えるような大きな自然災害が発生している状況であります。災害はいつやってくるかわかりません。被害を最小限にするためには、行政における公助だけでなく、自分自身でピンチを切り抜ける知識を持ち行動する自助、自分の力ではどうにもならない時、隣近所の人達と助け合う共助、そして、社会の様々な主体が連係して減災のために行動していくような、そんな仕組みを構築するために努力をしてまいりたいというふうに思っております。ご理解よろしくお願い申し上げます。