せたな町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月13日
新エネルギーの地産地消への取り組みについて
- 聞いた人
- 大野一男 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光、教育長 成田円裕
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 大野一男
ただ今議長より質問の許可をいただきましたので、町長に質問をさせていただきます。新エネルギーの地産地消への取り組みについて、当町において平成16年、日本で初めてのせたな町洋上風力発電所2基の運行が開始されたことをきっかけに民間事業者の参入があり、現在瀬棚区で風力発電6基が稼働し、更に16基の建設が進んでいる状況にあり、一大風力発電基地を形成しようとしております。北海道は本年度から5年間、風力、バイオマスなどの新エネルギーを導入する自治体や民間企業などへの支援事業を行う。平成33年度までの5年間、毎年12億円前後を確保して事業を行い、総額60億円規模で新エネルギーの普及拡大を図るとしております。支援の対象になる事業は、市町村が風力など地域にあるエネルギー資源を公共施設などで消費するエネルギーの地産地消のモデル事業などであり、支援する自治体や企業は、公募して決める方針である。新エネルギー導入加速化基金を設け、5年間、確実に事業に取り組むことを目指すとしています。更に知事は100億円規模の取り組みを行い、エネルギーの地産地消を全道に広げると述べ、将来的に基金を拡充する方針を示しております。またエネルギー構成について、多様な構成をすると共に、身近な自立的に確保できる資源を最大限に活用することが重要とも述べ、再生可能エネルギー普及のため、基金を活用する考えを改めて示しております。また北海道電力は風力発電の受け入れ枠拡大を5年ぶりに行う方針を固めたとしております。今回の増枠で、道北や道南など風の強い地域で大規模な発電計画が持ち上がる可能性があるとしております。せたな町としてもこうした北海道の意向、北海道電力の意向を踏まえて新エネルギーの地産地消への取り組みという視点に立って、町内経済循環型活用のさまざまな施策等の調査研究に積極的に取り組み、まちおこし振興策の起爆剤と捉え、当町の活性化につなげていくべきと考えます。町長の所見をお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
大野議員の質問にお答えをいたします。日本におけるエネルギーの供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料がその8割以上を占めており、そのほとんどを海外に依存しています。加えて、化石燃料の利用に伴って発生する温室効果ガスの削減が重要な課題となっています。また平成23年3月11日に発生した東日本大震災により東京電力福島第一原子力発電所事故もあり、エネルギーを安定的かつ適切に供給するためには、資源の枯渇のおそれが少なく、環境への負荷が少ない再生可能エネルギーの導入を一層進めることが必要となりました。そのような中、平成28年4月1日から再生可能エネルギーを含めた電力の自由化が開始されました。これにより、これまで一般電気事業者が独占的に電気を供給していた市場が開放され、地域住民にとっては、安い電力を購入したり、地域の電力会社から電気を買ったり、再生可能エネルギーに特化した電力会社を選べるなど、多様な選択が可能となりました。北海道は平成29年度から5年間、風力発電やバイオマスなどの新エネルギーを導入する自治体や民間企業などへ、公共施設などで消費するエネルギーの地産地消のモデル事業への支援を示しました。また北海道電力は、5年ぶりに最大56万キロワットに制限してきた風力発電の受け入れ枠を、新年度から段階的に広げ100万キロワット程度追加する方針を固めました。このことにより全道的に大規模な風力発電所の建設が進む可能性が出てまいりました。せたな町においても現在、民間企業を誘致し、有効な風力資源を活用した発電計画が進められており、町財政や地域経済活性化に与える影響が大きいことから、これをチャンスと捉え、まちは可能な範囲で支援をしております。ご質問の新エネルギーの地産地消への取り組みについてですが、期待されるメリットとしては、安価な電力の供給、地域経済の循環、雇用の創出、産業の振興などに効果があると考えられますが、安定した電力の確保が難しいという課題もございます。いずれにいたしましても、今後示される北海道の支援事業や北海道電力の受け入れ枠拡大の内容を判断しながら、調査研究に取り組みたいと考えております。私の所見としては、まったく議員と同じでございます。
議員の再質問 10番 大野一男
再質問させていただきます。町長の答弁前段、この自然エネルギー、再生可能エネルギーの必要性ということについて述べていただきました。いわゆる低炭素社会をしっかりと見据えて、地球温暖化等の対策等も含めて、これからのエネルギー供給源、いわゆる石油とか石炭という炭素からクリーンエネルギーへ移行しようという動きがありました。その大きな期待値の中で原子力発電というものが、クリーンエネルギーの1つの有として進めてきたわけですけれども、いわゆる福島原発によってこのことの危険度というものも改めて認識されて、この原子力に特化した国策というものについて、黄色信号、下手をすると赤信号が出ている状況になってきてるんだろうと思うんです。そこで国は将来のエネルギーの政策として、この自然エネルギーに力を入れて、更なる振興を深めていくということに自然的にそういう政策を進めていくという状況にもあるんだろうと思うんです。そういう中で北海道が自然エネルギー、再生可能エネルギーを生み出す一大生産基地として位置付けられているというの町長認識されているんだろうと思うんです。そういうことで北海道としても、この自然エネルギー再生可能エネルギーのポテンシャルの高さを生かして、北海道を一大生産基地として進めていきたい。この自然エネルギーの割合も将来、全体のエネルギー構想の中で4分の1、そして将来的には25から30という目標があるわけですが、私は将来展望の中でこの比率はますます高まっていくと考えてまして、北海道との位置付けの中で、その生産をする、電気を生み出すさまざまな場所として、せたな町というのは非常に有望な風力発電という実績があるということを踏まえると、やはり先ほど町長が言ったように、そういう背景を持って私たちのまちの風力発電をどう生かしていくかということに、まずとしっかり趣をもって政策を進めていく必要があるだろうと思うんです。先ほど町長、北電の風力枠拡大の話をされていただきましたが、くしくも3月8日の道新にその記事が載っておりました。新年度から10年間で100万キロワットの増加をする考えだと。再生可能エネルギー普及を目指す国に背中を押された格好で北電は判断をした。受け入れ枠拡大は新年度から2段階で行う。前段の4、5年は第1期に60万キロワット、後期に第2期に40万キロワット今、町長がお話したように総額で100万キロワットを増やす予定だと。現在56万キロワットで風力発電は制限しているわけですが、これを156万キロワットに引き上げる。3倍ほど北海道としても、北電としても電力供給の対象として考えざるを得ない状況に来ている。電源公社の比率は再エネの割合が2010年、平成22年度で10%程度だったのが、平成42年、2030年には22から24%まで国は引き上げるという方針でこの事業を進めようとしているということで、まさしくこの需要と供給からいくと、需要は高まっていく。供給はどこにするかと今お話したように北海道である。その北海道の中でせたな町はせたな町洋上風力発電所という先輩が作った起案によって、しっかりと先進地として位置付けられているということをしっかり受けとめていただきたいと思います。町長、私前回もこの質問させていただいたときに、送電線網の構築が非常に問題になっているというお話をされています。その辺はいわゆる送電線網の実証については、道内、道北、送電線網というのは北海道と本州を結ぶ北本連携の整備というのが急がれています。資料によると平成31年までにはそれなりの整備をしていこうということで順次、その事業に取りかかっているということも見えてきています。それから風力発電によって安定的な電気が供給できないということを解消するために、大型の蓄電池に電気を貯めておくということが考えられてきて、この大型蓄電池を活用した再生可能エネルギーの節約量を拡大という課題も技術の進歩によって随分改善されてきているということで、そういうさまざまな今の技術革新の中で、こういう風力発電、いわゆる自然エネルギーというのは、今までいろいろ懸念されていたものは徐々に解消されつつあると捉えています。ですからまちとしてもぜひこういう北電の意向を踏まえて、いち早く手を挙げて条件が整えば更に増設を進めていくということも、私たちのまちの政策として位置付けて、しっかりアンテナを張って、その状況を見据えながら進めていただきたい。ただ自然環境への負荷等もありますので、そこは慎重に考えるところは考えるとして、しっかりと見据えてこの導入について積極的にアタックをしていただきたいと考えています。今あるのは2,000キロワットなんです1基がだいたい。これ500基将来北電は作るということになります。100万キロワットとなると。ですから500基ほどの風力発電がこの北海道の中に、向こう10年で建設されるということがこの資料の中から物理的に読み取れるわけで、その中の何基、今せたな町にあるのは200キロワットですか。6基稼働してますが、それが500基将来、北電の政策の中で、企業の中でやろうという計画があることになりますから、その中の1割でも2割でも3割でも、私たちのまちに可能であれば、誘致をしていただきたいと思います。問題になるのはどのように場所を確保していくかという話になるわけですけれども、いわゆる農地転用というのはなかなか厳しい、農地法の縛りもあって厳しいんですが、ソーラーシェアリングという考え方がありまして、これは太陽光発電機の場合ですけれども、いわゆる農地に支柱を建てて、上部空間に太陽光電池等の発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うという発想です。ソーラーシェアリングこれは今福島原発のあとの中でこの事業が進んでおります。これは状況を見て特区として指定して進めている事業ということですが、こういう考え方も今後、農地ですから、農業に優先して使うのは当然ですけれども、仕組みとして私たちのまちで活用できないかということも、ぜひ研究課題にしていただきたいと思います。それから地産地消ですが、1番モデルと言われるのが下川町の森林バイオマスエネルギー、いわゆる森林の事業です。これは町長も十分ご存じだろうと思うんですが、このまちは森林総合産業推進課というところに、バイオマス産業戦略室を設けてまちを挙げて将来のエネルギー活用を進めていこうと。下川がなぜ森林かというと面積の9割が森林だと。そういう背景を持って木質バイオマスを資源としてエネルギーに特化することでさまざまな事業を起こしていこうと。まさしく地産地消のモデル事業になるのかと思うわけですが、結果的にこういうものを作って、木質バイオマス、ボイラーを導入したり、それから小規模分散型再生可能エネルギーの供給システムの整備を図って、小学校周辺の熱供給のシステムに導入したり、中学校公共施設への木質バイオマスボイラーを導入する。そういったことで経済効果をやって、一説には1,600万ほどの経済軽減を図って、それを福祉等の他の財源としてまちの振興に役立てている。こういう例もあるわけで、ぜひそういった先進地事例もしっかり視野に入れながら、北海道が示しているこういう事業にいち早く乗っかかっていけるように、まちとしてもしっかりアンテナを張って情報を収集して進めていただきたいと思います。町長に再度質問しますけれども、そういうさまざまな要件をこれから進めていくわけで、この事業は長期、短期、中期長期と将来的に渡ってまだ私、初々しい事業というか。始まったばかりの事業だという位置付けで捉えたいと思うんです。これからますます将来この事業というのは、国の政策の中でも、エネルギー供給の中でも大きな発展、進展を見る事業だと思いますので、まちとしても将来展望しっかり望んで、総合計画等に落とし込んで、そして将来の一つの私たちのまちの産業の核として位置付けて、引き継いで5年、10年、短期、中期、長期の中でこの事業を進めていくという視点に立ってしっかりと政策をし、絶えずせたな町の姿勢を発信して乗り遅れることのないように事業を進めていただきたいと思いますが、町長その辺のとらえ方についてもう一度質問させていただきます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは大野議員の2回目の質問にお答えをさせていただきます。議員非常に勉強されておりまして、知識はむしろ私よりも随分上を進んでると思っておりますが、 私の答弁できる範囲でお答えをしたいと思います。まずは風力でありますが、風でありますが、これはせたな町な有望な地域資源の一つと私も捉えております。これをどのように活用するか、利用するのかということでございますが、これは民間事業者などの参入も視野に入れながらしっかり取り組んでまいりたいと思います。幸い北電100万キロの枠を追加するというようなこともございまして、積極的に風力発電事業あるいは再生エネルギーを利用した発電事業ということが大幅に進むことが、予想されているところでございます。問題は議員もおっしゃっておりました送電線網が非常に長い距離になるということ。あるいはまた風力発電であれば風の風力によって発電量が安定しない。あるいは太陽光であれば日照と随分関係がしてきて、晴天あるいは曇り、あるいは夜ということで発電が安定しないということがございますが、これらについては送電線網で言いますと、国もようやくこのことについて腰を上げ、今、取り組みを始めてきたという状況にありますし、この安定しない発電につきましても、これは蓄電池の進歩によりまして随分改善をされてこうした課題が解消されつつあるという状況によります。バイオマスにつきましても下川での取り組みを紹介されましたが、これらも地域の資源を有効に使うというそうした発想と受け止めております。この再生エネルギーを利用した発電事業につきましては、これまで随分長い経過を辿っております。先人が大変苦労されて、さまざまな機器の開発あるいは送電線であるとか、蓄電池だとかという、そういったものの開発を進めてこられたそういう経過を辿りながらようやく再生エネルギーを活用した発電事業というのが最近、見直されてきたという状況にあるわけであります。まちとしましてもこうしたまちが持っている有望な風力資源を利用しないという手はございません。したがいまして積極的に利用を促したいと思いますし、またその受け皿としての体制も整備をしていかなければならないと思っているわけでございます。今回の北電や道の支援事業、あるいは北電の枠の拡大、枠の追加ということを受けまして、本町で予定している民間事業者もいくつかあります。したがいまして、そういったところでしっかりとウィンドウファームを立ち上げていただくということが、まちの財政におきましても、雇用におきましても、地域経済にとりましても大変大きないい影響が出てくると思っておりますので、これは議員もおっしゃっておりましたが、まちとしてもしっかり取り組ませていただくということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の再々質問 10番 大野一男
再々質問させていただきます。風力については町長からも前向きな答弁、状況がそういうことですから結構事業化して進んでいく環境は、やはり私たちの先輩の瀬棚町時代の瀬棚区が洋上風力を立ち上げて、資料を見ますと先進地事例にしっかりせたなの洋上風力が位置付けられています。行政の視察にも他町から来るくらい注目を浴びている。そういうことでせたなのまちはそういう意味でも認識されているということですから、それを土台にしっかりと風力発電事業に特化して、今後の推移、経緯を見ながらまちの一大産業として育てて行ってほしいと思います。それは明解な町長の答弁もいただけるし、理解していただける分野だろうと思うんです。きょうのもう一つの課題であります地産地消の取り組みについてですが、町長からはその辺について具体的な文言で触れたものがないのかと思ってます。これは風力を活用してまちの中にさっき言ったように公共施設の電気に使うとか。あるいは農業者の畜産の暖房やそういうものに使う、ハウスの暖房に使うというのは構想的に成り立つ話です。ただ仕組みとしていざということになれば非常に難しいクリアしなければならないコスト的な問題等も含めて、そう簡単な話ではないというのは私も重々知っています。その中で再生エネルギーを活用する上において、いわゆる分散型電源というものが注目されています。これは風力や太陽光というものがあるわけですけれども、いろいろな自然エネルギーの調達する方策があるわけです。その一つに先ほど言ったバイオマスの木材、あるいはバイオガス、これは糞尿を活用する。それからもう少しいくと少水力発電によって電源を確保する。地熱発電を利用する。いろいろな方策をとって小規模であるけれども、しっかりと電気が取れるという仕組みもあって、そういう分散型電源をひとつ地域で集約して、全体のエネルギーを確保していくという発想も見られて、導入してやろうという地域もあります。先般の道新に札幌市が下水道の仕組みを利用して、少水力発電で電源をとってそれを地域の循環にしていこうという動きがある。下水で少水力発電、新設備年度末にも稼働、手稲水再生プラザの少水力発電のイメージ図が載ってました。こういう自治体でもそういうものに注目をして、この電源を得てそれを地域に循環していこうということが、現実的には進んでいるという事例もあるわけですから、私たちのまちもぜひそういうものをしっかり調査研究をして、そして出遅れることなくチャンスをしっかり生かして、先の長い事業であります。先ほど言ったように短期、中期、長期とこれは進んでいく。そしてますます需要が高まっていく。北海道という地域を挙げて生産基地にしていきたいという北海道の意向も見え隠れする。その先導的な役割、そして一大生産基地としてせたな町を位置付けて振興を図っていくということも私は大きな政策な柱に十分なり得ると思います。先ほども言いましたが、地域戦略室と部署設ける、あるいは総合計画に落とし込む、そういった積極的な実務の体制の構築ということも町長ぜひ念頭に入れて進めていただきたいと思います。その辺についても再度答弁を求めて質問を終わります。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
地産地消についてでございますが、ご答弁を申し上げます。地産地消のメリットといたしましては、もちろん安価な電力供給、地域内の経済の循環、雇用の創出、産業振興さまざま期待されるところでありますが、しかし問題点も少なからずある。問題点につきましては安定した電力の供給というのは自前ではなかなか難しい。発電できない時間帯には北海道電力からの供給。この場合の電力単価これは契約外ということで非常に高くなるということがございます。また安定供給対策として発電された余剰電力、先ほど言いましたような蓄電池の設置費用も大変高額ということでございます。そういうことでその辺の解決をしなければならないということになります。また余った電力を売る場合につきましても、これはフィット法から外れることになりますので安い売電価格ということになります。こうしたメリットあるいは問題点をよく精査をしながら取り組む必要があると思っているところでございます。また各家庭においてソーラーパネルなどの地産地消もございますし、議員おっしゃいましたようないろいろな再生エネルギーの活用の方法というのもあろうかと思います。まちとしましても、そういったものにつきまして検討していく必要があるというふうにお聞かせをいただいたところでございます。いずれにしましても費用対効果も十分考えなければいけませんし、このCO2の削減ということにも気を配らなければならないということでございまして、まちがそうした範囲の中でどのようなことができるかということにつきましては、十分検討をさせていただきたいと思っております。今建設中の大型ウィンドファームにつきましては、平成31年完成の予定でございます。したがいまして、まちも全国風サミットをこれに合わして31年誘致しようと思っておりまして、これを誘致することによって町民の皆さんの風力自然エネルギーに対する理解、あるいは子供たちのそうした風力や、この再生可能エネルギーに対する学習の機会にしていければと思っているところでございます。ご理解をいただきたいと思います。
議員の再々質問 10番 大野一男
最初の質問だけでも上げて…
議員の再々質問 10番 大野一男
それでは2問目教育長に質問させていただきます。子供たちの体力向上への取り組みについてであります。教育行政において確かな学力、豊かな心、健やかな体を理念として、子どもたちの健全育成に努めることが求められております。2月23日付の道新に管内別結果が公表、体力テスト檜山が断トツ、小中男女が初の全国超えとの記事が掲載された。この中でせたな町の小、中学生の体力テストの結果は、いずれも全道、全国を上回ったとの報告であり、檜山全体の底上げに貢献したのではないかと感じているところです。まちも子どもたちの体力向上に向けて、様々な施策を講じ取り組んでいるが、学校、家庭、地域、行政が一体となって連携、協力を図り推し進めていくことが大変大事だろうと考えております。当町では、学校現場における体育授業での創意工夫、放課後の部活動への取り組みなどと共に、地域、父兄の理解、協力のもとスポーツ少年団の指導者等による野球、サッカー、陸上、空手、海洋スポーツ、バスケット、スキーなど多様な種目において熱心な指導がなされている実態があります。さらに全道、全国大会への出場の報告が顕著にあり、大変喜ばしくうれしく思っているところでもあります。また各種スポーツ教室の開催や駅伝、スキー大会が実施されており、子どもたちがスポーツにいそしむ機会となり、子どもたちが運動に親しむ環境づくりや運動習慣の定着につながっているのではないかと思います。教育長は、本年度の執行方針で、どさんこ元気アップチャレンジや北檜山小学校の体育専科教員を活用し、学級担任との連携による授業づくり、運動習慣の定着などの取り組みを進め、児童生徒の体力向上に努めてまいりますと述べております。これまでの各施策を検証しつつ、今後も各種スポーツ大会の実施、スポーツ講演会の開催や必要とされる関連予算の確保、せたな町スポーツと文化振興基金の運用が潤沢に出来る基金の確保、スポーツ少年団、地域活動の支援拡大が図れるよう柔軟に対応が求められていると考えます。せたな町の子どもたちのスポーツ環境のより一層の充実を図り、せたな町の子どもたちの更なる体力向上が図られていくよう、今後もしっかりと取り組んでいただきたいと考えます。教育長の所見をお伺いいたします。
町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)
大野議員のご質問にお答えします。先月、報道がありました全道の2016年度全国体力、運動能力、運動習慣等調査結果につきましては、議員ご推察のとおり、せたな町の子どもたちが檜山管内平均値の底上げに貢献しているところであります。本町の全国体力、運動能力、運動習慣等調査結果でありますが、小学校においては、体格は男女ともに身長、体重どちらも全国、全道平均値を上回っており、体力においても、ほぼすべての種目で全国、全道平均を超えております。また運動が好き、体育の授業が楽しいと感じている児童も多いところであります。中学校においても、体格は男女ともに身長、体重どちらも全国、全道平均を上回っており、体力では、男子は握力、持久走、ボール投げなどの5種目、女子は、握力、50m走、ボール投げの3種目でそれぞれ全国、全道平均値を超えており、運動が好き、体育の授業が楽しいと感じている生徒も小学校同様に多いところであります。各学校における主な体力向上の取り組みでありますが、久遠小学校は、毎週、水曜日、休み時間に7分間走に取り組み、若松小学校は、縄跳びや綱のぼり等に取り組み、大成中学校は、体育授業の中で筋力、持久力等の強化に向けた取り組みなどを行い体力向上につなげているところであります。また町内においては、野球、サッカー、剣道、陸上など8つのスポーツ少年団があり、小学生の加入率は約46%となっており、中学校においても、運動部の部活加入率は約70%となっております。平成28年度においては、北檜山中学校野球部クラブの全日本少年春季軟式野球大会などの全国大会出場をはじめ、瀬棚フィリーズのスタルヒン杯争奪全道野球大会、北檜山ラウドネスのホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会などで全道大会に出場しております。15件で610万円ほどの補助を見込んでいるところであります。このように学校と地域の指導者が熱心に取り組んできたことが、この度の全国体力、運動能力、運動習慣等調査結果に成果として表れてきたものと思います。全国体力、運動能力、運動習慣等調査結果からも、せたな町の子どもたちの体力、運動能力が非常に高いことが分かりましたので、引き続き、全国平均値を超えるように、学校やスポーツ団体とより一層の連携を図り、子どもたちの体力向上に努めてまいります。
議員の再々質問 10番 大野一男
再質問をさせていただきます。教育長からさまざまな事例あるいは数値の公表をしていただきました。本当に裏づけられた物理的なものも背景にしっかりと現状のせたなの子供たちの状況が把握できました。また全国全道の出場の事例もお話をいただきました。本当にまちが元気になって大変うれしいニュースだということで、皆で喜びそして感謝をしているところです。これも教育長がお話されたように学校現場それから地域のスポーツ少年団の指導者あるいはさまざまな方が日々長年蓄積された活動が今日成果をもたらしてきたと思ってます。昨日、きょうのことでこのような成果が上がると。いうことではなくて、長年の取り組みが今日大変うれしい結果をもらっていると感じております。スポーツ大会町内でいろいろ行われていますが、大成区では町民駅伝競走大会、これが第45回を数えています。それから北檜山区の水仙ロードレース大会これも第44回です。これは私たちの子供が走ってて、私も走りました。子供が走ってその子供が今走っている。孫が走っている。3代に渡って地域の中で延々と引き継がれている駅伝大会です。何を言いたいかといえば、そういう代々引き継がれていくものを子供たちがずっと見て地域のスポーツ文化として、自然と身についているものがあるんだと思うんです。そういうことがこういう事業の背景にある。そしてこれを45回、44回、約半世紀に渡って続けてきたという営みに評価すべきであるし、その辺をもう少し検証して、今後しっかりと引き継いでいただきたいと思います。それから私どもの話ですが、大成町でスキー大会が行われますが27回目を数えます。丹羽のスキー場の関係者、きょう大湯議員もいらっしゃいますが、ここは小学校でスキー学習をやりましょうというお話があった前後に、私たちスキー協会のメンバーが花歌のスキー場に就学前の子供、あるいは新一年生、特に声をかけて山に来ていただいて、授業が始まる前の冬休みの間に本当の基礎スキーを教えるんです。ハの字から始まって、ロープ棟に捕まって、そして上まで行って滑ってこれる。ハの字滑走ですけれども、子どもは大体1週間びっしり指導しますと身に付くんです。授業が始まりますと先生方授業の冒頭から子供たちが滑れるという。スキーを操作できるという前提で授業に入れる。これはやはり非常に効率のいい、そして子供たちがスポーツを楽しく思うという仕組みの一つの例として挙げていただきましたが、そういう地域の方々のさまざまな応援があっては今日の状況が生まれているということであります。それからスポーツ少年団の指導も、本当に私の子供のころからお世話なっているスポーツ団体もあります。そういう指導者の件についても、まちとしては、スポーツ少年団に対してそれなりの支援をしてるわけですけれども、ぜひこの全道大会の出場ということも加味して、いわゆるせたな町基金条例の中のスポーツと文化振興基金というのがあるわけですけれども、先ほど教育長からもその話ちょっと出ましたけれども、この概要を見ますと平成27年の全国全道参加奨励補助金の当初予算平成27年100万でした。27年の決算は582万となっているわけです。これは全道、全国にかなりの種目で参加したという結果です。平成28年本年はこれを受けて当初で300万予算を組んでますが、先ほど教育長からも話ましたが、この時点で620万ほどの補助の枠が充当されて執行される。約倍くらいこの執行が生まれてきてるわけで、こういうことを見ますとぜひ、当初予算等の査定ももう少し枠を増やして潤沢に、こういう応援ができる形を作っていただきたい。この不足分はスポーツ基金から充当してるということですけれども、平成27年の決算書を見ますと600万ほど出ていまして、総体的に500万ほど振興基金の残高が減ってるという状況が見えます。4,000万ほどまだありますから、今すぐ枯渇するという話ではありませんけれども、やはりこういったところにも都度潤沢なスポーツの基金の運用ができるように心得て、その都度しっかりとした財源を充てて維持運営を図っていただきたいと思います。それから一流アーティストを招いていろいろ講演会をやっていただいてます。10月20日には陸上の銅メダリストの朝原さんが来て、中学校会場で指導したり、10周年記念では、ジュニアサッカー教室や野球教室で小早川さん、与田さん、奈良橋さんが来て子供たちに指導、ふれあいをしたと。それから日本ハムファイターズが当町の応援大使になったときには27年11月29日に斉藤選手と近藤選手が来町されて瀬棚小学校を訪問して子供たちと接している。こういう生の指導者を子供たちが見るということは、いろいろな意味で刺激を受け。感化されてスポーツに対する情熱がさらに醸成されていくと思いますので、ぜひその辺しっかりと検証しながら今後も、まちとして先ほどの質問にもありましたが、予算等の支援、人的配置等々、意を配して今後もこの事業が成果を上げるようにしっかりと取り組んでいただきたいと思っています。教育長に再度、その辺の今後の対応、それから姿勢について再度お伺いをしたいと思います。
町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)
大野議員の再質問にお答えいたします。まず補助金についてでありますが、合併当初はスポーツ大会の補助は主に全道大会の補助ということもあり、予算額も今より少な目でありましたが、ここ数年は野球においてはスポーツ少年団が全国レベルの力を付けるようになりまして、全国大会出場も増えてきました。本年度は当初予算で300万円を計上しておりますが、全道全国大会の出場は勝敗しだいということもありますので、その都度不足が生じましたら補正予算で対応してまいりたいと考えております。スポーツ施策の継続的な取り組みと体力向上に関する取り組みでございますが、まちの人口減少、少子化の影響もある中で我がまちせたな町の子供たちが全道全国大会で活躍している姿は誇らしくもあり、頼もしい限りであります。また学校の取り組みだけでなくスポーツに対して、保護者が非常に熱心なことや水仙まつりロードレース大会、駅伝大会、町内陸上競技大会などの練習を通じて体力向上を図っていること。加えて体育協会、スポーツ少年団、スキー協会、スポーツ推進委員など地域の指導者の皆さんが一生懸命に子供たちを指導してくれたおかげと思っております。このように学校、保護者、地域が相互にうまく連携ができていることが、子供たちの体力、運動能力向上につながっているのではないかと考えております。執行方針でも申し上げておりますように、体育専科教員を活用し町内の他の学校の協力の下で、子供たちが楽しく体育事業を行なったり、幼児期からの運動能力開発、一流アスリートによるスポーツ教室の年代に応じたスポーツ事業や水仙まつりロードレース大会、駅伝大会、町内陸上競技大会などを引き続き実施をいたしまして、これからも体力向上に努めて参りますことでご理解を願います。