みんなの議会

木古内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日

木古内町「まち・ひと・しごと創生総合戦略」について

聞いた人
新井田昭男 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒、まちづくり新幹線課長 木村春樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 新井田昭男

6番 新井田でございます。質問は、一問とさせていただいております。木古内町「まち・ひと・しごと創生総合戦略」についてでございます。地方創生とは、地方の人口減少の克服と地域経済の活性化を目指す政策で、2014年に民間シンクタンクの日本創生会議が「全国の市区町村の5割が将来消滅する可能性がある」との試算を発表し、危機感が強まったことに対応した政策でございます。国は、東京一極集中に歯止めをかけ、2060年時点で人口1億人程度を維持し、合計特殊出生率を1.8に引き上げるなどの目標を設定しています。地域の自主的な取り組みを支援する形を取り、都道府県と市区町村の「地方版総合戦略」と「人口ビジョン」の策定を制度化しました。我が町もまた、2015年に国の指示の中「木古内町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、地方創生に関する効果的な施策を企画立案し、かかる難局に対応すべく、対策を講じてまいりました。そこで、対象期間である5年目を迎え、我が町の「総合戦略」並びに「人口ビジョン」について町長に伺います。(1)総合戦略の位置づけからはじまり、基本方針では四つの政策分野を掲げ、人口減少を克服し、当町の創生を実現するために様々な施策を講じております。そこで、次の基本目標での下記内容についてお尋ねいたします。①総合戦略における各目標展開でのKPIの達成状況について。イ、雇用機会の創出。新たな雇用者の増加、これは平成31年度までに60人としております。次に、新規企業の増加、平成31年度までに5件としております。ロ、新しい人の流れを創造。移住定住世帯の増加、平成31年度までに50件増加。転出超過率の減少、平成31年度、年マイナス11人。ハ、元気で活力ある地域の希望をかなえる。合計特殊出生率、平成31年度1.4。婚姻の件数増加、平成31年度、年15組。ニ、客観的、効果検証の実施。PDCAサイクルによる施策、事業効果の検証に関して、外部有識者による総合戦略策定推進委員会の活用状況について。②木古内町まち・ひと・しごと創生総合戦略の期間(5年)における人口推移についてでございます。「木古内町人口ビジョン」は、位置づけと対象期間にはじまり、人口の現状分析、人口変化が地域に与える影響分析、人口の将来展望等、多方面による分析と施策案を提案しております。対象期間は、国の長期ビジョンの対象期間を踏まえ、2060年(平成72年)としておりますが、総合戦略での5年間にわたる我が町の人口推移と現状を見据えた今後の施策展開についてお尋ねいたします。以上でございますが、一つお願いがございます。先ほど、廣瀬議員の質問の中で、町長の答弁がございました。施策に関しては、多種多様の行政の形で対応しておりますが、その内容については時間の関係上、当初町長からお伺いしたのは十分にわかっておりますので、その辺は省いていただいて、実質この数字に対する答弁としていただければなとそんなふうに思っておりますので、その辺加味していただければと思います。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

6番、新井田昭男議員のお尋ねにお答えをいたします。木古内町まち・ひと・しごと創生総合戦略、この達成状況につきまして、1点目お答えいたしたいと思います。まず、新たな雇用の増加につきましては、平成31年度までに60人の目標に対し、当町が実施している事業で把握できている数は38人、達成率63.3%でございます。次に、新規企業の増加は、平成31年度までに5件の目標に対し、法人設立届出件数は17件、廃止や閉鎖の届出が12件で、純増は5件でございます。次に、移住定住世帯の増加は、平成31年度までの50件増加の目標に対し、当町が実施している事業で把握できているのは6件で、達成率は12%です。次に、転出超過率の減少は、平成31年度までに年間でマイナス11人の転出にとどめるこの目標に対し、本年11月末現在でマイナス30人であります。次に、合計特殊出生率は、平成31年度、1.40の目標に対し、政府による個別自治体ごとの公表数値がございませんので、現在、独自の推計を行っているところでございます。次に、婚姻の件数増加は、平成31年度年間で15組の目標に対し、本年11月末現在で13組でございます。項目別の数値は、以上のとおりでございます。お尋ねにありますように、客観的、効果的検証等の実施につきましては、国が示したとおり、「産、官、学、金、労、言、士」等の参画により、総合戦略策定推進委員会を設置し、現在行っております。また今年度は、第1期総合戦略の最終年度ということになっておりますので、人口ビジョン策定業務を行っており、この分析についても同時に行うこととしております。この委員会は、今年度、これまで2回開催しており、今後、評価や検証、分析を踏まえた上で、新年度までに第2期総合戦略を策定する予定にしております。2点目の人口推移につきましては、現在の人口ビジョンでは、平成32年度における人口は、4,237人を展望しておりましたが、令和元年10月末時点で4,083人と、154人、3.6ポイントの減少となっております。人口の展望に対する結果につきましては、真摯に受け止め、総合戦略策定推進委員会の評価、検証、分析も踏まえつつ、現実の人口をベースに人口ビジョンを改定するとともに、極力減少率が緩和される第2期総合戦略の策定を行ってまいりたいと考えております。なお、第1次総合戦略のまとめや策定案につきましては、今後、議会の委員会などに報告するとともにご意見を伺い、手順を踏んで取り進めていきたいと考えております。

