木古内町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月12日
木古内町の人口減に伴う町の将来について
- 聞いた人
- 竹田努 議員
- 答えた人
- 町長 大森伊佐緒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 竹田努
6番 竹田 努です。それでは、先ほど議長の挨拶がありましたように、木古内町の人口減に伴う町の将来について、一般質問をさせていただきます。定住対策、子育て支援については、これまでもいろんな形で取り組んできておりますが、人口減の歯止めにならなかったように思っているところであります。昨年、策定しました「第6次木古内町振興計画」は、第5次の10年間の検証の結果を踏まえた向こう10年間の基本計画であります。5月10日の新聞記事に、「自治体の危機、将来消滅する可能性の自治体」の一覧が掲載されまして、私ばかりでなく町民からも、「いまはいいけれど、子どもや孫の時代になったらどうなるのか。」などの声を耳にいたします。町長は、振興計画でも「安心して暮らせ、生涯にわたり希望や生き甲斐を持ち続けられる北の大地の福祉都市『きこない』を目指す。」、こう明言をいたしております。町長として、このマスコミに出された部分について、町民に対して、「どう安心だ」という部分を伝えるお考えなのかお聞かせ願います。また、そのことによって、町のビジョン、振興計画等を見直すという考えがあるのか見解を求めるところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
6番、竹田議員のお尋ねにお答えをいたします。人口減に伴う町の将来につきましてのお尋ねでございますが、全国的に人口減が進む中で、当町におきましても、毎年、人口の減少が続いております。また、日本創世会議の人口減少問題検討分科会が発表した人口推計からも、今後の減少は益々進むことが読み取れますし、また将来の自治体の存続を案ずる新聞報道が印象的でございました。当町といたしましては、これまでも人口減や移住・定住に向けた環境整備を継続的に進めておりますが、今日の人口減の現実をしっかりと受け止め、その対応に当たらなければなりません。このため、6月の初旬に、庁舎内に人口減少対策検討会議を設置し、当町の将来についてを集中的に議論することといたしました。この検討会議では人口減少、活力あるまちづくり、移住・定住対策、企業誘致など、人口減少に関する対策についてあらゆる角度から検討を行うこととし、新しく要因となる北海道新幹線の開業、高規格自動車道木古内インターチェンジの開通など、利便性の増す交通体系の活用などについても議論をし、年内を目途に方向性を示すこととしております。私といたしましては、減少する人口を最小限に抑えることと、いまここに暮らす方々が幸せを感じていただける施策の実践が大切と認識しておりますので、第6次木古内町振興計画の基本理念であります、「協働・ともに語り、ともに行動するまちづくり」を実践する中で、これからも町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを目指してまいります。
議員の質問 6番 竹田努
ただいま、町長のほうから「町としての取り組みとして、6月の上旬に」、これは庁舎内という捉え方でいいのでしょうか。庁舎内で構成をする人口減対策といいますか、それらを立ち上げたという。その中では、人口減はもちろんではありますけれども、移住・定住これらを含めた。また、企業誘致をも含めた部分で、この検討会議。そういう部分では、一歩前進といいますか、何もしないよりは、やはり最小限に留めるというその努力の一つの一貫としてのあれはいいのかなと。ただ、いま町長から庁舎内ということの話なのですが、やはりこれは町挙げての取組対策というか、やはり町内会がいいのか、いろんな団体・組織がいいのか。やはり官民一体となっての取組体制でなければ、役場だけでやってもなかなか大胆な発想が出てこないのですよね。ですから、例えばいま町長が言われた移住・定住対策についても取り組むのだと。やはりここであっても、思い切った町有地の例えば、何年か前に分譲をしました新道の町有地・分譲地を町外から移住するかたに対して、「無償で提供します」だとか、やはり何年間住んだら例えば、税の軽減含めた大胆な方向性を出さないとなかなか。過去にだって定住対策でもいろいろ議論をしましたけれども、これという部分で成果が上がっていないということを考えますと、本当にもう遅しのきらいもありますけれども、いま思い切ってそういうふうな政策を立ち上げるようにしなければだめなのかなというふうに思っています。この人口減対策については、同僚の新井田議員も同趣旨の部分で一般質問を予定いたしておりますから、自分とすればもっともっとやはり、せっかく今回庁舎内で立ち上げた人口減対策。この部分を、やはりいま役場のOB会もあるのですよね、会として。やはりそういう部分のいろんな角度からの知恵も入れるだとか、過去に何年か前にあれしました結婚の婚活パーティーというのですか。婚活のその催しも商工青年部が主体に取り組んだ部分もあるのですけれども、単発で終わるのではなくて、やはり行政もそこに支援をして、町外からお嫁さんに来てもらう、お婿さんを迎えるだとか、そういうことも大胆に打ち出さなければ、この部分はやはり厳しいのかなというふうに思っています。ただ、町長の先ほどの答弁の中で、この人口減の安心を町民にどう応えるのかという部分。あるいは振興計画、町のビジョンも特に見直しをしないようなコメントのように受け止めるのですけれども、その辺再度お聞かせ願いたいとこのように思います。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
竹田議員のご指摘のとおりでございまして、これからは一定の大胆さというのは求められるかと思います。この庁舎内で立ち上げました検討会議につきましては、年内を目処に一定の方向性を出すわけでございますが、いきなり大勢のかたで議論をしましても、まとまる一本の線をある程度作ることが先決だと思っておりますので、まずは庁舎内での議論からははじめます。そのあと、皆様方との議論も行わせていただきます。場合によっては、多くの方々にご参加をいただくという形になるかもしれません。そののち、最終決定という運びになりますので、この期間の中で鋭意協議をしていくと。その節には、皆様方のお力添えを賜りたいと考えております。先ほど、「町民のかたに安心をどう伝えますか。あるいは、町の第6次の振興計画の変更について」ということでお答えをいたしましたが、再度申し上げますと、まず住民の皆さんには最小限にまず人口減を留めるということ。そして、住んでいるかたの幸せというものをまず考えると。法律の中でもそうですが、何人以下になったら町がなくなるというルールはいまありません。したがいまして、いまいる人口を少しでも少なくして、いまいるかたが幸せになる、こういう施策は必要ではないかと思っております。また、人口が減少することによって、交付税が下がるとか様々な影響はありますので、ここはしっかりと押さえられるような施策を作っていきたいと思います。そして、また、ビジョンの変更につきましては、これまでの第6次振興計画で申し上げていますように、「協働」ということを柱に変えないでそのまま行くと。ただ、実施計画の中では、様々な施策を取り組んだり、ローリングしたり、様々なことができますので、これは優先順位をしっかりと見定めて進めて行きたいと考えております。
議員の質問 6番 竹田努
概ね了解をするわけですけれども、例えばこの振興計画について、実施計画の中でローリングをするのだということですから理解はします。ただ、やはりこのいまの木古内町の、自分もいろいろデータを調べてみて、2011年から26年。ここの5か年を見る限りでは、800名減少しているのですよね。ということは、1年に平均しますと、その年によって130くらいの時もあれば180という大きな年もありますけれども、平均しますと160。この160では人口も減ってきていますから、当然これからの減少の人数も自ずとそれに比例をして減ってくるだろうと。少なく見込んでも、やはり向こう10年を見通した場合に、1,500名近くが人口減するという。これは、やはり過去の実績・データからすれば、間違いのない数字だろうと。多少のでこぼこがあるにしても、それらをきちんと踏まえて。もう一つ私が心配するのは、人口減は当然、いろんな対策も手立てもしなければならないのですけれども、やはりそれに人口減に伴う町の財政。それが、やはり町の危機というふうにつながるわけですから、一緒にしっかりとしたやはり財政基盤の確立もやはりしていかないと、人口減だけに目を向けてもだめだろうとこういうふうに感じますので、その辺についてはしっかりとこの人口減対策を取り組んでいただきたいということを申し上げて、1点目を終わりたいと思います。