森町議会 令和6年第1回 12月会議 2024年12月10日
児童生徒の健康診断における脊柱側湾症の早期発見について
- 聞いた人
- 千葉圭一 議員
- 答えた人
- 教育長 毛利繁和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 千葉圭一
それでは、通告に従いまして児童生徒の健康診断における脊柱側湾症の早期発見についてお尋ねいたします。現在年1回定期的に児童生徒の健康診断を実施されていると思います。学校保健安全法では、学校における健康診断は、家庭における健康観察を踏まえて、学校生活を送るに当たり支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという役割と学校における健康課題を明らかにして健康教育に役立てるという大きく2つの役割があると言われています。そして、学校保健安全法施行規則第6条において学校の設置者及び学校の責任で実施する学校健康診断の項目は、1つ、身長及び体重、2つ、栄養状態、3つ、脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無並びに四肢の状態、それと視力及び聴力、それと目の疾病及び異常の有無、耳鼻咽頭疾病及び皮膚疾患の有無、次に歯及び口腔の疾病及び異常の有無、結核の有無、心臓の疾病及び異常の有無、あと尿、それとその他の疾病及び異常の有無となっております。今回は3番目の脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無並びに四肢の状態の項目のうち、脊柱側湾症の早期発見についてお尋ねいたします。実は私も初めて知ったのですが、歯科、耳鼻科、眼科などは専門医が診察しているのに、この3番目の脊柱などの骨や関節を診察するのは専門医が来て実施するのではなく、内科健診の中で現在森町の病院の先生方、内科の先生、整形の先生、外科などの先生方が学校医として診察してもらっているようですが、森町の児童の各種健康診断をするに当たって骨や関節などは専門医である整形外科の担当医がどうしてできないのでしょうか。特に脊柱側湾症は、文科省や各病院の先生方には日本医師会からも通達が出ているように、早期に発見し、治療が必要とされています。治療が遅れると手術が必要となってきます。町内には既に発症して悩んでいる子もおられます。親御さんも大変な思いをしております。今後子供の脊柱側湾症の早期発見のためにも、家庭での観察はもちろんですが、教育委員会として児童生徒の健康診断に整形外科の担当医を依頼するべきだと考えますが、教育長の見解をお聞かせください。
町の答え 教育長 毛利繁和
お答えいたします。学校における健康診断は、学校保健安全法施行規則第5条第1項に6月30日までに行うこととされており、家庭における健康観察を踏まえて、学校生活を送るに当たり支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングし、健康状態を明らかにすることと健康教育に役立てるという大きく2つの役割があります。児童生徒等の健康診断マニュアルに近年健康上の問題は生活習慣に起因するものが多くなっているため、健康診断だけで把握することが難しくなっているため、学校だけではなく家庭における日常の健康観察が重要となっていると記載されております。また、検査方法及び技術的基準についても示されており、脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無並びに四肢の状態の検査の方法として、家庭における観察の結果、学校に提出される保健調査票、いわゆる問診票の整形外科のチェックがある項目を整理し、養護教諭が整理された情報を健康診断の際に学校医に提供し、学校医は提供された保健調査等の情報を参考に側湾症の検査を行い、学校医による目視や触診等で学業を行うのに支障があるような疾病、異常等が疑われるような場合には医療機関で検査を受けるよう勧め、専門医の判定を待つとなっております。脊柱側湾症の早期発見のため整形外科の専門医による検診ができるのが望ましいとは思いますが、専門医の確保、学校での対応など非常に難しい状況はあります。渡島管内で整形外科医が検診をしている例はございません。家庭での健康観察が非常に重要であることから、問診票等の説明や確認内容を精査し、保護者が記入しやすい問診票に改め、今後もマニュアルに沿って対応してまいりたいと考えております。以上です。
議員の再質問 8番 千葉圭一
再質問させていただきます。令和2年に文科省が脊柱側湾症早期発見について日本医師会や全国PTA、全国の教育委員会等に連絡していると思いますが、整形外科の担当医が難しいのならデジタルIT処理による側湾症を自動計算する医療機器の導入についてお聞きします。あるデータによると、令和4年で全国1,806の教育委員会にアンケート調査を実施したら966の教育委員会から回答があり、既に医療機器を導入済みと答えた教育委員会は139あったそうです。北海道でも医療機器の導入済みの教育委員会は2つありました。大学病院でも発症比率が100人に対し二、三人と非常に高いことから、持ち運びや操作が簡単で短時間で効率的に検診ができる医療機器を開発したと聞いております。こういう、背中をこう曲げて写すだけでパソコン上にゆがみが出るという、そういった機器です。さらに、令和6年3月に文科省からその検査機器を用いた脊柱の検査の手引、手順、こういった精密機器を用いた脊柱の検査の準備の手引というものが文科省からもう既に出されております。今年の3月です。教育委員会として整形外科の担当医が難しい状況であるならば、やっぱり子供たちの早期発見、治療による負担軽減などが見込まれる医療機器とか検査機器の導入をすべきだと考えますが、いかがでしょうか。
町の答え 教育長 毛利繁和
機器の導入のことについて今ご質問がありました。この手引によれば、機器の導入については機器1台について最低でもスタッフ四、五名と一、二名の教職員が必要となっております。さらに、検査スタッフ等、機器操作等に習熟した臨床検査技師などのコメディカルが担当することが望ましいとされ、機器の性能上は1時間に四、五十人程度処理できるというふうになっているのですが、現実には上半身裸、それから下半身は尾てい骨まで下に下ろす状態をつくるということになっていますので、その着替えというのでしょうか、そのことを含めると男子でも1人四、五分、女子では多分10分前後想定されます。そういう中で、かなり難しいものとは思いますが、当然この機器による測定というのが有効であるとは思いますので、今後、もちろんまず財政のことがあります。それから、学校のほうの今教育課程上の問題がございまして、4月から6月までの錯綜した時期の中で、実は既に標準的な学校規模であれば9日ほど健康診断に使われているわけです。これは当然教育課程の授業の扱いにはなりませんので、学校としても非常に苦しいという、そういう学校の中の整理も必要ですし、先ほど言った機器の性能が上がって廉価な状況になればいろんな検討ができると思いますけれども、今後もこの医療機器については私どもも注視していきたいと思いますし、まずは問診票の改訂というか、書きやすい問診票に改めて今後経緯を見守りたいと思いますので、よろしくお願いします。
議員の再々質問 8番 千葉圭一
質問させていただきます。医療機器につきましては、整形外科の先生がお見えになっても触診とか視診だけでは確かに難しい部分はありますけれども、今後子供たちの脊柱側湾症の早期発見には絶対必要だと考えております。遅れてしまうと脊柱を手術しなければならなくなってしまいますので、導入は絶対不可欠だと私は確信しております。さて、先ほどからご答弁の中に問診票の見直しの件について教育長からお話がありました。その問診票について再度お尋ね申し上げます。早期発見にはご家族の協力も必要だから、現在使用している事前の内科健診の問診票があると思います。現在小学校1年生用のこういう問診票が1枚あります。それと、中学校1年生用の問診票が1枚あります。小学校2年生から6年生、中学校2年生、3年生の問診票が1枚あります。3種類あるのです、問診票。この3種類ある中で四肢、脊柱側湾症をチェックするこのイラストが載っているのが小学校1年生用と中学校1年生用の2つで、2年生から6年生、中学校2年生から3年生用には文章がただ2つぴっと載っているだけで何ら親がチェックする、そういうイラストが一切載っていないのです。脊柱側湾症というのがほとんど思春期に発症しやすい病気だと聞いております。思春期といっても児童生徒によってそれぞれ迎える時期は違いがあるわけですから、このイラストそのもののご家族がチェックしやすい問診票を小学校1年生から中学校3年生まで統一したほうが少しでも親御さんに早期発見に近づくのではないかと思われます。せっかくですから、脊柱側湾症の写真もそうですけれども、この項目に載っている体を反らしたりなんだかという、こういったほかの四肢の部分の写真も実際には、検査のイラストというのは多分お持ちだとは思うのですけれども、そういったものも事前に、もしくは同時に配付してチェックしてもらったほうが私はやっぱりいろんな意味で早期発見に近づくのではないかなと思いますが、改めて具体的にどのように問診票を改訂していくのか教育長の見解をお聞かせください。
町の答え 教育長 毛利繁和
お答えします。脊柱側湾症、概して側湾症と言っていいと思うのですけれども、この早期発見は議員のお話にあるとおり非常に重要な観点と考えております。国であったり、医師会であったり、いろんな動きがあることは私も承知しているところですが、それを待つまでもなく、先ほど来お話ししたように問診票で少しでもその精度を上げたいというのは私どもも全く同じ考えでございます。そこで、1年生を対象に今までイラストで、そうすると保護者も意識しやすいし、どうなのかなということでイラストを載せておりましたが、2年から6年にはご指摘のとおり載っていない状態でずっときております。次年度から全学年このイラストについては載せるように今調整をしているところです。それから、四肢のチェック、この項目についてもきちんと検討の俎上にのせて、問診票の在り方について一度整理をして次年度の健康診断に生かしたいなと考えております。よろしくお願いします。