せたな町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月15日
町政執行方針の課題の取組について
- 聞いた人
- 道高勉 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 道高勉
それでは、私から1点ご質問させていただきます。町政執行方針の課題の取組についてでございます。令和3年度町政執行方針の前段で、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況下の中で、本町は令和3年度から普通交付税の一本算定、人口減少などによる依存財源の減少予想、そして地域経済の落ちこみなどによって例年とは異なる環境下での町政執行を行うことになるとしているところであります。町長は、このような厳しい現状を踏まえながら各種の施策に取り組むとしておりますけれども、特に執行方針で触れられていなかった次の町政課題について所信を伺いしたいと思います。まず1点目、令和3年度予算編成における経常経費などの節減状況、経常収支比率及び行財政改革計画の策定についてであります。2つ目、ウイズコロナ禍など生活環境の変化により、すぐには経済的に回復する見込みのない商工業者や宿泊業者等に対する継続したリスク低減及びせたな宿泊割引支援対策についてであります。3点目、昨年12月から2月までの冬季間、新型コロナウイルス対策の一環として北檜山市街地を一円としたまちなかバスの試験運行の評価と今後の市街地等公共交通網再編の取組みについてお伺いします。4つ目、新年度における地域密着型せたな雅荘の再開対策について、以上4点についてご質問をさせていただきます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは道高議員からは4つの質問をいただきました。まず1点目の質問にお答えをさせていただきます。経常経費等の節減状況でありますが、前年度対比で申し上げますと、物件費は各経費の削減、節減に取り組んでいるものの、スクールバスの運行経費や情報処理システム経費の増加により1,700万円の増となりましたが、旅費、消耗品費において削減目標である20%削減、800万円の減となっております。維持補修費は、各施設の維持補修経費の削減により300万円の減、補助費等は一部事務組合に対する負担金、病院事業会計への繰出金など4,600万円の減となっています。義務的経費につきましては、人件費は退職者などによる3,200万円の減となっていますが、会計年度任用職員の共済組合負担金が今年度より増えております。扶助費は、高齢化に伴う社会保障関係経費が年々増加傾向となっており1,100万円の増、公債費は償還の減少により4,900万円の減となっております。このように厳しい予算編成となりましたが、必要な行政サービスの提供は維持できたものと思っております。次に経常収支比率については、財政構造の弾力性を表す指標であり一般的に70%から80%が望ましい数値とされていますが、町村の場合90%を超えると財政が硬直化していると判断されています。この比率が、普通交付税の縮減期間が始まった平成28年度は82.4%、令和元年度87.5%、一本算定となる令和3年度見込みでは88.5%、普通交付税の減少などの影響により上昇傾向で推移しております。このままでは退職者不補充や事業見直しなど経常経費の削減はしているものの、会計年度任用職員による人件費や特別会計への繰出金が増えるものと予想され、スピード感をもって各種補助金の見直し、公共施設の統廃合などを進めていかなければ経常収支比率の改善はできないものと考えております。このようなことから、現在、財政計画の策定作業を進めており、計画年次は令和3年度から12年度までの10年間とし、持続可能な財政運営のために必要な財源を確保し、歳入に見合った歳出、身の丈に合った歳出を理念に財政構造の改革を進めております。また、行財政改革計画の策定につきましては、財政の健全化や行政の効率化を推進するためには、継続的に行財政改革は必要と考えておりますので、計画策定に向けて取り組みを進めて参ります。次に2点目のコロナ禍及びウィズコロナにおける支援策につきましては、先日の新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会でもご提案させていただきましたとおり、感染症への予防、防止対策、長期化する町内経済へのダメージと住民生活の疲弊を緩和するため、町民一人一人に1万円分の地域応援商品券を配布し、感染症の予防、防止対策及び町内循環型の経済対策を実施するとともに、経営に大きな影響を受けております町内産業事業者等に対しましては、産業等経営維持臨時特別給付金を給付することで、今後の事業継続と経営基盤の強化を図ってまいります。また、せたな割事業も引き続き令和3年度で実施し、GoToトラベルやどうみん割とともに宿泊事業者支援を図ります。なお、これらの経済対策や支援対策につきましては、国の第3次補正によります新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたします。次に3点目のまちなかバスに関する試験運行の評価についてのご質問ですが、本事業は、開始当初から運行方法や運行ダイヤなどで様々なご意見や要望等をいただきました。総合的な評価としましては、すべての方々のご要望にお応えすることができない部分もございまして、利用されなかった方々もいらっしゃったようですが、利用実績を見ますと12月は17回運行中56人、1月は16回運行中41人、2月は15回運行中81人となり、利用者からは好評であったという声もお聞きすることから、当初の目的であった町内交通事業者の支援、徒歩での移動が困難な方々の移動手段の創設、商店街での買い物などの促進については概ね達成できたものと評価しております。また今後の市街地等公共交通網再編の取組みについてですが、市街地等の公共交通の再編に向けては、今回試験的に運行しましたまちなかバス事業が少なくとも今後の目安となり得るのではないかと考えております。さらには、その他の地域においては、せたな町地域公共交通網形成計画に基づき、それぞれの地域の実情に合わせながら段階的に取り組んでいきたいと考えております。次に4点目の新年度におけるせたな雅荘の再開対策についてということでありますが、せたな雅荘の再開は、町の介護福祉施策に係る重要な課題と認識しております。しかしながら現段階ではまだ再開についての見通しが立っておりません。現在、再開に向けて北檜山恵福会が主体となり事業承継先を模索しているところであり、町としてもこうした北檜山恵福会の動きに合わせ、再開の可能性など情報収集に努めているところであります。ご理解をいただきたいと思います。
議員の再質問 6番 道高勉
それでは再質問させていただきます。1点目の行財政改革等について、経常経費の比率が高まってきてるということです。これ私も昨年度の予算について一般質問を3月の定例会でさせてもらいましたけれども、やはりしっかりとした準備といいますか、そういった備えをきちんと先行的にやるべきだという話もさせてもらいましたけれども、なかなか令和3年度スタートからそういう状況になっていないということは、町の姿勢というものはもう少し厳しい姿勢でないとならないのかと私は感想的に思ったところです。いずれにいたしましても、今年度中、3年度から12年度の計画を作るということでございますので、これは十分議会、それから町民説明責任、そしての行財政改革の有識者懇話会があるわけでございます。これにはそれぞれの町民の方々の真剣なるご意見などが交わされているものと私は思いますけれども、やはり町民の目線の中でも、しっかりとした行財政改革計画の中で取り組んでいただいて、そういった策定作りがまず大事でなかろうかと。そしてまた担当する職員の力量、10年、20年後の町の人口、それから高齢化率、それから財政状況、収入は依存財源が減っていくという中で、今の大きなこのパイを10年後、20年後どうなんだとなった時に、これはもう自然と担当職員であれば分かるはずであります。そういったせたな町のワンチームとして総力を挙げて、10年後にはこういった形にするんだという見通しに立った行財政改革というものをしっかりと策定して欲しいということで、まずお願いをしたいと思ってます。その点について町長の考えを再度聞きたいと思います。それから2点目のウィズコロナ禍に関する商工業者、宿泊業者については、先日のコロナ特別委員会でも議論をされましたので、それは私は理解するものであります。しかしこれから国のほうも延長しましたけれども、まだまだ変異株の関係で北海道のほうも発症してるという状況であります。新たなそういう環境下に置かれた時に対してなかなか収束の見通しがつかない。そうなりますとまた1年かかった中で、そういうことが続くとした場合に自粛の影響が、また飲食店などの関係者にそういう不安、経営的な、せっかく令和2年度においてのコロナ対策でいろいろな支援を受けながら設備投資したものが無駄にならないように、やはりしっかりとした継続したバックアップ体制というものが必要でないかと思います。年間通じた中で収束の見通しが無い中で、町の基本的なバックアップ体制について再度どのように考えているのかお伺いしたいと思います。それからまちなかバスについては、試験運行した結果が2月の時には増えたということで、これはダイヤの改正をしたり、それは町民の意見を聞いたりしながら12月、1月よりも2月は増えたということで、それはおのずとそういう制度設計をする場合には、そういう地域住民の目線に立ったバスの運行というものが基本じゃないかと私は思うわけです。そういう中で再度、まちなかバスの運行の実施に際しては、基本的な姿勢というものを大事にしながら町民が喜んで活用していただけるような足の確保ということが大前提でございますので、私はその辺をきちんと担当課が制度設計する時には、そういう目線から一つお願いをしたいもんだなということであります。そしてもう一つは、デマンドバス化を、太櫓方面それから瀬棚方面、それから今年度大成方面からということもあるようでございますけども、令和4年度までですか公共交通網の計画というのは、ですからこれも市街地に住む高齢者の方、交通弱者と言われる高齢者の方々が多く在住してるわけでありますので、そういう点から見ますと1番最後のそういう対応したではなくて、1年でも早くそういうことの視点で解消を図っていただきたいと。できればデマンド化を取り入れた路線の確保ということについて協議をしてもらいたいと思います。その辺について、今年度中にまた協議会で話をされると思いますけれども、またそういう面についての考え方についてお伺いしたいと思います。それから4点目のせたな雅荘の再開であります。なかなか再開の見通しがないということで、去年の12月の議会でいろいろ質問させてもらいましたけれども、恵福会と一生懸命しっかりと協議するんだということでありますけれども、この2カ月3カ月間の間でどのような話をしてきたのか、その進展の1番課題となっているものは何なのかということについて、その辺もう少しお聞かせいただきたいと思います。そしてもう一つは、もし再開できないとなれば、これはもう道の返還の補助金の問題が出てくるわけでございます。ですからその辺のためにも、これ長ければいつまでもということが無いっていうことでの前回、道のほうの返答であったというふうに私記憶してますけども、しかしそれもきちんとした町として目途をつけた中で、それに向かってきちんとあらゆる対策を取るんだということも町としての強い姿勢、それについて今年度の新年度における町の強い姿勢について、もう一歩踏み込んだことがないのかと、町長の試案が無いのかと、施策が無いのかということについてお伺いして2回目の質問とさせていただきます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは2回目の質問にお答えをさせていただきます。まず財政の関係で1点目でございますが、財政の再建につきましては、合併当時、副町長でありました道高議員と一緒に汗を流して財政の非常事態宣言をして5年で健全化したと、5年で宣言を解除したということが思い出されます。あの時は、起債残高が大変多くて予算を組むのに苦労したということに対して、今回はそれとは別で、交付税の削減による歳入の大幅な減少ということが問題となってきております。行財政改革の取組としましては、多岐にわたる事務事業での見直しにより、多くの業務が本庁に集約され業務組織のスリム化を進めてきております。令和3年度から総合支所の再編については総合支所から支所に移行し、住民サービスに支障が生じないように窓口ネットワークシステムの導入を図っておりますし、また公共施設の統廃合の見直しについても現在策定中の個別計画に基づき、施設の整理統合に向けて取組を加速させてまいります。財政収支バランスのとれた効率的な行財政の運営が求められていることから、引き続きせたな町行政改革推進本部を中心として取り組みを進めてまいります。当然、痛みを伴う改革となり得ることから、議会や町民の皆さんのご理解がなければ絶対できないものと考えております。職員のスキルアップも含めて、しっかり説明をさせていただきながら、また議会の協力もいただきながら財政改革に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。2点目のコロナ禍の関係でございますが、いまだ収束の見通しがつかないというような中で、さらに心配してるのは、変異株の流行ということでございます。したがいまして今、随分感染者数が減少してはきておりますが、このあとこのまま減少していくのか、またさらに流行が拡大傾向になっていくのかという見通しもまだ立っておりません。そうした状況を注視しながら国道の対策も見ながら、この地域の経済あるいは住民生活をしっかり守るという観点から遅れることなく、状況に応じて対策を打ってまいりたいというふうに考えております。3点目です。町なかバスの事業ですが、今回は新型コロナウイルス地方創生臨時交付金を活用しまして、町内交通事業者の支援のもと市街地における移動手段の実情を探りました。今後につきましては、試験運行の分析や地域の声、町内交通事業者の実情などをしっかり把握した上で、協議検討していきたいと考えております。デマンド化のお話も出ました。デマンド化に向けた取り組みについては、財政問題との取り組みの最中でありますが、これはしっかり優先順位を決めながら対応していかなければならないものというふうに考えているところでございます。4点目の雅荘の関係、どこまで進んでいるかということでございますが、今のところ、ここまで進んだということを申し上げる段階ではございませんが、町としても、もちろん振興局などとの助言をいただきながら雅荘を再開させるという強い思いで、今進めているところでございます。もう少しで両者交渉に着けるという段階まで来ております。私の秘策がないのかというご質問でございますが、これはなかなか相手のあることで、これでこの秘策でこの難局を乗り切るというようなものはございません。ただ町民のまだまだ雅荘を再開していただきたい、あるいは特老に入りたい人がまだまだいるという状況からして、これは何とか実現すべく恵福会と一緒になって汗を流してまいりたいというふうに考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の再々質問 6番 道高勉
3回目の質問です。1問目、2問目それから3番目わかりました。これから令和3年度がスタートするわけでございますので、逐次、私もそれに向けた取り組みについて勉強しながら対応させていただければと思ってます。雅荘の関係、これ今、町長も秘策がないわけではないと。しかし今まだそう言える状況ではないとそれはわかります。私はやはり常に前に向かってネバーギブアップということを前に申し上げましたけれども、この雅荘は、私が12月以降、何人かの高齢者の方のご意見を聞きましたけども、息子さんのいる、都会に出てサービスの良いところに入りたい。そういう方は確かにいるかわかりませんけども、ほとんどの方が地元に残って施設でお世話になりたいんだというのが私の聞いた高齢者の方の願いでございました。ですから根本は我が町の町民を我が町できちんとサービスを提供するんだということが原則だと私は思いますので、そういう意味で一つお願いしたいです。高橋町政16年になります。今回、執行方針の冒頭に4年間最後の年になりましたということでありました。私は高橋町政、そして町長としての我が町に対する矜持というものをお伺いしたいと、それで終わりたいと思います。以上です。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
3回目の質問にお答えをさせていただきます。4点目の質問について質問があったと思います。1点目、2点目、3点目それぞれ厳しい中でこれから取り組んでいかなければならないと思っております。4点目につきましても、そうした町民ニーズというのはありますので、これは再開に向けて最後まで諦めずに頑張っていきたいと答弁するだけでも汗をかいていますから、それ以上に汗をかいて頑張っていきたいと思っているところでございます。それでこの次の4期の話で、4期16年、この秋に経過するということになります。これまでこの財政問題当初から旧町から引き継いだ財政質問ではじめ、いろいろな中で、これは副町長であった当時、道高議員とも共に汗をかきながらここまでやってまいりました。これは町民の皆さんにも議会の皆さんにも大変なご協力をいただいて、ここまで来ることができたということについては、心から感謝を申し上げたいというふうに思っているところでございます。これからまだありますので、残された部分については、しっかり舵取りをさせていただくということになるというふうに思いますので、誠実にその職務にあたっていきたいと考えているところでございます。よろしいでしょうか。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それについては先ほど答弁差し上げましたように、まだ申し上げる状況ということではございませんということで、よろしくお願いしたいと思います。