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八雲町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

北海道二海サーモン養殖事業の第3の海とは

聞いた人
三澤公雄 議員
答えた人
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 三澤公雄

四問目。北海道二海サーモン養殖事業の第3の海とは。2月 27 日にテレビ北海道で放送された経済ナビの中で、ひやま漁協との熊石での取組み、落部漁協との東野の取り組みを紹介した続きで、町長は第3の海という表現で次の展開を匂わせました。港の活用方法、他地区への広がりなど、町内でもまだいろいろと考えられる中で、番組中では他町への展開という意味で取られると私は受け取めました。町長の考えをあらためてお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長。町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員の四つ目のご質問にお答えいたします。サーモン養殖試験の取り組みは、令和元年 12 月から、ひやま・落部両漁協と八雲町との共同による、道内初となるサーモンの本格的な養殖生産を目指し、試験事業を行ってきたところであります。試験1年目の成果については、生残率や成長量も極めて良好な成果を得ることができ、2年目となる今年度は、さらにサーモンの収容数を増やして、より過密な条件での試験を実施しているところであります。また、養殖試験と並行して、養殖規模の拡大など、本格的な操業を目指すため、サーモン種苗生産施設の整備検討に必要な河川環境調査などの実施のほか、品質管理や輸入サーモンとの差別化の検討、販路の開拓など産地化を推進するため、町・漁協・加工業者などからなる組織も立ち上げたところであります。近年、サケマス類の養殖は注目が高まっており、本州では、すでに 100 以上ものご当地サーモンがあるとされております。道内では、根室市と大樹町、稚内市では紅鮭やサクラマスの試験養殖が行われておりますが、いずれも事業化には至っておりません。北海道は、サケマス類の養殖は後進地域でありますが、函館市でキングサーモン、ひやま漁協管内のせたな町でも当町と同じく、サーモンの養殖試験を検討していることから、道内でもこのような取り組みは、今後ますます拡大していくように思っております。八雲町は、北海道初となるサーモン養殖の事業化を実現し、サーモン養殖の拠点として事業を拡大していくことを目指しておりますが、国内外のサーモンとの競争に打ち勝つためには、スケールメリットを生かすことも必要であり、そのためには、他の地域との生産・販売などの連携も必要と思っております。三澤議員ご質問の、第3の海というものは、私は太平洋、日本海と海があります。第3の海とは陸上の海であります。これは通年出荷するためには、やはり陸上の養殖を見据えた研究を進めるということを考えていますので、第3の海とは陸上の海ということで考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。三澤。

議員の質問 9番 三澤公雄

あ、そうって感じ。僕も流れの中で陸上養殖なら言葉に出すと思ってたのに、それを言わないで第3という表現をしたこととね、新聞報道、その番組を見る前に、鹿部とか、噴火湾の町長はリーダーになっていますから、そういう考えではひょっとしたら稚魚から生産するサーモンを、ほかの町にも提供して、いわゆるロット、生産数を増やしていくということを、東野と熊石だけでの港では限りがあるので、一気に二海ブランドのサーモンを増やすという考えでの他町展開だと思ってたんですけども、その可能性ではないんですね。それはやはり陸上養殖というのがあまりにも、そっちかいと思ってびっくりしちゃったんだけども、それをもってしてもですね、やはり、一気に市場出ていく数を増やしてブランド名を浸透させていくという町長の戦略はわかりますけれども、もう一つ僕は八雲ならではのブランドの味付けというか、必要なのかなと思っています。というのは、近年、鮭が海遊が減っていますけれども、一方で、この数年意外なことに日本海側の、特に北部のほうの鮭の海域が増えているというデータがある中で、これは一つの見方ですよ。八雲もサランベ側のスリットを取り組んでいますけども、それよりも先に北部日本海側でも河川でのスリット化がもう4年5年経ってるんです。その結果、自然回帰が増えてきたんだということを言っている方がいらっしゃいます。実際そういう見方はできると思います。漁業でのMSC認証という取得は、鮭の部分で、北海道では断念させられたというか、認められなかった部分はありますけども、この一つの理由が、ふ化放流事業に依存していると。持続可能でない。一方、このMSC認証を取得しているカナダやらアメリカの鮭というのは自然回帰が多いというところがあります。八雲はですね、是非サランベ川のスリットなんかも、以前、佐藤議員も道にもっと要請しろと言っていましたけども、こういった二海ブランドのことも考えますとですね、稚魚を作っていく町である八雲の河川もいち早く自然回帰の部分で取り組んでいるんだよというふうに繋がってストーリーができてくると思いますから、そういう観点でも八雲の川の自然回帰の部分にもう少し積極的になっていただけないかなと思いますが、その辺のお考えはどうでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長。町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

このふ化事業の鮭、この我々が言っているサーモンというのは、養殖のニジマスのトラウトサーモンのことを今我々養殖をやっていますが、普通の鮭のふ化事業等々はですね、我々の特に八雲町はですね、この遊楽部川がありますので、その辺についてはですね、これからもですね、今までもやってきましたけども、しっかりと漁協や増協の皆さんと協力してやっていくと。さらに佐藤議員から言われてきたスリット化についてもですね、北海道のほうにしっかりと要請しながら、これはやっていくのは変わりないということでご理解いただきたいと思います。少し戻りますけども、このトラウトサーモン、日本全国で輸入されているのが約 25 万tほどあると認識しております。そのうちの1%を満たないものが日本産ということで、今我々先ほど三澤議員おっしゃってるとおりですね、中間育成、ふ化から幼魚まで育てていくということが大事だろうと。それも1万匹作ってもやはり採算ベースに合わないと。30万なのか 50 万なのか 100 万なのかということの、このスケールメリットがなければなかなか採算ベースに乗らないということで、今、協力をいただいている業者とですね、しっかりと、どれくらいが一番いいんだということと採算ベースに乗るかということを今、協議をしていますが。ただ、この新聞報道でどんどんどんどん出ることで、結局は鹿部町にしても森町にしても我々の渡島管内、檜山管内、こないだ岩内のほうもオカムラさんと連携を結んで、試験を始めるような報道も出ていますけども、やはり北海道全体で今、我々がやっているサーモンにすごい興味を持っているので、私は渡島町村会でありますので、町村会の中では情報を共有していったほうがいいだろうということで、今話し合いもしているところで、これがすぐですね、サーモンの養殖に結びつくということではありませんけども、やはり自分たちの情報や技術力、そういうものはやはり広げていっても今の日本の全国の 25 万tのうち、どこまでいけるのかというは、我々もまだ想定できませんけども。今、それこそ青森の業者と話し合っているところ、その社長さんの夢はノルウェーやチリに負けない日本のサーモンを輸出したいという夢もあります。さらに私もはっきりわからなかったのは、ふ化をして幼魚まで育てる、これがブランドになると。例えば熊石のほうで幼魚を育てる検討をしていますけども、もしも熊石で育った幼魚が、例えば青森に行って、青森の海で育つと。これは北海道二海ブランドということで売れると。北海道ブランドで売れると聞いていますので、幼魚まで育った期間がブランドで売れるということであるので、やはりふ化事業を進めることと、あと採算ベースで取れるかどうかというところが、これからの研究課題だろうと思っています。一足飛びにはいきませんので検討して、先ほど言った鮭のほうもしっかりとですね、協力していきたいと思っていますのでご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。三澤。

議員の質問 9番 三澤公雄

スリット化を一番先に言ったのは僕ですからね。なんてこんなところで言っても仕方ないけど。あの、スケールメリットを求めないとやっていけないということで、それはスタートするときから思っていましたけども、一方で、養殖が過密になると、要は諸外国でやっていることと同じになってしまう。北海道サーモンって一つのクリーンなイメージが損なわれるので、僕は他所の町の港での展開というのは大賛成なんですね。過密にならないで北海道全体でブランドを守っていこう。それでそのブランドを作るのが八雲、二海ブランドなんだというところ流石だなと思います。是非、そういうかたちで、クリーンなイメージを大事にしたサーモンをやっていってもらいたいんですけども、ひやま漁協、落部漁協で続けて取り組んでもらっているんですけども、陸上養殖ということで港から離れるわけですけども、いわゆる八雲町漁協管内で、陸上養殖も含めてですね、港の活用も、その可能性はないんですか。これは町民の多くの皆さんが、落部と八雲町漁協の区別がつかない人は別にしてですよ、なんで八雲町漁協地区内では、それが広がっていく下地がないのかなって言う疑問があるんですけれども、どんなもんでしょう。町長答えられる範囲でお願いします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長。町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

これ大変漁業というのは大変難しい。海面を使うということで大変難しいし、許可もいるということで、やはりその漁協がいいよと、やるよということでなければなかなか進まないというのが現実であります。やはり築港の中でも海面を使いますので、それは漁協が実施主体になり、落部もそうでありますし、ひやま漁協、漁業の方が実施主体で我々はサポートしているということで考えています。それにこの噴火湾というのはやはり私もですけども、ホタテをしっかりと作っていくというのが、漁業者の方々とも話をしていますけども、やはり今までもそうでありますけども、このホタテ漁業をですね、しっかりと支えながらホタテをやっていくということに変わりないものと考えております。ただし、特にですね、落部の若い人達がもしもホタテが駄目になってくるんじゃないかということを思いですね、やはりこれは自分たちの技術や研究でも試験的にでもずっとやっていきたいなっていうのはこれ落部の若い人達の発想で、私もですね、本当は噴火湾にですね、生簀を造ったらななんて思いましたけども、漁業者の方々、特に落部や、森、砂原やいろんな業者の方と話したときには、まだですね、噴火湾の海の中には持っていくのは難しいなと。ただし、漁港の中で、これは本当に漁港の中というのはそんなに大きくなりませんので、せめて今は 10mでやっているのが、多分やっても 20m直径くらいの円形でやれるのかなと。それで採算とれるのかなといったら、そうじゃないだろうなって。だた、試験だとか研究という意味では。だから落部の漁協の方々とも今3年計画で、議会からも承認をいただいてやっておりますけども、この3年以降については、まだはっきりしませんけども、この研究を続けたいということで大きくしたいということはまだ確認ができていません。さらに八雲町漁協さんにも同じ時期に同じ話をしておりますけども、なかなか漁協自体が試験をやってみたいとかということはありませんので、これは八雲町漁協と落部漁協を分けているわけではありませんので、両漁協、漁業者の方には説明も話もしています。ただし、さっき言ったとおりですね、海を使うにはやっぱり漁協、漁師の方の一緒にやるということでなければいけませんので、これからも八雲町漁協にはいろんなことをこれからも漁業のことで話し合っていますので、サーモンに関わらずですね、漁業振興にしっかりと漁協と漁師の方と連携でやっていきたいという思いでありますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。三澤。

議員の質問 9番 三澤公雄

傍聴者の皆さんや、ユーチューブをご覧の方、決して八雲町は八雲町漁協を、よけていないんだということがご理解いただけたかなと思います。なかなか報道だけを見ると、多くの方がその辺の疑問を僕たちにも聞きますので、説明できる範囲はしていますけども。この議場では赤井議員がよく、黒岩地区だとか山崎地区が、後継者が少なくなっていく地区で危機感を訴えています。それは僕も共有していますから、港が空くじゃないかだとか陸上の部分でも置けるんじゃないかというのは多くの町民の皆さんも共有してるんですけれども、八雲町漁協の理解がまだ届かないということなんですね。よくよく理事さん含め、専務の皆さんも考えてもらいたいなと。ホタテが元気なうちに次の手立てを考えるという落部漁協やひやま漁協の取り組みは議会側から見ていても安心します。是非、そういうかたちで漁業者の利益をしっかりと守っていく方向で、町は引き続き頑張ってもらいたいなと思います。それでは終わります。

出典:八雲町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる