みんなの議会

せたな町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日

有害獣対策について

聞いた人
平澤等 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 平澤等

それでは、ただ今議長から許可がございましたので2問目の質問を町長にお願いいたします。題目は、有害獣対策についてということで、これはクマとそれからシカまたその他、きつねいろいろ含めてございます。それから海のトド含めてです。本町において今年も例外なく有害獣の出没が頻繁に確認されており、今金町では家畜の被害が報告されてございます。せたな町では人畜に係る被害は幸いにして今のところございませんでしたが、水産業においては、トドによる漁網の大きな被害、それから農産業においては畑、これはビート畑やデントコーン畑、また地区によっては家庭菜園等においても大きな被害があったと報告されたと聞いてございます。地元猟友会の協力を得て有害獣の捕獲対策と農作物等の保護対策を行ってございますが、このことについて活動内容と今後の対策について3点お伺い申し上げます。まず①本年の活動実績はまだ途中でございますけれども、どのようになっているのかが1点目でございます。②農作物の保護の手段として電気柵が極めて有効との情報があります。まちとして機器の導入に係る助成措置講じる姿勢があるか、ないかということでございます。③猟友会への協力依頼はもとよりでございますが、専門の捕獲ハンター数人、委任または養成してまちとして即時対応できるような姿勢をとっておく必要があるのではないかということで、3点についてお伺いします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

2つ目の平澤議員の質問にお答えをいたします。まず1点目の本年の活動実績ですが、本年度4月から11月末現在、町内においてヒグマ9頭、エゾシカ39頭を捕獲しているところでございます。なおトドにつきましては、これから冬場にかけて当町沿岸に来遊することからまだ捕獲実績はございません。昨年度は1頭を捕獲しております。2点目の農作物の保護手段として、まちとして機器導入に係る助成措置についてですが、まちでは農協、漁協、猟友会など関係機関を構成員とした、せたな町鳥獣被害防止対策協議会を設置しております。協議会が中心となって、現在ある補助制度を活用しながら機器整備を行っており、要請のあった農業者に貸し出しを行っております。本年度については、農協を通じて要請のあった農業者に対して、協議会から電気柵の機器4台、そのほかに檜山振興局から6台の貸し出しを行っております。今年、電気柵を設置した農業者の話では非常に効果があると聞いていますので、今後、農協など関係機関と導入について協議していきたいと考えております。また、食害防止につきましては、電気柵の設置だけでなく農地周辺の笹刈りなども効果があると聞いていることから、各町内会との懇談会においても自分の財産は自分で守るという自己防衛の観点から食害対策を講じられるよう協力をお願いしているところであります。3点目の専門のハンターを数人委任または養成についてですが、町では現在、檜山管内でも1番多い31名の方を有害鳥獣捕獲員として任命しており、これまでもヒグマやエゾシカの目撃情報を受けた場合は、直ちに現地確認を行い、猟友会と連携し見回りを強化したり、事故防止のため防災無線で熊の出没状況をお知らせするなど迅速な対応に努めており、今後さらに有害獣の積極的な捕獲を促進するため、捕獲報奨金の引き上げを検討していることから、専門ハンターの委任について、現時点では考えておりません。次にハンターの養成でありますが、現在、町の猟友会に所属している銃及び罠の狩猟免許取得者は11月末で31名おりますが、平均年齢が58歳、65歳以上の方が8名、他のまちからみると随分若いと思うところもあるかもしれませんが、高齢化している現状であります。ハンターの養成は重要な課題であると認識しております。このため、まちでは平成25年度からハンター免許の取得経費について助成を行っており、この制度により新たに5名が免許を取得するなどハンターの育成に大きな成果を上げていることから、この制度の積極的な活用に向けて更に周知を図って行きたいと考えております。それから現状トドの駆除についても猟友会にお願いしておりますが、漁業者のハンターが1人もいないという状況であります。このことから漁業者の免許取得についても積極的に呼びかけを行っていきたいと考えております。また現在の狩猟免許取得の助成の内容については、銃の免許取得のみを対象にしておりますが、今後は罠の免許取得も対象として制度の拡充を図って行きたいということで、有害獣対策については積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますことで、ご理解を願います。

議員の再質問 9番 平澤等

再質問をさせていただきます。ただ今は町長から報告があったように本年の活動実績はクマが9頭、シカが39頭。去年より少ないけども頑張っているんだなということは私は認めたいと思いますし、また駆除、本当に動物愛護団体については、いろいろなさまざま意見があると思いますけども、私たちはやはり人命もしくは農作物を守るという点からしても、攻めるんではなくて、守るという意味での捕獲だということは理解していただいて強力に推進していただきたいと思うわけでございます。この点については今後また活動に期待するのもでございますけれども、先ほど町長の答弁の中で電気柵が有効であることは町長も認識していただいたようでございます。その中において私も近くに電気柵設置した方おりまして、その方にも意見聞きましたけども、非常に効果があった。全然被害がないと。また電気柵しなかった場所は本当にめちゃくちゃにやられてしまったという報告を受けているので、この効果はすごいものがあるんだと思いました。その中において、やはり今町長が申しましたように自らは自らで守るといいながらも、電気柵ちょっと値段、いろいろピンからキリまであるそうなんですけども、調べてみたら結構高額なんです。安くても20万以上、ちょっといいものだったら30万、40万また長さによって違いますけども、今回の場合には振興局から借りてきたとか、またその関係機関から持ってきたらしいという話なんですけれども、やはり今までの被害の内容からみると、どうしても山間部の畑を有してる方に被害が集中しているということなんです。そういう点を考えた場合、シカの場合においてはやはりそういった意味では自らが電気柵の設置、今回は貸していただいたそうなんですが、そういった面では、やはりまちとして、何らかの措置はしたほうがいいんじゃないかと思うんです。ただ全額とは言わないです。これはもちろん、まちも補助するし、当然JAにも協力してもらわないとならないし、本当に基本でございますけれども、自らですから農家の方もそれに対しては相応の負担をしていかなければならないけども、まちの基本的な応援する姿勢というのは示していただきたいと思うんです。そんなんで考えているということなので、その辺まだはっきりいえないかもしれませんけども、町長の範囲内で、例えば50%以内とか、3割以内とかということで出していただければ、それなりに予算も付くだろうと。今回、予算については新年度についてはある程度進んでると思うんですけれども、そういった措置も含めてやっていただきたいと思いますので、その点について今の電気柵について伺います。それからさっき言った猟友会の協力依頼はあれだけども、ハンターの養成についてですけれども、実は私、年か前に本当の平地でもしくは山でクマの足跡、もしくは糞が発見されて生々しいものがあったので、まちの担当の方にご案内、連絡したところすぐ職員きてくれたんです。でも職員何もないんです。まる腰っていったら失礼なんですけども、ただ来てくれて、そして藪の中に入っていかれてクマいるかいないか確認しに行ったので大丈夫かなっていう心配したんですけども、ちょっと声出していればクマこないから大丈夫だと言っていたけども、できれば何か持っていればよかったと思ったんですけども、ただそういうことも考えた中で、私は猟友会の方それぞれ生業を持っているんです。皆さん。だからクマが居たといっても、例えば農家の方もしくはどこかに勤めている方は自分の仕事があった場合に、即来てくれという場合に対応できないんじゃないか。やはり近所でもあるんですけども、クマがいたぞって言ってから1時間たつとかなりの距離移動してしまって、どこに行っているかつかめないことがある。すごく移動距離が激しいので。だから通報があったら早い時点でその現場に急行し、その有害獣の駆除に当たるということが有効と思うんです。そういう意味で、生業に囚われない、即住民の情報に対応できる、居たぞって言った時点で即来てくれる。そういった方を要請しておくと非常に町民の方も安心じゃないのかと思うんです。その点で専門のハンターの方をできれば委任っていうんですか、まちでお願いして、そのハンターの方にいつでも駆けつけてくれる方、そういう方を養成しておくと町民の安心につながるのではないかと思います。その中で猟友会のメンバー、先ほど31名、そのほかに新しいハンターの方も加わったというけれども、この臨戦態勢をとれるそういうハンターの方がこの中で何人要請できるのか。もしくは先ほど町長申しましたけども、それに係る例えばクマとか、シカとかトドとか、そういう有害獣に係る報奨金制度は今あるんです。あるんですけども報償金の額が多いか少ないかということは、私、物差しございませんけども、ある意味でそういった生業を置いておいて、そのために有害鳥獣の駆除に当たってくる人たちに対するそういった見返りというんですか、そういったものもある程度のことをしておけばいいんじゃないかと思います。その点具体的なことを1点、2点申しましたけども、再度答弁お願いします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず一つ目の電気柵の導入に関してでございますが、これは鳥獣被害防止対策事業ということで、補助率2分の1で農協を中心に事業をやっていただいているということでございます。それとあわせて、この中山間地域等直接支払制度の中でもこれに取り組むことができる。これは農業者の皆さん方のもちろん取り組みの合意ということが前提でありますが、この中でも交付金の範囲で計画を立てて、実施できるということでございます。したがいまして、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。また専門のハンターという話でございますが、せたな町は、実際ハンター31というお話させていただきました。今金につきましては15、乙部9、上ノ国15という数字から見ますと随分ハンターの数が多い状況にございます。その内訳も、農業者は1番多いんですが21、そのほか会社員、公務員、自営それから何もしていない方という、そういうことでございまして、かなり緊急時に対応できる体制には、ほかのまちから見るとなっていると思っておりますが、ただ今後、猟友会とも十分相談をさせていただきまして、その有事の際の迅速な出動体制についても協議をしてまいりたいと思っております。それから鳥獣に対する狩猟免許に関してでございますが、現在、狩猟につきましては免許の取得から銃を購入する費用も含めて、ほぼ100%支援をしている状況でございます。したがいまして、今回この罠も合わせて支援の対象といたしますので、どうぞ農業者もちろん漁業者も含めてでありますが、自分の財産を守るという観点から積極的にこうした狩猟免許の取得をして、自らの畑を守っていただきたいと思っているところでございます。そして報奨金の関係でございますが、現在シカにつきましては報奨金を出しておりません。クマについては、現在2万円を出しておりますが、それぞれこれを大幅に上げる予定にしております。そういうことで十分こういった有害鳥獣に対応してまいりたいと考えておりますので、ひとつ皆さん方にもご協力をお願いしたいということで、ご理解願います。

議員の再々質問 9番 平澤等

3回目の質問でございます。あまり長くならないように気をつけたいと思ってございます。町長前向きな考え方を示されました中で、電気柵については2分の1というのは、町の拠出でしょうか。それともトンネルでしょうかということが疑問ですけども、できればそういうことで前向きに、トンネルであれば町でもまたいくらかは上乗せしていただきたいということがございますので、その点についてちょっと触れていただきたいと思います。そしてまた自分たちも、自分たちというのは、農協の方にも申してますが、やはり先ほど話したとおり、自らは自らということなので、農協がいくら出せるか。あとは当然自己負担はあるということで、当然経営面積にもいろいろありますから、電気柵の長さですか、そういった点ではいろいろあるし、圃場もたくさんあるということなので、1件の家で一つも、二つも何個も用意しないとならないとこもあるので、そういったことについては、やはりある程度前向きなことをしていただきたいということで、最低でも1戸に一つくらいは、かなりいい形でそういう措置を講じていただきたいという希望あります。それからもう一つ気になることがあるんですが、先ほど私水産物でトドの被害について、去年1頭ということですが、漁網における被害は非常に大きなものがあるんです。ただトドの場合にも岩場に乗っていると情報を聞いた時があるんだけども、非常に動きが早いためになかなか駆除するのも非常に難しいと聞いてました。だからその辺についても、先ほど私が言いましたように臨機応変にできるような提案、そういった事態に、きょうトドが上がっているという時に、そういう時には即出動できるような体制、これは猟友会と相談して、町長これから進めていくという答えいただきました。ただ、その中において、先ほど私が1番心配する、即時出れるという方の、そういう方についてしっかりと役割分担決めて、通報あった時点、例えば農協にあるか、それから役場の産振にあるか、もしくはどっかにそういう関係機関、警察にあるかというときに、その時にいましたと。例えば久遠の大成に行く峠でもクマの目撃情報あるけれども、通報あった時点で即時すぐ銃もって対応できるような姿勢をとっておかないと猟友会に誰か出てくださいということでは間に合わないので、臨戦態勢を取れる。そういう姿勢をとっておいたほうが、ある意味でこれからの町民の安心安全を守るという点で有効なんです。だからこういう当番制でも結構ですけれども、そういった体制をとって、まちとしても強力に体制を進めていくというそういう後ろ盾をしていただければ皆さん安心じゃないかと思います。そういった点で、この2点について、再々でございますけども範囲内で答弁お願いいたします。終ります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

電気柵についてでございますが、先ほど申し上げましたように、やり方によってはあまり農家の皆さんの負担をなく導入できると考えております。その方法は、先ほど申し上げましたように、有害鳥獣防止対策事業、これは2分の1補助率がございます。それともう一つは中山間地域等直接支払制度、これでこういったものを導入するというように決めていただければ当然これは、まちの予算もこの中に3分の1ですか入っておりますので、こういったものを使えるということでございます。そういった工夫をしていただければと思います。またトドにつきましては、これは非常に難しい揺れる船の上からトドを駆除するということで、普通のハンターではなかなか難しい状況があるようでございます。今回、専門に北海道内でトドの駆除をしている方がおるようでございますので、そうした方に来ていただいて、この猟友会ハンターの指導などもしていただければと思っておりますし、また船の上からではなくて、陸上から撃てるように、これも簡単に陸上から撃つという状況には今のところなりませんが、これも道と十分相談をしながらそういったことが実現できるような形もこれから目指してまいりたいと思っているところでございます。また猟友会の皆さん方に、クマなどの出没があった時点では見回り等をしていただくことにしております。そうした部分での人件費についても、これはまちでも予算を持っておりまして。十分対応できる状況になっておりますし、また今年度も十分対応してきたということでございますので、そういった総合的に鳥獣対策、有害鳥獣対策については、しっかり対応できる体制になっていると。これからも更に充実をするように努めてまいりたいと思いますので、農家の皆さんにつきましても、そういった制度の中で自分たちができる部分につきましては、積極的に取り組んでいただけるように、ひとつよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

出典:せたな町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる