みんなの議会

木古内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月9日

失業者の就労支援と生活保護受給者の自立支援について

聞いた人
平野武志 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒、産業経済課長 木村春樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 平野武志

5番 平野武志です。本日は1項目、内容については大きくわけて二つぐらいになりますが、事前に通告しておりますので質問させていただきます。表題につきましては、失業者の就労支援と生活保護受給者の自立支援についてでございます。はじめに、失業者についての支援策についてお伺いします。世界的に失業率の増加が問題にもなり、安定した生活が困難な世帯が増えてございます。我が町においても、若年層から働き盛りの30代・40代・50代までのかたの失業者が少なくないと私自身は把握しております。予算化やソフト面での施策等、様々な失業者対策事業が考えられますし、定住・移住対策の視点からも大変重要な問題だと思います。質問内容につきましては、項目ごとに番号にわけてお聞きいたします。①番目といたしまして、木古内町の年代別の失業率は把握しているのでしょうか。②番目といたしまして、町内企業の実態でございます。町内の企業の従業員数ですとか、地元の町民のかたの雇用率だとか、その辺を把握しているかどうかでございます。③番目といたしましては、町外を含めた雇用募集の斡旋状況についてでございます。④番目といたしましては、就業相談者への現在の行政の対応と新しいコーナーを新設する考えがないかとそのようなことでございます。⑤番、これは③番と関連するのですけれども、ハローワーク以外にも他市町や求人情報誌との提携をもっと取っていけないのかということです。⑥番目、新規企業者への援助策の拡大でございます。この辺については、商工会と連携した新しい企業者の支援策がいろいろ全国的にも市町村で執り行っているところもございますので、我が町木古内についてはどのような考えをもっているのかお伺いいたします。⑦番目といたしましては、出稼ぎのかたへの支援策は考えられないかということでございます。最後の⑧番目、失業対策事業費、現在は木古内町はこのような予算化をしておりませんけれども、今後予算化をしてこの失業者を救っていくという考え方はもっているのかどうかということが項目⑧番まででございます。全体といたしましては、⑧番までのいま言った質問事項を加味した中で、木古内町としての失業者の救済を図るための支援策を今後、どのように取り組んでいくのか町長の考えをお伺いいたします。次に、生活保護受給者の自立支援についてお伺いいたします。こちらも、全国的に生活保護受給者率が上昇し続け、社会問題にも発展しております。木古内町の受給者数はここ数年減少しておりますが、それは人口減に伴うもので、保護率は実際は上昇しているところでございます。また、管内平均も数パーセントでございますが木古内町は上回っているという状況があります。受給者は様々な状況で受給されていると思うのですけれども、それぞれの年代でしたり体調でしたりそのようなことを把握した中で、いま現在の木古内町としての自立支援策の内容、また今後の見解をどのように考えているのかお伺いいたします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

5番、平野武志議員のお尋ねにお答えをいたします。まずはじめに、失業者への支援策につきましては、前段8項目のお尋ねがございますので、順にお答えをいたします。まず、1点目の年代別の失業率につきましては、北海道における平成24年度の完全失業率は全体で5.2%。これに対して、男性が20歳から24歳が10.9%と高い傾向を示しております。なお、当町独自のデータはございません。2点目の町内企業の実態につきましては、ハローワークの資料によりますと、平成24年度現在におきまして、事業所数359、従業員数2,074人となっております。なお、町民雇用率は私、町としての調査対象となっておりませんので、当町独自での調査については行っておりません。これは、商工会のほうが詳しくデータをお持ちかと思います。3点目の町外を含めた雇用募集の斡旋状況につきましては、ハローワークより一般常用編、パート編につきましては毎週、渡島西部4町編は毎月、求人情報が送付されておりますので、それぞれ庁舎1階の求人掲示板に掲示をしております。また、町内の求人につきましては、相談や掲示依頼のあったものは同様の扱いとしております。お尋ねの斡旋につきましては、届け出が必要になります。所定の講習を受講した職業紹介責任者を配置しなければならないと、このようになっておりますので、当町におきましては、ハローワークを通して求職活動を基本と捉えておりますことから、届け出や有資格者の配置は行ってないのが現状でございます。4点目の就業相談者への現在の対応と相談コーナー新設につきましては、担当者が相談を受けたのものは随時対応をしております。状況の把握、そしてアドバイスなどに努めております。また、渡島西部通年雇用促進協議会におきまして、企業向けの通年雇用セミナーとともに、町外企業による就職相談会を開催しております。5点目のハローワーク以外にも他市町の求人情報誌との提携につきましては、現在、ハローワークが渡島西部4町の求人を取りまとめ、求人情報として周知をしております。求人情報誌につきまして、発行元と協議をして、庁舎内に置くということは可能と考えております。6点目の新規企業者への援助策の拡大につきましては、現在、当町では、企業振興促進条例に基づき、固定資産税の減免制度を定めております。このほか、北海道の条例に基づき、道と町が助成する制度もあり、これらは個別具体事案によりそれぞれ検討をしていくということになります。これ以上の拡大ということになりますと、財源が伴うこともございますので、北海道新幹線関連事業に集中している今日におきましては、大変困難な状況にあります。これも、個別具体の事案に基づいてそれぞれ協議を進めることが必要かと思います。7点目の出稼ぎのかたへの支援策につきましては、現在、当町では、町政広報を送付するなど、ふるさと木古内の情報を提供しております。また、航空会社の割安チケットの手配についても行っておりますが、航空会社の割引制度が充実してきておりますので、利用はほとんど皆無というのが現状でございます。また、出稼ぎ手帳の発行数は20冊と出稼ぎ者の数は減少してきており、新たな支援策につきましては検討をしておりません。8点目の失業対策事業費としての予算化につきましては、以前は失業対策事業費として数百万円を予算計上し、10名程度の雇用を図り、除雪作業などに従事していただいた経緯がございますが、事業効果や当町の財政状況などを勘案し、平成11年度を最後に事業を中止しております。通年雇用対策といたしましては、今後も渡島西部通年雇用促進協議会での事業に参画してまいりたいと考えております。以上、8項目につきましてご説明をいたしましたが、失業対策につきましては、時々の経済状況とも密接に関係しておることから、一つの自治体の枠を超えて都道府県レベル、あるいは国レベルでの施策が必要不可欠と考えます。当町におきましては、平成23年度より国の緊急雇用創出推進事業、これは解雇された失業者を救済する目的で実施されている事業でございますが、この事業を実施しておりますが今後も国や道の事業を十分確認をしながら、継続して活用してまいりたいと考えております。次に、生活保護受給者の自立支援についてのお尋ねでございます。まずはじめに、当町の生活保護率につきましては2.6%で、渡島管内9町の平均が2.42%でございますので、0.22%上回っており、管内では9町の中の5番目となっております。また、過去5年間において大きな比率の増減はございません。詳細につきましては、本年4月30日現在の生活保護受給世帯数は110世帯で、その内訳は、高齢世帯が67、母子世帯が3、障害世帯が16、傷病世帯が18と、合計104世帯が就労が困難な世帯でございます。残る6世帯中、5世帯が現在就労をしている世帯です。1世帯が就労に際しての活動をしている世帯でございます。お尋ねの自立支援の現状につきましては、道と自治体との役割分担が定められており、支援事業は北海道渡島総合振興局が窓口となり、全ての業務を行っております。具体的には、道のケースワーカーにより、就労可能なかたに、その人に合った研修や講座を受講していただき、収入を得られるような環境を整えていく。そういったことを行い、自立を促していくということを積極的に行っております。一方、私ども自治体での窓口でございますが、私どもの仕事は保護費の支給、生活保護申請の相談、生活保護申請の受付、通院の医療券発行事務などのほか、保護者と担当ケースワーカーとの連絡が主な業務となっております。就労活動を促す自立支援につきましては、振興局のケースワーカーと保護受給者との間で直接進められますことから、自治体では個人情報保護の観点から詳細な状況把握を得るということは極めて難しい状況ではありますが、当町といたしましては、渡島総合振興局からの問い合わせや相談があった際には、本人の生活環境などに十分考慮しながら、希望に添えるよう情報提供を行っており、今後も継続して該当となる方々の自立支援に役立てるよう努めてまいりたいと考えております。

議員の再質問 5番 平野武志

まずをもちましては再質問でございますけれども、失業者の部分について8項目を提示したわけでございますが、その1番と2番につきまして、こちらについては町内のかたの現状を把握どの程度しているのかという部分については、町独自の失業率のパーセンテージがわからない、あるいは町内の企業者の就業者数はわかるけれども町内のかたがどの程度勤めているのかのデータはないというようなお話しいただきましたけれども、こちらは木古内町の事務組織規則というものあると思うのですけれども、その中で事務処理を行わなければならない項目にも水産商工グループの担当でしょうけれども、ナンバー17からですが労働事情の調査に関することで職業訓練・職業援護相談に関することと記されております。当然、これは規則の中での項目ですから当然決裁も進んでいると思うのですけれども、私はこの1番、2番の現状を把握していまの言うような項目の事務処理を進めるべきだと思うのですけれども、それがなければなかなか進みづらいのではないかなと私自身は思うのですけれども、いま言われた項目もう一度言いますね。木古内町事務組織規則、こちらの労働事情の調査に関すること。これがいわゆる町内のかたの労働事情の調査。先ほど町長がわからないと言った町内のかたがどれだけ企業に勤めているかということではないのでしょうか。あるいは職業訓練・職業援護相談に関すること。こちらも町内のかたがどの程度、どういう失業率なのかということがわからなければこの事務内容というのは進まないのではないのかなというふうに考えますので、いま現在の組織・規則の中でこの項目でどのような内容で進めているという内容についてお知らせください。まずは、その部分だけ再質問させていただきます。

町の答え 産業経済課長 木村春樹(産業経済課長は2018年3月まで)

産業経済課の木村です。ご指摘の通り、事務規則調査のほうに掲載されているというのは認識しております。労働事情調査についてということで、かなり抽象的な記載になっております。先ほど町長のほうから説明した通り、ハローワークやあるいは北海道からの労働力調査の係数について確認した上で、木古内町の状況というのはある程度把握しているというふうに認識しておりますので、それをもって町内の状況あるいは北海道や全国的な状況等を勘案した中で、木古内町のおかれている立場というのは認識しております。また、職業援護相談についてということなのですけれども、以前はかなり前は職業援護相談所というところを開設しておりました。これについては、季節労働者やあるいは季節的な失業対策についてどのように対応していくかということで行っておりました。労働状況が先ほど出稼ぎ労働者の数字等もお示ししたように、時代とともに変わりつつあります。現在は、やはり通年雇用の労働者に対してどのような支援策をしていくのかということで、これについてはやはり経済状況などと密接に関連しておりますので、一つの自治体のみではなかなか解決に困難性があるということで、ほかの自治体あるいは都道府県と連携しながら国の施策を見据えて展開していっているというのが状況でございます。以上です。

議員の再質問 5番 平野武志

いまの担当課長からの答弁でもわかる通り、この項目自体が非常に大雑把なものであるだとか、国の施策の通り進んでいるという言葉を申し上げておりますけれども、我が町としてはどうなんだということを聞いているわけですよ。木古内町の役割はわかっていると言いながらも実際、町内のかたの失業率のデータもわからないと。では、そのデータもわからないし何人いるのかもわからない、どこの町内会にどうなんだ。「わからないけれども国の施策に則って進めますよ」と言ってもこれは失業者のかたが納得するわけもなく、なぜこのような質問をするのかという根底にはやはり町内在住のかたから、実際失業されているかた何人かからお話しを聞いて、ハローワークには当然自分の足で行ける人は行きますよね勿論。個人の努力はもちろん大事なのですけれども、そういう失業者をしているかた、「町だったり国だったりはどのように応援してくれているのか」ということを制度もわからなければ、役場に相談に行ったってハローワークの先ほど4町のとも言いましたけれども、それはまだ貼っていないと言いましたけれども、そういう案内はありますからという程度に納まっているのですよね。私は、木古内町自身が田舎ですよね。日本国は景気が回復しているというような数値が出されております。また、「オリンピックの誘致で賑わって今後経済が活性化していくのではないか」という話しもありますけれども、北海道、特に郡部においてはその兆しさえ見えないというのが現状ではないでしょうか。いま現在の失業者の支援をするのを考えるのはもちろんですけれども、今後消費増税や景気の低迷でさらに厳しい状況になるということも考えられます。近い例を言いますと、ヨーロッパでは過去に例を見ない最悪の失業率になってから国を挙げて大々的に予算を投入し支援策に取り組んでいます。いま町長答弁でも課長答弁でも出てきた言葉が、国だったり道の管轄その施策に則ってやっていくというお話しありましたけれども、我が町としてじゃあ何かできないのかとそういうことを聞いているわけでございますよ。いま1番から8番まで聞いた通り、できることはやっているという話しは理解しました。ハローワークだったり他町の部分の働き先も掲示板に案内しておりますよと。予算化については考えていないということですけれども、今後先ほども申し上げた通り状況が悪くなってから国や道の支援策に頼むのではなくて、後手後手ではなくて、我が町自身が取り進めることを考えてほしいという意味での質問だったわけです。そういうことをやることによって今後町内の失業者、いま現在パーセンテージを把握していないとおっしゃいましたが、どんどんパーセンテージを下げていくことが可能なのかなというふうに思います。そこで、1個ずつやっていくとまた長くなりますので、特に考えてほしいというのは4番です。「いま現在も失業のかた就労、相談は受けますよ」という話しはされておりますが、実際失業のかたが町に失業に行っているかたは何人おられますか。ほとんどいないと思うのですよね。「役場に行ってもなかなか相談に答えてもらえない」という思いのかたが多いからです。そこで、当然新設コーナー、失業者の相談コーナーを設ける考えはありませんかという話しなのですけれども、新設と言いましても当然担当人数を増やせるわけでもなければ、いまもどこかの課と併用してこのような相談を受けていると思うのですけれども、町民のかたに知らしめることですよね。「困っているかたがいたら相談に乗りますよ」と。それこそがいま木古内町が進めるべく大事な施策、おもてなしの心だと思うのです。おもてなしの施策だと思うのです。町外から来るかたにおもてなしをするのももちろん大事ですけれども、まずは我が町の困ったかたに一つでもおもてなしを取り組むと。ジャンルはたくさんありますけれども、今回の質問に関してはその失業者のかたです。失業者のかたが木古内町に住んだら失業したけれども町が相談に乗ってくれたと、応援してくれたと。そういうふうに思えるような行政の対策・対応を取ってほしいということでございます、メインは。それで、先ほどちょっと再質問で話しするの忘れましたけれども、生活保護については思ったよりも木古内町として道が管轄であるという話しですけれども、受付だったり支給あるいは相談・連絡も行っているということをちょっと私把握しきれていませんでした。道だけが管轄だったら実際、そのかたの支給者のかたの現状をわからないで支給だけしているのではないかなということを思ったものですから、今後も先ほど町長が言われた通り、当然要は道ですか、道のほうからそのかたの現状だったりその横の連絡は取って自立支援の相談に乗っていくと。その支援を努めるという言葉いただきましたので、今後もこれからいまは6人ぐらいと言いましたけれども、もっともっと増えていくことも考えられますので、これは当然町として予算は出しておりませんけれども、これはやっぱり親、国・道が金を出すということは我々の親が出すわけですから、そこを減らしていけるものであれば減らすという観点だけではなくて、生活保護者のかたが自立できるような取り組みを町として行ってほしいと思います。いまの質問に対しては、もう一度この失業者のかたに対して、木古内町としてもっともっと手厚く思いを援助しますよと、相談に乗りますよという発信をできませんかということについて最後、町長、担当課長でもよろしいですけれどもお聞かせください。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

失業されていて仕事を求めているかたがいま困っているという現実だとすれば、私どものPR活動が不十分だということなのかもしれませんが、これは実態を確認した上でもっとPRができること、こういったことを調査をしていまご意見をいただいた多くのかたに町に来れば相談に乗っていただけるという態勢作りに努めていきたいと思います。また、平野議員がどのような失業者のかたとお会いしてお話しを聞いたかはわかりませんが、失業者の中には私の知る範囲では仕事をしたくないのでいろんな理由を言うと。「あそこに行ってもだめだ、ここに行ってもだめだ、この仕事は嫌だ」、選ばないで本当に仕事をしたければどこに相談に行く、友達でも町でもハローワークでも熱心に通うということができるはずなのですが、私の知り合いは残念ながらどう考えても「この仕事どう」と言うと、「これはどうだとか、あれはどうだとか」とどちらかと言うとやらない理由をいろいろ言うというケースがあるものですから、おそらくそういうかたではないと思いますが、働きたいというかたが働けないという現実は大変辛いわけでございますので、行政としても前向きに検討をします。

出典:木古内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月9日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる