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木古内町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月12日

人口減に伴う町の将来について北海道新幹線開業をどう活かすのか

聞いた人
新井田昭男 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 新井田昭男

8番 新井田です。平成26年第2回定例会において、一般質問をさせていただきます。質問は一問で、木古内町の人口減の対策についてであります。この質問に関しては、先ほど竹田議員より同類の質問がありましたが、私なりの視点で質問といたしますが、状況によっては確認も含め、同じような質問もあろうと思いますが、ご容赦をお願いいたします。それでは、質問といたします。1.木古内町の人口減対策について。(1)第6次木古内町振興計画で、冒頭の挨拶の中に、雇用悪化状況も含め我が町の人口減や少子高齢化について触れているが、第6次振興計画では、具体的な対応策が明記されていないのはなぜなのか。(2)過去には、先輩議員が様々な視点からこの問題について論じられて来たと思いますが、平成23年第4回定例会の中で同僚議員が「人口減に歯止めをかける対策案について」の質問をし、行政答弁として、「人口減と定住化の促進を進める。」としている。平成24年第2回定例会で、私も「人口減対策について」の質問をし、昭和35年のピーク時の総人口は約13,500人で総世帯数が約2,530戸であったことや、大森町長となった平成14年当時の総人口は6,557人で総世帯数が2,731戸であったという状況を説明し、昭和35年のピーク時以降、我が町の人口減が顕著に表れてきたその対策について質問をしました。答弁としては、「一次産業の振興や後継者の育成策等を講じ、安定的な雇用の確保に努める。また、総合的に人口減対策と定住化の促進につなげていきたい。」ということでしたが、具体的な執行状況についてお聞かせいただきたい。(3)平成24年第2回定例会の質問からすでに2年経過しているが、ことし5月末までの総人口は4,743人で総世帯数2,379戸であります。なんら、行政が行ってきた仕事の成果が感じられません。おおむね200人という自然死を考慮しても、80人弱が町内から去っていると思われる状況を町長はどう感じているのか。(4)昨今、新聞紙上で報じられた2010年から2040年の20歳から39歳までの女性人口が、道内147市区町村で半減し、将来的に自治体を維持できない可能性があるという報道があった。我が町は、2010年の331人が2040年では45人となり、2010年から2040年では△86.5%という減少率で、全国で5位、全道で2位という大変な異常事態となった試算結果にどう立ち向かうのか。私は、平成24年第2回定例会でも申し上げましたが、「当初より、この問題は我が町としても最優先課題として取り組むことや、抜本的対策を講ずるべきである。」と提案をしましたが、しかしながら、現状を見てもいっこうにその兆しさえ見えない。町民の皆さんの将来に対する不安が全く解消できない中、すでに高齢化率42.6%、小中校生あわせても200人を切ろうとする状況や先行きの自治体存亡危機など、今後、行政は町民への不安を払拭すべき抜本的対策を講ずるのか。講ずるとするならば、どのような手段・方法をもって対処するのか町長の見解を伺います。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

8番、新井田昭男議員のお尋ねにお答えいたします。当町の人口減少対策についてのお尋ねでございますが、4点に分けられておりますので、一つずつお答えしたいと思います。はじめに、第6次木古内町振興計画における人口減や少子高齢化対策につきましては、基本構想では基本目的の中で、基本計画では施策テーマの中で一次産業の後継者育成、企業誘致や雇用の拡大、公営住宅や下水道整備などを記載しております。具体的な施策につきましては実施計画に記載をし、毎年次、事業展開を図ることとしております。このため、新たな施策につきましては、実施計画を見直すことで対応してまいりたいと考えております。次に、これまでの具体的な取り組みにつきましては、主な事項を申し上げますと、子育て・保育では保育料の軽減、ラッコくらぶの運営などの実施、保健・医療では妊婦検診、予防接種、乳幼児検診、中学生までの医療費の無料化、医療バスの運行、国保病院の改築などの実施。一次産業では生産基盤整備などの実施、教育の分野では奨学金の貸し付け、通学バスの運行、通学費や各種大会参加費の負担軽減、学校給食費の半額助成などの実施。このほかには交通の利便性の確保、また下水道事業の整備、土地建物の情報提供。さらには光ファイバーの導入など、総合的に環境整備の充実を図り、安心で暮らしやすいまちづくりの形成により、人口減対策や移住・定住対策に努めているところでございます。次に、人口の減少は全国的に深刻な問題となっておりますが、近年の当町における人口減少につきましては、財政健全化計画を進めながらも、様々な施策を展開しており、長期的にその効果を期待はするものの、大変厳しく受け止めております。次に、今後の対処についてのお尋ねでございますが、当町といたしましては、これまでも人口減や移住・定住に向けた環境整備を継続的に進めており、今日の人口減の現実をしっかりと受け止める。そして、その対応に当たらなければならないと認識しております。このため、6月の初旬に、庁舎内に人口減少対策検討会議を設置し、当町の将来についてを集中的に議論することといたしました。この検討会議では、人口減少、活力あるまちづくり、移住・定住対策、企業誘致など、人口減少に関する対策につきまして、あらゆる角度から検討を行うこととし、さらに新しく要因に加わる北海道新幹線の開業、高規格自動車道の木古内インターの開通など、利便性の増す交通体系の活用などについても議論をし、年内を目途に方向性を示すこととしております。私といたしましては、減少する人口を最小限に抑えることと、いま、ここに暮らす方々が幸せを感じていただける、その施策の実践が大切と認識しておりますので、第6次木古内町振興計画の基本理念であります、「協働・ともに語り、ともに行動するまちづくり」を実践する中で、これからも町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを目指してまいります。

議員の質問 8番 新井田昭男

いま、町長のほうから縷々ご説明いただきました。とても流暢な答弁で、大変ちょっとぐらぐらとくるような面もあるのですけれども。私は、仮に3番くらいまでは先ほどの問いかけに関しては、現状をいま町長からお話にあったような、「振興計画、トータル的にやはりこういうことをしているのだ」と、それは理解できます。しかしながら、私が一番気にかけているのは、例えばなぜいま人口減に対するいわゆる検討会議が、そういう組織がなぜいまなのかということですよね。何か最近マスコミ等で騒がれているから、「おいおい」と。「これは、ちょっと何か一般質問がくるから立ち上げなければならないね」と。そんなことさえちょっと感じられるのですよ。これは、先ほど私が申したように、3年前から私がものを申したのは2年前ですよ。その1年前から同僚議員がやっているわけですよ。にも関わらず、そういうことはいわば、「振興計画の中でこうやっているのだよ」と、「今回も6次振興計画では、トータル的にはこういうふうにしているのだよ」と、わかりますよそれは。それはやって当たり前の話ですから。しかしながら、「その実態は、ではどうなの」と、具体的に私は数字をお示しして、現状は例えば町長になった体制からお話をしているわけですよ。そういう時点から、当初のピーク時から半減している中で、「これは成り行きだから仕方がないね」とそんな解釈の中でスタートをしたと思わざるを得ないですよ、この状況は。先ほど町長は、竹田議員の答弁の中で、「人口減というのは、別に定義があるわけではない。こういう町がどの程度減ったから、あまりそういうのは定義はないからどうのこうの」というお話をいただきましたけれども、それはちょっと捉え方を間違えたらすみません。それは、ちょっと町長からお話をいただく答弁の内容ではないと思うのです。全くそういう部分でいけば、危機感も情熱さえも何も感じません。なぜ、私が問いたいのは、抜本的対策なのですよ。いわゆる、記載された文章を読むのではなくて、実際にそれ以上に、いま我々がこうやってそういう危機感が、いわゆる町長も含めて町職員も含めて、この問題にどういうふうな抜本的対策をもって立ち向かうのだということが知りたいのですよ。先ほど言いましたように、勿論、竹田議員からおっしゃったように、一つはやはりそういう町有地何かを無償で条件をつけながらも、無償で提供をすると。そういうことも勿論そうです。そして、やはりいわゆる子どもの出産を促すためには、やはり妊娠から教育まで一貫した施策をとらなければいけないと思うのですよ。小手先ではもうだめなのですよ。だから、そういう言葉が全く出てきません。なぜ、私が一週間前にこういうお話をして、行政からお話をいただけるというふうに、私はここに立っているのですよ。それが、何とか本を読んだごとく、「こういう振興ではこういうことをやっているよ」と、それでは伝わりませんよ。本当に町長が行政を含めた全体の総合的な考えの中で、この立ち上げも含めて、本当に先行き、そして町民の不安を解消するという情熱があるのですか。そこを私はもう一回お尋ねしたいです。やっていることはわかりますよ。しかしながら、現実に、「では数字的にはどうなの」、減る一方ですよね。やっているけれども、成果がないのでは何かが悪いということではないですか。それは、やむを得ない不可抗力の部分もありますよ。それは十二分に理解はできるけれども、しかしながらいまの答弁内容では、どうも先行きは同じような状況ですし、そんなことが非常に何か強く感じられますけれども。この辺について、ちょっと再度お話を聞きたいです。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

これまでの施策につきましては、それぞれ何もしていないというような表現で私は受けましたが、そうではなくて、先ほどご説明した様々な取り組みを進めていると。ただ、この進め方はそれぞれの担当部署が専門的に行ってきた事項でございまして、「今回の対策会議においては、それを横断的に、そしてより深い議論をしましょう」と。「その中でまた、方向性が見えた中で、議会議論もお願いしましょう」と。先ほどの答弁に若干触れますが、「住民の皆さんの声も聞いてきましょう」と。こういったことで、今回の会議を立ち上げてございます。したがいまして、どうも何もしていなかった、結果が出ていないというところだけが象徴されているように感じたものですから、決してそうではないということをご理解いただいた上で、皆さんと一緒にこの大きな問題の対応にあたりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

議員の質問 8番 新井田昭男

決して私は、行政が何もしていないということの、そういうことではないのですよ。しかしながら、やはり「抜本的対策を講じてくださいよ」と。これは、私一人の言葉ではないのですよ、町民の言葉として受け止めていただかないと。私がここで一人で言っているから、「お前、一人で話をしていろ」ということにならないのですよ。我々が町民の皆さんの付託を得て、こうやってご提案をしているわけですよ。そういうやはり思いを少し感じていただかないと、本当に伝わってこないものがいっぱいです、はっきり言いまして。それでは、この木古内町人口減少対策検討委員会なるものを立ち上げたということでしたけれども、私とすれば本当に遅まき。もうすでに、こんなものはある意味では、私も実はこういうものが出てこなければご提案をしようと思っていました。これは、対策委員会でも何でも開いて、設置して、もうやはり具体的に進む方向で行くしかないとそんなふうに実は思っていたところなのです。こういう文書というかお話をいただいたのであれば、これは非常にいいことですし、今後はやはりこういう立ち上げているのであれば、きちんと目標もそうですし、進捗状況もそうですし、やはりきちんとそういうスケジュール化をしていただいて、きちんと数値化もしてほしいです。そして、機会ある毎に、委員会等がありますからそういう時に、「こういう状況だ、いまこういう目標に対してこういう進捗だ」ということをきちんとわからしめる、そういう対応もしていただきたいです。これは、先ほど竹田議員も言われましたけれども、委員会でこれはきちんと見据えていきたいと思いますので、この辺はきちんと対応していただければと思います。いま言ったように、なかなか我々町民と歯車がなかなか合っていかないというのは事実だと思います。そういう中で、行政も先ほどはちょっと捉え方が、いろいろちょっと違う方向にいった部分もないわけでもないと思うのですけれども、これも何もやはり町民と行政が思いは一緒なのですよ。それは、私も理解はできます。そういう思いの中で、私なりにちょっと総括をさせていただいて、ちょっとお聞きいただければと思います。この総括で、取りあえず質問を終わりたいと思いますけれども。では、これからちょっとお話をしたいと思います。全国的な人口減はいまにはじまったわけではございません。我が町も冒頭に述べたように、昭和35年以降、人口減が顕著に表れ、いまや4,700人台までになった状況で、行政側もやっと重い腰を上げ対策を講じようとしている。私は、当初より役場内の各課の垣根を払い、互いにアイデアを出し、諸問題に立ち向かうように提案してきました。今後も問題を共有し、既成概念にとらわれずアイデアを出し諸問題に思い切った処方箋をもって立ち向かってほしいものです。問題解決のためには、リスクが伴うものは当然のことです。我が町がもっているものを全て武器として、現状を見据えた、また将来を見据え、町民のために活用するならば、必ずやご理解をいただけるはずと考えます。今後、町民の不安を少しでも払拭できるよう、町職員の皆さんには鋭意努力をお願いし、質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。

出典:木古内町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月12日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる