長万部町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日
(1)子育て支援として給食費の無償化をしてはどうか/(2)地方創生総合戦略の評価・検証とアグリビジネス事業について
- 聞いた人
- 村川毅 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、まちづくり新幹線課長 加藤慶一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 村川毅
私は2点について質問いたします。まず、子育て支援として給食費の無償化をしてはどうか。2期目の子育て支援の重要政策として、町長は高校生までの医療費の無料化の条例改正を今定例会に上程しましたけれども、子育て世代の経済的負担を減らして、安心して子どもを産み育てやすい環境づくりの支援、さらに定住・移住促進の一環として給食費の無償化をしてはどうか、町長の所見を伺います。次、地方創生総合戦略の評価・検証とアグリビジネスについて。平成27年度から5年間の地方創生総合戦略も来年度が最終年度となります。長万部町の地方版戦略事業は、6つの戦略、18の施策、50の取り組みから成り立っています。この総合戦略は、まちづくり推進会議の委員によって評価・検証されることとなっていますが、この間、委員からはどのような意見や要望が出されておりますか。また、交付金事業の「再生可能エネルギーを活用したアグリビジネス」については町からの補助金も出ており、さらにパート従業員の採用も予定されていることから、町民も事業の進捗に注目しているところです。そこで、現在は当初の計画どおりに進んでいるのか。また、交付金事業が終了した後、町はこの事業にどう関わっていくのか、町長の所見を伺います。以上です。〔議員(7番 村川毅)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
子育て支援として給食費を無償化してはどうかということでございますので、ご回答申し上げます。給食費負担金については、給食材料費相当額を負担していただくために、納付していただいております。平成29年度分では、小学校、中学校、高校合わせた給食費負担金は、2,039万円であり、学校給食センター費の歳出総額、1億173万円の約20パーセント相当にあたります。「子育て支援として給食費を無償化してはどうか」という質問ですが、給食費負担金を無償化した場合、毎年度、その負担金分を町が負担することになり、財政的に厳しくなると考えます。また、給食費につきましては、日常生活の食費と同様にとらえ、家庭で負担していただくのが基本であると考えておりますので、無償化の実施は考えておりません。次に、地方創生戦略の評価・検証とアグリビジネスについてであります。1点目の地方創生総合戦略の評価・検証についてお答えをいたします。地方創生総合戦略の評価・検証のまちづくり推進会議の委員からはどのような意見や要望が出されたのかについてでありますが、推進会議の中で地方創生部会を設置し、長万部町創生総合戦略の取り組みについて、KPI目標達成に有効だったか有効でなかったかという評価の仕方で検証を行っております。それらの中で、葛飾区との交流事業、新規就農者参画促進事業、空き家などの情報発信、防災体制の強化、高速道路通過客の町内呼び込みの促進、公共施設の効率的効果的な維持管理と最適配置、アグリ事業などの取り組みについて、KPI目標達成に向けて、今後も引き続き努力していくようにとの意見・要望が出されております。2点目のアグリビジネスについてお答えいたします。現在は計画どおりに進んでいるかとのご質問ですが、先の同僚議員からのご質問でもお答えしましたが、今年度は3棟増設する計画となっていたところ、1棟の増設による合計2棟の体制で運営となる見通しとなりました。これは、現在のところ増設分含めての2棟分しか販売先が確保できていないためであります。アグリビジネスの自立経営と雇用の確保を最重要事項として考えると、売り先確保して増設という順番を厳守する必要があることと、民間投資による増設でもあることから慎重に対応することになりましたが、規模は縮小しつつも、今年度での雇用創出の目標値や売上目標値などのKPIは、計2棟の生産で達成できる見込みとなっております。また、交付金事業が終了後に、町はこの事業にどう関わっていくのかのご質問ですが、地方創生推進交付金による事業支援の最大の目的は、事業終了時には収益を確保し、雇用も目標に掲げたKPI達成しての自立経営を目指しておりますので、基本的には町が補助金などによる関わり方については、現状においては考えておりません。しかしながら、町と理科大との連携事業で誕生した地元企業でありますので、当然、地方創生に貢献する産業として、ふるさと納税の返礼品での採用も検討するなど、今後は地元企業としてさらなる発展をしていけるよう資金面以外での可能な限り支援をしてまいります。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の再質問 7番 村川毅
それでは最初に、給食費の無償化についての再質問をさせていただきます。給食費は、日常生活の食費と同様に捉えて家庭で負担するのが基本だと。私自身も子どもの給食費を払うのは、親として当然だと思っておりました。しかし、このあとの質問にも関係してきますけれども、今人口減少の問題で、子育て支援をどうするのか、これは日本全国各市町村で対策を考えているところです。町長も子育て世代の支援を重点政策に掲げておりますけれども、若い子育て世代の皆さん、いろいろほかの町の情報を仕入れております。特に、長万部町に転勤などで転入してきた子育て世代から、「近隣の町は無償だったり、2分の1補助などと、給食費の負担をなくしたり軽減したりしているのに、長万部町はできないのでしょうか。」と言われます。人口減を食い止める子育て世代の定住・移住促進、食育教育の一環としても、給食費の無償化はもはや時代の趨勢のような気がしておりますけれども。財政の問題も当然あるでしょうが、無償なのか、一部補助なのか。町長この4年間で調査研究してみる余地もございませんでしょうか。
町の答え 町長 木幡正志
子育て支援の重点的な対応というのは、議員も知ってのとおり中学生までの医療費の無料化をやり、そして保育所の第2子の無料化をやり、そして今回新たに9月定例議会で条例改正をしながら、高校生までの医療費の無料化に進めるということで、これは12月1日から実施をするということで、即対応してまいっております。国の制度の方もいろいろと制度改正しながら、子育て支援策を打ち出してきてはいるんだけれども、ただ、自分自身の判断でちょっと申し訳ないんだけども、私も5人兄弟、母も苦しい中で、やっぱり3食きちっと取らせて育てていただいたということを感じております。ここまで全部全てやっちゃったら、本当に親としての責任ってのはどこにあるのかなっていうのは、私の実は持論でもあり、それを展開してきたことでもあったんだけども、時代の趨勢ってのはこれからどんどん変わっていくものだなと思っておりますし、今答弁で申し上げたとおり、2,000万円を超える負担をしていただいてる。1食大体250円から300円で、今給食費の負担をしていただいてる。一時は給食費の滞納がものすごくあった時代もあったんですが、それも乗り越えて、今本当に全体100%に近い納付をいただいてるところでもあります。これが新たな時代の趨勢が変わってくれば、その時点で子育て支援のためにどうするかということを考えていく時期がくるんだろうな、そんなことを考えておりますけども、先ほどから申し上げたとおり、毎年ごと2,000万円以上の負担が財政的にかかるとすれば、やっぱり財政検証しながらきちっとした対応・対策を考えて、その上で踏み込む、進んでいくという考え方になるのかなと思ってます。ただ、絶対やらないという方針だけは持たないようにしようと自分に言い聞かせてますので、ひとつご理解いただければと。
議員の再質問 7番 村川毅
ありがとうございます。絶対やらないということではないんですね。次は、地方創生総合戦略の評価・検証とアグリビジネスについてということで、KPIの目標達成に有効だったか有効でなかったか、町民の代表の推進会議の中の地方創生部会で評価・検証を行って、また、目標達成に向け意見・要望をいただいているということでしたけれども、1点目の質問は、この検証結果を国に報告する義務はあるのでしょうか。また、町民に知らせる機会はあるのでしょうか。質問します。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
こちらは報告はしております。これについてはKPIを達成するに有効であったか否かというような形での報告ということになっております。
議員の再質問 7番 村川毅
町民についてはどういうふうになりますかね。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
町民に周知という形では実際行ってございません。
議員の再質問 7番 村川毅
この地方版総合戦略はあと1年ありますよね。31年度終了した段階で、この50項目の検証は全部されると思うんですけれども、その時点で何らかの形で、冊子にしなくてもいいんですけども、何らかの形で町民に長万部の問題、これからの検証結果ということで、周知していただければと思うんですけれども、いかがですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
ご質問のとおり、5年間の計画が終了を迎えるわけなんですが、国におきましても、国の総合戦略を、また計画期間終了とともに、また新たに策定するという準備を進めているというところでございます。それで、地方においても、これに掲載されている事業について、例えば今後交付金等が、支給されるというような法案が成立しますと、これ載ってなければ、それについては補助できないという形になろうかと思いますので、当然我々としても検証を進めて、今後の計画づくりについて、これから検討を進めていかなければならないというふうに考えております。これについては当然、現在まちづくり推進会議等でご議論いただいておりますけども、当然町民の方に入った中での、これは当初総合戦略を作るときにその中に町民の方々による委員で構成された中でご議論もいただいておりますので、そういった形で当然議論は進めていくという形になろうかと思います。それと、周知についても当然町のホームページ、あるいは広報等で周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
議員の再質問 7番 村川毅
分かりました。まず、この地方版総合戦略は今言ったように31年度まで。現在の第三次総合計画はその翌年で終了することになります。ですから、この地方版総合戦略の検証をしっかりして、その結果を第四次総合計画に落とし込んでいくということが大事だと思うんですけども、そういう方向で行くとは思うんですけども、ここで1回確認しておきたいと思います。いかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
もちろん、第四次まちづくり総合計画策定の際には、それを十分勘案して、取り組んでいく形になろうかとは思います。
議員の再質問 7番 村川毅
そうですね、その意味では地方創生部会の委員の皆さんは大変でしょうけれども、しっかりと評価・検証をしていただきたいというふうに思っております。次に、アグリビジネスについてお聞きします。前の同僚議員の質問とダブる部分はありますけれども、今年度の計画では、ビニールハウス3棟建てるといった計画が1棟になったと。その理由が販売先が確保できていないという説明でしたけれども、当初の説明では販売先は確保できているので、今年は4棟にするというふうに私は記憶しておりまして、この今年3棟建てるのが1棟になったという話を聞いて、非常に驚いておりますし、また、危惧もしております。国に出している計画のKPI目標値は達成できる見込みだということで、もちろんそれは大事なことです。大事なことですけれども、町がしなければならないのは、町民の皆さんに対する説明責任だと思いますよ。特に今年2月9日福祉センターにおいて昼と夜2回に渡って、アグリビジネス町民説明会をしましたよね。そこに来た皆さんは、今年は4棟になって、来年には10棟になって、パート従業員は30人から40人採用するという説明を受けてます。その皆さんに今年度は1棟しか建たないので、パートの採用も当初より少なくなるという説明はしてるんでしょうか。どうですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
こちらは2月に町民説明会に来られた方々につきましては、連絡先等を一般社団法人の方で押さえておりますので、そちらの方々にはそれぞれ個々に対応してるということで聞いております。
議員の再質問 7番 村川毅
当日説明会にいらした方は、結構7~80人いたと思うんですけれども、その中でパートを希望する人は、確かアンケートかなんか取って、住所と連絡先とか書くようにしてたと思うんですけども、その方達って何人いたんですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
約30名ということで聞いております。
議員の再質問 7番 村川毅
じゃあその30名の皆さんに連絡したんですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
その後の計画変更等につきまして、ご説明をしてるということで聞いております。
議員の再質問 7番 村川毅
連絡してるということでいいんですね。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
はい、そのように聞いております。
議員の再質問 7番 村川毅
町としての問題意識が薄いような気がします。町から連絡してもよかったんじゃないんですか。誰が連絡したんですか。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
これは一般社団法人北海道おしゃまんべおよび長万部アグリの方からというふうでございます。
議員の再質問 7番 村川毅
今回の行政報告もそうですけれども、3棟建てる予定だったのが、何らかの事情で1棟になりましたっていう行政報告じゃないですよね。いきなり1棟建てますということで、それを見て町民はどうなのかな、もしかしたら最初から1棟だったのかなというふうに思うこともあると思うんですけれども。この事情をやっぱり町民の皆さんに知らせるべきだと思うんですよね。そういう意味で毎月広報でアグリビジネスのページがあるわけですから、そこできちっと中身を知らせるべきだと思うんですけども、どうですか町長。
町の答え 町長 木幡正志
いろんな話題を提供してきてはいるんだけども、今回のその計画変更含めて、やっぱり今言われたとおり、広報できちっと掲載をして、広く町民に周知していきたい、そう思ってます。
議員の再質問 7番 村川毅
ぜひそうしていただきたいと思います。成功事例ばかり載せるんじゃなくて、もう中身をきちっと洗いざらい晒すべきだと思うんですよ。それで、この29年度から31年度までの3年間の交付金の総事業費は2億8,000万円なんです。町の3年間の補助の予定金額は半分なんですよ1億4,000万円。町が1億4,000万円出すことになるんですよ。だからこの事業は絶対成功しなければならないんですよ。みんなして。町民も含めて。応援をいただいて絶対成功しなきゃならないんですよ。この事業終了後の町からの補助金は考えていないということですので、今後事業終了まで町としては理科大側としっかり協力体制を取りながら来年度終了時には収益を確保して雇用も生まれて、自立経営をしていける企業にしなければならないんです。さらに、事業終了後はふるさと納税の返礼品の採用も考えるということですけども、この程度だったら弱いと思うんですよね。ですから、役場の中にまちづくり新幹線課だけではなくて、課を横断してアグリビジネス事業の対応のための協議会みたいなものを設置して、全員でこのアグリビジネス成功に向けて取り組んでいくというような方向に進めていただきたいと思うんですけれども。最後の質問です。いかがでしょうか。
町の答え 町長 木幡正志
まず、見えない部分をきちっと見えるようにする。今まで東京で会議を開いていたんだけど、それを先月から毎月長万部で会議を開く。そして我々もオブザーバー参加してその進捗状況をよく見極めるために、今月も27日に長万部で全員集まって会議を開く予定にもなってるし、今後はやっぱりそういったものをきちっと検証しながら、確実な成功に向けて努力していかなければならない。先般も2月の末に東京理科大学の学部編成の段階で東京行った際も本山理事長からお話しがあって、これは東京理科大学も絡んでるんだから、絶対成功させなきゃだめだと。成功させるために全員で努力していきましょうというお話しをいただいて来ておりますので、前回の長万部での会議の対応も、確認としてこれは成功に結びつけるための会議を開催をしてるという認識を持ってやっていこうということで、今月もまた長万部でやる。これからの会議は全て長万部で会議を開いてもらう。そういうような形で路線を敷かさせていただいて、今横断的に各課の支援もいただくべきだということもお話しいただきました。実は去年議員からも組織体制の見直し、これ当然考えるべきだということもご指摘をいただいて、私も9月以降に考えながら、12月、必要であれば来年の4月からに向けて、各課の組織見直しも考えていくということも答弁させていただいてることもございますので、ぜひそうした中で、組織体制の相対的な見直しをかけながら、横断的な、縦割りではなくて横断的な方法で、組織を持っていきたい、そう思っておりますので、ひとつしばらくお時間をお貸しいただければと思います。
議員の再質問 7番 村川毅
ありがとうございました。終わります。