みんなの議会

八雲町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

町内の再生可能エネルギー活用で電気代の流出を域内循環にできないものだろうか

聞いた人
三澤公雄 議員
答えた人
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 三澤公雄

三問目に移ります。町内の再生可能エネルギー活用で電気代の流出を域内循環にできないものだろうか。令和2年の行政執行方針の中にも、持続可能な地域社会に向けてという言葉があるように、今の八雲町は、持続可能をキーワードに、まちづくりを進めています。これを具体化するにはいくつも方法がありますが、以前、この場で田園回帰1%戦略を取り上げ、議論いたしました。そのときに答弁の先頭に立ったのは萬谷副町長です。覚えていますか。萬谷副町長もその本を本当に熟読していただいたような答弁をいただきましたけれども。その本に則って数字を分析するまでもなく、町外に流出する金額の筆頭はエネルギー代だと私は思っています。この中で多くを占める電気料について、域内循環を目指す環境は整ってきていると考えます。ここは明確に目標を立てて、持続可能なまちづくりの具体化に進んでいってほしいです。町長の考えを伺います。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長。町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員の三つ目のご質問にお答えいたします。八雲町が生産活動に伴い支払われるエネルギーの代金は、様々な方法があるものの、一つの目安として、石油類を含めたエネルギー全体は概ね 45 億円、うち電気代は約3億円とした推計結果を持ち合わせております。これは、昨年度実施した、環境省補助事業、脱炭素型地域づくり検討事業を進める中で連携をいただいた、北海道総合研究機構のシステムで推計いただいたものです。八雲町では、産業の振興と雇用の創出による循環型地域経済を目指しており、この中でも再生可能エネルギーの導入は、重要なポイントでありますことから、ビジョンの策定をはじめ、民間企業が行う資源調査や設備導入に対する支援、町独自の資源調査や導入シミュレートのほか、町民の理解を深めるための普及・啓発などを行ってきたところです。しかしながら、町内で作った電気や熱といったエネルギーを町内で消費する、域内循環を実現するためには、独自の発電設備などはもとより、エネルギーを需要先に運ぶための手法、いわゆるキャリアの確保が必須条件であり、これは、独自の送電網、既存の送電網を活用した託送、さらには、蓄電池や水素といった媒体への変換などの手法がありますが、いずれも採算性に大きな課題があります。ご質問のエネルギーの域内循環を実現するためには、独自のエネルギー源とキャリアの確保、これらをマネジメントするための仕組みが必要であり、技術開発の進展などによるコストの低減化に加え、採算性のみならず非常時の対応や環境対策などの公共的な視点による必要性の認識、さらには、町民の理解と協力が不可欠でありますことから、より具体的なモデルによる実証実験などの研究を進め、その展望を示してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。三澤。

議員の質問 9番 三澤公雄

この質問は、令和元年9月の定例会において、赤井議員のほうからも質問がありました。このときも町長が挙げられた課題として、コストの低い電源がない、需要の確保が難しい、そしてマネジメント体制がまだ全然できていないという三つの点を挙げていたというのが議会だよりにも載せておりますけども、今の町長の答弁を聞いても、そのときとあまり状況が変わっていないように思いますけども、僕が思うにまず小さくはじめて、そのマネジメントも実際にやってみて学んでいく。そういう言葉が答弁の後半の実証実験にあるのかなと思いますから、是非進めて行ってもらいたいなと思います。例えばですよ、役場庁舎とシルバープラザと公民館、いわゆる本庁舎そして福祉部門の飛び地の部分ともう一つ飛んでいる教育委員会、公民館の。この電気代を合わせると調べると約 1,000 万円だと聞いていました。そうすればですね、1億円で太陽光パネルを投資したとして、新庁舎の上だとか、今の旧庁舎の上だとか、いろいろ使いづらい形の町有地だとかにパネルを1億円分置いたとします。10 年で町内の役場の電気代の使用だけでも賄えるという単純計算ですけども、そういうかたちで役場内に新電電というか、たとえば以前私もこの場で言いましたけども、水道料金を徴収している環境水道課のほうに、電気の部分も担ってもらって、庁舎内のまず循環の電気代をどうやって、内部でのやりとりですから、そういったかたちでの経験をしていくというのは僕は可能じゃないかと思うんですよね。エネルギー先進地北海道の、例えばJA士幌町がですね、エーコープサービスという子会社を使ってですね、「アスポでんき」という名前で組合員の中での循環をやっています。本当にこういう小さいかたちでもやっている自治体そのほかでも全国で見ますといくつもありますから、それをモデルにして八雲庁舎内でのまず小さいサイクルを作るという考え方はいかがなものでしょう。僕は実現できるのかなと思いますけども。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長。町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員の考え方ですね、私も検討をかなりいたしました。確かにですね、コスト、さらにですね、太陽光だけではちょっと蓄電池等々の問題もありですね、いろんな検討を私もいろんな専門家の話も聞いて、電気というのはかなり難しいものだなと少し認識は改めたところでありますけども、ただしここにきてですね、蓄電池がですね、個体電池というものがですね、研究されて量産体制になるような発表がありましたので、これはかなり私は今までのリチウム電池よりは移動もできるし、容量もかなり大きいもので作れるという発表がありましたので、それを聞いたときはこれはかなり期待できるなということで、この電力の一番はですね、送電をする。送電網に係るということでありますので。私は以前からですね、八雲町の自然型エネルギー、太陽、風力、さらにですね、今、牛糞バイオマスもあります。さらに省水力を考えるときにですね、蓄電池の個体の電池が量産されて安くなるようであればですね、私はかなりですね、この八雲町では利用ができるということで、今まさに専門家とこれから勉強していきたいと思っています。ただ、今、言ったとおりですね、どうもこのコロナで、本当はちょっと開発した会社にも行ってみたいのでありますけども、なかなかネット上の情報しか入っていないので、今年から、さらに送電網の使い方、さらに電力を貯めて移動できる仕組みなんかをですね、考えながら採算等、先ほど三澤議員から大変応援で多少試験的にもということでありますので、試験的にそこのメーカーと取り組んだらなと考えながらですね、いますので、どうかですね、またいろんな情報がありましたら教えていただければなと思います。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。三澤。

議員の質問 9番 三澤公雄

町長のやる気は伝わっていますけども、僕もそれほど勉強はしてないんですけども、送電網の部分は八送電分離で、いわゆる新電電がいろいろできていますから、自前で送電網をもたなくても、いわゆる配電する会社を作って、そこでいわゆる取引の中でやっていくということで、僕はできるのかなと思っています。今実際に本当にいくつも自治体、または自治体が出資する中で取り組んでいるものがいくつもありますね。そのことには町民の理解ということもありましたけれども、この運動を進めて行く中で、たとえば八雲にも屋根の上にあまたパネルを置いているご家庭があります。私も一部産業型で取り組んでますけども、FITが終わる年限が家庭用はもう来ていますし、産業型もいずれ来ますでしょ。それで町が今、取り組んでいる青年舎のバイオガスや、バイオガスにしても町内のいくつもの先輩方のところも、いずれFITが切れるときが来ます。その電気をどうするのか。安く北電さんに売るという考え方もありますけども、域内で使うかたちで取り組むということを、やはり町長も念頭にあるわけですから、ここまで言う必要もないかもしれませんけれども、実際に電気を回していくという仕組みを少しでも早く作って考えながら進んでいくということは、今現時点にいくつも、繰り返しますけども、やっている町が、やっている農協があるということを見たときにね、僕は非常に悔しく思います。誰もが生きていくために必要な社会の共有財産。これを電気だと考えるならば、それを作って自分たちの町で再生可能エネルギーの電力を生み出した。そしてそれを買って町に払い、町に払うことを参加する市民が、このお金をどう使うのかというかたちで議論に参加していくということは、まさしく今、進めている僕は青年舎モデルにぴったりだと思っています。それは町長の答弁の中にも入っていましたから、パネルを持っている町民が参加する。そして逆に自分の空き地だとか空いている屋根なんかに出資したお金でパネルを作ってもらうだとか、そういったかたちで身近に町の取り組みの中に入って行くというきっかけにもなりますから、是非町長には、さらなる研究をして一日でも早く実証実験を進むように期待しております。よろしくお願いいたします。

出典:八雲町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる