みんなの議会

厚沢部町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月12日

集落支援プログラムはあるか

聞いた人
佐々木宏 議員
答えた人
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 佐々木

次ですね、集落支援プログラムはあるかとのことで、前段冒頭に背景を申上げたんですけど、農林業の衰退は伝統文化も含む、地域コミニュテイの崩壊、しいては集落の消滅につながる。ということで、5点について質問します。1.集落を下支えしている関連する施策はどうなっているか。2.下支えしている施策と総体の金額はどういうふうになっておられますか。3.集落支援委員を配置する考えは。4.集落支援室の設置は必要と思うがどうか。5.集落支援振興条例の制定はどう考えるか。以上、町長の所見を伺います。

町の答え 町長

佐々木議員の第2問目の集落を支援するプログラムはあるかとの質問であります。農村が有する多面的機能の維持・発揮を図りながら、地域資源の適切な保全管理を推進するため、国では多面的機能支払交付金を措置しており、各集落で組織された環境保全会による農地の法面の草刈り、用水路などの泥上げ、農道の路面維持、農業施設の点検といった農業の担い手に集中する水路や農道などの維持・管理を地域で支えるなどの基盤的な保全活動に対し、支援をしております。そのほか、生産条件が不利な中山間地域における農地の維持・管理を行うため中山間地域等直接支払交付金が措置され、面積に応じて一定額を交付するとともに、多面的機能の増進を図るための取組みなどにも支援しております。これらの制度により多面的機能支払交付金では、23集落に対して3,920万円が支出され、中山間地域等直接支払交付金では、個人に対し2,934万円が、共同への取組み対しては2,438万円、併せて約6,358万円が交付されております。また、集落支援員、集落支援室の設置等につきましては現在、民生委員などによる住民の立場に立った相談活動の社会福祉の増進、地区駐在員による町政活動などに関するお知らせ、町内会活動に対する支援、まちづくり座談会の開催による町政に対する聴取り、環境保全会による農村環境や施設の点検活動により、集落への支援が行われていることから、現在のところ改めて設置する考えは持っておりません。集落支援振興条例の制定におきましては、現在、平成21年に制定しました、厚沢部町素敵な過疎のまちづくり条例の制定により、誰もが健康で安心に暮せて、活力みなぎる産業振興に取組み、安全で快適に暮らせるまちづくりを目指すことを本条例に制定していることから、新たな条例の制定は考えておりません。こういうことで、ご理解を賜りたいと思います。

議員の質問 佐々木

どうも町長、答弁ありがとうございました。私、この3月定例会にもですね町長の施政方針とのことで5点目に再質問で、同じ内容を提言しております。今回、質問した折には平成29年に向けていくらかでも前進ある答弁がくるんでないかなあと、期待しておったところですけども、依然として変わってないというようなことであります。また加えてですね、私が今回、地域コミュニティといった部分で、プログラムといった質問のですね視点・論点が全然かみ合ってないというようなこともございまして、以後、私の感想といいますか、思いを述べて1点について再質問させていただきます。中山間含め多面的支払交付金ということで、6,300万円何某ほどが集落支援のために役立っているんでないかというご答弁でございました。これにつきましては、前段、山崎議員も触れられておりましたけども、農林統計ではかつて95年はですね日本国の農業産出額は10兆4,000億円ほどあったんですけど、16年後の2011年には8兆2,000億円にまで減っていると、こういった減った部分をですねこういった多面的機能支払で補うと制度でありまして、集落においては農産物の価格政策から、それぞれ作る自由、売る自由といゆようなことで、価格政策が外された中ではですね集落の力は落ちているということであります。加えて、全国的にみてもですね農業者の農家戸数が4割ぐらい減となっている実態があります。私のですね、今回、新函館厚沢部管内どうなっているんだっていうことでありますけども、やはり同じく550戸あった農家がですね、現在では240戸程度まで減っているというようなこと考えるとですね、40パーセント以下ぐらいまでは少なくなってきているよという実態であります。そしてまた、後継者ですけどもいないというのが半分、農協が去年実施したアンケートです、それに基づく部分ですけども、そういった実態になっております。それでも幸いにして、後継者がいるということで、就農している後継者も17、8パーセントはあるんですけども、後ですねそういった、よく私ども農業者仲間でころころ政策が猫の目政策で変わるということで、後継者置きたいけどもとても将来的な見通しがたたないからおけないという状況で、就農させてないので後継者となり得る人が、他産業に従事しているため未定であるということで、これが21パーセントあるわけです。この部分ですね、今回、質問と答弁がかみ合っていませんので、詳しくは追及しませんけども、そういった部分もですねきちっと対応すれば帰ってこれる状況になるんでないかなというふうに、私の思いであります。町長は、集落振興条例必要ないといっておられますけどもこれはやりはりですね、農林業を主体とした1次産業の振興ということを考えると、先程の新規就農者、地域おこし協力隊の部分で今度農業したいという人を特化して、募集したいとの趣旨のご答弁もありましたけども、ここはですね集落をきちっとですね特化した条例が必要であるんだろうなと、私は考えているところでございます。厚沢部町の町勢要覧の第1条のまちづくりの中にも集落を次世代に引き継げるような云々って書いてあります。そういった観点するとですね、素敵な過疎まち条例プラスですねそう言った部分も必要でないかと思っております。最終、極論を申し上げますとやはり、いろいろと仕組みとしてはですね、地区駐在員、町内会、まちづくり座談会といろいろと民生委員ですか、そういったことで集落はサポートしているということなんですけども、今回の町政懇談会でも感じられたことでございますけど、あと10年すれば何人残るのかなという、諦め的な発言もあったところでございます。そこをですね私の言っているコミュニティて言っている部分はですね、集落っていうことじゃなくして、かつては集落の括りもあるんですけども、農協職員おり役場職員いたと。集まれば自然と地域の農業をどうするかってなことで、いろいろ議論をしてですねこうやっていこう、ああやっていこうやという論議が生まれてとこでありますけど、今はそういう部分が少なくなってきたと。ただ保全環境の部分ですね、そういった部分がそのお金を利用して何とかしようやという機運は生まれてきているんですけど、以前のような体制にはなっていないと。そこにテコ入れをしていった中でですね、仲間意識をもって集落を何とかしていこうやということをですね進めていただきたいという趣旨の質問であったんですけども、そういうような答弁がなってないということなので新たな体制になった折にはですね、再度また質問の趣旨を整理してですね質問したいと考えております。そこでですね、集落営農へと導くのがいいでないかということで集落内で、そういう方法もあるのかということで研修してみたいと、そういうことになったらそういう部分で研修させる考えるのは如何なもんでしょうか町長。

町の答え 町長

今、佐々木議員が言われるように集落支援方法、こういうものが前回から言われておりますけども中々、具体的なものがなくて町の方が進んでいないと、こういう指摘でございます。そんな中、今こういう時勢の中で各集落の中で行政とタイアップしたそういう物事を進めることが大変な時期にあります。そこで議長、一つ佐々木議員に、具体的に佐々木議員がもっている案がありましたらこの席で聞かせていただきたいと。反問権を使わせていただきます。

議員の質問 佐々木

反問権の答えになるかどうかわかりませんが、前段、出生率と人口流出を食い止めて、人口、2040年確保していくんだというお話ございました。私どももこの度、議員研修の折に、中札内の方に行ってきました。中札内ではですね、枝豆の加工ということで、所得のあるところには後継者が残るんですよ。そういった実態だということで、集落で仲間意識をきちっと議論してそうふうなことで、取組んでいこうやと。ということになればですね、きちっと後継者は残れる体制は作れる。国の施策というか、中山議員が質問した中でも、すごい拡充した施策があるわけですから、きちっと活用していけばちゃんと残っていけるということであります。今回この質問するにあたってですね、若干ですけども調査研究しました。その中で先進地、島根県ですね、島根県立大学連携大学院の藤山浩教授さんがですね、田園回帰1パーセントの戦略という本を出しております。これは私、ちょっと1時間ばかりの講演を聞く、インターネットですけども聞いた中ですね、私の考えていることそのとおりだなと。というようなことなんで、私もですねここをですね、より深く調査研究をしてですね、次に質問したいなと考えております。また、大変、私ももうどうるすんだと。10年すればもう限界集落になって集落がなくなっていくんでないかと。そして増田レポートですか、あそこにあるように全国で、800何ぼだかの市町村が消滅してしまうんだと、いうようなことを言ってますけれども、藤山教授はですね島根県のですね、中山間地域研究センターの研究統括官という立場で地域創生に貢献する人口予測及び安定化を処方箋プログラムの開発と活用と、いうようなプログラムを出しています。その中で、地域循環型経済といったものをですね進めていけば、おのずと後継者は残ってくると。島根の例をみるとですね素晴らしいですけども、島根県各地にですね都市部でなくして、田舎の田舎にそういった部分で定住して子供も増えている実態があります。今回、職員の皆さんも海士町ですか、離島の方に行って、あれは20年前からそういった子育てという部分で施策を打出して、マスコミいろんな部分に取上げられて成功している事例がある、というようなことでございます。成功の秘訣どうなんだということの質問に対してはですね、やはり2年、3年では効果はでないと。最低10年の単位でですね、やっていけば効果が現われると。まさに今がですね、厚沢部町、処方箋を打って手当しないとですね、かつては厚沢部町、昭和37年に町施行に向けて集落というか字地区を整備されたわけですけども、28区域あったものが今現在では多面的支払交付っていうことで23集落動いているっていうのが、これが今の集落の実態なのかというふうに捉えます。それでもですね、6,300万円といえども、あくまでも集落、平均的金額ではないと。そのへんの分析までは必要ないと思うんですけども、新たなですね手法を取り進めた中で考えていけば何とかなると。ということでございますので、私も勉強しますけども先進事例として増田レポートに反して、藤山浩教授がですね地域再生をこういった手法で、きちっと実績だしている島根県があるわけですから、それにならって厚沢部町やっていけば何とかなると。併せて、今回、小布施町もですね栗の小布施ということで、120万の観光入込みありました。ところが、職員が視察してきました島根県邑南町ですか、あそこは何もなかったところでも、約100万人の観光客を呼び込んでると。やる気なんですよ、やっぱりアイディアっていうふうなことですね、きちっとですねやっぱりそういった人の流れっていうか、受入れはできる体制ができるっていうことなんで、是非ともそういった部分でともどもに勉強していきましょうということを提言します。まとめです。一番危惧されるのはですね、これからどうもなんねえべや、いうようなことでなくして、活気づいて皆でがんばろうと、いう気迫がですね今回だけはないんですけども、選挙の度ごとにですね町内回ってみますと、そういった諦め感がただよって毎年広がっているなってというふうなことを感じております。このままではですね、全く、増田レポートではないですけども、村が消滅していく恐れがあるなあと感じております。そういった中ではですね、職員のそういった田園回帰を進める地域戦略ということを学んで、今回の総合戦略に提言しております。視察した職員のみならず、庁舎内の業務も一生懸命やっておりますけれども、そういった集落の実態も認識しながら、集落の住民が諦めずがんばると、気概がもてるような具体的な支援策を作り上げていただければなあと感じております。私ども議会もですね、一緒にがんばることをお誓いいたしましてですね、私の質問を終わります。次またやりましょう勉強して、今日は議論になってませんでした、以上で私の質問終わります。

議員の質問 佐々木

今、農家はですねデンメンさんもいないということになっています。一番、大きいのが個人経営体ですから農機具みんな持っているんですよ。あたりまえに、トラクターから防除機からコンバイン、畑も一緒なんですけども、そういった経費がかかっているということなんですよ。そこを徹底的に話合いして、どうもなんねえぞと、せめてそういった部分だけでも一緒にやるべと。ということで、最終的に法人化っていうことなんですけど、そこまでいかないような部分でも集落営農に近い形をとって、収入はどういうふうにそのへんの手法はあると思うんですけども、当然そうなると、オペレターっていいますか、そんなに皆、機械に乗らくてもいいわけですから、当然、余った人間がでてくるわけです。そこで集約的な農業ということで、野菜になるのか何になるのかわからないんですけど、畑作で、今年みたいに大根値段いいから大根つくるかというようなことを取組んでいくと、自分ではできなかった経営プラスそういったものができると。いうことで所得が確保されると。そうなれば、当然、子供達いるわけですから一流企業に勤めていれば帰ってこないかもわかりませんけど、そうでない出身者については帰ってくる公算が大でないかと思います。やっぱり農業っていうのは、天候相手のつらい商売ですけども、所得確保できるってとこであれば、きちっと後継者は残るということで、まだまだ提言事項は一杯持ってますけど、次、議論しましょう。

町の答え 町長

佐々木議員から、いろいろ考える余地があると。一つには、アイディアを出せばなんとかなると、田園回帰の道筋ができるよと、これはそのとおりだと思います。成功するためには10、15年かかると、それもそのとおりなんです。ただ、今、言われるように、農家のデンメンもいなくてひいひい言ってると、そういった中で所得を上げること自体に大きなネックがでていると。しかし、そういう話の中で、今、厚沢部町では農家のデンメンさんいないのは確かです。確かですけども、今年あたり見ておわかりのように、大学生の厚沢部町での農業稼働っていうのが37人が厚沢部町に2カ月泊まり込んで、それぞれの農家に張付いて農作業させている。そして、その内の3分の1くらいは車の免許、3分の1くらいは鉄砲の免許、こういうふうな日本国中でどこもやっていないデンメン集めの方策を使いながら、農家の皆さん方にそういう手を与えるという策をとって、いろいろな場所で私もあんたのことでこうやってんだってな、この前、名古屋の厚沢部フェア行って、大学の先生が逆に私に聞きかれました。向こうの方までそういう方策が聞こえているという。やはり、よそがやっていない方策が厚沢部ですでにやっていると。カンボジアから今、9人の女の子達がきてすでに厚沢部町にきて3年間、農家に住み込んで農作業する。そして、ベトナムからも今、入ってくるというふうな、これらも3年間厚沢部町に滞在して、そのまま農家に入って農作業するという、農業後継者がいない、手が足りない、こういうときに厚沢部はそういう方式をとりながら、農家のデンメンに変わる労働力を受け入れしてやっているわけです。私は、正直言って全道の見本だと思っています。その中でですね、来年も再来年もどんどん増えていきます。そういうやり方も田園回帰そのものだというふうに考えるわけであります。そのうちの何人かでも厚沢部町に入って、そのままいてくれる。あるいは、協力隊だって厚沢部町で既に13名ですか、13名入ってきて、今、それぞれが帰ったのが3人ですよ。後は、それぞれ素敵な過疎会社だとかに勤めて、そしてそういう勉強をして、ゆいま~るに勤めたり社協に勤めたりして厚沢部町に住んでいるわけですから、残存率は全道一だそうです。かつて、私と一緒にやった喜茂別は12名が入って、2人残ってあとは全部帰ったと。最初、私と喜茂別の町長と一緒に入れた事業も、厚沢部にこれだけの人が残ってくれたということは、大変な結果だと思っております。佐々木議員の方から、これはやってもいいなってくらい目玉を私は、期待したところでありますが、ちょっと目玉もなかったから、また、さらにこっちも考えながらいろいろアイディアを出しながら佐々木さんに褒められるような対策を進めていきたいと思っております。

出典:厚沢部町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月12日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる