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八雲町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月8日

バイオガスプラント

聞いた人
横田喜世志 議員
答えた人
町長 岩村克詔、農林課長 加藤貴久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 横田喜世志

2つ目、「バイオガスプラントを」と表題にしました。大規模な酪農家2件でバイオガスプラントが稼動中でございます。1件は建設中です。酪農の糞尿処理に現在では最適な方法ではないかと思います。ただ、中小規模の酪農では導入出来ない現状であります。中には数件が共同して規模拡大する事で営農を持続する方策を模索している方々もいます。全酪農家が共同して規模拡大出来る訳ではございません。中小規模の酪農支援策として、バイオガスプラントを町主導で考えて行く必要があると思いますが、町長の考えを伺いたいと思います。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは横田議員の2つ目のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、バイオガスプラントは酪農家の家畜糞尿処理に大変有効な対策ではあるものの、現状では非常に高額なシステムであり、糞尿処理形態において物理的な課題もあり、中小規模の酪農家にとっては導入が難しいものと認識しております。なお、八雲町内における家畜糞尿によるバイオガスプラントは、現在2つの法人経営体で売電を行っており、1つの法人経営体で施設建設中であり、また、町内酪農家による数件の共同法人計画においてもバイオガスプラントが計画されていると承知しております。そうした町内情勢のもとで、平成28年度中に町が取りまとめを予定している「八雲町再生可能エネルギー導入促進ビジョン」の策定作業において、町内の様々なエネルギー源の潜在能力や導入の在り方について検討しているところですが、糞尿を活用した家畜系バイオガスについても重要な課題と認識しているところです。今後は、ビジョン策定における議論を踏まえて、個別酪農家の糞尿処理の在り方について、さらに検討を深め、課題解決に向けた方向性を見いだしたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 2番 横田喜世志

議長。

議員の質問 2番 横田喜世志

重要な課題というのは多岐に渡って八雲町の場合はあるわけですけれども、以前から一次産業の町と言っている八雲町なんですよ。その中で噂の類ですけれども、私は八雲から離れたことがありませんので、八雲町はこういうものだと思っていましたけれども、旅の人というか、八雲を通る人、もしくは短期滞在するような人というのが、八雲って牛くさいって言うんですよね。そういう臭いがするのは八雲だけだみたいな言い方をされるわけですよ。それには八雲は、私ずっと住んでいてそれが当たり前だって言う部分があって、あまり気にはしていないんですけれども、将来、新幹線の駅も出来まして、旅の方も増えてくるという中で、八雲町の1つの観光として、その臭いって上げられるかということになりますよね。そのためにはやっぱりそういう臭いが出ないような処理が出来るわけですから。バイオガスプラントを設備できない中小規模の酪農家に対して、手当てをしなければならないのではないかと思うわけですよ。その中で現実には鹿追町では各農家からプラントまで集積をして処理していると。で、町長も農業新聞あたりは取っていらっしゃると思いますけれども、8月 29 日付では音更でガスプラントが稼動と。8月 10 日のでは興部町で始めると。音更の場合はJAが主体です。何故JAが主体かというと、ここは農産物残渣物が出るわけですよ。野菜の残渣ですね。これを処理するために毎年 1,000 万ほどかかっていると。それを処理するのに適切な1つの方法として、要はガスプラントを作って、家畜糞尿と混ぜることによって処理できるということで、建設費の5億円をこれから捻出していくわけですよ。一方、興部町。ここではそれこそ各農家の糞尿を集めて処理をする。ここは本当にバイオガスプラントを町所有です。町所有しなければ要は処理できない状態にまでいっていると。八雲もその状態ではないかと私は思うのですけれども。そのために、たまたま興部町の場合は 560 頭分の糞尿を処理すると書いてあります。で、建設費に6億以上と。でも、6億以上で、そのシステムにもよりますけれども、基本のシステムってそんなにかからないですよね。それに運搬の機械を購入するなどを含めれば、もうちょっとかかるという金額で出来るわけです。八雲町の基金が 60 億弱ありますね、それの1割で何とかなるわけです。まあ、全部使えとは言いがたいですけれども、これには補助金も当てられるはずです。そのためには町がやると言わなければ出来ないんですよ。各農家任せでは出来ないと思います。そういうのを農業者、農協、町と話し合われている中で出てくると思うのですけれども。そこで、ある程度町が責任を持った形での発言というものをしていただきたいと思うのですが、いかがですか。

町の答え 農林課長 加藤貴久

議長、農林課長。

町の答え 農林課長 加藤貴久

ただいまの横田議員の質問の関係ですけれども、まずバイオガスプラントの設置につきましては先ほど町長からもご答弁申し上げましたとおり、大規模法人で今町内で行われております。ご指摘のありましたとおり、町内の臭い対策という部分は重要な課題であるというふうに捉えておりますし、何らかの対策をうっていかなければならないというふうに思っております。先ほどおっしゃられたように、新幹線の新駅周辺の臭い対策という部分も今後対策を取っていかなければならないというふうに思っております。ただですね、バイオガスプラントが全ての問題を解決できるというふうにはちょっと捉えておりませんで、先ほど町長の答弁でも申し上げたとおり、処理形態の物理的な問題というのが、各農家さんが牛の牛床にひく敷き料とかのですね物質的な問題。長い寝藁等が入っているとプラントに入れられないですとか、スラリー処理をしなければならないですとか、いろいろな前提条件があるのが実際です。あと町内全域を広く見回してみますと、確かに大規模農家、フリーストールと言いまして牛を牛舎の中で放し飼いにしている大規模法人が今多く、これからも作ろうとしています。ただ、ほとんどの農家はまだ繋ぎ飼いということで、牛舎につないだり放牧したりということで、八雲町はそういった酪農の経営形態の多様性を持った町だというふうに思っておりまして、いろいろな飼養形態の中で、それぞれの農家さんがそれぞれの思いを持ってやっているというのも事実であります。そういった中でやっていくという中で、集中方式というお話もありましたけれども、鹿追の事例を例に挙げていたと思います。私どももそれだけで行ったわけではありませんけれども、鹿追のプラントは見させていただいたことがあります。鹿追も最初に処理施設が出来て、その後第2施設が出来たように聞いております。ただし鹿追町においてもですね、全集落、全酪農家をバイオガスプラントで処理しているというふうには聞いておりません。先ほどおっしゃったように興部の場合だと、560 頭規模6億円の施設ということでありますけれども。560 頭規模と言いますと、だいたい5戸から 10 戸くらい、規模にもよると思いますけれども、の農家になるのかなと思います。そういった中で全ての酪農家に対応していくという部分はなかなか厳しいのかなと思いますけれども、必要な部分、市街地に近い部分ですとか対策の必要な部分を、先ほど申しあげました再生可能エネルギー導入促進ビジョンの中で、地域の課題というものをより具体的に明らかにしていく予定であります。そういった中で誰にとって何が必要なのかという部分を明らかにした中で、町としての方針を改めて見出していきたいと思っておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 横田喜世志

議長。

議員の質問 2番 横田喜世志

今、各農家の処理形態という話をされたので、それに対して反論したいと。長い寝藁が入っているから出来ないというのはありえません。はっきり言って。現実には破砕処理して入れるということをしているわけですよ。今、先ほど音更の話をしました。野菜残渣処理、これは破砕処理してプラントに入れるわけですよ。現実に今八雲で稼動されているプラントでも牛の食べた食べ残し、それをどう処理するか。そうするとまあ、漢字で書くと破砕なんですけれども、いえばカッティングポンプというものがありまして、それで粉砕できるんですよ、細かく出来るわけです。そうすると液肥状態に出来ます。なおかつ今の八雲町のスラリー化出来ていない農家の糞を加水して入れるんですよ。だから処理するためにプラントに投入するための方法なんていうのはいくらでもあるんです。そういう長物が入ったらだめだから出来ませんっていう、そういう答えは期待していませんよ。その辺はあまりにも勉強不足なんじゃないですか。私は何も八雲町内の全酪農家を集めろと言っているわけではありません。現実に人里遠く離れているところもあります。本来はそれこそプラントを使って消化液にして、臭いやら害の無いものにして土壌還元したいというのが本来でしょうけれども。現実、八雲はそういうふうにしている農家は少ないわけですよ。生の状態を散布したりだとかになってしまうわけです。年1回、もしくは2回の散布しか出来ないわけですから。そのためにプラントから処理された消化液という物を散布したいわけですよ。牧草の刈り取り後すぐだとか。そうすると年3回、4回って土壌還元できるわけです。そうすることによって農家が加水肥料を使っている部分だとかを減らしたり出来るわけですよ。そういうトータルな面を考えて、それなりの処理費用をいただけばやっていけるのではないですか。そこまで計算していますか。そういうのを農家、JA、町として具体的な数字をもって話し合われたことはあるんですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

横田議員のご質問にお答えいたします。今本当にこの新幹線の駅が出来る春日地域はですね、やはり横田議員がおっしゃるとおり臭いの問題等々ありますので、今ですね各農家と話し合いしながら、先ほど言いました農協ともしっかりと打合せをしながら進めているところでありですね、今現在、法人化、このバイオマス化も1件、2件、3件。そしてまた新たに取り組もうという農家の方々も今出てきておりますので、その辺も農家の皆さん、そして農協さんとしっかり協議をしながら進めているところであります。ただ、私の聞くところによりますとですね、だいたい八雲町の農家さんのバイオマスプラントはだいたい3億円程度ということで、ただ、このバイオマスプラントはですね、売電ということで利益が出てくるということもありですね、補助をいれると売電だとかいろいろな問題があると聞いておりますので、農家さんも糞尿処理については有用な仕組みということで、今徐々に皆さんも取り組んでいると聞いております。これにつきましても新幹線の駅周辺の整備に合わせまして、農家の皆さんと協議をしながら進めてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 2番 横田喜世志

議長。

議員の質問 2番 横田喜世志

新幹線駅を含めながらと。まあ、新幹線駅が何年後ですかね、それまで今やっている農家もちますかね。一部私が聞いてきたところでは、新幹線がらみでそういうのを考えているという話を聞いていると。そうするといつになる、それまで持つかどうか分からないという農家さんもいます。現実に先ほど町長が言われた春日地域、ここでは酪農をやっていくためにTMR(給食センター)だとかを早急に考えなければならないという状況にあり、なおかつ拡大方向も考えて、その後バイオガスプラントも考えなければならなくなると名言しております。それであれば今、TMRで給食センター方式、順次各々の補助金を活用して規模に合わせてやっていくのがいいのか、先にバイオガスプラントを建てて、処理の方向を確定させて他を考える。まあ、方法はいろいろとあると思います。で、先ほども興部町でいけば町内の酪農家約 80 戸、乳牛1万頭がいる地域です。そのうちの今回は農水省の地域バイオマス産業化推進事業費というものを使っているわけですよね。それで 560 頭分の糞尿を処理する施設を6億以上かけて作っているわけですよ。現実に八雲を見てもこの市街地に近い酪農家さんは糞尿処理に困っているわけですよね。春日地域だけではないと思いますけれど。そういうのを考えれば八雲町がプラントを建てて、市街地に近いところを全部まかなえますよというぐらいの物を建てたっておかしくないですよね。先ほど売電絡みで補助が受けられないとかって言っていますけれども、興部町はそうではないですよね。こういう物を使って建設しているわけですよ。そういうものを使って、要は町の持ち出しをなるべく少なくというのは分かりますよ。でも、やらなきゃならないことって、一生懸命やればこういう補助もあるだろうし、事業債も受けられるだろうし、そういう急ぐということにはなりませんかね。答弁をお願いします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

本当にこのバイオガスプラントは、糞尿処理には大変有効な施設だと考えております。ただ農家の方々としっかりと話をしながら進めていかなければならないものと考えております。先ほど申し上げている通りですね、まずは新幹線の駅周辺を見据えながら、さらに立岩、花浦、または山崎と、その地域もあります。また大新地域もありますので、これは農業の方々としっかりと話し合いをしなければなかなか思うようには進みません。また先ほども申し上げている通り、農協さんと一緒になって進めていくものと考えておりますので、ただただ町が主導しながらということではなくですね、私はやはり農家の皆さん、そして農協さん、そして町と一体となってこれは進めるものと考えておりますので。決してこのことを後ろ向きに捉えているわけではなくですね、私も前向きにこのバイオガスプラントにつきましては推し進めようという考え方をしていますので、議会の皆さんにまたいろんな面でご理解をいただきながらご相談もさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 2番 横田喜世志

議長。

議員の質問 2番 横田喜世志

まあ、町主導というのはね、やっぱりこういう行政的な補助やら有利な起債が出来るというのを農家の方だとかJAだとかに知らせて、それを有効利用すると。現実には農協にしろ、農家さんにしろ、そうしなければならないって思っていると思うんです。それに対してこういう補助金がある。こういう事業債が使えると言うべきなのは町ですよね。そういう部分で積極的に関わっていただきたいと思います。終わります。

出典:八雲町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月8日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる