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森町議会 令和3年第1回 12月会議 2021年12月7日

森町におけるナッジ理論の活用について

聞いた人
松田兼宗 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 14番 松田兼宗

それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。森町におけるナッジ理論の活用についてということで質問いたします。ナッジ理論は、2017年にノーベル経済学賞を受賞し、人間の行動を心理学、経済学の側面から研究する行動経済学の第一人者でもあるリチャード・セイラー教授によって理論化され、世界中で注目を集めております。ナッジ理論は、人は感情で動くという観点から、経済活動を体系的に組み立てた学問、行動経済学の理論の一つであり、ナッジのもともとの意味はひじで軽く突くという意味で、ちょっとしたきっかけで相手によりよい選択を促すための理論であります。現在中央省庁や地方自治体でナッジ理論の活用が注目を集めており、ナッジ理論を活用することで、選択の余地を残しながらも、相手が自発的によりよい選択をするように導くことができ、少しの工夫で実践でき、コストをかけずに成果を上げるアプローチであるため、補助金や税制、規則といった従来の政策手法に代わる第4の政策手法として公共政策において活用が期待されておるところであります。そして、町職員が町民や社会にとって真に効果的な行政サービスの提供をミッションにしていることから、ナッジ理論の活用が職員の専門性を高め、イノベーションを実践し、やりがいやわくわく感を感じるようになり、職員の働き方や意識の変革にもつながるとされています。そこで、森町におけるナッジ理論の活用を推進すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、現在森町のナッジ理論の具体的な活用状況があればお聞かせいただきたいと思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。ナッジ理論とは、公共政策においては人々が選択し、意思決定する際の環境を行動科学の知見を用いてデザインし、それにより行動をデザインすることを通じて、人々が自分自身にとってよりよい選択を自発的に取れるように手助けする政策手法とされております。今回松田議員より森町でもナッジ理論の活用の推進をしてはいかがかというご提案ですが、ナッジ理論を実施するに当たっては望ましい選択肢をデフォルトにする、面倒な要因をなくす、メッセージをシンプルにする、注意を引くなど、大きなコストを伴わず、日常的に実践することができることが多いため、現状におきましても通知文章や広報活動などにおいてできるだけシンプルで分かりやすく、効果的な内容となるよう、都度改善を行ってきておりますが、今後もさらに効果的な方法を検討しながら、森町においてもナッジ理論の活用、推進を図ってまいりたいと考えております。また、森町における具体的なナッジ理論の活用状況ですが、代表的な事例といたしましては国民健康保険における特定健診の受診率の向上を図るため、ナッジ理論及びソーシャルマーケティング手法を活用し、勧奨対象者の特性に合わせた受診勧奨案内を作成することにより、一人でも多くの方に特定健診を受診していただけるような取組を行っております。以上です。

議員の再質問 14番 松田兼宗

そもそもこのナッジ理論というのが皆さん方というか、町長も含めてご存じだったのかなと、言葉自体が。行動経済学という言葉自体、そんなに一般的ではないのだと思っています。それで、私はたまたまあるいろんな組織の会合の中でそういうセミナーをやるという形で、最初聞いたナッジ理論、何なのかと分からなかったのが私の正直なところです。そんなことでいろいろ調べる中で、なるほどなと。いろんな書籍、資料を読んでいると、もろ心理学なわけです。たまたま私自身が学生時代、心理学を専攻していたものですから、ほとんどその中身の話をしているという印象を持ちました。ただ、それが現在に当てはめて相当変わっている部分、研究が進んでいますので、そういう点では今後活用していくと、町長、先ほど今後活用していくという考えがあるようなので、ただ最近の動きの中で、新しい学問の中でなっているわけです。そして、次々にいろんな知見が、実験とかが行われている中で進められていると。各自治体なんかで、横浜なんかが一番、もともとは日本においては環境省が最初にナッジの研究というか、行動経済学を取り入れたグループというか、そういうのをつくりながら勉強しているわけです。そして、今回北海道の中でもそういう動きがある中でたまたまそういうセミナーがあって、その中でお誘いを受けながらその話を聞く機会を今回得たわけですが、具体的に言うとなかなかみんな分からないと思います。それで、本当は一番手っ取り早いのは、それぞれの人たちの本出ています。これが一番分かりやすいのだと思います、行動経済学の本が。その辺の本とか、あと岩波新書でも出ていますけれども、そういうような活用をしながらそれぞれ勉強して活用していくということが私はこれからの森町のいろんな行政の活動において必要になってくるというふうに思っています。とりわけ、先ほど前の斉藤議員のほうから税の徴収率の問題の話が出ていましたが、言葉一つでがらっと変わるということなのです。私、今回なぜこういうことを思ったかというと、畑かんの問題、それと下水道の負担金の問題が出てきていまして、その中でどういう催告をしていたのかなと思っていました。そして、その資料をもらって話を聞くところによると、農林課のほうは既に言葉を1つ入れただけで収納が増えたという経験があるわけです。だから、そういう理論を知らなくても、いろんな形で各課でやられているのはあると思います。そういう中で、どんどん進めていくということが大事だと思っているのです。それと、もう一つは、税務課のほうに話をすると、私の印象としては何もそういうことというのは一切ないわけです。書かれていない、催告の文を見ても。会計指摘文書しかなくて、その中で幾ら進めても収納率って上がらないのではないかと私は思っています。実際にそういう実験を行われていまして、各いろんな書き方によって収納率が上がっているという形になっています。だから、ぜひともそういう形で各課のあれを取り入れる中でやっていただきたいと思っていますが、それで具体的に先ほどがん検診の話だと思うのですが、それは厚労省で既にナッジ理論を使った例と、いろんなパンフレットを出して、それを使った形でやっていると思います。そのほかに、今回このナッジ理論というのを出す上で各課にこういう私が一般質問を出したことの案内というのはされているのでしょうか。その上で、どういうのがあったかどうかというのを上げてもらっているのかどうか。それを再質問の中でしたいと思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。今回のナッジ理論という言葉に関しましては、正直な話、直接ナッジ理論という言葉自体は私も頭の中にはありませんでした。ただ、前の職業のときに、非常に消費者心理といいますか、心理学のほうで商品をどのように売るかですとか、どういったところに置くかとか、どういったときにこういうものをお客さんが取りやすいとか、ナッジ理論を活用された、そういった手法というのが非常に多くありました。振り返ってみると、やはり松田議員おっしゃるとおり、この世の中にいろいろなところでそれが活用されていて、非常に物事がスムーズに行くように、そして時には、言い方も悪いのですけれども、うまくいい方向に人々を誘導できる、そういったようなものとして活用されている事例というのが非常に多くあるのだなというふうに今回改めて思わせていただきました。そして、今回議員より質問いただいたときに、各それぞれ担当課からといいますか、主立って活用されている事例というのが、今質問にもありましたとおり健診と、あと納税のほうでもそういった知識といいますか、その辺は持っているというところを聞かせていただいております。今すごくいい機会だなと私も思いますので、改めてこのナッジ理論を活用してスムーズにいろんなものを運ぶために仕組みとして採用されているものというのを一旦全て洗ってみて、もっともっとこういうところに活用できれば、足りないところにはもっとナッジ理論を活用して見直すべきところは見直してみるというところをやってみてもいいのかなというふうに思っております。いずれにいたしましても、有効的な理論であるし、今後も様々なところで活用していけると考えておりますので、前向きにその辺は全課、担当課とお話をさせていただいて、いろいろと検討させていただきたいと考えております。以上です。

議員の再質問 14番 松田兼宗

3問目は簡単に再質問したいのですが、やると言って、すごく前向きに考えていただいて、この森町の役場が進歩していくのかと新たにすごく力強さを感じたわけですが、やるのはいいのですが、では具体的にどこが中心になるのか。各課、本当は現場サイドのほうが一番なのですが、要するに勉強会から始めなければならないとすれば、今回当然総務課が中心になってそういう勉強会なり、いろんなデータを集めたり、各課に配分するという形になるのでしょうが、どうなのですか。各課なのか、どういう組織立てて、今突然の話なので、大体やり方としては各課長集めて会合開いて、そういう勉強会をやるという形が多いのだとは思いますけれども、その辺どうなのでしょうか。過去のも照らし合わせて同じ手法を取るのか、それとも新たに今回に関しては別な形を取るという考えがおありになるのかどうかだけ聞いて終わりたいと思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。今回松田議員に対する答弁を作成させていただく際に、いろいろな情報を集めましたのは総務課が音頭を取って集めました。ひとまず今回このようなご質問をいただきまして、ナッジ理論の活用事例というのをまずは各課から収集させていただきまして、まずは何か推進組織というものをつくるというよりかは、課長会議等で情報共有させていただいて、もっともっと専門的な知識をそこで必要とする状況が多分求められてくると思いますので、いろいろな研修会等々を行っていければなと考えております。今この場でどういった体制でというところまでは言及できませんけれども、いい機会ですので、前向きに検討させていただきたいと考えております。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 12月会議 2021年12月7日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる

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