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森町議会 平成25年第1回 12月会議 2013年12月10日

尾白内1015番地町有農地について

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 梶谷惠造、副町長 片野滋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 宮本秀逸

それでは、2番目に行きます。尾白内1015番地町有農地についてでございます。8月18日の大雨による被害は全町に及び、多大な被害をもたらしました。JRの姫川駅と東山駅の間で起きた土砂の流入する列車の緊急停車は、町有農地からの濁流による部分が大きいとされております。災害復旧については進められておりますが、この町有農地のあり方を考え直すことも必要と思われます。以下伺います。1番目としまして、この尾白内1015番地、18万6,350、ちょっとこれ書き方が間違っておりました。正確には18万6,350平米です。の町有農地の開発は町費で行われたのか、国営駒ケ岳畑地帯総合土地改良事業費で行われたのか、これがまず1つです。それから、2番目としまして、この町有農地の位置や地形等から考察しますと、受益者負担金の返済が終わる年度をめどにもとの山林に戻すことは考えられないかということでございます。以上、伺います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

宮本議員の2番目のご質問にお答えいたします。ご質問の町有農地につきましては、国営駒ケ岳畑地帯総合土地改良事業により国費において造成された農地でございます。また、8月の豪雨による上部の傾斜部分の農地から大量の濁流が下方の沢に流出したところであります。その防止対策といたしまして、濁流の調整をするための排水施設の整備と沈砂池の設置工事を行っているところでございます。また、これらの対策によりまして大雨による濁流を軽減でき、その状態を維持することが可能となるのであれば山林への転用の必要性が薄れるものと考えているところでございます。以上でございます。

議員の再質問 3番 宮本秀逸

再質問いたします。1点目の国費で造成されたということですけれども、この国費で行われた造成費用をまず教えてください。造成費用、かかった金額です。この尾白内の町有地、それから姫川の町有地、旧森町内では2カ所が大きな造成になったと思います。そして、旧砂原町におきましても町有牧場がありますけれども、あそこの部分も町費でやったのか、国費でやったのかわかったらこれもまた教えていただきたいと思います。なぜこれ知りたいかといいますと、当初のこの事業の予定額というのは30億以下でした。それができ上がりの状態で百二十何億に実はなったと思います。この負担金がおのおの町あるいは受益者に割り振られたわけなのです。ということは、この町有地の開発事業費も当初事業予定額を膨らませた要因の一つなのです。それを受益者がやっぱり割り振られたという形に実はなっているのです。そうしますと、それでなくてもこの畑かん事業に対しましては、さまざまな問題が指摘されたり、返済に当たってのいろんな不平不満も出てきたりとか非常に難しい部分が今ございますので、これから恐らく7年後ぐらいでしょうか、返済が全て終わるのを目途にこういった問題もきちんとやっぱり整理しておかなければならぬなと、こんなふうに思うのです。返済が終わるころになりますと、当然ながら今度は維持補修の課題が出てきますので、さらに今度は加えて費用がかかるというようなことになってまいります。どこまで膨らんだらいいのかということなのです。この尾白内町有地に関しましては、国費でかかった部分、あるいは町で負担している負担金の金額、そして維持補修にかかっている先ほど答弁がありました大雨災害等におきましてかなりな金額がそこに費やされるわけでございますけれども、これまでに要した累計額は相当な金額になると私は思っているのです。そして、あえてあそこに町有地を残す必要があるのかと。あの町有地を借りていらっしゃる方がいらっしゃいますので、いきなり返せなんてそんなばかみたいな話はできませんが、これからの町の経済的なことを考えていきますと、やはり考える一つの案件ではなかろうかと、こんなふうに思うのです。先ほど同僚議員の質問の中で基幹センターの話が出てまいりました。それは経費がかかるからという話だったのですが、この問題は恐らくそれに比しないくらいの大きな金額が実はかかっていると思うのです。それを果たしてこのままの状態で、ある意味うやむやの状態でといいますか、私に言わせたらうやむやの状態で終わらせていっては絶対にならないなと、こんなふうに思うのです。そこで、今わかっている範囲、当時この事業に参画された方が何名役場でいらっしゃるかわかりませんけれども、そういった人たちがいらっしゃる間にこれはきちんとしておかなければならないと、こんなふうに思うのです。そして、仕切り直しをして、やはり新しいまちづくりが必要だなと、こんなふうに思いますので、今申し上げましたそこでかかった金額、わかりましたら尾白内、姫川、それから砂原地区の町営牧場、ここにかかった金額をぜひ教えていただきたいと。そして、この尾白内のことをお聞きしましたので、これが累計で今までに大体どのくらいになるのかということもあわせてお聞きしたいと思います。そういった意味で、私は決して自分の今の立場からして農地を山林にするのが妥当だという、そういったむちゃな考えのもとにお話ししているのではなくて、果たしてそれがベターなのかどうかということをあえてやっぱり考えていかなければならぬ時期だろうというふうなことで申し上げておりますので、そこら辺をご理解の上、ご返答願いたいと思います。

町の答え 副町長 片野滋(副町長は2016年6月まで)

私のほうからちょっと答弁させていただきます。何点かご質問ございましたけれども、まず農地造成した尾白内、姫川、それから砂原の町営牧場、これにかかった造成経費というのは、これは国費の中で行われておりますので、その詳細についてはちょっとわかりません。後で確認してみますけれども、その費用はちょっと出てこないのではなかろうかと思っています。それから、今質問の中に当初この事業については30億、たしか38億だと思いましたけれども、それでスタートしまして、25年の経過をたどって最終的にはたしか200億を超えたという、そういう事業費だったと思います。その計画変更がたしか3回か4回これは行われておりますけれども、これにつきましては当時の受益者の皆様から再度確認をとった中で事業を実施しておりますので、それについては最終的に200億の中の1割という部分が受益者と、それから町のほうの負担金という形で今支払っている状況でございます。それで、事業の返済に対するいろいろな受益農家さんからの不満等も出ているというお話でございますけれども、あくまでもそれにつきましては事業者が了解しておった最終的な事業費に対する受益負担金ということで償還していただいておりますので、その後にかかっている例えばいろいろな維持補修、維持管理に要する経費というものは、これは町でやったり、また国の補助金等を導入した形の中で現在実施されておりますので、その部分がさらに受益者に対して振り分けられるということには現在なっておりませんので、そこについてはご理解いただきたいと思います。それと、今回の質問の尾白内の1015番地の農地でございますけれども、現状この18町歩の中で現在農家さんが営農活動を行っておりますので、それを災害等の発生により耕作できないというのはまた一つ問題があろうかなと町のほうでも考えておりますので、何とか今町長が答弁しましたように営農を続けた中で二度とこのような災害が起きないような対策、これは多分にこれから治山的な事業も検討しなければならないと思いますけれども、それらも考えながら、今後このような災害が起きないような対策を続けながら、さらにここで営農活動を行っていただくということで進めてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。

議員の再々質問 3番 宮本秀逸

再々質問です。そういった非常に古い問題でございますから、今さらそれを聞かれてもどうやって答えるのだというような思いになられるかもしれませんけれども、やはり当時の、私もその一人だったのですが、当時の説明で事業費がこれだけ膨大になったという説明は極めて曖昧といいますか、明確な説明ではありませんでした。それは、事業者からの説明、事業何というのですか、事業やった人、からの説明ではそうでした。そして、負担金が当初の予定では幾らだったのですけれども、実はこういうふうになりますというお話をされたのです。何でそんなに上がるのだというのが私たちいわゆる受益者と言われる側からすると、国でそれだけ計算して見積もったやつが何でそんな3倍にも5倍にもなるのだということで、かなりなやっぱり不満だったのです。だけれども、判こを押してしまったのだもの、どうしようもないだろうというのが最終的に行き着くところなのです、判こ押してしまったら。当時は経済的にと申しますか、景気のいい時代もございましたので、水をかければすごくいいものがとれるだろうと、この火山灰地だから。そして、早出しをすれば金額的にも間に合うだろうみたいな安易な考えが私にもありましたし、そういった考えが多くの人たちにあったと思います。ところが、時代がこうやって変わっていきますと、必ずしもそういったもくろみどおりにはいかないというようなことにもなってまいりましたし、思った以上の負担だというような人たちもかなり出てまいりました。それは、この森町の農業を見れば一目瞭然だと思うのです。あれだけ牛屋さんがあったのが今は3件か4件かそこらなのです。それだけやっぱり変わっていっているのです。牛屋さんが特に多く設置したのです、牧場に水をかけるのだというようなことで。それがかなりな重荷になってしまっているというようなことなのです。そして、使われない場所が多いと思いますけれども、砂原の町有牧場みたいに利用頻度の少ない箇所も出てくるというようなことになってきましたから、誰もそれは恐らく考えなかったと思うのです。今さら後戻りできないことはもちろんわかっていますので、もとに戻れなんてそんなばかな考えは持っておりませんけれども、これだけの金額をあえて負担する形になったわけですから、そこら辺の精査といいますか、それは今それこそ副町長はそのときからよく内容はご存じだと思いますけれども、そういったことをやっぱり精査しておくべきときだと思うのです。それをあえて我々がこれまで払ったのは役場でそんな要らない町有地開発したからだと、その分をこっちに返せみたいなそんな暴論には発展していかないと私は思いますけれども、やっぱりそこら辺はきちんとしていただきたいなと、こんな気持ちが私は強いのです。そして、先ほどTPPの話もちょっと出たあれがありましたけれども、これだけ今変わろうとしているときにです。変わろうとしているときにやはりふんどし締め直して再出発を期さなければならぬという農家自身、1次産業の人たちから考えますと、やはりどこでどう仕切り直ししたらいいのだみたいな思いが本当にいろんな人にあると思うのです。先ほどの鹿の被害もそうですけれども。そんな中でやっぱりあやふやにしていってはならぬと、こんなふうに思うのですけれども、ですからちょっとざっくばらんに大ざっぱに考えただけでもあの尾白内の町有地にかかった費用、それから費用対効果から見ますと、農産物の収穫高というのですか、それと費用を差し引きやってみますととんでもないぐらいの赤字の事業なのです。とんでもない赤字事業です。これほどの赤字事業はないというぐらいだと私は思う。それがだけれどもずっとこのままに、問題をそのまま放置されてきました。それは、どこかに時点でやっぱりやっていかなければならぬだろうと、こんなふうに思うのです。恐らくこの問題に関して真剣に首を突っ込まない受益者の方たちもいらっしゃるかもしれませんけれども、世代がかわったりもしておりますので。だけれども、やはりあえて放っておく問題ではないだろうなと、こんなふうに思うのです。そういった意味で申し上げましたので、もう一回答弁をお願いします。

町の答え 副町長 片野滋(副町長は2016年6月まで)

ただいまの再々質問に対して答弁させていただきます。ちょっと答弁になりますかどうか不安でございますが、恐らく35年ほど前のこの事業のスタートだと思います。当然今議員がおっしゃったとおり、その当時と現在の農業というのはやはり大きく変わってきているものと私も考えております。ただ、当時のこの事業を考えたときのそのときのいわゆる政策、国も含めて、町の政策も含めてそれを今私が否定することはちょっとできません。やはりいろいろ考えてのこの事業の実施だったろうと考えております。ただし、今これが現在の中においてこの事業をどうやって生かして、これを本当に利活用した中で森の農業を展開していくかということが私たちの今のやるべき姿だと思いますので、その辺につきましてはさらに農業団体等、また農家等も、受益者も含めてこれからの森町の農業の展開をどうしていくのだと、この水をどう活用していくのだということを本当に精査していかなければこの事業の意味がなくなってしまいますので、さらにそういう面を考えて農業展開、農業政策を行ってまいりたいと、このように考えております。確かに当時のかかったこの膨大な費用に対する今の効果というものは、本当に達成できるものではないと思いますけれども、さらにそれを縮減するような方向で考えてまいりたいと、このように思っております。私からは以上でございます。

出典:森町議会 平成25年第1回 12月会議 2013年12月10日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる