せたな町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月13日
高齢者の交通支援について
- 聞いた人
- 桝田道廣 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 桝田道廣
議長よりお許しをいただきましたので、先に提出しております件について質問をさせていただきます。今回は高齢者の交通支援についてです。全国的に高齢ドライバーによる事故が注目されています。道内でも、昨年の交通事故死者158人のうち、28.5%、45人が65歳以上の高齢者の運転と言われ、対向車線へのはみ出しや一時停止の確認不足によるとみられる事故が目立ち、更に歩行者では事故犠牲者の7割を高齢者が占め、その安全対策も大きな課題となっています。統計では、平成27年度に道内の高齢運転者が起こした人身事故は2,541件で、平成18年に比べて3割近く減りましたが、事故に占める高齢運転者の割合は12.8%から22.8%に増加しています。その主な原因は、車が普及し免許取得者も増えた世代の高齢化で、運転免許を持つ65歳以上の人口はこの10年で1.6倍となり、道内の高齢者ドライバー比率は20.3%となっています。道内の場合、車なしでは生活が困難な地域が多く、実際に車の運転を続けている人が多いのが実情です。せたな警察署管内では免許証所有者が8,617人、そのうち75歳以上の方が1,012人います。そして去年1年間の事故数は物損184件、人身事故が6件発生しています。高齢者の物損事故が何件なのかはわかりませんが、人身事故は1件発生しています。こうした状況を考えると高齢化が急速に進む現在、まちとしても町民の安全を守るという観点から対策を講じる必要があると思います。その一つとして免許証の返納があると思うのですが、その場合免許証を返納しても生活に支障をきたさない、もしくはそういう支援があるなら返納しようと思えるような支援策が必要だと思います。今多くの自治体ではタクシーやバスの割引券や商品券などを配布するなどの支援をしていますが、車がないと生活すること自体厳しい地域に住む高齢者に対して一時的な支援ではなく、免許証を返納の有無にかかわらず継続的な支援が必要だと思うのですが、町長の所見をお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
桝田議員の質問にお答えをいたします。高齢化を背景として、全国的に65歳以上の高齢者ドライバーが関与する交通事故が年々増加傾向にあります。高齢者ドライバーのもっとも多い事故原因としては、身体の衰えや情報処理能力の低下があげられます。せたな町の高齢化率は、平成28年1月1日現在で41.3%となっており、これは道内でも21番目に高い数値となっております。当町における免許証所有者は、5,163人で、うち65歳以上の所有者は1,668人となっておりまして、高齢者ドライバーの比率は3割を超える高い状況となっております。平成28年において、せたな町内で発生した交通事故件数は5件、そのうち高齢者が加害者となった事故は2件発生しております。このような中、平成10年4月の道路交通法の改正により自らの意志で運転免許を取り消すことのできる、運転免許証自主返納制度が設けられました。ご質問の免許証返納の有無に係らず継続的な支援が必要だという点については、議員おっしゃるとおりだと私も思っているところでございます。そのためまちは、平成29年度において町内全域を対象として、地域の現況や公共交通機関の状況などの現状を正確に把握し、利用者増加に向けた路線や停留所の見直し、乗合タクシーやデマンドバス、また地域間幹線に接続する地域内フィーダーなど、町民がどのような移動手段を望んでいるか、利用者ニーズを的確に把握することが必要であると判断をして、せたな町地域公共交通活性化協議会を新たに立ち上げ、持続可能な公共交通体系の構築を目的とした、せたな町地域公共交通網形成計画を策定することとしております。策定にあたっては、町の現状を踏まえ、せたな町に適した地域公共交通体系を構築したいと考えております。併せて高齢者の交通支援についても十分協議してまいりたいと思っておりますことで、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 6番 桝田道廣
ただ今町長から前向きなご答弁をいただきありがとうございます。実は私のところに何件か高齢者の方から買い物に行きたいんだけどもとか、どこどこに行きたいんだけれども、病院までの車はあるけれども、どこどこで降ろしてくれと言っても、それはなかなか叶わないというような相談を何件かいただいております。そういう中で何とかならないのかというところから始まった思いなんですけれども、昨日から始まった道路交通改正法の中の75歳以上の方の認知症検査等がありますけれども、特に大成の場合ですけれども、高齢化率は、ほかの地域でもかなり高いんじゃないかと思います。そういう意味でまた大成の各地域の中でも限界集落と言われているような場所が多々あり、またそういうところに住んでおられる方々は、ほとんどの方が車をお持ちじゃないというような実情があります。そういう中で買い物等もなかなか厳しい状態であろうということは、何とかしていただきたい。その中に、例えばスクールバス、そして福祉バスそして病院の送迎バス、それぞれがあると思います。その中で例えば病院の送迎バス等もう少し柔軟な対応していただいて、例えばどこかの商店の近くでということになると、まちの活性化にもつながっていくことじゃないかと思うわけです。今町長がおっしゃいました地域公共交通網形成計画、これ非常に期待するところなんですけれども、この話をちょっとしたときに今月の今金町の広報に予約バスルンルン号の運行というのが出ておりました。これは東ハイヤーに電話をして、予約をすることで、その予約した時間に各家の玄関まで迎えに来てくれて、目的地まで送り届けて下さる。そしてまたその逆もしてくださる。費用的には200円ほど掛るそうですけれども、町民にとっては非常にありがたいサービスではないかと。また高齢者交通料金助成事業ということで、函館バスを利用するときのための助成券というんでしょうか、そういう制度も合わせて行なっているというのを見ますときに、東ハイヤーはうちのまちでも、これはそういうノウハウを持っておられると思いますので、非常に今後、さっき言いました地域公共交通網の形成という上には、力になるものと思いますけれども、それが策定される前に、出来ればさっき言いましたように病院送迎バス等を利用した中で、できるだけ早くそういうものができる以前の対応をしていただきたい。高齢者はどんどんどんどん増えます。歳を取ります。明日、明後日という話ではないと思いますので、緊急にそういう対策をとっていただきたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは2回目の質問にお答えをいたします。議員からは、さまざまな例を上げられまして改善をということでございました。まず病院、買い物などさまざまな部分において不便を掛けているということ、そこを何とか解決しなければならないなと思っております。またこの自治体におきましても、さまざまな先進事例がございます。そうしたことにも学びながら、しっかり計画を作っていきたいと思っております。また出来るところからというお話もございました。そういった意味におきましては、何ができるのか早期に検討させていただいて、出来るものについては実施をさせていただきたいと思っておりますことで、ご理解願います。