議員の質問 6番 新井田昭男

町長、ありがとうございました。いまKPIについては、大変な具体的な内容っていうのは非常にいっぱいありまして、一口では当然言えない部分があるのですけれども、そこで大括りで成果をちょっとお伺いしたわけでございます。イの新たな雇用の増加についても具体的な施策はいっぱいあります。そういう中で、60人の目標の中で63.3%ということでいけば、評価数でいけばほぼBに近い形になるんじゃないかというふうに認識しております。この辺は、少なかったものの概ね健闘されたんじゃないかなってそのように思っております。新規企業の増加に関しては、5件という形で町長からお伺いしましたけれども、このうち1件が知っているとおり、企業誘致になったわけですよね。30年度実績残ったわけですけれども。ただ、この辺に関しては、やはり我が町の創生の一つ、大きな一つの要因だと思っています。これがないとある種、いろんな問題は重々個人的にもわかりますし、理解はしております。しかしながら、やはり働く場所の確保、これが我が町には先ほど一等最初に廣瀬議員から出たように、企業誘致の中でどうですか、例えば火力発電所だとかいろんな3点ぐらいの話出ましたけれども、全てその部分がご破算になっていますよね。だから、そういう仮に仮説をするならば、そういう部分でいけばもっともっと我が町の人口というのは、緩和されているんじゃないかなとそんなふうには思っていますけれども。それほど大事な部門じゃないかとそんなふうに認識はしております。ですから、あとこの辺に関しては、1次の施策の中で何がという部分をもうちょっときちんと揉んでいただいて、我が町の雇用、創生につながる施策をもっともっと出していただければなとそんなふうに思っています。新しい人口の流れの創造ということで、30年度まで移住定住です。これに関しては、50件ということでしたが、残念ながらこれ6件ってことですよね。この辺の要因をあとで、なぜこうなったかというのをお知らせしてもらいたいんですけれども。あと、次の転出超過というのは、もうこれ逆に言うとすごく実績は残ったというような評価でございますので、これは相当頑張っていただいたのかなというふうに思っております。すみません、捉え方が逆でした。マイナス30人ということは、そうですよね。本来、11人でなきゃだめだったんだけれども、マイナス30人ということですので、この辺も要因をお知らせをお願いしたいと思います。次に、ハの合計特殊出生率、これはいま確認中だということですが、概ねこの1.4に対してはどうなのかなと。いまいまの状況で、この辺をお知らせしてください。婚姻の増加に関しては、これは15組だったんだけれども、13組と。ある程度健闘されたのかなとそんなふうに認識しております。ニの客観的な部分に関しては、私は思っているんですけれども、実は私の資料もここにやっている評価表をいただいている部分あります。去年もそうだったんですけれども、いわゆる有識者による総合戦略の策定委員会の状況ですよね。町長は先ほど2回、そういう会議を持たれているというお話で、だいぶ前にも委員会でこれどの程度の会議を持っているんですかっていうお尋ねをしたんですけれども、確か1回か2回だったと思うんですけれども。この辺の状況で、はたしてこれでいいのというふうに聞いた記憶がございます。しかしながら、いまいまの状況を見てもさほど回数に関しては、回数が多ければいいっていうものでもないんでしょうけれども、はたして2回が適切なのという部分ですよね。それともう一つ思うんですけれども、評価の文言ですよね。例えば、担当課からいろいろ説明を受けているかんかんがくがくやっているとは思うんですけれども、そういう中で評価が例えば事業継続って一言でそういう評価のものもあるわけですよ。これって一体どういうことなの、なかなか我々とすれば書面で見て、なかなか掴みどころがないっていうような感じはするんですよね。いま言ったように、おそらく膝を交えながらこうだったよね、ああだったよね、そうでない、こうだっていう部分もやっているんでしょうけれども、どうも文言だけ見るとその辺も具体的なやり取りが伝わってこない。はたしてこれでいいのかな、回数も含めて。私はなんか思うんですけれども、こういう一生懸命やっているとは思うんですけれども、逆にコンサルタントを頼んでそういう意見をもらったほうが、あるいは指導をもらったほうがお金はかかるんでしょうけれども、そういうのもまた一つなのかなっていうような気はしているんです。だから、その辺の第2次に向けての検討もちょっとあってもいいかなっていうふうに思っているんですよ。もう一つは、PDCAのサイクルの回し方、例えばここに載っていませんけれども、四つ目の観光関係のいわゆる交流人口の目標にあるんですよね。あえて聞いていません。ここには載せていませんけれども、これも年間20万という数字を設けているんですよ、平成31年は。だけれども、年間50万以上の人が来るのに、そもそもその辺の目標の設定がいかがなものかというような部分もあるんですけれども、それは交流人口が多いっていうことですので、あえて私は質問から外したんですけれども、そういうこともあるんですけれども。どうもPDCAの見直しっていうか、この5年間でどんなことを具体的にされたのかなっていうのも気になったところなんですよ。もしこの辺もわかれば、こうしたのでこうしましたよと、こうだったんだけれどもこうしましたよっていうことがあれば、ちょっとお知らせしてもらいたいです。もう一つは、2番目の現状を見据えた今度の展開っていうことで、町長からもいろいろご答弁いただきました。ただ、いままでやってきたことが人口に対する部分に関していけば、逆に人口減が早くなっていっているというような状況ですよね。人がいなくなるっていうことは、やはり我が町のトータル的な根幹に関わるわけですから、どうですか。ビジョンに関しては、人が減ったらどういう影響が出るんだとかっていろんな分析されていますよ。これを見るとまさにおっしゃるとおりで、この辺を踏まえながら、当然事業展開したと思うんです。ただ、もちろん事業展開にあたっては、町職員一丸となってやるっていうこういう書面で出てきたわけですから、人口の状況については、町長が平成12年ですか。になってからほぼいままで2,700人ぐらいですよ、減っているのが。それは、自然死だとかどこかに出て行ったかたもいるんでしょうけれども、当時7,000人ぐらいの町長がやられた時の人口ですよね。いま、まさに5年からいろいろ施策を打ってやっているんだけれども、なかなかそれが実態として現れない。いろんな10年か20年間の間にこうだった、ああだったってことは説明いただきましたけれども、でもやはり同時並行でこの辺はきちんと前を見据えた形で持っていかないと立ち行かないですよね。この辺ちょっと何点か言いましたけれども、その辺のもう1回私が聞いたことに対して答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

お尋ねにありました移住定住世帯の増加にこれがマイナスになっているという要因、転出超過率の減少、これがマイナスになっている減少。さらに、出生率が現在公表数値がないのでありますが、概ねわかる範囲でというお尋ね。さらには、委員会の状況でございますが現在、新年度第2期の総合戦略を策定にあたって、これまで2回開催したと。2回の云々ということをお話されていましたが、新年度までにさらに回数を深めるんではないかと思いますが、その点につきましても担当課長から説明をさせます。また、人口減少についての先ほど財政難で最初の10年は大変厳しかったと。人口減少に直接向き合っている時間もなかったということはお伝えしましたが、それは現実であって言い訳でも何でもありません。まさにそういう実態でありました。いま1次の総合戦略のまとめですとか、策定案につきましては、これから議会の委員会等で皆様方にご説明をし、ご意見をいただいて手順を踏んで進んでいきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

町の答え まちづくり新幹線課長 木村春樹

新井田議員の再質問にお答えいたします。移住定住世帯、それと転出超過率、合計特殊出生率などにつきましては、それぞれの事業を行ったことによる結果として、計画策定当時よりも良化していくというものでございます。したがいまして、これだからなったという直接的な要因が一つということはございませんので、これは総合戦略のそれぞれの事業を行った結果として、残念ながら二つだったものもあるし、一定程度目標を達成したというものがあったということでご承知おきいただきたいと思います。その中で、合計特殊出生率については、1.40を維持するためには、おおよそ20人から20数人の出生数が必要でございます。残念ながらここ数年を見ると、10名前後の出生数で経過しておりますので、なかなか目標までには辿り着かないのではないかなという感覚はいたします。厚生労働省は5年に一度、合計特殊出生率を各自治体ごとに公表してございます。これが来年の3月にありますので、それと並行して町で独自で推計も行ってまいりたいと思います。それと、策定委員会の状況です。これ以前ももう少し回数をやって議論をしたほうがいいのではないかということで、意見いただきました。今回も委員長を選定した中で、委員長と意見交換して、より活発な議論になるように工夫してございますが、なかなか一つひとつのものについて、分野で違うものもございますので、例えば産業分野であれば金融界から来ていただいた委員さんがどこまで認識しているかということもございますので、なるべく意識を同一にした上で議論をするという工夫はしているんですけれども、なかなかそういうふうになっていないというのが実態でございますので、改めていまの意見踏まえた中で、対応させていただきたいというふうに思います。それと、評価の文言あるいはPDCAサイクルなどでございますが、策定したのは平成26年度で、26年から27年にかけてでございます。例えば先ほど言った観光客数につきましては、北海道新幹線開業前でしたので、当時は6万人前後が発射台ということで、目標をそれなりに掲げさせていただいた経緯がございます。それについて、開業前後で目標を達成したということであるのですけれども、この戦略につきましては、5か年ということがまずございましたので、それについては継続して行った上で、達成したからいいということではなくて、前年の数値を踏まえてどういうふうにしていくかということを考えていっています。また、外部の活用でございます。今年度人口ビジョンを改定するということで、作業を進めております。その中で、コンサルタントに関与していただいて、まずは人口ビジョンの考え方を行政側とすり合わせて、そして2次の戦略についても全国的な事例も含めてアドバイスをいただく。あるいは、ポリシーと言いますかテーマ性と言いますか、そういうことも含めて提言いただいた中で、町としてきちんと考えていくというふうな策定の仕方を考えてございます。そのようなことで、若干作業としては遅れ気味なのですけれども、年末から年明けにかけて、あるいは年度末にかけて進めてまいりますし、また昨年提示したように議会にも提示した上で意見をいただいて、2次の総合戦略につなげていきますのでよろしくお願いいたします。

議員の質問 6番 新井田昭男

いま答弁いただきましたけれども冒頭、この数字に関してまち課の課長が全体の中で、私の聞き方悪いのかもしれませんけれども、行かなかったのはいろいろ施策打った中で、要は成り行きで行かなかったんだよというふうにちょっと聞こえたんだけれども、おそらくそうではないと思うんですけれども、やった結果が、結果と言うか、かんかんがくがくやった中で、最終的にはこうだったとそんなふうに理解はしますけれども、ただやはり先ほど言ったように、この総合戦略の位置付けというのは、やはり我が町の未来がかかっているわけですよ、いずれにしても。そして、この策定にあたっての根源というか本当の位置付けっていうのは、やはり行政側がどうでしょうか。しいて言えば、町全体が一団になって向かっていくんだって一つの大きな題材なわけですよね。だから、決して行政の皆さんが汗をかいていないとは言いません。汗をかいているんだと思っています。しかしながら、やはりそういう結果が掲げた結果が数字に出てくるわけですので、これに対して我々は評価せざるを得ないんです。申し訳ありません。ただ、プロセスはもちろん十二分に理解はするんだけれども、やはり与えられた部分の数字に関しては、何が何でもっていう情熱がないとなかなか達成できないんですよ。やはり掲げた以上は、最低でもBクラスの評価をいただけるような対応をしていくんだっていう意気込みっていうか、その辺はやはりほしいですよね。いま言ったように、もう転出超過率がマイナス30人だったから仕方ないねってそういうふうには言わないけれども、そんなふうにもちょっとある種思わざるを得ない部分もないわけでもない。だから、2次に関しては1次のいろんな思いだとかやれなかったこと、あるいはそういう意味では組織変更も考えていかなければならないのか。廣瀬議員が言ったようにタッグを組む、チームを結成するとか、いろんな施策を打ってやらざるを得ないのかもしれません。行政としては、1次の良いベースができたわけですので、このベースをもとにまた委員会でいろいろ報告・説明はあると思いますけれども、これを糧にまた2次に向かって鋭意努力していただければと思います。以上で、終わります。

出典:木古内町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる