みんなの議会

森町議会 平成25年第1回 12月会議 2013年12月10日

消費税増税と福祉政策について

聞いた人
堀合哲哉 議員
答えた人
町長 梶谷惠造、総務課長 木村浩二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 堀合哲哉

では、2問目で消費税増税と福祉政策について質問をいたします。安倍首相は、社会保障財源確保のためにと来年4月からの消費税8%への増税を表明しました。本来消費税の逆進性を考えるならば、生活弱者への大きな負担で社会保障財源を賄うことは本末転倒であります。労働者の賃金や年金も引き下がり、食料品や灯油、ガソリン等生活必需品は値上がりしている現状での消費税増税は、町民の暮らし、地域経済に深刻な打撃を与えることになると思っております。このことについて町長にお聞きしたいと思います。1点目、消費税増税による町民への暮らし、地域経済、自治体財政への影響についてお聞きをしたいと思います。2点目、町民生活や地域経済を守るための新年度予算への考えをお聞きしたいと思います。特に福祉政策の充実についてのお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

消費税増税と福祉政策について堀合議員のご質問にお答えいたします。1点目の消費税増税についてですが、昨年8月に社会保障と税の一体改革関連法が成立し、その中で消費税は平成26年度から8%に引き上げられることは町民の皆様も既にご承知のことと思います。これに伴い、住宅建設や自動車などの購入を前倒しした駆け込み需要の状況などが報道等で取り上げられておりますが、これらは暮らしに与える影響が大きいと判断しての現象だと考えるところでございます。景気低迷が続く中、生活必需品の値上がりや増税は、一般家庭において厳しい状況だと推察されますが、これらをカバーできるような社会保障の充実と景気回復の政策を国みずからが展開することを強く望むものであります。また、自治体財政への影響ですが、当然に増税分は課税される歳出経費を押し上げるわけですが、反面歳入においては増額になる項目もあることから、経常経費の収支バランスが大きく崩れるようなことはないと考えますが、大規模な事業などによる影響は少なからずあると言わざるを得ません。2点目のご質問ですが、町民生活や地域経済を守り、福祉政策の充実、推進は当然のことと考えておりますが、現在新年度予算を編成中であります。全体事業を見きわめ、各部署での優先事業なども考慮し、さらには財源も確保しながら、新年度予算を編成する中で検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の再質問 9番 堀合哲哉

消費税の8%、安倍首相は一方で労働者の賃金上げるのだというお話をしております。ところが、最近の調査によると、大きな会社100社を調べたところ賃上げするというのは4社だけなのです。大企業減税をまたやろうとしておりますが、減税された場合に浮いたお金どうしますかといったら、内部留保だというのです。またお金ためて、労働者の賃金は上げない。消費税は上げる。町長ご存じのように年金生活者の年金も下げられました。あるいは、社会保障といいながら各種社会保障制度の住民負担、サービスの切り捨て、これが新年度で待ち構えてくる。そういう状況下でこの消費税を引き上げるものですから、1997年の橋本内閣で3%から5%上げた。2%で大変な事態が起きた。今回は3%で、再来年の秋には10%にしましょうという話までもう決まっているわけ。国というのは、国の一部の人の生活がよければいいのでは困るのです。実は、政治の中心というのは、強い人をますます強くするような政治というのはだめ。弱い人を強くする政治でないといけない。安心して暮らせる政治にしなければいけない。それで、国に幾ら物言っても消費税をこれをストップをしないでしょう、今の状況では。最後の神頼みは、町民にとってはこの自治体なのです。自治体しかないのです。そのときに自治体が、梶谷町長が各家庭に行き、3%分を幾らかかりましたとお金を上げるわけにはいかない。こういうことはできない。そしたら、何で手助けしてあげますか。それは福祉の充実を図ってあげましょう。なるべく町が消費税を国で引き上げても転嫁しないで済むものは転嫁しないようにしましょう、これがまず1つ目の基本だと思います。その分どうしますかというと、それは町で考えてあげましょう。町もお金そんなにあるわけではありません。全部見てあげられるか、でも少し見るということもできるわけです。町民に心を売るということだと思います。心を売るという表現は悪い、心を上げる。私は、それが福祉政策だと思っております。ですから、今回の消費税の税率の引き上げでぜひ梶谷町長に期待を申し上げたいのは、福祉サービスを削ったりしない。前町長のときにそれまで湊町政が行ってきた福祉サービスことごとく削られました。梶谷町長になって回復してもらったものもありますけれども、まだまだ残っております。ぜひ町民の願う部分、先ほども質問者言っておりましたが、町民の願いに沿って町政を進めていただきたい。財源はそんなにありません。でも、今森町でこれはできるというものを私は福祉予算として新年度生かしていただきたいと思います。それで、町長に先ほどお答えいただきましたけれども、優先事業とかいろいろあるようでございますけれども、その中でぜひ町民の暮らしも考えた政策を打ち出していただきたいと思って質問したわけでございます。それから、2つ目は、自治体財政の影響でちょっとお聞きしたいと。自治体への影響はどうか。実は、3%から5%に上がって、その後の集計は道の段階では消費税3%から5%になったおかげで、もちろん交付税も減額されてきていますから、トータルで見るとマイナスなのです。1%の地方自治体来ています、消費税分。その分を計算に入れてもマイナスだったのです。今町長の説明で歳出減、いわゆる歳入増になるということもありますので、ちょっとその数字上も含めて、24年度ベースでもいいですし、25年度は途中でございますので、総務課で計算しておりましたら総務課長でも町長でも結構でございますので、その数字をお知らせいただきたいのと交付税そのものの減額そのものというのは今後26年度どういう推移で進んでいくのか、その部分も含めてお聞かせいただきたいと。とにかく事業をしたり、買い物したら消費税かかるわけですから、それはみんな出ていきます。そういうものも含めて、26年度予測というのはなかなか難しいと思いますけれども、24年度ベースで考えたときどうなのかということも含めてちょっと考察した部分がございましたらお話いただきたいと思います。以上です。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

堀合議員の再質問にお答えをいたさせていただきます。今現在アベノミクス第1、第2、第3といろんな矢を放たれた中で、円安による影響、これがやっぱりいろんな面、揮発油関係、ガソリン関係の値段を押し上げたり、住民の生活にも大変厳しい状況を与えておると。そういう中で、今度消費税を8%にアップするという部分につきましては非常に皆さんの生活も大変だろうなと、努力されておるのだろうなと、そのように推察するところでございます。そういった中で、やっぱり役場といたしまして町民のいろいろな生活の面を考えたときに、具体的なサービスとしては申し上げることはできない部分はございますが、まず何とか生活を支えてあげられるような、そういう福祉の政策を取り進めていくのは町としての基本的な政策でありますので、これは進めて何とかサポートしてあげたいなと、そのように思います。後々いろいろな次年度の予算組みをする中で、今後具体的なものでちょっとこの辺は町として取り組んでいかなければならない、そういった部分がございましたら、また皆さん方にご提示を差し上げてご了解をいただければなと、そのように思うところでございます。私からはその辺を申し上げさせていただきまして、町財政にかかわる数字的なものについては総務課長のほうから答弁をさせていただきたいと思います。以上でございます。(何事か言う者あり)

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

大変申しわけございません。答弁漏れございました。生活する上においての上下水道料金、その部分については消費税増税の分の転嫁はしない方向で今考えております。以上でございます。

町の答え 総務課長 木村浩二(総務課長は2016年12月まで)

お答えいたします。消費税増税分に係る分と地方交付税、普通交付税の算定の影響でございますけれども、まず25年度の予算ベースで考えますと地方消費税交付金というものがございます。これが今まで地方消費税分の1%が市町村へ交付されていたということでございますが、これが8%になることで1.7%に上がるという現象が生じます。これを単純に計算式に当てはめますと、地方消費税交付金だけでは1億2,500万増額になるという計算になります。ただ、地方交付税の場合は基準財政収入額と基準財政需要額の差額が交付されるという仕組みでございます。当然この基準財政収入額に地方消費税交付金が算入されます。とすると、収入額が上がるということになれば需要額が当然下がるということは、決定額が下がるということになります。ただ、この基準財政需要額につきましても算定の中で課税される科目というものがあります。その分は8%で計算されるということになりますので、その分も増えていくという結果になろうかと思います。ただ、この需要額につきまして現段階で細いところまではちょっと計算は不可能でございます。そういうことからして、この需要額と収入額のバランスを今ちょっと説明することは難しいということでご理解をいただきたいと思います。ただ、私どもの考えでは地方消費税交付金が増えるということになって、これが交付税に与える影響を加味すれば交付税自体が大幅に減額するということはちょっと今考えてございません。増えた分と減った分で相殺された中で今までどおりの金額が交付されればなという望みを持っているところでございます。以上です。

議員の再質問 9番 堀合哲哉

今いろいろお話をいただきました。上下水道の料金に当面、当面というのか、ずっと将来もなのかはちょっとその辺は定かではありませんけれども、今料金には転嫁はしませんよと。これは、ある面では自治体負担の部分が伴ってくる可能性はあるということだと思います。それで、そういう町長の姿勢、極力住民に負担かけないという町長の答弁もございますので、ぜひそれに期待をしてまいりたいと思います。総務課長のほうから数字上いろいろお話をされましたけれども、過去に地方自治体も殺さず生かさず、これが政治の場で語られたことがございます。住民サービスするには費用がかかります。今暮らしを直撃すれば町税も上がってきません。国もお金を出さなくなれば自治体財政は大変になります。死んでしまったら困るので、死なない程度に生かしてあげよう、これが大体国のやり方だったかなと私は思っております。ぜひそういう面で、いろいろなご苦労あると思いますけれども、町民のやっぱりそういう実態に即した町政の展開をしていただきたいというふうに思っております。消費税部分については、私は頭から全て否定しているわけではございませんが、ただ梶谷町長の答弁を聞きまして、私も幾分安心感もございます。ぜひその姿勢を崩さずに、これからも期待をしてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。何か消費税を町村会で、町長、やっぱり今の状況を見ると春の8%はきついよと、それが間に合わなければ10%はきついよとぜひ声を上げていただきたいというふうに思うのですが、いかがなのでしょうか。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問をいただきました。お答えをいたします。やはりできればこういう負担は増えないほうがいい、これは全ての自治体の願いだと、そのように思っております。そういう中で春の8%の消費税の増額が決まってしまった。ここについては、こちらのほうでもみんなの団体の声と申し上げてもなかなか今通るような環境ではないと、そのような状況でございますが、次の10%に上げる可能性と、この辺につきましてはやっぱり地方の生活している町民の、市民の暮らしが上向かない限りはなかなか中央のほうでもその点について取り組むというのは難しいのかなと、そのように考えます。地方の声をみんなでまとめながら、団体で要請行動はしてまいりたいと、そのように考えております。以上でございます。

出典:森町議会 平成25年第1回 12月会議 2013年12月10日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる