みんなの議会

森町議会 令和7年第1回 9月会議 2025年9月2日

津波警報と避難指示の実効性について

聞いた人
松田兼宗 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 13番 松田兼宗

それでは、通告に従いまして質問させていただきます。津波警報と避難指示の実効性について、7月30日、ロシア極東カムチャッカ半島沖でのマグニチュード8.8の地震に伴い、北海道太平洋東部、北海道太平洋中部などに津波警報が発表され、森町においても避難指示が出され、混乱の中多くの町民が避難しました。そこで、質問させていただきます。まず1つ目に、3年前の令和4年に作成され、全世帯に配布されました森町津波ハザードマップの有効性と森町の防災行政の成果等を検証しているのか。2つ目に、令和3年から避難勧告が廃止され、避難指示となったことや津波注意報と津波警報の違いなど町民にどの程度理解されていると考えているのか。3つ目に、当日津波警報、避難指示が出されていたにもかかわらず仕事を続けていた企業があったが、町として把握しているのか。そして、今後何らかの行政指導的なことを考えるのか。4つ目に、当日港町、東森地区において避難するに当たり、JRの踏切の遮断機が下りたままとなった状態となり、避難の妨げとなった状態が続いたが、今後の対処を考えているのか。5つ目に、指定された避難場所以外への避難した町民がいたが、どのように対処したのか。6つ目に、町が指定している各避難場所の状況と運営に問題はなかったのか。7つ目に、森町における避難行動要支援者支援制度がどの程度活用されたのか。8つ目に、森町の防災資源である防災士、自主防災組織、町内会などの動向を把握しているのか。最後に、9個目に今回の経験を生かし、今後の森町の防災行政をどのように推進する考えでいるのか。以上です。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。1点目です。令和3年7月に日本海溝・千島海溝沖での地震に係る津波の浸水想定区域について変更され、2022年度版森町津波ハザードマップについては、こちらの浸水想定区域を考慮し、改定しています。航空写真を活用し、避難目標地点や避難場所、また代表的な避難経路を表示しておりますが、今回の津波避難の状況を振り返ると高台に避難する認知度は高いものの、ハザードマップの内容については町民の皆様の認識がまだまだ浅い状況であると感じております。各種訓練、講話、避難所対応等振り返りを重ね、課題の解消に向け取り組んでいるところですが、今回の津波避難において様々な課題が浮き彫りとなっている状況であり、さらなる取組の強化を図っていかなければならないものと考えております。2点目でございます。令和3年の法改正から約4年が経過し、避難指示に対する町民の皆様の認識は高くなっているものと思っております。また、注意報と警報の違いについても災害レベルの大きさの違いを感覚的に理解されている方が多いと思いますが、今後も防災講話等において周知を図ってまいります。3点目です。避難指示は、災害が発生する可能性が高い状況において、地域の住民に対し町から発令されるものであります。発令後も仕事を続けていた企業の正確な把握は行っておりませんが、町民の皆様が災害に対する意識や危機感を高める必要があることから、企業に対しても従業員避難に対する周知を含め、行政発信情報への理解を深めていただけるよう努めてまいります。4点目です。JR北海道とは、北海道支社、函館支社、森駅と今回の遮断機の問題についての振り返りを含め協議を行ってきております。お互いの課題点や今後の避難に関する連携についても協議を継続し、対応を検討してまいります。5点目です。防災行政無線等で避難所の開設情報について周知を行いましたが、避難所以外の場所に避難された町民の皆様に対しては、現地に職員を派遣し、避難所への誘導を行った地点もありました。また、森高校周辺など人数や出入りが多い場所では、誘導対応が難しいところもございましたので、改善に向けて検討してまいります。6点目です。6点目の避難所運営の課題等については、従事した職員等より課題や改善点を洗い出し、精査を続けております。今後の防災対応向上につなげてまいります。7点目です。避難行動要支援者につきましては、消防の協力を得て避難確認を行ってまいりましたが、今回は森町において大きな被害もなく対応が可能でしたが、大災害となった場合職員での対応が難しい状況も浮き彫りとなりました。町民の皆様の支援制度に対する理解を含めて、今後も名簿の精査や個々の避難方法の周知、確認作業が必要であると考えております。8点目です。防災士に関しては、防災士ネットワークのライングループで周辺の状況や職場、避難所での対応など情報共有を図っておりました。一部の自主防災組織や町内会の皆さんも避難所の運営に協力いただいたことを認識しております。直接問合せがあった部分や避難所での活動については、職員等より情報収集を行っておりますが、今後も引き続き防災士や自主防災組織、町内会等と連携を図り、防災対応の向上に努めてまいります。9点目です。9点目として、今回の経験を生かし、対応職員や各種団体等からの振り返り情報の収集や聞き取りを重ね、実際に起きた事案に対し課題解消に向けてのスキルを積み上げ、職員等に還元しながら今後の防災対策の向上につなげていきたいと考えております。以上です。

議員の再質問 13番 松田兼宗

まず、全部、1つから9つあります。この辺について1つずつ再質問する形になると思いますけれども、まず22年のこれですよね。これが配布されたのです、22年。これは、令和4年3月発行になっています。これは、全戸配布されています。しかし、3年経過する中でどれだけの町民がこれを見ましたかという問題なのです。町長の今の話では、ある程度推進地域のあれを見て高台に避難したようなことを言っていますけれども、実際はこれを見ての話ではないのです。自分たちの生活実態から、中から判断して移動、避難しているのが実情だと思います。実はこの津波ハザードマップは、持っているとは思っていません。当時私の町内会においては、平成30年に自分たちの地区だけの何が起きたらどこに避難したりするか、どういう行動をするべきかということを挙げて全戸配布しています。さらに、今回この津波警報のあった後に7月31日付で再度防災交通課に問い合わせて修正をかけて、31日、要するに8月1日付で町の広報と一緒に配布しています。それはなぜかというと、こういう大きい冊子は必要ないのです。議員とか職員の方は必要かもしれないけれども、住んでいる人や町民にとっては自分の住んでいるところが分かればいいのです。全体のことなんて知る必要がないわけです。だから、私は平成30年に既にそういうような形のものを作って全戸配布しています。これは、絶対必要なことだと思います。各町内会ごと、その地域ごとに実情に合った部分だけが配布すればいいのです。それをぜひ検討していただきたい。それが今回のハザードマップの有効性を、最も作った意味があることなのです。こんな大きな冊子は必要ない。それは、駒ケ岳の噴火についても全戸配布されています。だけれども、関係していないところは関係ないわけです。そういうようなことの情報含め、ほかの必要としていない情報も入ったものというの見ないです、町民は。ほとんどごみ箱行きです、町の広報と一緒に。だから、そういうことをやらない、ぜひそれは検討していただきたい。2つ目に、津波注意報と津波警報の違いなどについて徹底されているかというのは、ニュアンス的には分かるのです。だけれども、実際に令和3年の5月20日から避難指示だけになったのです。避難勧告というのはなくなったのです。それがどうも今回本当にそういうのが徹底されていたのか。ただ、防災無線、そして携帯電話、あるいは各防災無線、外に設置される防災広報の無線も含めて、テレビも含めて、それで初めてなったから避難したのです。避難勧告、避難指示があったからやったわけではない。期待していたようにしたわけではないのです。だから、そういうようなことを考えると、どうも町長先ほどの答弁ではもっとそういうのを広報していくというようなこと言っていますけれども、ぜひそれは強化してやっていってもらわなければならないでしょうと思います。3つ目に、仕事をしていた企業が実際あるわけです。実際に私の住んでいるところの避難場所ではないのだけれども、そこに30人ばかり外国の人たちも含めて来ました。だけれども、船が戻ってきたからって言って戻っていったのです。それ11時かそのぐらいの話です。だから、その時点でもうその後帰って仕事を始めた。さらには、全くそういう警報を無視した、注意報を無視した、注意報ではなくて避難指示が出ているにもかかわらず一切仕事をやめないでそのまま継続していた企業もあります。さらに、全く逆で5分以内にもう移動したという人も、会社もあるわけです、中には。会社バスで高台に移動した、どこかのコンビニの駐車場に行ったとか、そういう企業もあるわけです。そういう差が非常に多い。さらに、万が一これが実際に津波来たとしたらどうなるのかという問題なのです。特に東森、港町地区の遮断機の話の絡みもあるのですが、移動できないです。特にあの時間帯だとすると、みんな仕事始めたばかりの時間帯です。その中で移動するとなると、移動できるわけがない。基本的には徒歩移動になっていますけれども、それは無理な話で、ほとんど車で移動したというのが実際のところです、今回。それを止めることはできない。さらに、実際どのぐらい、東森、港町地区に関しては国道の278号、バイパスに出るまで10分から15分かかっています。とすれば、津波が来たとしてもう間に合わないのは目に見えている。それだけ時間かけて、それで下手するともっとそれ以上かかるわけです。だから、3.11以降、もう10年以上も前にあそこの避難道の申請を渡島の期成会には町としては毎年出していますけれども、もっとその辺を強化する中で避難道を早期に造っていただかないと、あの地区は工業地帯でありますし、昼間の人口は実際の数倍はあると思います。とすれば、移動なんてできるわけがないのです。それは、ぜひとも町としても力を入れていっていただきたい部分だと思います。それと、遮断機の話になりますけれども、これは3.11のときに、14年前のときからもう同じ状態です。今回の新聞の記事を見まして、14年間町は何もJRと協議していなかったということなのです、あの新聞を読む限り。それはないでしょうと。だから、私たちは何度か役場のほうと協議したときあります、この踏切の問題に関しては、遮断機の問題に関しては。町としては言えないのだけれども、私は言います。壊して通りなさいと言います。それしかないのです。というのは、JRのいろんな関連法令の、日本国憲法に、これは生存権を侵すことにはならないのです。生存権が最優先です。とすれば、壊してしかるべきなのです。だから、私は常々そういう問題があるときは壊して通れ、通りなさいと言っている。ただ、今回も実際上げることができないので、その両側にやっぱり車がたまるわけです、待っているから。そうすると、うちのほうの町内会の役員の人がわざわざ何度も、5回、6回ではないですよ、通すために上げに行ったことというのは。そんなにすぐには今回は津波、早急な緊急な部分というのなるとは思っていないから、それで今回は済ませていますけれども、万が一は壊すしかないです。それでないと通れないからと言っています。再度その辺でJRのほうと協議していただきたいと思います。それと、5番目の指定された避難場所以外に避難した町民がいたか、どのように対処したかという問題ですけれども、実は今回避難場所になっていないところとなっている場所というのは、東森、港町地区においては漁村センターであり、東森生活館なのです。だけれども、そこには来ています、実際に。先ほど言いました外国人の方々も30人も別に、うちのほうに私が把握しているの20人ほど来ています。それはどこにいたかというと、会館の標高というのは5メートルなのです。それよりも2メートルは高い神社のある場所です。そこにほとんどの人がいます。そこからいる中で、いたというのが実情で、そういうことも含めて、そして実際問題として漁村センターにもいたという話を聞いています。そして、常盤町の会館に移動したという話も聞いています。そういうような情報というのは、どの程度町で今回把握しているのか。先ほどの町長の答弁では、町職員のヒアリングをしましたと。では、実際町民の方々のそれぞれの今回避難行動に関わった人たちのヒアリングをしているのかって、していないですよね。実際私も一切そういうこと聞かれたことはない。まず、それをやって、やらないことには次のステップに進んでいかないのではないですか。そして、町が指定している避難場所の状況、運営について問題はなかったかということに関しては、なかったような話というようなふうに聞き受けましたけれども、そんなことはありませんからと私は思っている。というのは、今回昼以降、2時かそのぐらいに最後に残っていた人がいるわけです。その人には、今後の夜の分の食事の問題もあるから、それの分に、3人なのですけれども、体育館もしくはそっち側に移動したほうがいいですよという助言をして東森生活館に関しては閉じました。そういうような人もいるわけです、中に。だから、その人たちが一体どういうふうに対応したとか、避難所で対応してくれたかどうかは聞いていません。だから、そういうことも含めても避難場所の運営というのはかなりずさんだったのではないかと私は認識しています。それと、7番目、避難行動要支援者支援制度というのがあります。先ほどの町長の答弁だと消防のほうで対応したという話をしていますけれども、そういう問題ではないですよね、この制度というのは。要支援者に対して個々のどの人が割り当てる形で避難の援助をするという制度なはずです。特に消防関係ないです。むしろこういうことに消防が関わったとしたら、本来の業務ができなくなってしまうではないですか。そういう制度です。私のほうでは、この制度に対しては反対しています。対応は一切していません。なぜかというと個々の負担がでかいから、必ずしもその人がいるわけではない。だから、今回実際にあった話ですけれども、要支援者の方、1人は近所の人に乗せていってもらって避難したのだと。道の駅に行ったと聞いています。もう一人は、終わった後に言われました。車椅子の人です。一切対応は、施設に通っていますから、そこに対応の電話しても対応してもらえなかったという状態が実際ありました。ただ、その人は私の町内会ではないので、別な町内会になってしまうので、どういうような形でこの制度をやったかどうかは分かりません。だから、この部分に関しては一切機能していなかったのではないかと私は思っています。それと、8番目です。防災士とか自主防災組織、町内会などの動向を把握しているのかって、これは先ほど言いましたけれども、一切この辺等は機能していなかったのではないかと私思っていますが、特に肝腎な防災士の方々と組織が実際あるわけですから、その辺とどの程度取って手伝いをして協力を得られたのか、その辺再度お聞きします。それで、あとは全体的なあれで、最後は今後どのように生かすかということに関しては先ほど答弁していますけれども、一応8項目に分けてかなり詳しく突っ込んだ形で再質問になりましたけれども、可能な限りでいいです。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。できる限り個別に項目ごとに拾い上げて把握しておりますけれども、最終的に答弁漏れがありましたら、改めてご指摘いただければと思います。最初に、防災マップの件について再質問いただきました。町民は、どれだけそれを見て認識と知識の中に把握しているか、そもそもとしてやはり全戸配布させていただいている以上、これはしっかりと御覧いただいて、全体を網羅して判断する認識の中にとどめる必要はなく、自分の地域において自分が住んでいる上で最寄りの避難所どこなのか、自身が動くべき避難経路はどこなのか、そしてまた津波浸水の進度というか、そのぐらいのリスクがどのくらいまであるのかというのをこれは個別に認識していただければひとまずはいいのかなと思います。議員おっしゃるエリア別の個別の多分生活実態に即した防災マップというか、地域独自のそういったマップ的なものは、確かにすごく効果的な面もあるのかなというのも今お話を聞かせていただいて、東森町内会のほうでやられているということなので、そこは効果としてはあるのかなと思います。しかしながら、大前提として町民の皆様の防災に対する自身の避難行動に対する認識ですとか、また配布物等に関してもそもそも認識が高くなければ、何を配ったとしてもそういう方々というのは捨ててしまう可能性があるのではないのかなというのも一方であると思います。前提として、ですのでやはり町民それぞれの防災意識と自分がどれだけ危険な状況に陥るのかというのをしっかりと把握していただく、そういった情報をまずはお伝えして防災に対する意識醸成を図っていだたきたいなと思います。その上で様々な配布物、防災マップも含めて効果的に把握されていくのかなというふうに認識として捉えています。そして、避難指示の意味はあったのかというお話もあったと思います。避難指示に関しましては、携帯のほうに即時通知が行くシステムを通じて防災担当課のほうで避難指示のエリアを指定して発出する仕組みになっています、ご承知のことだとは思いますけれども。自分の住んでいるエリアが避難指示に該当するのかどうなのかというところを瞬時に確認していただけるという意味では、避難指示のシステムも含めて私は意味があるのかなと思っております。今回津波避難の関係に関しても、町民の皆さんが高いところに避難されたというのは避難指示がある程度認識として浸透している、そういった現れなのかなというふうに評価しています。そして、避難指示発出時の金曜の対応、閉めるのか、開けるのかというか、開けるという、開け続けるという選択肢は基本的にはこれない。開け続けていただくのではなく、事業主においては職員、そしてまた従業員に対しては即時避難行動を促す、そういった指示を出していただきたい。そして、必要に応じて施錠等々して営業所、店舗を閉鎖する、そういった行動を取っていただきたいと思います。それに関連して、松田議員おっしゃる東森ですとか港町のあの辺の大手の企業、100人近くがいらっしゃる、そういった1企業について100人程度いらっしゃる大規模なああいう工業地帯に関しては、おっしゃるとおり一気に機動的に人を動かすというところに関してはそれ相応のやはり避難路が必要になるのかなと思います。今までもそういったことも含めまして防災マップ等々を整備してきているとは考えますけれども、今後今回のこの事案を含め、そこはまた新たに防災マップ、津波避難のそういったものを作るときに検討して反映していかなければならないと考えております。そしてまた、JR遮断機の問題でございます。問題というか、これは先ほどもちょっと答弁の中でお伝えさせていただきました。JR側とも話合いはしておりますし、引き続き情報共有はさせていただきます。こういった一般質問の場でありますし、いただいた質問に対して町民の皆様に広く周知をさせていただくというところで1つ私のほうから情報提供させていただきます。客観的な私の判断として、JRの遮断機が閉まったままになっていた、その状況に対してどうやってここ通るのだ、車を通すためにはどうすればいいのだ、即時的にその場にいらっしゃった方々が様々なことを考えて対応されたのかなというふうに思っています。JRの遮断機の問題の前にJRの考え方としては、基本的には津波避難、避難指示が出たときにできる限り、車両は当然運転している方、そしてまた乗っている方々がいらっしゃいますので、安全な地帯まで状況も見ながら移動させる方針を取っているというところでございます。それも状況によって異なりますけれども、そういった中で今回遮断機においては非常停止ボタンが押されていたと、そういった実態もございます。単純に遮断機が下り続けていた問題に関しては、非常にマスコミにも報道されて様々な情報が流れている中で、一概的にこういったことを解決すればそういった問題はなくなるという単純な問題ではないと認識しております。状況に応じて様々な方々が様々な立場において、避難する方、JRの運営側、そして我々も含めて様々な立場で災害の状況、津波到達時間、そしてまた地震がある、ないとかも含めて複合的な要素によって本当に様々なことが起こります。ですので、このJR遮断機が下り続けていたという問題に関しては、非常にこれからも引き続き情報共有を深めながら、どのような対応がいいかということについては我々の中でも協議しつつ、どういう状況でこの間のようなことが生じたかというのは私は町民の皆様にある程度はこれお示しする必要があるのかなと思っています。その点に関しては、改めて整理がつき次第何らかの形でお示しできればなと思います。そして、避難所指定されていない場所にいる人々を今後どのように把握をするつもりなのかということをご質問いただいたと思います。基本的には、避難所として指定されている場所に避難目標地点から水平移動で一時避難場所に移動していただくということを今後も前提とさせていただきたいと思います。そのような点で考えて、今回様々な議員の皆様からご質問の中で答弁させていただきましたとおり、検討すべき改善点というのは多々ございます。その中で効率的かつ柔軟に避難者の方々が安全を確保できるような、そういった体制と準備を進めていきたいと思います。避難所運営について問題はないという認識でいると思うとおっしゃっておられましたが、改めて今回は問題というか、改善しなければならない課題はたくさんあると認識しておりますし、それは今後改善していくというところは先般も申し上げている状況でございます。それと、避難行動要支援者の対応どうなのか、消防対応はそもそも駄目なのではないかというお話もいただきました。この点につきましては、消防、そして消防から協力依頼を受けた消防団の活動というところで今回は避難行動要支援者の対応というのは行いました。これは、この間のヒアリングからも消防当局からも上がってきておりましたが、やはり今回は地震、そしてまたほかの災害が複合的に起こっていない、そういった状況でありましたので、これがけが人が出た救急出動、火災が起きた消防出動というふうになりますと消防は一切避難行動要支援者の対応は当たれなくなります。どのように今後運営していくのかに関しましては、これから避難行動要支援者のリストの精査、これを進めなければならないと思います。これもまた、非常に行政ができる範囲というものがかなりの範囲で、この避難行動要支援者の対応に関してははっきりしてまいりました。この点については、改めて整理しながら、まさに自助、共助、公助の仕組みをもう一度認識していただいて、避難行動要支援者の方に対しても自身で動けない寝たきりの方、障がいを持っている方、そしてまた要介護の方に関しては、そこは本当に公助という意味での手助けは必要となります。しかしながら、今回実態を少し調べて調査した結果からひもときますと、避難支援対象者127名まで絞り込んでおりました。これは身障者、要介護者、緊急性、療育、そしてまた精神障がいのある方、そういったことで整理をしていた中で127名の方々の避難支援対象者という絞り込みの中で対応させていただきました。その中で、空き家だったところ4名、空き家だった家です。そして、避難済みであった方35名、そしてまた避難せず在宅を希望された方が26名、そしてまた不在、これはいるのかいないのか確認しても分からないという方、これ59名、そしてそもそもいないという方が3名、不在です。住民票あるのだけれども、不在だったという方が3名おりました。そして、対応させていただいた結果として、避難所まで搬送というか、そういうことに当たった方というのが本当に数名だったと、そういう実態があります。これただ単純に公共がどこだけ、まさに公助の部分、公助の部分でどこまでこの役場が公共としてやれるのかというところも含め、非常にこれは検討、そしてまた議論しなければならないところだと思います。今回は消防団員の方、消防職員の方が行きましたけれども、津波到達時間と津波の高さによってはそもそも要支援の避難支援をしなければならない方々のところに助けに行けという指示を出せない状況も出てきます。これは、状況によってはそういう状況が出てきます。そしてまた、一度出した要支援者の方々の対応を中断して引き上げろという指示も出さなければならない状況も想定されます。災害の大きさ、また状況によっては、幅のあることを想定しなければならない中で、公共における限度というものが非常に明らかになったというところを痛感しております。そういった意味でも自助というところで皆さんがしていただけるところ、その自助を力強くもっともっと膨らませるために公助が仕組みを持ってフォローアップする、それが膨らんだときに共助という仕組みが成り立つ、先ほどもお話しさせていただきましたが、そういった仕組み、考え方を改めて町民の皆様にお示しする必要があるのではないのかなと思っております。ちょっと最後の順番と逆になりましたけれども、最後に防災士との関係性におきましては、防災士は基本的にはできる限りの範囲で対応していただくという前提がございます。当然それは消防団の方々もそうです。状況によっては被災者になる可能性もありますし、自身の身内を助けなければならないですとか、中には詳しくはちょっと把握しておりませんけれども、他のことを優先にして、それから防災士の職務に当たる、当たらなければならない、そういう方々もいらっしゃると思います。いずれにいたしましても、今回の事例をしっかりと皆さんと共有させていただきまして、ネットワークの構築をどのようにしていけば効率よくできるのか、そしてまたお互いの立場をしっかりと認識しながらよりよい防災士のネットワーク等々も我々もしっかり関わり合ってつくり上げていければなと思っております。何か答弁漏れあればご指摘いただければと思います。以上です。

議員の再々質問 13番 松田兼宗

要支援者支援制度の問題なのですが、先ほど私が言いました車椅子の方は結局逃げるには方法がないわけです、その人にとっては。車もあるわけではないし。とすれば、死ぬしかないのですねという話になってしまう。それに対しては言葉がないのですが、ただ私が言うのはできるだけ可能な限り逃げてくれと言うしかないのです。そして、先ほどの何人かの質問の中で逃げない人というのはかなりいるわけです。ただ、もうどうでもいいからという人が結構多いのです、そういう人というのは。ただ、私がそういう人に対して言うときは、あなたは、死んでいく人は別に構わないのです。そうなったら、残った人が後始末しなければならないのです。そのことを考えてくれという話でしか言いようがない。そうとしか私は言うしかないのですか。だから、できるだけ自助の形でとにかく自分で逃げる方法を考えてくれと言うしかないというのが実情だと私思っていますので、町のほうでもその辺強く伝えていってほしいと思います。それと、もう2点ほどあるのですが、避難道の話なのですが、港町、東森地区ばかりではなくて尾白内地区もそういう問題があります。さらには、砂原においては彦澗地区においてもそういう話があるわけです。今後の避難道の整備に関して、東森、港町に関しては道道の格上げとして整備してくれという要望は道には渡島期成会のほうでは出しているのですけれども、再度その辺は強く要望を、ほかの場所もありますけれども、強く働きかけていただければ今後の、というのは自分たちで用意している部分が備蓄も含めて25メートルの高森の山に備蓄しています。それはそれがないためなのです。そこしか逃げるところがないから、近くで徒歩では。だから、それがもし避難道ができればそういう必要もなくなると私は判断していますので、ぜひともその辺強くこれを契機に働きかけてほしいと思います。それと、最後にもう一点、今回これはかなり問題なのだろうなと私思っています。今回この項目には上げていませんけれども、SNSの活用の問題です。森町ソーシャルメディア運用方針の中で、投稿内容について最初にこういうことが書いています。森町の行事や防災情報など町政に関する情報を発信しますと書いているわけです。この防災情報を今回どれほど発信したのですかということです。私ちょっと調べてみたら、防災情報を発信したのはフェイスブックとエックスだけですよね。ほかのラインにしてもインスタグラムにしても発信はされていません、一切。さらに、問題なのは内容に誤りがあったということなのです。避難地区になっている場所に、会館に尾白内生活館が入っていたということ、あそこは避難場所ではないですよね。さらに、存在しない会館の名前が入っていたということなのです。押出会館という、生活館という形に書いています。押出会館というのはないです。これは、かなり情報発信したにもかかわらず、間違った情報を発信しているということをいまだに修正されていません。さらに、今回フォロワーの数を言いますとラインにおいては3,236人です。フェイスブックは2,464名、エックスに関しては456名でしかないのです。一番多いラインに関して一切情報が発信されていない。ただ、この3,000人という数の中の半数は黙って町外の人だろうなと私は見ています。少なくとも1,500人以上は見ているフォロワーがいるということは、ここに情報を発信させることによって情報がスムーズに伝わっていくのです。テレビあるいは防災無線の情報よりもこちらのほうが確実にいきます。町長は、個人的な発信をしたみたいな話は聞いています、私見ていないですけれども。だから、そういう町長の発信はよかれとしてやっているかもしれないですけれども、公式な森町の情報の発信ではないので、その辺はあくまでも公式なライン、ソーシャルメディア等を使った形での発信を進めるべきだと思います。過去に何度も防災情報に関しては出さないというふうには町は言っていたのです。日常の情報についての情報発信しないって言っていたにもかかわらず、防災情報を発信すると言ったのです。一切発信されていないことをどういうふうに今後するのか。それ今後の在り方としては、これが非常に大事になるのだと私思いますので、その辺どういうふうな認識でおられるのか、ちょっと最後にそれを聞いて終わります。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。まず、ちょっと順序逆になるのですけれども、SNSの活用に関して限られた媒体からの発信であった、ライン等々からはなかったというところに関しては、こちらは当然そのとおりで、体制等々含めて少し見直す中の検討材料としては存在していると思います。その点に関しては、即時の運用体制も含めて今後の改善の中にしっかりと含めたいと思います。間違った内容に関して発信されているということに関しては、担当課含めもう一度ちょっと整理させていただきます。それが発災時の発信の内容として定型化しているものであれば、これ修正しなければならないと思いますので、そこも確認して修正させていただきます。そしてまた、私も今回災害対策本部の近く、そしてまた情報が一番集まりやすい場所にずっと立ちながら、本部長でありますので、そもそもその場所にいていろんな情報を聞かせていただいておりました。SNSでの情報発信に関しては、今後の発信する内容に関してもどのようなことを即時に発信できるかというものを確かめながら発信させていただく、そういった試しにちょっとやってみたという要素もあります。例えばですけれども、やはり対策本部の中で、そしてまた担当課の中で、リエゾンで入ってくる、外部の関係の方から入ってくる情報に関しては一回整理、精査、そしてまた情報の中身等々確認してからSNSで発信するべき、広域的な発信する情報としての内容かどうかというところを整理して発信しなければならないという、このワンクッションがどうしてもございます。そのために避難指示等一斉に発出できる先ほどの避難指示のシステムですとか、常日頃からの避難所を皆さんに知っておいていただくというところの防災マップだとか、そういったものがあります。確かにSNSの情報からの発信というのは、非常に強力、今のこのご時世強力ではありますけれども、いろいろな要素が複合的にうまく機能しなければ、やはりどんな情報出したとしてもSNSの発信にしたとしてもなかなか伝わりづらいという、特に発災時においてはそういう状況が考えられるのかなと思います。ご指摘いただいた点に関しては、これはしっかりと修正し、運用方法についても検討してよりよいものに変更していくというところはお伝えさせていただきます。そして、避難路の要望に対しても、結構前の期成会の要望にのっていたというところも私も承知しております。今回の、全く同じ形というところよりかはもうちょっと現状に即したもので、期成会の要望にのっけるかどうなのかというところもちょっと含めながら、新たなものを私たちの中で検討しながら避難路の整備計画、整備計画というか、整備事業に関してはこれは行っていく必要があるのかなと思っております。東森地区だけにかかわらず砂原地区でも本当にたくさんございますので、そういったところは整理してしっかりと進めさせていただきます。最後に、避難行動要支援者に対する対応に関してであります。私今回この避難指示が出て、津波警報が出て、これだけ晴天下の中、昼間、そしてまた役場職員も仕事中でみんな庁舎にいる、すごくいい環境下で行うことができた、本当に実際の発災に即したような避難訓練をできたのかなって思っています。本当にこれは、先ほども何回も何回も言っていますけれども、自助、共助、公助の仕組み、認識を森町独自のものというのはちょっとあれですけれども、今これだけ担い手の不足、職員も減っている、どんどん高齢者、高齢化率も増えて自分の力で動ける人がどんどん少なくなっている中においては、誰一人取り残さない、そういった防災体制を築くためには3つの自助、共助、公助をやはり新たに再認識しなければならないと思います。その中で、私は町長としては、中にはいい、私なんて避難しないっておっしゃっている方も確かにいます。ですが、そういった方に対しても動けるのであればやはりとことんあなたを助けに来る誰かのために逃げてほしいって私はこの間どなたかにお話しした気がします。あなたを助けるために誰かが助けに来るということは、その人は自分が津波にのみ込まれる危険を冒してまでも助けに来るのだと。そういった状況もしっかりと認識していただいて、認識も含め自助の力を今のより一層増やしてより何層にも膨らませていただきたい、そのように考えております。その中で、やはり共助の輪、共助の仕組みというものもしっかりと膨らませ、それを下支えする我々の公共の施策というものをしっかりと展開していく。先ほど車椅子の方のお話もされていましたけれども、当然死んでも仕方がないなんて、そんな人がいるなんて私は思いたくもありませんし、どんな状況の方においてもこの仕組みをしっかりともう一回再構築して誰一人取り残さない、そういった防災体制をしっかりと、しっかりと築き上げていくということをお誓い申し上げ、答弁とさせていただきます。以上です。

出典:森町議会 令和7年第1回 9月会議 2025年9月2日 議事録 PDF(86ページ) 間違いを知らせる