せたな町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日
せたな町地域公共交通網形成計画について
- 聞いた人
- 橋本一夫 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 橋本一夫
議長に発言の許可をいただきましたので、せたな町地域公共交通網形成計画について、町長の考え方を伺います。マイカーの普及や人口減少、少子化などにより公共交通の利用者が減少し、公共交通ネットワークの縮小やサービスの水準の低下が生じてきている。せたな町では高齢化が進み、公共交通機関に頼らざるを得ない町民の増加が予想され、公共交通の維持、確保の必要性が増していることからバス路線への財政支援などに取り組んでいるのが現状です。これまでの公共交通は民間事業者を中心に路線網の整備などがなされてきましたが、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の開始により、この枠組が見直され今後は地方公共団体が中心として、まちづくりと連携しながら多面的な交通ネットワークを再構築するとしています。こうした法改正の趣旨を十分に踏まえ持続可能な公共交通体系の構築を目指していると思いますが、町長の考え方を伺います。今年度から運行しているデマンドバスによる住民へのサービスの状況について、そのことには実証運行調査の結果、概ね良好とのことでしたが、太櫓地域の方の中には患者バスとの違いで負担が増すという方もおられます。その見直しができるものなら見直しと対策についてどう考えているのかお話をお聞きしたいと思います。デマンドバス区域外の住民の中にも交通弱者といわれる町民の数は多く、多くの方が交通サービスを受けたく思っているのが現状です。例えば鹿部町ではコミュニティバスの実証運行を始めていますが、当町ではコミュニティバスについて今後実証運行等する考えはあるか。以上2点について町長の考えを伺います。よろしくお願いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは橋本議員のご質問にお答えします。せたな町地域公共交通網形成計画につきましては、関係する交通事業者や函館運輸支局、各区の利用者の代表などで構成する法律に基づいた組織である、せたな町地域公共交通活性化協議会を設置し、平成29年度に計画を策定しました。計画は誰もが便利さを実感できる公共交通ネットワークの構築を基本方針に平成30年度からの5年間を想定し、複数の運行目的の統合によるデマンドバスの運行や高齢化などによる移動困難者に配慮した移動支援策の検討などを実施していくものです。平成30年度は、北檜山区太櫓線の同路線同時刻で運行していた函館バス、患者輸送バス、スクールバスを1本化し、効率的な公共交通体系への見直しを図り11月と2月に実証運行を実施し、本年度の4月1日から本格運行としたところです。そこで1点目の患者バスとの違いで負担が増すという方がいることへの見直しと対策についてというご質問ですが、乗車料金につきましては、全道の各町で行われているデマンドバス事業や平成26年度からすでに実施している今金町のデマンドバス事業の取り組みを参考に、協議会で乗車1回200円で設定されました。特に今金町とせたな町は長万部行きの路線バスが通る隣接した自治体であることから、今金町と足並みを揃えた料金設定を第1に考え乗車1回200円の同額で設定されました。また従来の路線バスや患者輸送バスはバス停や待合所でおもに乗降しておりましたが、デマンドバス事業は自宅の玄関から目的地の玄関まで送迎することで対応することができており、更なるサービス向上に繋がっていると思われ、利用者からも多くの利便性の高まりの声をいただいているところであります。ご質問の太櫓線においては実証運行後にも住民説明会とアンケート調査を実施しておりますが、84%の方が妥当であると回答をいただいておりますので、ご理解いただいていると考えております。このような経過から今後の見直ししていく路線も含めて、他の路線と整合性を図りながら乗車料金は一律200円で設定したいと考えております。2点目のコミュニティバスの実証運行等についてですが、議員のおっしゃる通りデマンドバス区域外の住民の中には交通弱者といわれる町民の方はまだまだ多く、たくさんの方が交通サービスを受けたく思っている現状がございます。せたな町地域公共交通網形成計画にも記しておりますが、全体的な視野から町内どの地域も交通の利便性を高めていくことが、計画期間5年間での最大の取り組みであると考えております。その中でも異なる目的で運行されている重複路線と路線バス利用困難者を解消することがまずは優先されるべきと考えます。また財政的にも新たなバス事業の財源を、重複路線を統合することで削減された財源を充当できることからも、計画どおりに進めていきたいと考えております。そのためには地域の声を聞き、地域の実情の把握や分析をしっかりと行いながら、将来的なコミュニティバスの導入を視野に入れ、段階的な公共交通体系の構築に努めていきたいと考えておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 4番 橋本一夫
先ほど町長から平成30年から令和4年までの5年間を目途にこのバス路線を拡充していくと、デマンド化していくということを聞いてますが、1年でも早く行なってもらいたいと思います。地域住民の高齢者の生活状況の広がり、地域の活性化にも繋がっていくと考えられます。また現在、問題視されている高齢者の運転について免許証の返納に繋がっていくものと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。最後になりますが、せたな町地域公共交通網形成計画については、主にまちづくり推進課が事業の推進に当たっているものと思いますが、町民が安心して暮らし続けられる持続可能な生活交通網の確保をお願いします。以上で終わります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをさせていただきます。計画のスケジュールでは、平成30年度から5年間ということで、それを目標に進めていきたいと考えております。デマンドバス区域以外にも対応するためにも、できることならスケジュールを早めて行きたいと考えておりますが、現実的には隣接する自治体、自治体に車輌を運行する交通事業者、あるいは国道の関係機関との調整というさまざまな問題がありますので、私たち町の都合や思いだけで進まないということもあるということは、ご理解をいただきたいと思います。しかしながらせたな町における公共交通網の形成は大変重要な課題であります。議員おっしゃいましたように高齢者の足の確保、あるいは高齢運転者の問題、さまざまデマンドバスでの効果というものが期待されておりますので、早急に対応をしていきたいと考えております。担当する職員体制の強化、あるいは関係機関との連携支援をいただきながら、計画の基本方針であります誰もが便利さを実感できる公共交通のネットワークの構築、この実現に向けてしっかり取組んでまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。