森町議会 令和6年第1回 12月会議 2024年12月10日
サケの不漁について
- 聞いた人
- 河野文彦 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 河野文彦
通告に従いまして、質問させていただきます。1問目、サケの不漁についてです。魚介類は、良質の動物性たんぱく質やビタミンだけではなく、動脈硬化の予防が期待されるDHAなどが含まれており、健康維持のための成分が多く含まれております。日本周辺には世界でも有数の漁場が多々あり、豊富でおいしい魚介類が安価で入手でき、日本の食卓を彩ってきました。魚介類の中でもサケは安価で水揚げ量も多く、レシピの多さから国民食とも言える存在であり、魚卵であるイクラも非常に人気があります。しかし、近年は多くの魚種で記録的不漁であったり、以前は見かけることのなかった魚介類が水揚げされたりと海の異変が顕著に表れており、前浜で水揚げされるサケも激減しております。サケは、さけ・ます増殖事業協会の主導で放流事業が行われていますが、水産研究教育機構のデータで鳥崎川を見ますと、放流数は大きく変わりありませんが、河川での捕獲数は平成18年をピークに減少しており、現在では捕獲事業そのものが中断されております。捕獲されなくなったサケは自然遡上することになりますが、現在の鳥崎川で自然に産卵、ふ化が可能であるか未知数なところもあります。母川回帰率によっては放流事業としての評価に影響するところではありますが、3年から5年のサイクルが必要であり、町内河川からの稚魚降海数、海に戻っていく数です、を確保することが前浜での水揚げ確保、採卵数確保の第一歩であり、基幹産業の一つである漁業、水産加工業振興のために重要であると考えますので、町長の所見を伺います。
議員の質問 2番 河野文彦
17分の1というのは物すごく少ないなというのを改めて私も数字を聞いて感じるところであります。本当森町にずっと暮らしていて、私小さいときからサケというのは、例えば尾白内川にしても鳥崎川にしても大変多く遡上していて、川の上からサケ上ってきているのを見たのを記憶あります。そして、あきあじまつりですか、あれでは本当に小さい頃連れていってもらって、簡易的な水槽を作ってサケの手づかみなんてやらせていただいて大変楽しかったなという記憶があります。こういう表現はちょっと悪いのかもしれないのですけれども、森で生のサケって、僕の小さい頃の感覚です、お金出して買うものではないぐらい一般的な魚で、朝に玄関を開けると漁師の方がサケを何本か玄関の前にどんどんと置いていってくれて、これ誰置いていったのだろうなと分からなかったというのをちょっと思い出して、それぐらいサケって森町にとって一般的というか、町民食と言っていいようなサケだったのかなというふうに思っています。そのサケがすっかり不漁によって見る機会も減り、食べる機会も減ってしまって、本当に高級魚になってしまったなというふうな思いでした。その不漁の原因です。さけ・ます増協のほうでも回帰率が悪くて経営の部分で捕獲もやめてというところですけれども、鳥崎川においてはまだ放流数は確保されているのかなという、私も直近までのデータを見てはそう感じていたのです。その年によって多少の増減はあるにしても放流数自体はそれほど変わっていなかったのかなと。ただ、回帰率というのですか、戻ってくるサケが極端に少ない。それが不漁につながるのですけれども、その不漁の原因、これをつかまなければならないと思うのですけれども、私いろんな文献を読んでいる中で水産庁の見解ということで、やはり地球温暖化、海水温度の上昇が主たる原因であるというような記載を目にしました。サケというのは自分の母なる川に戻ってくるという習性があるので、水温が上昇する、しないにかかわらず、母なる川は変わらないはずですから、戻ってくるものはくるのだろうなと素人考えだったのですけれども、その辺も私もいろんな文献見てなるほどなと思ったのが、水温が高いとなかなか、タイミングを見ているのか下がってこないのですってね、冷たい海域から。そして、ロシア方面の冷たい海域にいる間に、向こうだとカラフトマスとかが多いらしいのですけれども、そこで餌の取り合いになったり、あとはロシアだとかそちらのほうでの漁業で取られてしまうというのが大きな原因ではないのかというような記載がありました。そういった例えば地球温暖化ですとか海水温度の上昇、ほかの分野での取組、再生可能エネルギーがどうとか、そういうところではもちろん町としても取り組む必要があるし、私たち一町民も気にしていかなければならないところではあると思うのですけれども、町としてではロシアに取るなということも言えないだろうし、ここの水温をどうやって下げるかなんて具体的な話もなかなかできないでしょうから、町として対策難しい部分はあるのかなとは思うのですけれども、先ほど数値紹介していただきましたけれども、やはりある程度の帰ってくる数を見込むためには今まで以上に放流するしかないと思うのです、町長のお話にもありましたけれども。やはりそこはさけ・ます増協のほうに支援をしてでもある程度の数、回帰率がここ悪いのであれば、よその倍でも3倍でも放流しなければまず帰ってこない。放流すればゼロということはないでしょうから、そういったところも考えると、やっぱり今まで以上に放流する、支援してでも放流してもらう、そういった施策が必要なのではないかと思いますので、まずそこを1点再質問させてください。それと、鳥崎川と尾白内川で捕獲事業行われていたのですけれども、それが今行われていないということは、自然に遡上して、自然に産卵して、自然にまた海に戻っていくというような形になるかと思うのですけれども、私の認識で尾白内川については大きな堤体を持つような砂防ダム等もなく、小さな落差工は幾つかあるのですけれども、高さが1メートルあるかないかぐらいの落差工なので、そこはサケも上がっていけるとは思うのですけれども、鳥崎川です。鳥崎川ですと、まず下流域に堤体が10メートルほどある砂防ダムがあって、そして上流に行くと大きな堤体が二十何メートル、30メートル近くあるのかな、鳥崎ダムがあるのですけれども、そういった環境の中で自然に遡上していったサケがどのような産卵に至っているかというところをもし調査して既に把握しているというのであれば、そこをちょっと紹介していただきたいのですけれども、もしそういうところ分からないというのであればそういう調査も必要なのではないかと。これ町でやることでなくて、もしどこか、道だとか水産庁とかでやるべきことであれば町としてそういったところ調査してくださいというところを強く働きかけが必要なのかと思うのですけれども、そこも質問させてください。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。不漁の原因というところにおいては、議員もお話しのとおり環境変化というところ、特に高水温というところが非常に影響があるのではないかというところは関係者の中では常に話し合われているところであります。当然放流しなければ、した分が帰ってくるという考えの中では放流し続けるということが非常に大切なのかなというところは認識は一致しているところであります。渡島増協への支援に関しましても、令和3年度までは年間2万円の支援の金額でした。それがやはり不漁、そしてまた経営難、増協の運営難というところにおいては、令和4年度から142万円まで町の支出支援金のほうを上げさせていただいております。これは森町だけではなくて、増協に加盟しているというか、養殖事業に対する各自治体が漁獲量等に合わせて負担金を算出している中では非常に各自治体高額な支援金というか、負担金の支出状況になっております。中にはもう四、五百万円クラスの支援金を支払っている自治体もあります。漁獲高に応じての負担金ではありますので、そういった違いは出てくるにしろ、やはり自治体からの支援というところ、金額というところでも非常にここ数年で増額させていただいているところであります。それだけではなくて、やはり増協の組織として運営の中で経費の削減等々も考えていただくというところにおいてふ化場の集約、事業の縮小というところに至っているわけではありますけれども、やはり北海道増協に対しての要請ですとか、そもそも北海道として食料生産というところ、北海道の中での漁業に対する食料生産においてさけ・ます増協の事業をどのように考えているのかというところを、先日も渡島増協の会議がありまして、出席させていただいた中では組合長をはじめ我々自治体の長も北海道の担当者に非常に強い感じでお話をさせていただいている状況でございます。やはり1次産業での食料生産の事業というところにおいては、農業も一緒ではありますけれども、水産資源をなりわいにされている生産者の事業をどのように持続可能なものにしていくかというのは非常に大切な要素ではあります。引き続き増協の運営に対してはしっかりと支援のほうは行っていくとともに、北海道、国に対しても、これは各自治体、増協も含め関係者の中で一緒に要請とか現状を訴える、そういう活動もしていかなければならないという話は近隣自治体の首長とも意見を一致させているところでございます。引き続き当町としても増協に対する支援、そしてまた国、北海道に対する様々な訴えかけ等々は行っていきたいと考えているところでございます。そしてまた、砂防ダムと生態系の関係に関しては、これは引き続き、すみません、今手元には資料がありませんで詳細についてはお答えできないのですけれども、これに関しても生態系の調査、どういったことが影響になるのかというところも含めてこういった調査物に関しては引き続き北海道等に関して訴えていきたいと思っているところでございます。また、その情報共有に関してもしっかり行っていただきたい旨要請のほうは出していきたいと思います。以上です。
議員の再質問 2番 河野文彦
増協のほうに令和3年までは年間2万円の支援だったのですね。これ知らなかったのですけれども、随分少ないなという、後半は100万円単位で支援したようですけれども、増協のほうも大分経営が苦しいということであれば、やはり周辺の自治体と、例えば八雲だって結構サケのにぎわう土地でありますので、そういった町と連携して十分な支援を行って、繰り返しになりますけれども、まずは放流数をしっかり確保する、捕獲の事業も再開していただいたほうが採卵数は絶対増えるのかなというふうに思って聞いていました。繰り返しになりますけれども、道だとか国のほうとも連携して、まずは放流数をしっかり確保するというところを進めていただきたいなと思いました。森町ですとふるさと納税の一番人気がイクラであるようですので、原料をよその地域から持ってきてこちらで加工しても森町の商品として扱ってはいただけるようですけれども、やっぱり前浜で取れるものが森町産というところで一番誇れるのかなと思いますので、ふるさと納税をしっかりと協力いただくためにもサケの豊漁というのは必要不可欠なのかなと思います。また、先ほど町長2万人まつりのほうでホタテとサケで大変人気があってにぎわってきたということなので、やはり森町といえばホタテも看板ですけれども、サケも十分看板だと思いますので、そこは今まで以上に力入れてほしいなというふうに思いました。それで、放流数のほうはいろんなところで協力体制取って何とか確保してほしいというお話はここで終わりたいと思うのですけれども、自然に遡上する状態になったということですね。今までは捕獲事業が行われていたので、上流のほうにサケが上がっていくということは少数はあったのかもしれないですね、捕獲事業の前後に上がったやつとか、わなから多少逃げるのもあったかもしれません。多少は上がったのかもしれないのですけれども、現状せっかく戻ってきてくれたサケが頑張って川を上がっていって採卵場所を探すというような状態になっているかと思います。それで、先ほど調査が必要なのではないかというようなことを聞いたのですけれども、私これもちょっといろいろ調べたら、サケって湧き水のあるところまで遡上して、川砂ではなくて川砂利のあるようなところで産卵するらしいです。先ほど言ったように尾白内川に関してはある程度上流まで上がっていけるのかなというふうな認識なのですけれども、さっきも言いました鳥崎川です。まず、下から上がっていくと国道、高速道路のちょい上に大きな砂防ダムで、堤体が約10メートルぐらいあったと思います。一応そこに魚道がついているのです。一時期詰まったりして機能していなかったらしいのですけれども、現業所のほうで整備してくれて、私去年だったかな、おととしぐらいだったかな、実際そこを見たのですけれども、そのときにはしっかり水が流れて、魚道として機能しているなというふうに思って見ていたのですけれども、実際あの魚道でサケがそこを上がっていける、サイズだとか、高さだとか、水の勢いとかいろいろあると思うのですけれども、実際サケが上がっていける魚道なのかなというところが逆に疑問に思ったのです。せっかく魚道があってもサケが上がっていけなければ何もなりませんので。ですから、その辺調査するときに、まずは鳥崎川の第1関門と言えると思うのですけれども、その魚道がサケの遡上に適しているかというところを、そこも調査してほしいなというふうに思うのです。これは北海道のほうも絡んでくると思いますので、そういったところを調査してほしいというところをまず再々質問1つさせてください。そこから今度上がっていって、今度駒ケ岳ダムがあるのです。あそこは魚道をつけて上がっていただくというような高さではないと思います。あそこは正直言ってそこから上にサケが自然に遡上していくというのは魚道をつけてもさすがに高さ的に無理だなというふうに思って見ているのですけれども、そこまで行くまでに支流といいますか、鳥崎川に注いでいる小さな川あると思います。そういったところに上がっていければそういう湧き水だとか、川砂利だとか、そういう適した場所をサケが見つけてくれればいいかなと思っているのですけれども、場所によってはそこにも小さな砂防ダムがあるのです。そこで、結構日本海側の例を見ますと砂防ダムのスリット化という事業があるそうです。やっぱり川の魚の行き来を盛んにするために。砂防ダムの目的として砂を止めるためのものか、大きな石、土石流的なものを止めるものかによって目的は分かれてくるかと思うのですけれども、もし堆砂してそもそも砂を止めるための機能がもう終了しているような砂防ダムであったら、いっそのことスリット化してもらうとか、あとそういう大きな石が流れてくるのを止めるような、土石流を止めるためのような砂防であったらそれこそスリット化して、大きな石は止まるけれども、水は普通に流れるというようなタイプの砂防ダムの改修というのも1つ方法ではないのかなというふうに思います。そういった事業はたくさんの財源が必要ですので、もちろん町単独でそれをやりましょうといってもなかなか無理なところもあるかと思いますので、そういったところはやはり道なり国なりに協議して、そういった方法も一つの策なのではないかというふうに思うのですけれども、そこをもう一つ質問させていただきたいと思います。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。先ほどもお話しさせていただいたのですけれども、鳥崎川の砂防ダムの状況と生態系の関係に関しては、もう一度資料等々関係機関と調整してというか、一旦お話しさせていただいて、改めて情報を集めさせていただきたいと思います。そしてまた、ダムのスリット化に関しましても、サケの魚道というところ以外にも近年砂防ダムがすごく海のほうに山の栄養分が流れることを食い止めているのではないかみたいなお話もあったりもして、その中の話にダムのスリット化というのも検討すべき材料ではないのかという話も聞いたことがございます。当然町だけというところではなくて、これもまた広域もしくは増協、関係機関通じて要請の中で検討して訴えるべきところに訴えていければなって思います。その辺も含め整理して、改めて国、北海道に対する要望等をまとめていきたいと考えております。以上です。