八雲町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月4日
「八雲町の基幹産業である農業・漁業において現在は元気ですが、後継者不足等を考えると将来が非常に不安です。そこで、町として従来の取り組みをふまえ、より一層の新規就業者確保に向けてどのような取り組みをお考えでしょうか」
- 聞いた人
- 赤井睦美 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔、農林課長 加藤貴久、水産課長 伊藤修
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
2点質問させていただきます。1点目、八雲町の基幹産業である農業・漁業において現在は元気ですが、後継者不足等を考えると将来が非常に不安です。そこで、町として従来の取り組みをふまえ、より一層の新規就業者確保に向けてどのような取り組みをお考えでしょうか。様々な取り組みを考えられていると思いますけれども、例として、先日北海道新聞に掲載されました「しりうち地域産業担い手センター」のような施設整備も必要になるかと思いますが、その点はいかがお考えでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
それでは、赤井議員の一つ目のご質問にお答えいたします。当町における新規就業を志す研修生の確保対策といたしましては、農業分野では町内の関係機関・団体で構成する「農業担い手育成センター」が、募集から研修先の手配、生活や将来に関する様々な相談に丁寧に対応することで、研修生の確保を図っているところであり、水産に関しましても相談があった都度、各漁協が窓口となって対応することとなってございます。議員ご指摘の「しりうち地域産業担い手センター」は、就業研修や移住体験の方の居住スペースとして設置・利用されているものと認識しておりますが、当町における同等の機能につきましては、町内で就農を志す農業研修生を支援するため安価な家賃で利用できる研修者住宅を、元町と野田生に7棟 10 戸用意をしており、現在6戸の研修者住宅が利用されております。一方、この研修者住宅は築 40 年以上を経過しており老朽更新時期を迎えていることから、この機会に、農業のみならず広く新規就業者に対する住宅支援の在り方について、検討を開始したところでございますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
跡取りの人というか、自分の家を継ぐためにという方たちはきっといろんなそういう担い手育成センターだとか漁協とかに相談をしながら情報を得やすいと思うんですけれども。私が未熟な力のパソコンで開いて、全道のいろんな農業体験しませんかだとか、来ませんかとかっていうのを見ると、八雲町の農業部門では先ほどの安価な7棟 10 戸の紹介はされているんですけれども、他の町村はきっとそんなに立派な建物じゃなくても、例えばバス・トイレ付だとか、何々が安いとか、こんな手当てがありますだとか必ずついているんですけれども。八雲は7棟 10 戸しかなくて、全然魅力がないPRの仕方。それから漁業の方を見ても他所の町、例えばせたなとかだとチャレンジ支援事業があって 30 万から 100 万までの支援がありますだとか。福島町でも 30 万円の漁業就労支援がありますだとか、知内では 150 万円5年間だとか。そういう金額がどういうふうにしたらもらえるのかというのは分かりませんけれども、そういうふうに書いているんですよね。でも八雲町のところを見ると、就学支援というかそれしか書いていなくて。それは、跡取りの人しかもらえない、他所から来た人はもらえないものですよね。だからあれを見た時に「あ、八雲町に行こう」という、そんな魅力を全く感じない表示の仕方で。もしかしたらもっと違うページでね、八雲町の魅力をいっぱい発信しているのかもしれませんけれども、そこに辿り着けなかったというか。せめて安価でというところ、せめて築 40 年ですから、私あそこに住むのも気の毒だなと思うんですけれども。でも、そうであればとっても安いとか付けるとか。何かこう、もっと八雲に行ってみたいなと思ってもらえる PR の仕方というのは工夫できないのかなと思って見ていたんですけれども、その点はいかがでしょうか。
町の答え 農林課長 加藤貴久
議長、農林課長。
町の答え 農林課長 加藤貴久
今、赤井議員ご指摘の部分のホームページの表現の弱さという部分については、当方でも認識をしておりまして、今現在見直す予定で考えておりますのでご理解を賜りたいと思います。情報発信につきましてはもちろん必要なことでありますが、口づてや口コミ等もありまして、八雲には結構な研修の問い合わせというのがおかげさまで来ていただいております。そういった中で、個々の対応というのを丁寧にさせていただいておりまして、現在6戸の研修住宅も使っていただいておりますけれども、各農家さんに入っていただいて研修するという部分の前段の部分ですね、入り口の部分では良いことばかり言っても、夢のようなことを言っても違うということになってしまいますので。現実的な部分と支援していく部分とこういうのがあるので、まずは地域の中で上手くやっていけるかどうかというのをお試しいただいたらどうですかというご提案をさせていただいております。その先には、国の制度だったり町の制度だったりという、金銭的な支援策という部分もご案内させていただきながらやっているというのが現実でありますので、よろしくお願いしたいと思います。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
農業においては新規就農の方も年々いらしていて、地域の方と上手くやっているなというのはすごく感じるんですよね。どこの町の上手くいった人の意見をみてもやっぱり地域の人との繋がりというのはすごく重大だって書いていて。八雲町はそういう点では農家の人だけに関わらず、地域に出ていける環境というのは出来ているので、そこはいいなと思うんですけれども。研修に、その農家に出かける時に農家の人が皆さん民泊のようにね、泊めてあげられればいいんですけれども、本当に農家の人って奥様が忙しいですよね。専業主婦の農家の方なんていらっしゃらなくて。そうすると奥様は農作業もし、お食事の用意もしっていうととても手が回らないから民泊は受け入れられないとなると、やっぱり宿泊できる施設というのは確保が絶対必要だと思うんですよ。先ほどちょっと聞き逃して、新規就業者に向けて今後住宅を作っていくとはおっしゃいませんでしたけれども、住宅を検討していくということですか、すみません。
町の答え 農林課長 加藤貴久
議長、農林課長。
町の答え 農林課長 加藤貴久
すみません、まず後段から。町長から答弁させていただいた部分は、新規就業者に対する住宅支援の在り方、これはあくまで例ですけれども、新築することからどこかを借り上げるとか、家賃ですとか、いろいろなニーズと八雲町に合ったというか、既存の物件等いろいろな部分等の利用も考えながらやっていくという部分をちょうどこの4月から始めたところでありまして。来年度に向けて今検討をしているところであります。何がというのはすみません、具体的にお示しできないという部分はご了承いただきたいと思います。新規就農者の部分の研修の部分は、議員ご指摘のとおり地域の中に入っていただいて、農業以外の職業でももちろんそうなんですけれども。地域の中で上手くやっていっていただくということが、あと、人との繋がりの中で助けたり助けられたりという部分が往々にしてある職業ではないかというふうに思いますので、そういった部分を、残念ながらそういう部分で馴染めなくて就農を断念した方もいらっしゃいますけれども、今現在残られている方々についてはその辺のハードルを上手くクリアして、ご自分の夢を叶えられているというふうに認識しておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
予算委員会の時に農業にも商業にも育成支援金みたいなのがあるけれど、漁業はどうなんでしょうということを質問したんですけれども。漁業ってそういう新規就業みたいなのは考えていないんですか。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
漁業はですね、基本的に国の制度としてはそのような支援策はあります。なので、新規就業者というのは実はなかなか漁業の場合はあまり入ってこないんですけれども。どちらかというと家業をそのまま継ぐという形の方が非常に現在のところは多い状態ですけれども。まったく本当にゼロからのスタートの場合については、国のそういう制度等をご紹介して支援してまいりたいと考えております。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
家業を継いでくれるといいんですけれども、本当に黒岩とか山崎地域、前にも言いましたけれども継ぐ方がいなくなってきていますよね、だんだん。積極的に新規就業者を呼び込むために努力するっていう制度はあるけれども、町として努力をするっていう方向ではあるんですか。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
現段階ではですね、両漁協を含めてですね、新たに漁業に取り組むというのはなかなかハードルも高くてですね、いろいろ組合員になる要件だとか、そういうことも高い部分もありますから。なかなかゼロからというのは、技術取得なんかのいろんな問題もありますのでね、本当にやる気のあるというか、来ていただかないと、なかなか続けていけないのかなと思いますので。今は現状を見ながら対応していきたいと、こういうふうに思っております。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
3年間の研修制度で外国の方たちを招いて、今なんとか仕事をこなしているという形だけれども、こなしている親方さんはどんどん高齢になっていくわけで、今はいいけれどもその後どうなるんだろうという不安はあると思うんですね。それは八雲町だけでなくてどこの町も同じで、例えばすぐ近くの寿都町なんかは新規就業者を漁師の方のところに入れて、本来なら自分が8年間かかって学んだものを2年半で身に付けさせてとにかく一人前にするっていう。本当にもう跡取りがいない、この町どうなるんだろうっていう、必死に漁師さんと町と漁協との3者で相談しながらそうやって一人ずつ育てていくということで、今寿都町では結構若い方が漁師になって育っていく。そして親方のところにいるんだけれども、ちゃんと2年半頑張ると漁業権ももらえるっていうそういうシステムも寿都ではね、やっているんですね。そういうことを他所の町で出来て、八雲町で漁業権が取られないから、だから人を呼べないという方法は、ちょっとそれは。例えば八雲町は跡取りがいっぱいいるからそこまで考えなくてもいいんだっていうのであればそれは仕方ないんですけれども。私から見たり漁業の方の話を聞いても、跡取りが完璧にいますよというのはどんどん減ってきていると思うんですよね。ですから、他所の町でもどこかに入って彼らを育てていずれは漁業権を渡すっていう。渡すってその人のを渡すって言うんじゃないですけれども、漁業権をとれるっていう、そういう仕組みっていうのは、町が漁協に働きかけるなりなんなりして考えていくことは出来ないんでしょうか。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
ちょっと誤解があると思うんですけれど、漁業権を取れないとは言っていないんですけれども。基本的にいろんな所定の新規を考えている方が、漁師さんになりたいということであれば、当然各組合ごとに所定の要件があって、資格審査委員会というものがあって、それで組合員になって漁業権が与えられるというか、割り当てられるという形にはなるんですね。ただ、現状をお話しすれば今はですよ、今は後継者に関してはコンスタントに毎年5、6人ずつくらいですか、7、8人くらいずつ、事業後継としては増えている状況にあります。また、外国人研修生はちょっと毛色が違いましてですね。あくまでも研修の技術の習得見習いという形の中で入っているケースが多いものですから。ただ、これについてはいろいろな仲介業者だとかバイヤーさんが入ってですね、それぞれ漁業者とやり取りをしているものですから、なかなか町としても実態は掴めない状態でおりますけれども。住民登録の関係でいえば、だいたい現在 100 人くらいは地域には入って、言ってみれば労働力の一つにはなっているかなと思いますけれども。今後についてはその辺と、また後継者という形はちょっと違うものですから。どのようにしていくかはいろいろ情報も集めながら、両漁協と相談をしてまいりたいと、このように考えております。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
外国人の方は本当にさっき言いましたけれども、仕事をこなすだけで私は後継者として育成するとは思っていませんけれども。今のお話を聞くと、コンスタントに増えているからそこは努力しなくてもいいんだって聞こえちゃうんですけれども、それって地域によって傾いていませんか。平均に後継者って増えていますか。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
突き詰めて、その年度ごとのをきちっと見ないとわかりませんけども。たしかに内浦だけが増えているとか、山崎だけがいないとか、そういう状態ではないというふうには思っております。ですから、平均かと言われれば少しの偏りはあるのかも分かりませんけれども、そこそこ後継者は育っているのかなという認識でおります。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
感覚の違いなので、ここはいくら話してもどうしようもないんですけれども。やっぱり一般的に見て、農業って積極的に新規就農者いらっしゃいという姿勢は見られるんだけれども、漁業ってあまり感じられないんですね。今のコンスタントに増えているからいいんだっていう、その意見もどうなのっていう思いはやっぱりあります。それは東野とか落部とかを見ると若くて本当にぴちぴちした漁師さんがいて、本当に活気あるなと思うけれども、黒岩や山崎に行くとそんな雰囲気はあまりなく、今後どうなるんだろうこの地域、という心配もあるんですね。是非、今平均してみてみないと分からないと言っていましたけれども、漁協任せにせず、本当に町としてみんなが心配ないよと思えるような、そんな第一次産業であってほしいなと思うんですけれども。第一次産業が活気づくと、当然八雲町が活気づくわけですから。町長、農業はすごく今のところ順調にちょちょって新規就業者は来ているんですけれども。今のやり取りを聞いていて、漁業に対して町長は同じような意見ですか、そこだけお願いいたします。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員おっしゃるとおりですね、私も見た目はたしかに落部、東野の地域の方は若手がたくさんいて、子どもが産まれていると。一方で山崎・黒岩方面を見るとやはり若い人が少ないのかななんていうことは、私も理解をしております。ただ、この漁業権、特にこの噴火湾の漁業は養殖ホタテということでありますので。これは漁協が仕切って、桁数だとか長さだとかいろいろ漁協が管理している部分が大きく関係しますので。やはりこれは、町が主導するというよりも漁協とこれからもよくよくその辺も話し合って、新規就業やその担い手も含めて、組合と話し合って進めてまいりたい。町が単独で走っていってもなかなか理解されないということもですね、赤井議員も理解していただいて、我々も見て見ぬふりじゃなくて、漁協としっかりと話し合って進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
6月にまとめる政府の骨太方針っていう中には、その養殖業に対しては漁業権を今度地元漁協を最優先するというのを廃止するというのが盛り込まれるそうです。それは当然ご存知だと思いますけれども。そうなると、本当に八雲町は生き残りをかけて真剣に取り組んでいかなきゃいけないと思うんですけれども。やっぱりその漁業権がそういう形で変化していくということは、漁協にばかり任せずに、町としてもしっかりとした方針を出して一緒に取り組んでいかなければならないと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
赤井議員のおっしゃるとおり、私もその文書を読ませていただいて、漁協も漁業もですね、変化するんだなということを強く感じております。特に我々は、今、噴火湾の太平洋側の養殖ホタテ等々を夢見ておりますけれども、私はやはり熊石側の養殖なんかもなかなか個人じゃ難しい部分も、これにのっとると出来るんじゃないかということを今私なりに考えながら、これもいくら我々単独と言いながらですね、やはり漁協と協力し合って手を取って一緒に歩んでまいりたい、そういう思いでありますので。多分、目指すところは一緒だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
議長、水産課長。
町の答え 水産課長 伊藤修(水産課長は2020年12月まで)
あらゆる権利についても漁協がそれぞれについて振り分けるスタイルにはなっております。権利についてはですね、養殖も、それからカニもエビもそういう形になっております。以上です。
議員の質問 7番 赤井睦美
議長。
議員の質問 7番 赤井睦美
第一次産業が活気づくように皆で応援していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。