森町議会 令和7年第1回 9月会議 2025年9月2日
津波避難指示での住民対応について
- 聞いた人
- 野口周治 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 野口周治
7月30日、津波警報に伴い、避難指示が出されました。指示後の町の対応について評価とそれに基づく改善の方向を答えてください。3点尋ねます。1、避難所への移動手段、誘導、支援、避難所生活への支援、外国人の避難など対応は適切であったか。また、地域により対応に大きなばらつきがあったのではないか。2、避難所の運営について人道支援の国際的な基準とされるスフィア基準を踏まえることが求められているが、その基準に照らして森町の運営要領はどうであるか。3、学校の体育館に冷房設備を急いで設置するべきではないか。お願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。1点目の避難指示後の避難所への移動手段や生活支援等の対応についてですが、議員お話しのとおり、避難所において対応のばらつきが出ていた部分や外国人避難者への対応、避難者の要望にお応えできなかった場面など、様々な課題が見えてまいりました。今回の避難対応に関する情報や課題を整理するため、避難対応に従事した役場全職員を対象に振り返りを行い、それぞれの対応や今後の改善に向けた情報を収集し、共有を図っております。今回の経験、課題を今後の防災対策の向上につなげていくため、引き続き取り組んでまいります。2点目の避難所運営に係るスフィア基準についてですが、森町の避難所運営に係る要領につきましてはスフィア基準を網羅されたものとはなっていないのが現状でございます。スフィア基準を基に国では、大きくトイレの確保、管理、食事の質の確保、生活用水の確保、生活空間の確保を大きな項目とし、取組指針やガイドラインの改定について通知がなされております。当町においての避難所における備蓄品や環境整備等の状況について、計画を基に準備を進めているところですが、本基準を参考とした避難対応に向けた取組にも配慮が必要であると認識しているところでございます。今回の津波避難対応に係る課題を含め、避難所運営対策の向上に向けて引き続き取り組んでまいります。3点目の学校体育館への冷房設備の設置につきましては、学校施設は子供たちの学習、生活の場であるとともに、災害時には避難所としての機能や役割を果たすため、避難所機能を強化し、耐災害性の向上を図ることが一層求められております。特に夏季の猛暑環境は、避難生活が長期化した場合熱中症のリスクを高め、健康被害を招くおそれがあるため、快適性の改善や暑さ対策は喫緊の課題と認識しております。学校の体育館の冷房設備の整備につきましては、設備の導入に併せて断熱性の確保も重要でありますので、大規模な改修を予定している学校につきましては改修工事に併せて整備を行い、そのほかの学校につきましても財政状況等を踏まえつつ計画的な整備を検討してまいります。以上です。
議員の再質問 6番 野口周治
同僚議員の質問と重なるところもたくさんあるので、できるだけそこは割愛しながらお尋ねをします。全体としてこれからいつまでに何をするのか。スケジュール感です。例えば備蓄品の充実についてはかなりのところまで来ています、もともとの計画でいえば。これを達成するのはいつ頃なのかという尺度もありますし、さらに北海道もスフィア基準に基づく取組をもう既に求めています、文書が出たという話ですけれども。それを満たそうとしたら、これからどのくらいの時間がかかるのだろう。この前提となる検討、事実を収集して教訓化して組み立てるという作業そのものが取りあえず一番恐らく大切なのだと思うのですが、それをいつまでにやろうとしているのか。これは、そのアウトプットを見れば町民が一緒に考えることができるだろうと思うから、特にこだわりがあります。いつまでに教訓を整理したものが出せるのだろうかという点です。もう一つ、ちょっと細かいですけれども、そこに関わって今回逃げなかった方、逃げなかった理由、逃げられなかった理由、この把握も大切だと思うのですが、そういう視点は既に織り込まれているのかどうか。以上がいつまでに何をという方針の問題です。それから、2つ目、体育館の冷房、これは超各論ではありますが、予算の会議のときにもこれは必要ではないかという議論をさせてもらいましたが、既に国は体育館の冷房を強化する、避難所として使う場合のということで大規模な予算をつけております。要は施工する、あるいは計画をする手が間に合えばどんどんやりなさいというモードに入っているわけで、町のお金がという問題もちろんありますけれども、やろうと思えば物が手に入って施工する方がいてくれればできるのではないかと思うのですが、そういう意味ではこれは大いに急いで進めるべき点があるのではないか。これにこだわる理由は、実は学校の、例えば学校だけではないですけれども、空調を強化しますといって始めてみたらいろんな問題が後から分かった。そのために計画が遅れている。今それ現在進行形なのですが、そういうこともあるので、ゆっくり考えてからというよりもやるために組み立てる動作がなければまた遅れるのではないかと懸念するからです。学校の体育館の冷房の実現について、もう一度この点は踏まえてお答えをお願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。全体のスケジュール感というところに関しましては、先ほど他の議員の方のご質問の中でも少しお話しさせていただきましたけれども、全体の概要が決まってから実行に移すというよりかは、できるところから体制の再整備も含め再構築して動かしていくという方法を取りたいと思います。津波避難計画としては、令和7年度、8年度で内容を整理し、9年度からの実施と、決定という流れにはなりますけれども、何せ本当にこの件に関しましては早急に対応を変化させなければならない点が数々ございますので、その辺は能動的に動かしていきつつ、計画的には9年度というところで捉えていただければなと思います。そしてまた、逃げなかった人の理由というところに関して、これは計画に織り交ぜているのかというお話もいただきました。現在の計画においては、例えば逃げなかった人という要素として何点かあると思います。津波警報、津波避難指示が出て、本当に逃げなく普通に実生活をしていた方、避難指示が解除されていないのにも戻った方、そしてまた避難行動要支援者の方々に関しても今回十数名の方が助けに来ましたというか、避難を促すことを、一緒に行きますよという話をしても、避難はしない、ここに残るということをお話しされた方がいると伺っています。そういう方々、ちょっと言い方はあれですけれども、事態を甘く見て逃げなかったという方々に関してどういうことをするべきか、それはこの防災における避難行動の重要性、そしてまた避難されないということが行政の対応能力を一気にそいでしまう一つの要因にも私はなると思っています。そういったバランス感覚をこの計画の中にどう取り入れるのかというのは非常に難しいところではありますけれども、先ほどもお話しさせていただいております自助、共助、公助のバランス、再定義のお話、そこに私は盛り込んで町民の皆様にお示ししていきたいと考えております。計画に関しては、基本前提として避難はしていただかなければならない。それを前提として、避難所ですとか食料の配付、人員の配置等々を逆に計算して算出していく、そういった作業になります。それが前提として、当然崩れることも想定されます。気象状況によっては、今回とは全く違うようなオペレーションを考えなければなりませんし、当然今回の津波避難指示の状況は非常にある意味いい状況下での避難指示の発令であったと思っています。これが真冬の猛吹雪の地震が起きて停電、そういったいろんな要件が重なれば重なるほど状況はどんどん、どんどん悪くなりますし、先ほどの自助、共助、公助の動きも鈍くなると思っております。前提としては、避難しなかった方というのはなるべくそういう状況を起こさないように周知等々を行うのと同時に意識醸成のほうを、これはしっかりと行っていくよりほかないのかなというふうに捉えております。そしてまた、体育館の冷房に関しましては、現状の問題としては、これは先般いろんなお話の中で情報共有もさせていただいておりますけれども、単純に冷房設備をつけるだけではなくて断熱改修等々も併せて行わなければならない。そしてまた、今小学校の冷房設備の導入に際しても電力が足りなかったとか、本当にいろんな問題が出てきました。そういったところを懸念されておって、それを事前に潰しておけるのであればスムーズに施工までつながるのではないのかなという趣旨だと思います。当然それは、どのような形であれ、教育委員会のほう、また防災交通課のほうでもそういった知見は積み重ねておりますので、そういったこと起きないように計画的に、そういったことも計画の中に含め、これは実施していかなければならないと思います。森中学校の体育館については、令和9年、10年度の実施予定の長寿命化改修工事で整備予定、森小学校の体育館については建設から令和10年度で40年になりますので、実施時期は未定でありますけれども、長寿命化改修工事での整備を予定しています。鷲ノ木小学校は、令和6年度断熱改修済みでございますので、一応令和15年度までにという区切りはございますけれども、できる限りこれは早急に整備していければいいのかなと考えます。さわら小に関しても、こちらは大規模な改修予定はなく、こちらも断熱改修と併せ令和15年度までにというところで捉えております。最後に、砂原中学校、こちらは大規模の改修こちらもなし、令和15年度までに断熱改修と併せて整備していく、そういった今枠組みの中で進んでおります。ひとまず以上です。
議員の再々質問 6番 野口周治
2点お尋ねをします。職員の方などへのヒアリングを今やられている、そのまとめはいつまでにやられるのかをお答えください。それから2つ目に、これは質問と言えるかな。非常に大事なところに話が及んで、逃げない選択もあり得る。片方で、認識が、あるいは情報が足りなかったためにそういう判断になった人もいらっしゃる。これをどう詰めていくかが仕事なのだと思うのです。最終的には、私は自分の人生は自分で選ぶという権利が誰にでもあるとは思いますが、その中で最大の成果、効率ではなくて成果だと思うのですが、を出すためにどうするかが計画だと思います。それは、各論ではなくて物の組み方、立て方だと思います。それから、3つ目、これは質問ではありませんが、回答はもっと簡潔で結構です。例えば学校の改修の最後はここまでにこれだけ全部やりますの一言で分かりますから、そういうことで結構ですので、よろしくお願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。今般の津波避難の対応に関して職員からの聞き取り、本当に全職員からの聞き取りは既に終了している状況でございます。今その情報をまとめまして、先日防災対応に関わる管理職会議を開催させていただきまして、改めて各管理職から概要、その他を抽出して情報収集を重ねたと、そういう状況であります。今この情報を基に、先ほども少しお話しさせていただいておりますけれども、体制の再構築、そしてまた事務的な話ですけれども、自助、共助、公助の仕組みの在り方についてどういったスキームでこれを構築していくかということも含めて、これは今案を重ねているところでございます。そこに外部からの方々を招いて行う防災会議、その中でさらに情報、そしてまた知見をいただきまして、さらによりよいものに重ねていく予定でございます。新たなその方針、体制の再整備も含め案ができましたら、また管理職会議を開催し、そこで今度それを落とし込む作業の中で各管理職、中には係長職の人間にも来てもらったほうがいいのかなと思いますけれども、全体に周知し、再度意見をもらうと、そういう流れで考えております。情報が足りなかった人という観点も非常に大切で、これはやっぱり周知の仕方をもっともっとこうすべきだというところで私は詰めていくべきだなと思っております。しっかりやらせていただきたいと思います。以上です。